Interview

有澤樟太郎が、誰かの夢を共有できる世界を描くTXT vol.1『SLANG』で舞台初主演。彼がよく見る夢とは

有澤樟太郎が、誰かの夢を共有できる世界を描くTXT vol.1『SLANG』で舞台初主演。彼がよく見る夢とは

高橋悠也×東映シアタープロジェクト第1弾となるTXT vol.1『SLANG』が6月20日(木)からよみうり大手町ホールに上演される。
『仮面ライダーエグゼイド』ほか、多数の作品の脚本を手がける高橋悠也が作・演出する完全オリジナルの新作演劇作品。俗語の英訳「SLANG(スラング)」をタイトルに据えた、“言葉”の真実と虚構を問う物語だ。
期待が高まる本作に出演するのは、有澤樟太郎、井上小百合(乃木坂46)、和田琢磨、北村 諒、赤澤 燈、岩永徹也、谷口賢志ら、数々の作品で強い印象を残す俳優陣。デビュー以来、成長の目覚ましい有澤樟太郎が舞台初主演を務める。
本作への意気込みはもちろん、作品にちなんだ“印象に残っている夢の話”“口グセや言葉遣いについて”など、有澤自身への解析も進めたインタビューを届ける。

取材・文 / 片桐ユウ 撮影 / 冨田望


本当に濃いキャスト陣だと思います

舞台『どろろ』を終えられてからの近況をSNSで拝見するかぎり、レギュラーのお仕事のほかには、映画や舞台へ積極的に足を運ばれているご様子がうかがえます。

そうですね。充電期間というか、舞台や映画をたくさん観て充実しています! 東京に出てきてからひとりで映画館に行くようになったのですが、もうひとりじゃないとイヤだと思うくらいになりました。僕、前方の座席で観るのが好きなんですよ。思いっきり足を伸ばせるので(笑)。

足、長いから……!

いやいや。余計なストレスを感じながら観たくないんです。一番前の席だとあまり人気がないので、広々している感じが良くて(笑)。首が痛くなりそうだとよく言われますが、意外とイケますよ!

舞台 TXT vol.1『SLANG』有澤樟太郎 エンタメステーションインタビュー

そうなんですね! 一番前で座席を取っている人への疑問が解けました(笑)。ではあらためて、舞台初主演おめでとうございます。

ありがとうございます。ドラマやラジオ、朗読劇で中心のポジションはやったことがありましたけど、舞台の主演となるとわけが違うというか……。でも今は楽しみな気持ちしかないです。決まったときには不安も感じていましたけど、楽しいキャストの方々しかいらっしゃらないですし、あまり気負いせずやりたいなと思っています。

舞台 TXT vol.1『SLANG』有澤樟太郎 エンタメステーションインタビュー

これまでに共演したことのある方というと?

赤澤 燈さんと北村 諒さんです。共演した作品で弟のように可愛がってくださいましたし、僕も兄のように慕っていたので、すごく安心感があります。井上小百合さんとも同じ作品に出演していたことがありますね。初共演の方々も、全員ご一緒してみたかった方なんです! 和田琢磨さんは、舞台とミュージカルで出演作は別になりますけど、「刀剣乱舞」で歌仙兼定 役を演じていらっしゃる方なので。僕は和泉守兼定 役なので“兼定”つながりで気になっていました。岩永徹也さんのことは『テラスハウス』を観ていたので、一方的に存じ上げていて(笑)。谷口賢志さんは共演した方の中でもつねにお名前が話題になる方で。本当に濃いキャスト陣だと思います。

期待が高まる顔触れですね。

このメンバーで全国ツアーとかしたいぐらいです! 絶対に楽しいと思う。僕、今回のメンバーの中では最年少になるんです。それもあって「座長だから、特別何かをしなければ!」と思わないほうがいいと思いました。みんなで協力して良い作品をつくるということに重きを置いていきたいです。

筋肉を鍛えるほうに興味が出てくるかなと思っていたんですけど……

劇団UNIBIRDの主宰であり、『仮面ライダーエグゼイド』メインライターを務めた高橋悠也さん(T)と東映(T)が掛け合わさった(X)、新プロジェクト“TXT(テキスト)”の第1弾企画としても注目作です。

高橋さんの舞台は拝見したことがないのですが、すごく楽しみです。新たな試みですし、高橋さんからはまたメソッドなど、吸収できるものがたくさんありそうだなと思っています。仮面ライダー作品も全部ではないのですが、視聴したことがあります。

