Interview

宮崎 湧、赤澤 燈が自身にとって“特別”という夏組を語る。夏組単独公演 MANKAI STAGE『A3!』~SUMMER 2019~

宮崎 湧、赤澤 燈が自身にとって“特別”という夏組を語る。夏組単独公演 MANKAI STAGE『A3!』~SUMMER 2019~

ダウンロード数600万を突破したイケメン役者育成ゲーム『A3!(エースリー)』を舞台化したMANKAI STAGE『A3!』(通称“エーステ”)。
四季の名を冠した4組が所属する劇団・MANKAIカンパニーを舞台に、役者たちが悩み、時にぶつかり合いながらお互いへの理解を深めると同時に芝居の楽しさを見出し、成長していくストーリーが人気を博している。
今春に上演された春組単独公演の東京千穐楽にて、シリーズ4作品目となる夏組単独公演・MANKAI STAGE『A3!』~SUMMER 2019~のビジュアル含む全情報が解禁! 夏組にスポットを当てた、第二回公演『にぼしを巡る冒険』、第三回公演『抜錨!スカイ海賊団』の2ストーリーが展開される。
ビジュアル撮影の現場にて、三好一成 役の赤澤 燈と、瑠璃川 幸 役の宮崎 湧、それぞれにインタビューを実施。ふたりが作品やメンバーに対するアツい想い、単独公演への意気込みを語ってくれた。

取材・文 / 片桐ユウ 撮影 / 冨田望


“青春”ということともまた違う……本当に特別な居場所

春組の単独公演に続き、夏組単独公演が決定しました。

赤澤 燈 いやもう、最高ですね!

“待っていた”“やりたかった”というお気持ちは?

赤澤 初演(SPRING & SUMMER 2018公演)が終わったときには「次回公演も春組と夏組は一緒にやる感じなのかな?」とぼんやり思っていたんです。でも春組単独公演が決まったことで、「ってことは、夏組も……?」と思うようになって。実際、こうして実現できることになって、夏組メンバーのモチベーションは今からすごく高いです!

初演以降も、夏組メンバーで会われたりはされていたのですか?

赤澤 はい。AUTUMN & WINTER 2019公演に出ていたメンバーもいたので、観劇に行ったり、皇 天馬 役の陳ちゃん(陳内 将)とはよくご飯にも行っていました。みんな口を揃えて「夏組単独、マジで頑張ろうね!」って言っていたんですよ。ほかの組の公演を観て刺激を受けていて、それが「早く夏組でやりたい!」っていう気持ちに繋がっているんだと思いますね。

みなさんの『A3!』に対する思い入れの強さを感じます。

赤澤 そうなんです! もちろんほかの舞台や役も大切にしているのですが、結構、特別に特別というか、特別の中でも特別? 不思議な感覚です(笑)。僕もミュージカル『テニスの王子様』で何年も同じメンバーで同じ役を務めたりしていましたけど、それとはまた別で、“青春”ということともまた違う……本当に特別な居場所になっています。

時間を重ねることによってどんどん夏組になっていった

それは、作品の持つ力がそうさせたのでしょうか?

赤澤 それもあると思います。キャラクターひとりひとりの魅力もありますし、そんなキャラクターが入ってきたうえでのキャスト同士の関係値が、すごく温かいものになっているんだと思うんです。みんな本当に優しくて、熱い。夏組は特に、キャラクター同士の関係性がプライベートにも反映されています(笑)。それも相まって愛しいものになっているんじゃないかと思います。

夏組メンバーは最初から仲良しだったのですか?

赤澤 グッと深まったのは、本番に入ってからかもしれないです。稽古の間でそれぞれの立ち位置が決まっていったところはありましたけど、公演期間中の楽屋で、夏組5人で過ごした時間が大きかった気がします。ただ楽屋にいるだけなのに、疲れちゃうくらい盛り上がっていましたから(笑)。しかも、その空気のまま、夏組メインとなる第二幕のお芝居に入っていけたことが、良い作用になっていたと思います。その時間を重ねることによってどんどん夏組になっていった感じがありました。

お客様とのセッションも含めて魅力的な空間

振り返ってみて、初演はどのような心境で臨まれていたのでしょうか。

赤澤 『A3!』の舞台化一発目だったので、幕が開くまで僕は不安がありました。すごく人気のコンテンツで、それぞれのキャラクターを好きな方がたくさんいらっしゃって……。原作のゲームで斑鳩三角を演じている廣瀬大介とは仲が良いので、たくさん話を聞いていましたし、同じくゲームで三好一成 役を務めている廉(小澤 廉)のことも知っていたので、いろいろと頭の中がグルグルしていたところがあって(苦笑)。でも、僕は夏組の中では年齢的に上から2番目だったので、不安を出す間もなかったというか(笑)。とにかく明るくいようと思っていた日々でした。

幕が開いて、多くの監督(=観客)に受け入れられたときには安堵されたのでは?

