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プロがすぐそこに!『ぷよぷよeスポーツ』で世界の強者たちとぷよぷよバトル!

プロがすぐそこに!『ぷよぷよeスポーツ』で世界の強者たちとぷよぷよバトル!

慌ただしく過ぎ去る毎日のなかで、爽快感のあるゲームを求めていた私。2018年10月25日に、PlayStation®4/ Nintendo Switch™のダウンロード版が配信された『ぷよぷよeスポーツ』が、2019年5月8日にSteam®版で配信、そして2019年6月27日にPlayStation®4/ Nintendo Switch™のパッケージ版を販売するという情報を入手した。
ほう……『ぷよぷよeスポーツ』……おもしろそうじゃない……。
以前の記事でも触れたように、かつてぷよの幻覚が見えるほどプレイしまくった『ぷよぷよ』シリーズの最新作。この私が触れない手はないな……くっくっく。と、富士山の山頂よりも高い上から目線でプレイを決めた。
プレイを開始するまでは、「プロや上手い人にはかなわないけど、下手なほうではないはず!」と思い込んでいた。いやいや、兄や親戚としか対戦したことがなかったというのにとんだ勘違い野郎ですよ。今回はそんな私の驕り高ぶった心をばっきばきに砕いてならして水分を加えてぷよんぷよんにして世界の広さを教えてくれた『ぷよぷよ eスポーツ』をご紹介!

文 / 大部美智子


そもそもeスポーツってなんぞや?

『ぷよぷよ』と言ったら、落ちゲーやパズルゲーの金字塔。人生のどこかで必ず耳にしたり目にしていたりすることがある伝説のシリーズ……と言ってもいいぐらい有名なゲームだ。そんな『ぷよぷよ』が、昨今話題の“eスポーツ”界にも進出した。その名も『ぷよぷよeスポーツ』
いやしかし、eスポーツという単語を目にすることが多くなってきたけれど、「そもそもeスポーツとはなんぞや?」と思う人も多いのでは……。何となく「ゲームで何かするやつだよね?」とか「大会があるんだっけ?」という、ふんわりとしたニュアンスで認識しているけど、「じゃあ説明して」と言われると困ってしまう謎多き単語。

「ゲームなの? スポーツなの? eって何なの?」と。
はい、調べました。エンタメステーションでも何度か取り上げたことがあるけど、ここで改めて説明をしておきましょう。
”エレクトロニックスポーツ”を略してeスポーツ。構成しているそれぞれの単語はシンプルで、eはe-mailのeと同じく”電子”という意味のエレクトロニック、それに運動や競技といった意味を持つスポーツがついたもの。広い意味の日本語でいうと電子競技といったところ。eスポーツとは電子機器を使って競技すること、つまり、ゲームという環境で競い合うことなのだ。
なるほど、少し賢くなった。
さてさて、そんなeスポーツは他のスポーツと同じように各種大会が活発に開かれている。オリンピック種目にもすべく、関係団体は精力的な活動を展開している。eスポーツに取り上げられているゲームはたくさんあるけれど、なかでもプロライセンスを発行しているタイトルは以下の11タイトル。
『ウイニングイレブン 2019』、『Call of Duty®: Black Ops 4』、『ストリートファイターV アーケードエディション』、『鉄拳7』、『パズドラ』、『ぷよぷよ』シリーズ、『モンスターストライク』、『レインボーシックス シージ』、『GUILTY GEAR Xrd REV 2』、『BLAZBLUE CENTRALFICTION』、『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』と、ハードルが高そうなものばかり。そのなかで、今回の記事で紹介させていただく『ぷよぷよeスポーツ』もプロライセンスの認定をされているタイトルなのだ! 誰でもそれなりに遊べるゲームなのに、プロも存在する奥深さ。

ぷよぷよチャンピオンシップ2月大会決勝戦

▲ぷよぷよチャンピオンシップ2月大会決勝戦! 自宅で大騒ぎするプレイとは、様子がやはり違いますな

冒頭でも述べたけど、プレイ時間やプレイの密度でちょっとばかし自信があった私が意気揚々と乗り込み、わずか3秒で世界の広さを教えられたタイトルでもあるが、我こそはと思うそこの君ィ! いっちょ世界の猛者たちにぷよっと揉まれてみないかい!?

鼻は伸びるよどこまでも

ゲームを起動するとすぐさまNPCと対戦できる画面が出てくる。ここからすでにもう、脳をぷよに満たされた猛者に向けたゲームであることが伺える。コンビニに行くよりサクッと気軽にバトってぷよれる。

『ぷよぷよeスポーツ』 エンタメステーションレビュー

▲いきなりぷよ通といきなりぷよフィーはボタンを押せばすぐ開戦! ウォームアップにぴったりなモード

“いきなりぷよ通”は『ぷよぷよ通』の、”いきなりぷよフィー“は『ぷよぷよフィーバー』のルールで、ランダムに選ばれたNPCと対戦するモード。細かい設定は一切なしですぐに始まる。久々の『ぷよぷよ』ということで私も、いきなりぷよ通で肩慣らし。
ぷよ通は2個ずつの組ぷよが降ってくるのに対し、ぷよフィーは3個や4個の組ぷよが降ってくるときがあったり、ぷよを積み上げてはいけない部分やぷよの形状が微妙に異なったりと、要所要所で違いが見られる。
大きな違いとして、ぷよ通では連鎖終了後におじゃまぷよが降ってくるのに対して、ぷよフィーではおじゃまぷよの相殺が続いている間は降ってこないという点、そしてフィーバーというボーナスタイムが挙げられる。後述するeスポーツの大会ではぷよぷよ通のルールが適用されている。
私はぷよ通派。ボタンを押して即バトル! ぷよの選別はそこそこに、左右に壁を積んでいくスタイル。運が良ければ大連鎖に繋がるこのスタイルで、相手が連鎖を組むよりも早くおじゃまぷよを飛ばしていく作戦だ。このときは思ったより連鎖が繋がらなかったけど、軽く勝利。

『ぷよぷよeスポーツ』 エンタメステーションレビュー

▲適当に積んでいるように見えて大連鎖に繋がったりすることもある

「ふふん、こんなもんかな」と鼻の穴を広げながら、メインメニューに進んで“ひとりでぷよぷよ”に切り替える。ここでもぷよ通かぷよフィーか選べるので、ぷよ通の”かちぬき”モードをプレイしてみる。”ワンプレイ”モードは1試合のみのモードだけれど、いきなりぷよ通とは違ってNPCの参加人数を3人まで増やすことができる。4人のおじゃまぷよが入り乱れるわちゃわちゃ感は爽快。気がつくとおじゃまぷよの山に潰されている。
かちぬきモードでさくさくと相手を倒していき、20人勝ち抜いてもまだ負ける気配がない……。これはもしかして「勝ち続けちゃっていつまでも終わらないやつ?」と、天狗の鼻がぐんぐん伸びてスカイツリーに届きそうなほどの長さになったころ、集中を切らしてしまって24人抜きで記録が止まった。「ま、こんなもんかな」とほくそ笑むも、ここが私のぷよ人生のピークだった。

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