舞台 TXT vol.1『SLANG』有澤樟太郎 エンタメステーションインタビュー

有澤さんは、ヒーロー作品がお好きだとお聞きしました。

はい! 子供好きなので、子供たちの憧れっていうポジションとしても「いいなあ」という気持ちがあるんだと思います。今は毎週日曜に必ずっていうのはなかなか難しいですけど、ネット配信されているモノを観たりしていて。オーディションのときなんか、スーパー戦隊の曲を聴きながら向かったりしていますよ。『激走戦隊カーレンジャー』とか『仮面ライダー龍騎』とか……。今でも歌えます。SEを入れるタイミングまでバッチリいける!(笑)

(笑)。ちなみに好きになるポジションは?

ブラックとかブルーに憧れていましたね。あとは追加戦士も! 玉山鉄二さんが演じられていたガオシルバーや、ニンジャブラック 役のケイン・コスギさんも大好きでした。『星獣戦隊ギンガマン』にご出演されていた照英さんとかも好きで! 僕、昔からガタイのいい人に憧れる傾向があるんです。子供の頃、アスレチックで「ファイトー! いっぱーつ!」って、マネばっかりしていましたから。自分でも筋肉を鍛えるほうに興味が出てくるかなと思っていたんですけど、それほどなく今に至ります(笑)。

本当に僕の夢を人に見てもらえるとなったら、「濃い夢を見ているな~」って

「SLANG」のストーリーは、肉体派というより頭脳派のお話という印象なので、大丈夫ではないでしょうか(笑)。

そうですね(笑)。「SLANG」のプロットを読ませていただいたのですが、複雑のようでわかりやすいですし、本当に近い未来にこうなるのではないかという気持ちにもなりました。読んでいて楽しかったです! こういうSFチックな世界観、好きですね。

舞台 TXT vol.1『SLANG』有澤樟太郎 エンタメステーションインタビュー

物語は「誰もが個人チャンネルを持ち、睡眠時に見る夢を世界中に配信できる世界」です。生活の中でYouTubeなどの動画配信はご覧になりますか?

わりと観ます。夜、寝る前とかに。でもYouTuberさんの番組というより、ジャングルに行ったりするサバイバル系の番組を観るほうが好きかも。知らない世界を見られるのが楽しくて。

ご自身で個人チャンネルを持って、何かを発信したいという欲は?

まったくないです!(笑)自分の好きなことを発信できるのは良いことだと思いますけど、YouTuberとしてやりたいと思うことは特にないです。だから今回、役を通して今をときめく“YouTuber”的なキャラクターをやれることが楽しいなと思います。

舞台 TXT vol.1『SLANG』有澤樟太郎 エンタメステーションインタビュー

「SLANG」の中で、ユーザーに様々なジャンルの夢を公開する人々は“夢人(ユメジン)”と呼ばれています。

“夢人”という発想自体がすごく面白いなと思いました。夢とYouTubeをくっつけるなんて、間違いなく面白くなる! 僕、SFな世界観の中でも、特に夢をテーマにしたものが好きだったんです。映画の『インセプション』とか。明晰夢や夢を自在に操れる人の話を聞くことも好きで、前々から“夢”には興味を持っていました。

最近ご自分の見た夢の中で、印象的なものはありますか?

最近に限らずなんですけど、調子が悪いときに必ず見る夢があります。ヘタなホラー映画より怖いんですよ。まず超広いゴルフ場が出てきて、そのゴルフ場を見ている視界がグーッと引いて、ドローンで見下ろしているような俯瞰の状態になるんです。それから、またズームで寄っていくと、そこにモアイ像がポツンとあるっていう……。その映像が引いたりズームになったりをひたすら繰り返す夢。めっちゃ怖い!

舞台 TXT vol.1『SLANG』有澤樟太郎 エンタメステーションインタビュー

すごく謎の夢ですね……。

その夢を見てからトラウマ的になって、海とか広大なモノがちょっと怖くなりました(笑)。でも「SLANG」の世界のように、本当に僕の夢を人に見てもらえるとなったら、「濃い夢を見ているな~」って思われると思います。現実離れした夢を結構見ているので。トラに襲われたりとか、サメに襲われたりとか。巨大生物に襲われがち(笑)。

それはもしや、よくご覧になられているYouTubeの影響なのでは……。

ああっ、そうか! 間違いなくそうですね(笑)。しかも寝る前に観ているからだ。かなり影響を受けてますね……。

夢って、不思議で奥深いですね(笑)。

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