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見どころは全試合! 熱戦の幕が開く。ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編

見どころは全試合! 熱戦の幕が開く。ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編の東京公演が、7月11日(木)TOKYO DOME CITY HALLにて開幕した。
主人公・越前リョーマたち青学(せいがく)チームは、ついに全国大会決勝へ。対するのは関東大会決勝戦でも死闘を繰り広げた王者・立海だ。2014年11月に始動したミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンもいよいよクライマックスを迎える。
初日直前に開催されたゲネプロと、越前リョーマ 役・阿久津仁愛(にちか)、手塚国光 役・青木 瞭、幸村精市役・立石俊樹、真田弦一郎 役・田鶴翔吾、白石蔵ノ介 役・増子敦貴が登壇した囲み取材のコメントを届ける。

取材・文・撮影 / 片桐ユウ


キャストが備えてきた落ち着きと負けん気が、キャラクターの状況とフィット

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンは、これまでに本公演を9公演、各学校(チーム)にフィーチャーした「TEAM Live/TEAM Party」を7公演、コンサート「Dream Live(通称:ドリライ)」を3公演行い、さらに昨年11月には“テニミュ”15周年を記念し、“テニミュ”史上初の「テニミュ文化祭」を開催している。

本作に登場するメンバーは、代替わりを経つつも全員が“テニミュ”経験者だ。

そのためか、冒頭からそれぞれがしっかり役に腰を据えている安心感がある。今回の舞台も、中学生テニストーナメントで各大会を制し、全国大会へと突き進んできた中学テニス部の面々が再び対峙するストーリー。貫禄や安定感があって然るべきとも言え、キャストが備えてきた落ち着きと負けん気が、キャラクターの状況とフィットして良い相乗効果を生んでいた。

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編

中でも越前リョーマ 役の阿久津仁愛(にちか)は、ひと回り大きくなった存在感と華で舞台を司っている。
小生意気な態度と台詞が際立つリョーマだが、今回のストーリーでは、リョーマは修行中のトラブルで記憶喪失になってしまうという展開。冒頭で見せた強い眼差しから一変、後半のリョーマは無邪気かつ低姿勢でニコニコしている少年と化す。

だがリョーマなしでは、対する王者・立海を打ち破ることは不可能。彼にテニスを思い出させるべく、青学(せいがく)メンバーは必死に訴えかける。
リョーマが周囲の呼びかけに応じて、徐々に“テニス”そのものへの喜びと情熱を取り戻していく様は、見守ってきたファンはもちろん、本作で初めて“テニミュ”に触れた人にも胸に刺さるような純真な熱さがあるだろう。

修行に出ていたリョーマを迎えに行く場面から、その帰還後の変化や周囲の行動など、試合シーンこそないものの、リョーマを取り巻く展開は欠かせない見せ場の連続。原作ファンや“テニミュ”のファンが「そうそう、ここははずせない!」と思うであろうシーンもバッチリ仕上がっている。

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編

その展開をうまく繋いでくれるのが、前作で青学(せいがく)と戦った大阪・四天宝寺のメンバーたち。ノリの良い歌とダンス、そしてボケとツッコミ満載のやりとりで場をなごませつつ、決勝戦を盛り上げていく。

その決勝戦は、どの試合も驚きと感動の連続だ。

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編

共に強豪選手として注目されながら、今日まで対戦することがなかった二人が相まみえたシングルス3の手塚国光(青木 瞭)vs真田弦一郎(田鶴翔吾)は、それぞれが決死の覚悟を見せる。
乾 貞治(竹ノ内大輔)・海堂 薫(中島拓人)vs柳 蓮二(井澤巧麻)・切原赤也(前田隆太朗)のダブルス2では、因縁と覚醒が絡み合う様と、乾と海堂が培ってきた熱い結びつきが涙を誘う。
シングルス2の不二周助(皆木一舞)vs仁王雅治(後藤 大)は、不二が“天才”、仁王が“詐欺(ペテン)師”と呼ばれる理由に納得の試合展開。
ダブルス1の大石秀一郎(江副貴紀)・菊丸英二(田口 司)vs丸井ブン太(大薮 丘)・ジャッカル桑原(川﨑優作)は、ダブルスならではのコンビネーションでアップテンポに試合を魅せる。

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編

復帰した幸村精市(立石俊樹)の圧倒的な佇まいや、リョーマの記憶を取り戻そうとする桃城 武 (大久保 樹)の奮闘など、見どころは尽きない。

迫力とユーモア、感動と驚愕であっという間の「前編」である。

熱量と向上心を持って、62公演という長丁場に全力で駆け抜けていきたい

この後は、ゲネプロ終了後に行われた、越前リョーマ 役・阿久津仁愛(にちか)、手塚国光 役・青木 瞭、幸村精市 役・立石俊樹、真田弦一郎 役・田鶴翔吾、白石蔵ノ介 役・増子敦貴による囲み取材のコメントを届ける。

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編

越前リョーマ 役・阿久津仁愛(にちか)
今年も“テニミュ”の夏がやってきました! 1年前の全国氷帝公演は、僕以外の青学(せいがく)メンバーは初めての本公演でしたが、今回は全員が本公演の経験者なので、熱量と向上心を持って、62公演という長丁場に全力で駆け抜けていきたいと思っています。“令和”初の“テニミュ”です! “テニミュ”は進化していますし、僕たちもその演出に負けないように必死に食らいついています。「前編」だけでも見どころいっぱいで、ひとりひとりにドラマがあるので、何回も観にきてください!

