future×feature  vol. 25

Interview

メンノンからの新たな刺客・中川大輔がドラマ『俺のスカート、どこ行った?』で俳優デビュー。並みいる“猛者”たちとの共演で感じたこととは?

メンノンからの新たな刺客・中川大輔がドラマ『俺のスカート、どこ行った?』で俳優デビュー。並みいる“猛者”たちとの共演で感じたこととは?

ゲイで女装家の高校教師・原田のぶお(古田新太)が学校に新風を吹き込んでいく学園ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)が、大詰めを迎えつつある。ストーリーも気になるところだが、教師・生徒役のキャスト陣の豪華さも話題を呼んだ本作で、俳優デビューを果たしたのが、『メンズノンノ』で専属モデルを務める中川大輔だ。気弱な化学教師・須長伝次役として、濃い面々が集う職員室の中で、奮闘中。念願だったという役者業をスタートさせての率直な気持ちや今後の展望、彼自身のパーソナルな部分など、微に入り細に入り迫ってみた。

取材・文 / 平田真人 撮影 / 増永彩子


須長先生の履歴書をつくるために100項目くらい考えたことで、キャラクターをより深く理解できた。

中川大輔 エンタメステーションインタビュー

『俺のスカート、どこ行った?』で中川さんは化学の須長伝次先生を演じていますが、古田新太さん演じる原田のぶお先生を筆頭に、職員室は猛者だらけですね(笑)。

まさしく、そういう状況です。でも、初めて経験するドラマが“猛者”な方々に囲まれた現場だったのは、すごくいいことだなとも思っていて。カットが掛かってからも、古田さんや荒川良々さん、大倉孝二さん、シソンヌのじろうさんたちは1分以上アドリブでお芝居を続けていらっしゃるんです。しかも、本編ではほとんど使われていないっていう…。そんなふうに、みなさんの掛け合いがすごく面白いので、笑わないようにするのが、今は精一杯です。

そういう時、ベテランの小市慢太郎さんはどうなさっているんですか?

小市さんはニコニコして、お茶を飲みながら古田さんたちの掛け合いを見ていらっしゃいます(笑)。僕はさらに、遠巻きにみなさんを見ていることが多いんですけど、役者さんそれぞれにカラーが違っているのが面白いなと感じます。じろうさんが高い声でがなり立てれば、(荒川)良々さんは落ち着いたテンションで絡んでいくという…温度差が違うのに絡み合ってお芝居をつくっているんですけど、基本的にはどなたも「笑わせよう」というスタンスでは演じていないんですよね。真剣に怒っているし、真剣に驚いていて…でも、だからこそ面白い。そういう部分ひとつをとってみても、勉強になります。

もはや演じる、という意識を超えているのかもしれないですよね。

そうだと思います。それでいて遊び心があって。しかも、みなさん大人でいらっしゃいますし、長いお付き合いだそうなので、最年少の僕は輪の外側で会話を聞いて笑っていることが多いですね。でも、(寺尾校長役の)いとうせいこうさんが「フリースタイルダンジョン」(テレビ朝日系)の審査員を務めていらっしゃるので、「フリースタイルダンジョン」好きとして、いろいろお話をしてみたいなと思っています(笑)。

会話が弾むことを祈ります(笑)。そんな濃厚な現場で、1人の役者としてどんなことを心がけていらっしゃいますか?

(美術教師・岡田三四郎役の)田野倉雄太さんと、毎回、後ろの方で細かいことをしています。須長と岡田先生は仲がいいという設定なので、その雰囲気が出せればいいな、視聴者の方々の目に少しでも留まればいいなと思いながら、いろいろとやっていますので、探してみてください(笑)。

中川大輔 エンタメステーションインタビュー

役者さんによっては役を掘り下げるために、台本のみならずバックグラウンドを明らかにしていくと聞きます。何か、そういったアプローチをしていたりも…?

