Interview

小林 涼&小坂涼太郎が、新たな刀剣男士として登場。舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ いざ開幕!

小林 涼&小坂涼太郎が、新たな刀剣男士として登場。舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ いざ開幕!

間もなく初日を迎える舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ。山姥切国広 役の荒牧慶彦のインタビューに続き、今回は太郎太刀 役の小林 涼と、次郎太刀 役の小坂涼太郎が登場! 「取材で舞台『刀剣乱舞』について語るのはこれが初めて」というふたりに、念願の舞台『刀剣乱舞』に臨む想い、稽古の裏側、そして思わず頬が緩む仲良しエピソードまでたっぷりと聞いた。

取材・文 / 横川良明 撮影 / 増田慶


僕の本丸にはいつまで経っても次郎太刀が出てきません(泣)

まずは出演が決まったときの気持ちを聞かせてください。

小林 涼 もうめちゃくちゃ嬉しかったです。どの刀剣男士だったら出られるだろうってゲームをプレイしたこともあるぐらい、ずっと出たいと思っていた作品だったので。その中でもやりたいと思っていたのが、太郎太刀と次郎太刀だったんです。だから、本当に自分が演じられるなんてっていう喜びとプレッシャーでいっぱいで。今までの役者人生で培ったものをここですべて出していきたいです。

小林 涼

小坂涼太郎 僕はもう純粋に、めためた嬉しかったです。

めためた(笑)。

小坂 めためたです(笑)。僕もずっと出たいと思っていた作品なので、正直まだ実感が湧いてないところがあって。みんなに認められる次郎太刀になれたらと思っていますけど、やっぱりプレッシャーというのもすごくあって。そこに負けずに、食らいついていこうっていう気持ちです。

小坂涼太郎

初めて衣裳をお召しになった感想をお願いします。

小林 感想としては、すごくずっしりっていう感じでした。太郎太刀は和装だし、結構着込んでいて、ウィッグも長めのポニーテールなんで、すごく重量感があるんですよ。

小坂 たしかに重かったですね。裾も長いし、動くことを考えると、とにかく大変だなと思いました。

小林 あとは何にせよ、大太刀はめちゃくちゃ長い!

小坂 長いですよね(頷く)。

小林 初めて見たっていうぐらい長くて。

小坂 ホント、長いです(頷く)。

小林 撮影のときに実際に手にしてビックリしました。

小坂 うん、長い。

小坂さん、長いしか言ってません(笑)。

小林小坂 あはは(笑)。

小坂 僕ら(太郎太刀と次郎太刀が奉納されている)熱田神宮に実物を見に行ったんですよね。そしたら、まあ長い。

小林 お互い見に行った日は別々なんですけど。稽古が始まる前に見ておきたいと思って行ってみたら……この控え室の鏡一面(約150cm)ぐらいあって。

小坂 いやいやいや、もっと長かったですよ。僕の手を広げても足りないくらい。(両手を広げて)これの1.75倍…1.8倍ぐらい?

刻みますね(笑)。

小林 「人に使えるはずのない実戦刀です」という太郎太刀の台詞があるんですけど、実物を見て、これは使える人はいないだろうと実感しました。

小坂 中に入ったらすぐ入り口のところにドーンって展示されているんですよね。ほら、ちょっとお金持ちの人の家にドーンって水槽があるじゃないですか? それよりもデカいんです。

例えがマニアックです(笑)。では、それ以外に役づくりで準備したことなどあれば教えてください。

小林 もちろん「刀剣乱舞-ONLINE-」(ゲーム)もやりました。これがやり始めると全然終わらないというか、延々にやってしまって。睡眠時間がどんどん削られるっていう(笑)。ただ、太郎太刀と次郎太刀はわりとドロップしやすいので、そこは良かったです。

小坂 (素っ頓狂な声で)嘘!? 次郎太刀、めっちゃ出てこないですよ!

小林 え? すぐ出てくるよ?

小坂 いや、まったく。

小林 出る出る。

小坂 何回もやったけど出てこないですよ。いつまで経っても「こんにちは! 綺麗な次郎で~す!」ってこない(泣)。

小林 僕、太郎太刀と次郎太刀はもう極(きわめ)だよ。

小坂 いいなあ!

個々でというより、みんなでつくっている感じがする

では、稽古に入っての感想もお願いします。

小林 末満健一さんの演出を受けるのは初めてなんですけど、すごく会話を大事にされる方で。会話が成立していなかったらすぐにその場で止めて、ダメ出しをいただける。役者としてはそうやって言ってもらえるのが嬉しいですし、集中してお芝居に取り組める環境です。

小坂 僕も嬉しかったです。末満健一さんとご一緒したいと思っていたので。すぐに須賀健太くんに報告しましたから(笑)。

末満さんから教わったことで特に印象的なものは何でしょう?

小坂 これは僕の解釈なんですけど、言われていることは、ごくごく当たり前のことなんですよね。ちゃんと会話をするとか、相手が言ったことをきちんと受けるとか。芝居の根本的な話なんですけど、だからこそ響くというか……。

小林 そうかもしれない。2.5次元舞台を多くやっていると、その役、キャラっぽくあることを求められる現場もあって。その感覚に慣れすぎていたところがどこかにあったんだなと、この現場に入って気づきました。ほかの出演者さんの稽古を見ていても、僕が普通にいいと思ったお芝居に対して「それは会話になっていない」とおっしゃられると、改めて「たしかにそうだな」って考えさせられる。だから、ほかの人へのダメ出しを聞いているだけでも勉強になりますし、稽古場で毎日何かしら学んでいます。

舞台『刀剣乱舞』と言えば、やはり殺陣も気になるところです。

小林 長さが圧倒的に違いすぎて、何か次元の違うものと戦っているような感じというか。

小坂 とにかく怪我はしないようにしたいですよね。カッコよく決まれば、本当にすごいものになると思います。

小林 でもやっぱり扱いは難しいね。

小坂 (頷いて)太郎太刀と次郎太刀って、衣裳からして“The 和”な雰囲気があって。そこがいいですよね、なんか異質というか。

小林 ちょっと浮き世離れした感じとか、すごく異質な存在かもね。

小坂 それがいい方向に目立てばいいなって思います。ただ今回は、これまでの作品とは違って、わりと会話が多いですよね。

小林 本当にね。

小坂 だから間とかテンポとかがものすごく大事で。個々が頑張る……もちろんそれぞれに頑張っているんですけど、感覚としては個々でというより、みんなでつくっている感じがすごくするんです。

小林 たしかに、団体芸というかチームワークだよね。

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