赤澤 すごくホッとしました! やっぱり監督であるお客様ひとりひとりが、この舞台をつくっているんだなと。舞台上から監督に向けて語りかける場面は、稽古場では演出家さんをはじめとするスタッフさんしか正面にいない状態なんですよね。でも幕が開いてからは監督ひとりひとりの顔をちゃんと見ることができましたし、本当に監督がいて完成した舞台だったなと思います。

お客様の反応は、舞台上にもしっかり届いていた。

赤澤 すごく伝わってきますね。優しい表情だったり、頷きながら観てくださる方もいて、「監督ってこういう感じなんだろうな、ありがたいなあ~」と思っていました。これも不思議な感覚でした。お芝居は当然、お客様に向けてやっているものですけど、お芝居の中にお客様とのやり取りが組み込まれていることってあまりないですし、お客様とのセッションも含めて魅力的な空間だなと思います。

ひとりひとりが作品を経て成長していっている

夏組単独公演では、その空間を夏組メンバーが中心となって受け止めていくことになります。演目の第二回公演『にぼしを巡る冒険』は、赤澤さん演じる三好一成が準主演、そして主演は宮崎 湧さんが演じる瑠璃川 幸が務めます。

赤澤 今日のスタジオにも湧と一緒に来ました! 実は、ちょっと恥ずかしい気持ちがあったんですよ。あらためて考えてみると、湧とふたりっきりになる時間って前回公演のときにはあまりなかったので。僕も本当は人見知りで、ふたりっきりが特に苦手なので、ここへ来るまでの移動も内心ドキドキしていたんです(笑)。でも、湧がすごく楽しそうにしていて。前回は彼もいっぱいいっぱいなところがあったと思うんですよね。まわりはみんな先輩だし、すごくまっすぐで礼儀正しい人だから。でも今日、めちゃめちゃ楽しそうに夏組公演への想いを話してくれて……感動しました。ひとりひとりが“エーステ”という作品を経て成長していっているというか……そこも“まんま”な感じがします。

主演・準主演のコンビとして、良い変化が起こっているんですね。

赤澤 そうなんです。これは楽しいものになるんじゃないかと思いますね。それこそ湧とふたりでお芝居するシーンもあると思うので、特に楽しみです。ふたりだけの場面はこれまであまりなかったと思うのですが、それは幸と一成もそうなんじゃないかなと思うんで。僕の想像ですけど、夏組が集まって旗揚げ公演を終えてから第二回公演に至るまで、実はそんなに絡みはなかったのかもしれないなと。そんなふたりが、ここで主演と準主演を務めることで関係を深めていくお話でもあると思うので、僕らも一緒に築いていくものがあればいいなと思います。個人的には“宮崎 湧”を引き出したい! すごく魅力的な人間なんです。でもまっすぐだからこそグッと固まってしまうところがあるので、それをほぐして“湧らしさ”を引き出していけたら、と思います。

楽しみにしています! ここからは公演演目にちなんだ質問を。第二回公演『にぼしを巡る冒険』に関連付けまして、赤澤さんは“猫派”か“犬派”かをお聞きしたいです。

赤澤 出たー! 究極の質問! いや、このタイミングで言っちゃいけないと思うんですけど……完全に“犬派”なんですよ(笑)。ミニチュア・シュナウザーっていうおじいちゃんみたいな犬を飼っているので、犬の全部が魅力……あ、いやでも、猫も好きですよ! 動物全般が好きなんです。

では、第三回公演『抜錨!スカイ海賊団』にちなみまして、夏組メンバーで船のポジションを振り分けるとしたら?

赤澤 まず、(野口)準が操縦士。一番しっかりしているから、舵を任せられる! 湧はご飯係ですね。コックさんが似合う。(本田)礼生は楽しいことを考えてくれそうだから、レクリエーション担当で(笑)。僕は進路を考える人がいいので、航海士ですかね? 陳ちゃんは迷うなあ……あんまりポジションに付かせたくないんですよね。寂しがり屋だから、各セクションに「ねーねー」って構われに行くのが目に見えている(笑)。だから、“みんなが仕事をしているのを見守る係”でお願いします(笑)。

各お人柄が伝わるご回答、ありがとうございました(笑)。最後に、お客様にメッセージをお願いします!

赤澤 AUTUMN & WINTER 2019、SPRING 2019でも刺激を受けて、気合い十分の5人で夏組単独公演に向かっていきます。夏組に関係のある周りの人物も出てきますし、より夏組が掘り下げられる公演になるのではないかと思います。ぜひぜひ楽しみにしていてください!

1 2 >