手塚国光 役・青木 瞭
僕たち青学(せいがく)チームは、ようやく3公演目になり、一丸となって立海に立ち向かうことを目標に頑張ってきました。夏と言えば“テニミュ”として“テニミュケーション”を広げていきたいと思っています。ぜひ劇場に足をお運びください!

幸村精市 役・立石俊樹
関東大会立海公演の初日から約2年。また幸村としてここに立てていることが感慨深いです。全国大会決勝の公演、62公演という長い期間ですが、毎公演ベストを尽くして熱い戦いをお届けしたいと思います。自分たちも楽しんで演じていますし、皆さんと一緒に熱い夏にしたいです!

真田弦一郎 役・田鶴翔吾
立海として約2年ぶりにここに戻ってきましたが、ゴールを決めずに常に向上しようということを決めていたので、新たな目標などは決めず、立海らしく62公演をケガなく走り切りたいと思います。僕たちは「後編」も見据えているので、熱を切らさないように。原作があるので流れも結末もありますが、今年の夏は立海が勝ちます! 熱い試合を目の当たりにできると思いますので、ぜひぜひお越しください!

白石蔵ノ介 役・増子敦貴
今回、四天宝寺は見届ける側となりますが、青学(せいがく)か立海か!? どちらが勝つのか最後までわからないような臨場感を出すのが、今回の四天宝寺の役目だと思っています。一緒に熱い夏を過ごしましょう!

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編

また、見どころについて阿久津は「全試合はもちろんですが、記憶をなくしてしまったリョーマが、仲間のおかげで少しずつ記憶を取り戻していくシーン。大好きなシーンを演じられるのが本当に幸せです!」とコメント。

青木は「最初から最後まで見どころ」と断言して、メンバーから納得の笑顔を受け取りつつ、「手塚と真田が繰り広げる試合のすさまじさ」と自身の試合に言及。田鶴も「大好きな試合なので、これを演じることができて本当に光栄です」と喜びを語っていた。

立石は「復活した幸村を軸とした立海を随所でお届けしたい」と意気込み。さらに「全試合が見どころ」と追加して、増子も「見どころは全試合」と乗っかりつつ、「シングルス2と、四天宝寺の日替わり部分。細かすぎて面白いと思います」と、日ごとの注目ポイントを語った。

お互いのコメントにツッコミを入れたり、時にはフォローしたりと、学校が違っても和気藹々のメンバー。カンパニーの仲の良さがうかがえる囲み取材となった。

東京公演は7月21日(日)までTOKYO DOME CITY HALLにて上演。その後、7月26日(金)~8月12日(月・休)大阪メルパルクホール、8月17日(土)~8月18日(日)豊田市民文化会館 大ホール、8月31日(土)~9月1日(日)アルモニーサンク北九州ソレイユホール、9月7日(土)~9月8日(日)多賀城市民会館 大ホールと4都市を巡り、再び東京へ。9月19日(木)~9月29日(日)までTOKYO DOME CITY HALLにて凱旋公演が上演される。
さらに大千穐楽公演は、ライブビューイングで全国各地、香港、台湾の映画館に生中継されることが決定している。

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編

東京公演:2019年7月11日(木)~ 7月21日(日)TOKYO DOME CITY HALL
大阪公演:2019年7月26日(金)~ 8月12日(月・休)大阪メルパルクホール
愛知公演:2019年8月17日(土)~ 8月18日(日)豊田市民文化会館 大ホール
福岡公演:2019年8月31日(土)〜 9月1日(日)アルモニーサンク北九州ソレイユホール
宮城公演:2019年9月7日(土)〜 9月8日(日)多賀城市民会館 大ホール
東京凱旋公演:2019年9月19日(木)~ 9月29日(日)TOKYO DOME CITY HALL

<ライブビューイング>
2019年9月29日(日)17:30開演
詳細はこちら

原作:許斐 剛『テニスの王子様』(集英社 ジャンプ コミックス刊)

出演:
〈青学(せいがく)〉
越前リョーマ 役:阿久津仁愛(にちか)
手塚国光 役:青木 瞭
大石秀一郎 役:江副貴紀
不二周助 役:皆木一舞
菊丸英二 役:田口 司
乾 貞治 役:竹ノ内大輔
河村 隆 役:岩田知樹
桃城 武 役:大久保 樹
海堂 薫 役:中島拓人
堀尾聡史 役:琉翔
加藤勝郎 役:中三川歳輝
水野カツオ 役:奥田夢叶

〈立海〉
幸村精市 役:立石俊樹
真田弦一郎 役:田鶴翔吾
柳 蓮二 役:井澤巧麻
仁王雅治 役:後藤 大
柳生比呂士 役:大隅勇太
丸井ブン太 役:大薮 丘
ジャッカル桑原 役:川﨑優作
切原赤也 役:前田隆太朗

〈四天宝寺〉
白石蔵ノ介 役:増子敦貴
小石川健二郎 役:安東秀大郎
千歳千里 役:江本光輝
金色小春 役:森田力斗
一氏ユウジ 役:谷津 翼
忍足謙也 役:千田京平
石田 銀 役:森 一平
財前 光 役:廣野凌大
遠山金太郎 役:平松來馬
渡邊オサム 役:碕 理人

主催:テニミュ製作委員会

オフィシャルサイト
テニミュ・モバイル

©許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト ©許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会