Interview

『ザ・ファブル』で福士蒼汰があらためて舌を巻いた、 岡田准一が緻密に練り上げたアクションの深みとは?

『ザ・ファブル』で福士蒼汰があらためて舌を巻いた、 岡田准一が緻密に練り上げたアクションの深みとは?

大乱戦のシーンでも岡田さんは一つひとつの動きを練っている。そこはもう「スゴい!」のひと言に尽きます。

福士蒼汰 エンタメステーションインタビュー

今回は世界的なアクション監督のアラン・フィグラルズがアクション・コーディネイトをされたとのことですが、大いに刺激を受けたのではないでしょうか?

まさに、このお話をいただいた時、岡田准一さんとアランさんが入るとのことだったので、それだけで「面白そう!」と思いました。自分の役以前に、岡田さんとアランさんのコラボが一体どんなふうになるんだろうなとワクワクしたんです。実際、アクションの練習をしていても、アランから教わることは何もかもが新鮮で。彼らは銃を使い慣れているので、「あ、そういうふうに銃を扱うんだ!」って、目から鱗が落ちるような感覚でした。自分たちも刀の扱いはそこそこわかっているぶん、銃は単に撃つだけだと思いがちでしたが、全然そんなことはなく、銃を2丁持っている時でも両脇に挟んで戦っていく、という方法があることなども知れて、興味深かったです。

銃を扱い慣れた人ならではの発想があるわけですね。

岡田さんが劇中で披露していますが、弾がなくなった拳銃のグリップを利用して殴ったりするのも、元々はアランがやっていたんです。それを華麗に見せるのがカッコイイなと思いました。

見せるためのアクションとしても成立している、と。

なので、とても難しいんです。剣の殺陣は極端な話、完璧にマスターしていなくても、刀を振っていればそれなりにサマになって見えてくるんところもあるんですが、ガンアクションは基本、シンプル。動作もそんなに大きくないので、それをいかにアクションとしてカッコよく見せるかというところで迷いました。なので、リアルに戦うという視点から見ると、けっこう無駄な動きをしているんです。よけるのも回って見せたり(笑)。実際は回る必要もないんですが、アクション映画として見せることを考えると、いろいろな動きを加える必要があって。マシンガンだと動きも大きくできるんですが、拳銃だと手元だけなので、より気をつかっていた気がします。

福士蒼汰 エンタメステーションインタビュー

それから“空中戦”もスタントを使わず、福士さん自身が挑まれたそうですね。

ワイヤーアクションもそうですし、ワイヤーなしでアキラと2人で飛び合うアクションも、急きょ自分たちでやることになって。というのも、岡田さんが「え、フードさ、飛べばいいんじゃない?」と、おっしゃったからなんです(笑)。それで自分も「わかりました、飛びます!」なんて、ついつい言ってしまって──。ただ、実際あのシーンの現場は高さがあったので、一歩間違えると本当に危なかったんです。でも、岡田さんに「飛んで」と言われたら、「無理です」なんて言えないですし(笑)、ワイヤー(アクション)は自分も好きなので、楽しみながら挑みました。あのシーンでは岡田さんのアイデアもかなり採りいれられていて、たぶん、「フードさ、飛んで」とおっしゃったのも福士ならできると信じてくださったからなのかな、と。アクション部のスタッフさんも元々一緒にアクション練習をしてきたので、自分の身体能力をわかっていらっしゃったところがあって。その範囲の中で、「フード、できるんじゃない?」っていう空気になっていったんです。で、急きょやりました(笑)。

「図書館戦争」シリーズでは共闘していた岡田さんと、今回は直接対決することになったわけですが、いかがでしたか?

うれしさと緊張、両方ありました。『図書館戦争』のころは自分も19歳くらいで、岡田さんとお話さえできない感じでしたが、最初にご一緒した時から6年くらい経って、自分の方からお話をさせていただく機会をつくれるようにもなったところもあります。でも、相変わらず尊敬できる部分がより広がっていくなぁという印象です。

どんなことをお話しました?

お芝居のことというより、「役者として人間として、どう生きていくべきなんだろうね」といったことが多かったです。僕よりも下の世代にどうつなげていくか──とか、そういう話を伺いました。

岡田さんは福士さんのことを大好きだと以前から公言されていますが(笑)、今回の現場ではどのような瞬間に愛情を感じました?

岡田さんからかわいがっていただいて、本当にありがたいことだなと思っています(笑)。でも、『図書館戦争2』の時ほど一緒のシーンが多くなくて、撮影では2~3日しか顔を会わせていないんです。なので、こうした取材などでご一緒する時間の方が長いかもしれないです。

2~3日のみだったというところで…まさしくフードがアキラに「やっと会えたね」と言うような感情を、福士さんも岡田さんに抱いたり…も!?

そうですね、岡田さんを相手に戦うシーンを撮ることが、ある種の夢でもあったので、今回それがやっと叶ったのがうれしかったです。

福士蒼汰 エンタメステーションインタビュー

実際に手合わせされてみて、いかがでしたか?

やっぱりスゴいです。今回思ったのは、岡田さん本人とファブル=佐藤アキラがピッタリだということでした。原作を読んでいて、岡田さんのイメージをアキラに重ねると本当にピッタリと合っていて。岡田さんが強いというのは周知の事実ですが、そこにプラスして…アキラって、コメディシーンもあって。芸人さんのネタに大爆笑したり、わざとチンピラ相手にやられるフリをしたり。岡田さんも元々、『木更津キャッツアイ』だったり、結構やんちゃで面白いギャグ路線をやっていらっしゃったので、そういう要素を持っていらっしゃるし、大阪のご出身なので、ネイティブな大阪弁も喋れますし。そういう意味でも、この役にピッタリだなと思いました。

言い得て妙です。一方、柳楽優弥さんとの共演も実になったのではと想像しますが、どうでしょうか?