一応、須長先生の家族構成や出身大学、朝起きてから最初に何をするか、みたいな履歴書を自分なりにつくって、各項目を埋めていく…ということはやってみました。それを演技で表現できているかは何とも言えないんですけど、須長という人物にリアリティーが出たような気が、自分ではしています。100個くらい項目をつくったんですけど、そのうちの2つくらいは親近感が持てるというか、キャラクター像を理解するのに役立ったかなって。特に、「朝起きて最初にすること」というところで「テレビを点ける」という行動にしたんですけど、須長先生の生活スタイルが見えてきたように感じられたので、役のプロフィールを考えることって大事かもしれないなと思いました。

須長先生に親近感を覚えたのは、中川さん自身も朝起きたらまずテレビを点けるから、ですか?

いえ、僕は点けないです(笑)。監督さんから「須長先生は、基本的に普通の人だから」と言われたので、朝起きたらテレビを点けて、『ZIP!』(日本テレビ系)を見ながら前日に買っておいた朝ご飯を食べて、軽自動車で出勤してくるんじゃないか…というイメージを膨らませていきました。

なるほど。ちなみに、中川さんが朝起きて最初にすることは?

僕はまず…インスタグラムを見ます(笑)。それが一番、目が覚めるんですよ。タイムラインをバーッと見て、「よし、起きるか」って。アラームをスマホで鳴らしているので、それを止めるついでにインスタを起動して、知り合いの情報を見ながら「みんな、がんばってるな〜」とか思いつつ、起きます(笑)。

『メンズノンノ』のモデルの人たちの動向は気になりますか?

そうですね。どんな仕事をしているのか、やっぱり気にはなります。

中川大輔 エンタメステーションインタビュー

モデルのお仕事をされてから約2年半が経ちますが、始めたころからお芝居に興味があったのでしょうか?

大学に入学した当時からお芝居に対する興味があって、いろいろとオーディションを受けた中で合格したのが、『メンズノンノ』のオーディションだったんです。そこから1年間は雑誌と専属契約して、その後、所属事務所を紹介してもらえるというシステムなんですが、僕はもうちょっと『メンズノンノ』での経験を積んでから、事務所に入っても遅くないんじゃないかなと思って、もう1年間専属で活動させていただきました。その1年で、『メンズノンノ』の中でもある程度、立ち位置を築けたんじゃないかなと感じられたのと、大学4年生になって学業もだいぶ落ち着いたので、編集部の方に「所属事務所を探したいんですけど」と相談して、今の事務所を紹介していただき、現在に至ります。

そうだったんですね。しかし、今や『メンズノンノ』モデルと言えば、役者への登竜門になっていますよね。

ただ、誰もが役者になるというわけじゃなくて、編集部サイドとしては、お芝居をやってみたいという意志があるモデルの後押しをしてくれるという感じなんです。中には学業に専念するためにモデルを辞めたり、大学卒業のタイミングで就職していく人もいて。最近は、芸能事務所に所属する人の方が多いみたいですけど、基本的には個々の意志を尊重してくださっています。

そういった中でも、お芝居でも活躍している周りのモデルさんの存在は、刺激になっているのではと想像しますが…?

身近な人たちが映画に出るようになったり、ドラマで大きな役をもらっていたりするのを見ていると、「自分もがんばろう」と思いますし、「自分にもチャンスが来るかもしれない」っていう励みになります。

実際、中川さんも「俺スカ」というゴールデンタイムのドラマにレギュラー出演しているわけですし。演技は“ほぼ”初めてということですが、この“ほぼ”というニュアンスについては?

