SID 15th Anniversary Special マオ Self Liner Notes『歌詞を巡る旅』  vol. 12

Interview

To Be Continued〜歌ではなく、言葉として伝えたからこそ響くものがある〜

To Be Continued〜歌ではなく、言葉として伝えたからこそ響くものがある〜

ロックバンド、シドの結成15周年を記念してスタートしたヴォーカル・マオの特集企画「歌詞を巡る旅」。すべての作詞を手掛けるマオ自身が様々なエピソードを交えて歌詞を解説するという、まさに“歌詞の真相を紐解く旅”を始めて約1年が経過した。その旅が終わるいま、マオは何を想い、何を感じたのか。「歌詞」「言葉」に対する意識の変化など、セルフライナーノーツ企画を振り返ってもらった。

構成・文 / 東條祥恵 撮影 / 今元秀明

一般層に向けて発信しているような企画に見えて、実は超マニアック(笑)。

シドのオリジナルアルバム9枚とミニアルバム『いちばん好きな場所』の合計10枚、全105曲の歌詞について語ってきた特集企画「歌詞を巡る旅」も、いよいよ今回が最終回になります。もうこれで終わりなんですよね……。

これまでシドの楽曲で、歌詞を適当に書いたものは1曲もないんです。だからこの特集は、その歌詞を書いたときの気持ちであったり、それに対していま思うことを自分がただひたすら語るだけだったので、とにかく楽しかったですね。こういう企画はやったことがなかったんですけど、ファンのみんなが喜んでくれたのがうれしかったです。毎回「待ってました」という声がこんなに聞ける特集記事は久しぶりでした。

内容的にはアルバム収録曲の歌詞解説だから、一般層に向けて発信しているような企画に見えて、実は超マニアック(笑)。知らない人にはなかなか伝わらないこともいっぱいあったと思うんです。ファンクラブみたいな企画をずっとやってきた訳だから。でもそこが、俺的にはすごくいいなと思いましたね。「その歌詞、知らないんだけど」という人は歌詞をチェックするところから始めなければ、記事に書いてあることは分からない。でも、歌詞を知れば、すごく入りこんで楽しめる。そういう意味でこの特集は、シドを応援してきてくれた子たちへのものですよね。この企画をきっかけに、歌詞からシドに興味を持ってくれた人がいるとしたら、大々的に公の場でやった部分が届いてくれたということにもなるので、すごくうれしいですよね。

またいずれ、違う形で語る機会があればいいですよね。

さらに、この企画をやったことで、今後「言葉に絡んだこと」をやれたらなという意識がすごく強くなりました。こうして歌詞だけを説明していくことって、音やメロディがないところでやってきたことじゃないですか? だけど、こういう方法も歌詞を活かしてあげる一つの側面なのかなとすごく感じたので。例えばですけど、歌詞が書いてある何かがあって、それを俺の声で朗読したものが聴けるとか。歌ではなく、言葉として伝えたからこそ響くものってあると思うので、そういうものにもいつかチャレンジしてみたいなと思いました。

約1年に渡った「歌詞を巡る」という旅はこれで終わりです。シドのファンの皆さんは気付いていると思うけど、ここで語っていないオリジナルアルバム収録曲以外の作品もまだまだたくさんあるんです。シングルのカップリングであったり、ライブの定番曲だったり。それらについて語れていないのがちょっと心残りだなと思う部分もあって。そういう曲についても、またいずれ、違う形で語る機会があればいいですよね。せっかくここまでやってきたんだし、どうせなら全部語りたいじゃないですか! と言ってる間に、また新曲やアルバムが出たりしてね(笑)。


ライブ情報

シド
SID collaboration TOUR 2019

6月17日(月) Zepp Tokyo
<Guest Artist> みやかわくん
6月20日(木) Zepp Nagoya
<Guest Artist> GRANRODEO
6月21日(金) Zepp Osaka Bayside
<Guest Artist>シド
6月27日(木) Zepp DiverCity TOKYO
<Guest Artist> BiSH

マオfrom SID
Acoustic Tour 2019「箸休めNight」

7月17日(水) 恵比寿The Garden Hall
~女性Vocalist Cover~
7月19日(金) 仙台Rensa
7月23日(火) 久留米シティプラザ久留米座
7月25日(木) 大阪BIG CAT
7月26日(金) 名古屋ダイアモンドホール
7月30日(火) マイナビBLITZ AKASAKA
~男性Vocalist Cover~

マオ from SID

マオ/福岡県出身。10月23日生まれ。2003年に結成されたロックバンド、シドのヴォーカリスト。
2008年10月「モノクロのキス」でメジャーデビュー。以降、「嘘」「S」「ANNIVERSARY」「螺旋のユメ」など、数多くの映画・アニメテーマ曲でヒットを放つ。2018年、バンド結成15周年を迎え、4月にはセレクションベストアルバム『SID Anime Best 2008-2017』をリリース。直後の5月から6月28日まで”SID 15th Anniversary LIVE HOUSE TOUR 2018”と銘打った全国6都市14公演ツアーを開催。9月からはLIVE HOUSE TOUR”いちばん好きな場所”を全国31公演で展開。2019年、アジアツアーを経て、3月10日の横浜アリーナで15周年のグランドファイナルライブを無事に成功させた。そして6月から“SID collaboration TOUR 2019”、7月からは約2年ぶりとなるソロライブ・ツアー“箸休めNight”を開催する。

オフィシャルサイト
http://www.maofromsid.com
http://sid-web.info

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