柳楽さんはキャリアの面でも大先輩ですし、ずっと気になっていた存在でもあったんですが、今までご一緒する機会がなかったんです。でも、今回ご一緒することができたので、現場ではどのようにお芝居に臨んでいらっしゃるのかを見られるだけ見て、目に焼きつけておこうと努めました(笑)。実際、お芝居を目の当たりにして、やっぱりすごいなと改めて実感しましたし、現場を離れるとすごく優しく、なおかつ照れ屋で人見知りで、シャイなところもあって…親しみを感じてしまいました(笑)。特に、はにかんだ時の顔がすごくチャーミングで魅力的なんです。

『ザ・ファブル』福士蒼汰

また、共演者という話題で引っ張りますと、一緒のシーンは多くないですけど、向井 理さんもインパクトが大きかったですね。

原作の砂川はオッサンっぽいキャラクターなんですけど、向井さんの砂川はとてもキレていて、危険な香りが漂う…いわゆる、かっこいいワルになっていたのが印象的でした。しかも、向井さんはすごく緻密な計算のもとに、お芝居をされていて。アイデアをすごく持って監督とお話されていましたし、引き出しが多いんだと思うんです。そういった面も、ご一緒していてい学ばせていただきました。

向井さんも実は相当アクションができる人ですけど、今回は抑え気味でしたね。

今回は(笑)。向井さんは砂川の格闘シーンを子どものケンカっぽくしたかったらしくて、耳を引っ張り合ったり、同じことを何度も繰り返して言ったりやったりされていて。でも、それが楽しかったってお話しされていました。

『ザ・ファブル』福士蒼汰

研ぎ澄まされたガンアクションから、子どものケンカみたいな格闘まで、『ザ・ファブル』はアクション見本市みたいなところもありますよね。福士さん的に気になったアクションはありますか?

やっぱり岡田さんのアクションです。捕らわれた小島を助けながら、アキラ1人で多人数と乱闘するシーンがありますが、あの場面、岡田さんの攻撃が…パッと見ではわからないかもしれないんですけど、「あ、これ五発入ってる!」という感じで、よ〜く見てみると全部意味のある動きをされているんです。しっかり攻撃をしていて、しかも、ジークンドーで習う連打する動きだったり、いろいろなことを組み込んでいらっしゃるんです。あれだけの乱戦の中だと、攻撃も適当になっちゃうんじゃないかと自分なんかは思ってしまうんですが、岡田さんは一つ一つちゃんと攻撃を加えて、例えば「ここは相手を肘で落とす」といったアクションをしっかり成立させていて。そこは本当に「スゴい!」のひと言に尽きますね。

いやぁ、試写を見ていても全然気づかなかったです。そして、それを明確に語れる福士さんもスゴいですよね(笑)。

いやいや(笑)。でも、真面目にあの乱戦のアクションはすごくじっくり見入ってしまいました。それくらい緻密に動きが練られているので、二度目三度目と観直してみると、「あ、五発入ってる!」とか見つけられるんじゃないかと思います。しかも、若干ですがパンチの音もついているんですよ。江口監督もちゃんと五発入っているのがわかっていて、それに合わせて効果音をつけているんです。ブンッみたいな音が緻密につけられているので、そういうところにも着目してみると面白いいんじゃないかなと思います。


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福士蒼汰

1993年、東京都生まれ。2011年に俳優デビュー後、NHK連続ドラマ『あまちゃん』(13)で主人公の初恋相手を演じ「エランドール賞」新人賞を受賞。映画『好きっていいなよ。』(14)『イン・ザ・ヒーロー』(14)映画『神さまの言うとおり』(14)では「第38回日本アカデミー賞」新人賞を受賞。その後もドラマ『恋仲』(15)ドラマ『愛してたって、秘密はある。』(17)、映画『ラプラスの魔女』(18)映画『BLEACH』(18)などの話題作に出演。2019年は、本作のほか、TBSで7月から放送される『Heaven?〜ご苦楽レストラン〜』に出演する。

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映画『ザ・ファブル』

6月21日(金)全国公開

映画『ザ・ファブル』

【STORY】
どんな相手も6秒以内に殺す――。
“ファブル(寓話)”と呼ばれるその謎の殺し屋(岡田准一)は、裏社会で誰もが「伝説」と恐れる存在だった。しかし、ちょっと仕事をし過ぎた彼に、ボス(佐藤浩市)はある指令を与える。
「一年間、一般人として普通に暮らせ。休業中に誰かを殺したら、俺がお前を殺す」
ファブルは、佐藤アキラという偽名を使い、相棒のヨウコ(木村文乃)と共に生まれて初めて一般人として街に溶け込む生活を始める。インコを飼ったり、バイトしたり…。
殺しを封じ、《普通》を満喫し始めた矢先、ファブルの命を狙う裏社会の組織や、ファブルに助けを求める者たちが次々に現れ、事態は思わぬ方向へ急発進する!
【絶対に殺してはいけない】指令のもと、絶体絶命のピンチを切り抜け平和に暮らせるのか―?!

出演:岡田准一 木村文乃 山本美月 福士蒼汰 柳楽優弥 向井 理 木村 了 井之脇 海 藤森慎吾(オリエンタルラジオ) 宮川大輔 佐藤二朗 光石 研 / 安田 顕 / 佐藤浩市
原作:南勝久『ザ・ファブル』(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:江口カン
脚本:渡辺雄介
配給:松竹
松竹・日本テレビ共同幹事作品
©2019「ザ・ファブル」製作委員会

オフィシャルサイト
http://the-fable-movie.jp/

『ザ・ファブル』原作

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