『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)というドラマに坂口健太郎さんと清原 翔さんが出ていらっしゃったんですけど、そのモデル仲間として、『メンズノンノ』専属の僕たちが呼ばれたということがあって。セリフもなかったですし、そういう意味での“ほぼ”初めてのお芝居なんです(笑)。

聞くまでもないですけど、「俺スカ」にレギュラー出演が決まった時は…。

うれしかったです。レギュラーが決まる前に、古田新太さんが女装の先生役で主演するというお話を聞いていて、「面白そうだなぁ」と思っていたら、まさかのレギュラーが決まったので、ビックリしたっていう気持ちの方が大きかったですけど(笑)。しかも、キャストのみなさんの名前を見て、「えぇっ!?」って、さらに驚いて。でも、最初からこんなに大きなチャンスをいただいたからには、多くのことを吸収しようって切り替えて、今は現場に臨んでいます。

演技に興味を持ったきっかけは『半沢直樹』。続編決定はファンとして嬉しいですし、役者として出演したい。

中川大輔 エンタメステーションインタビュー

中川さんの年齢や容姿からすると、生徒側でキャスティングされる可能性もあったわけですが、その辺りで思うところはありますか?

そうですね…同年代でワチャワチャと楽しそうにしているのを見ると、生徒役もいいなぁと正直思います(笑)。お昼の休憩の時、本当の学生みたいにグループになって食堂へ行っていたりするんですけど、ちょっと羨ましかったりします。

ちなみに、須長先生にスポットライトが当たる回というのは…?

学園祭の話(6月8日放送の第8話)で、田野倉さんが演じている岡田先生と2人でクローズアップされるシーンが少しだけあったんですけど、最終回までの残り少ない間にフィーチャーされたらいいなと願っています(笑)。

今後、演じてみたい役どころや出演してみたい作品は多々あると思います。また、目標とする役者さんもいると思いますが、そこについてもお話を聞かせていただければ。

「演技って楽しそうだな」と思ったきっかけが、高校1年生の時に見た『半沢直樹』(TBS系)だったんです。今度、続編があるということで、いちファンとしてすごくテンションが上がっているんですけど…(笑)、堺 雅人さんや香川照之さんがお芝居でぶつかり合うのを見て憧れたので、いつか自分もあんな熱い演技をしてみたいな、という気持ちがあります。年齢の近い役者さんでは、竹内涼真さんの明るくて元気を与えてくださる雰囲気が好きなので、自分も見ている人たちに元気を出してもらえるような存在になれたら、と思っていて。僕はどっちかというと文化系で竹内さんとは正反対なんですけど、だからこその憧れもあるんです。

何でも、中川さんは絵が得意だそうですね。

元々、美術大学の受験のためにデッサンの勉強をしていて、大学に入ってからも半年ぐらい絵を描いていた期間があったんです。そういう写実的な絵も描くんですけど、最近はイラストの方が多いですね。マンガも描いていて、それを『メンズノンノ』のウェブに載せてもらっているので(『実践!中川奮闘記』)、よかったら読んでください(笑)。

読みます、読みます! 好きなマンガの一つに『よつばと!』を挙げているのが、個人的にはうれしいです(笑)。

あ、お好きなんですね。この前、『よつばと!』の原画展にも行ってきましたけど、面白かったです。雑誌に掲載された時の原稿と、単行本化する時の原稿が並んで展示されていて、ほとんど描き直していらっしゃるんですよ。あずまきよひこ先生の並々ならないこだわりと職人魂を、そこに見た気がしました。

どうりで新刊が出ないはずですね…。あと、好きなマンガを挙げるとすると?

最近は『少年ジャンプ』に連載されている『鬼滅の刃』というマンガが好きです。いわゆる、ジャンプ王道のマンガで、努力・友情・勝利がテーマに組み込まれているんですけど、作品じたいは結構ダークファンタジーなんですよ。家族が鬼に殺されて、妹も鬼になっちゃったりもして。でも、主人公はジャンプっぽさ全開で、そのミックスされた感じが何ともいいんです。

最近はアニメ化、実写化されるコミックが後を絶えないですけど、もし「実写化されるなら、このマンガの主人公を演じたい」という作品はありますか?

何がまだ実写化されずに残っていますかね…。あ、『スラムダンク』がまだでした! バスケットボールをやっていたので、万が一実写化するようなら、どこかで使ってもらえたら(笑)。リアルなところで実写化されるんじゃないかなと思っているのが、『少年ジャンプ+(プラス)』の『青のフラッグ』という作品で、最終的に“四角関係”になるのかな…? まず主人公の男子がいて、彼のことを好きな男の子がいて、主人公が好きな女の子がいて、さらにその女子のことを好きな女の子もいるっていう…LGBTのことも描いていて、すごく現代っぽい純愛作品なんです。実写化したら面白くなりそうですし、主人公のことを好きなトーマ(三田桃真)っていう男の子が身長が高い野球部の生徒なので、自分に合っているかな…と思っていたりもします。

設定を聞いていて面白そうだなと思ったので、今度読んでみます! 話をちょっと戻しますと、『半沢直樹』の続編に出演できる可能性だってあるわけじゃないですか。

そうですね、可能性がないわけじゃないですよね…。チャンスがあったら、オーディションを受けてみたいです。どんな役でもいいので…(笑)。

中川大輔 エンタメステーションインタビュー

キャスト一覧に「中川大輔」があるように祈っています。近々で言うと、夏に『MEN ON THEATER 2019〜好き勝手やっちゃいます〜』への出演も決まったそうで。

はい。でも、まだ即興でお芝居するということ以外、詳しくは聞いていなくて(笑)。ただ、今回は3年ぶりに福士蒼汰さんが参加なさるということですし、事務所の先輩方とここまでガッツリお芝居で相まみえる機会もなかなかないと思うので、楽しみつつ食いついていって、成長の糧にしたいです。

先輩と言っても、歳はそんなに変わらないことを考えると、彼らの存在も刺激になるのかなと。

「MEN ON THEATER 2019」には出ないんですけど、今『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(テレビ朝日系)でリュウソウレッドを演じている一ノ瀬 颯くんは同学年なので、自分の中ではすごく刺激になっています。同世代としても仲間としても、ともにがんばっていきたいですね。

余談ですけど、『メンズノンノ』で俳優と兼業しているモデルのみなさんとは、お芝居のことを語り合ったりするんでしょうか?

それが…ほとんど、そういう話をすることがなくて。ご飯を食べに行っても、他愛もない話をすることの方が多いんです(笑)。それぞれライバルではあるんですけど、友達みたいな関係性でもあるので、演技論をぶつけ合うよりも、高校生みたいな会話で盛り上がっています。そういう気をつかわない関係が心地よかったりもするので、敢えて話さないところもあるんですかね…。でも、“メンノン”の仲間とは本当に仲が良いですし、話も合うし、いい仲間です。

今日の中川さんは私服でコーディネイトしてもらいましたが、こういうスタイルがお好きなんですね?

最近、きれいめのカジュアルが自分の中では来ていて。と言いますか、2年半の間に自分に似合う服を自然と選ぶようになりました。前はビッグシルエットのスタイルも好きだったんですけど、あと半年もすると22歳になるし、ちょっとずつ大人っぽい格好にシフトしていこうかな、なんて(笑)。

それこそ、今は学業と両立させているわけですけど、来春に卒業したら俳優兼モデルとしてお仕事に専念するであろうことを見越して…今後の抱負を語ってもらえればと思います。

これから少しでも多くのことを学びたいと思っています。そして、学んだことを自分なりに消化して、表現していきたいと思っていますので、これからも応援していただけるとうれしいです。

応援しています。ありがとうございました!


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ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』

オフィシャルサイト
https://www.ntv.co.jp/oresuka/

中川大輔

1998年、東京都生まれ。「第31回 集英社 メンズノンノモデル オーディション」グランプリを受賞し、2016年から同誌の専属モデルを務める。ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(19/NTV)で連続ドラマ初レギュラー。2019年8月9日〜12日「MEN ON THEATER 2019」に出演。

オフィシャルサイト
https://www.ken-on.co.jp/artists/nakagawa/

オフィシャルInstagram
@nakagawadaisuke_official

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