Interview

Nazの圧倒的な歌声が、耳を、心をノックアウトする。1st EP「JUQCY」に至る彼女のルーツ

Nazの圧倒的な歌声が、耳を、心をノックアウトする。1st EP「JUQCY」に至る彼女のルーツ

歌を歌っていたり、音楽を聴いているだけで世界が変わる

そして、江﨑(WONK)さんが2曲プロデュースしてます。

もともとWONKを好きで聴いていて。日本の曲はあまり聴いてこなかったんですけど、WONKは全部英詞でしたし、音楽も国境を感じさせないものだったので、すごく惹かれていたんです。まさか私の最初の EPをプロデュースしていただけるとは思っていなかったので、すごく嬉しかったです。

「Fare」はNazさんの作詞作曲です。

これは中3のときかな。デモはギターを1フレーズ、ループさせていて。歌詞はなくて、“ラララ”で歌っていたものに、アレンジをしてもらってから歌詞を付けたんですけど。私自身、歌を歌っていたり、音楽を聴いているだけで世界が変わって。映画の中の世界にいるような気持ちにもなるので、歌を歌うことが“どこにでも行ける運賃=Fare”という意味で作りました。

リスナーにとってもそうですね。Nazさんの歌声を聴いた瞬間に風景が変わリます。

そう感じていただけたらとても嬉しいです。

サウンド的にはシンセが効いたオルタナティブR&Bになっていますね。

すごく好きです。曲作りは、ウィル・アイ.アムとか、ブラック・アイド・ピーズとかが好きだったので、ブラック系というよりは、オルタナティブにいきたかったんです。

クラシックなソウルやレトロなR&Bだけが好きなわけではないんですね。

そうですね。ソウルフルな歌声には魅力を感じるんですけど、トラックとか曲はいい意味でヘタウマなやつも好きだし、ダフト・パンクみたいなフレンチエレクトロも好きですね。

Naz エンタメステーションインタビュー

この曲はモノクロでアップのみのMVも公開されてます。

本当は「Clear Skies」だけ撮影の予定だったのが、急遽、こちらも撮影することが決まって。3テイクだけ撮ったんですけど、その前に「Clear Skies」のほうを撮っていたので、緊張はやわらいでいて。なので、あれは緊張がやわらいで、眠たくて、眩しい顔です(笑)。

あははは! だから、アンニュイなムードになってるんですね。もう一曲、江﨑さんプロデュースの「White Lie」は60〜70年代のソウルのグルーヴを感じます。

デモをいただいたときは、エイミー・ワインハウスの「Valerie」(マーク・ロンソンがプロデュースしたザ・ズートンズのカバー)みたいな感じだなって思って。歌詞はWONKの長塚(健斗)さんに書いていただいたんですが、直接お会いすることができなかったので、お電話して、私の心境を素敵に書いていただきました。普段、自分に対してのコンプレックスが大きくて、どうしても自分に嘘をつくことが多いんです。“White Lie=些細な嘘”、自分の性格の中でも大きな部分なので、私自身のことを歌った曲だと思ってます。

<誰かに用意された道なんて歩きたくない>って歌ってます。

そこまで強くは言ってないんですけどね(笑)、自分ができるベストなことは、自分が一番好きなことだと思うんです。だから、好きなことは貫き通していきたいなって思いますし、この曲は自分の声の魅力を出しやすい曲じゃないかなって思ってます。

いろんな曲から影響を受けたEPを作っていきたい

もう一曲、ナンシー・シナトラのカバー「These Boots Are Made for Walkin’」が収録されてます。

中学生のときにカバーしていた曲です。クエンティン・タランティーノが好きなんですけど、映画『キル・ビル』でナンシー・シナトラの「Bang Bang」が使われていて。あの時代のアニマルズとか、トム・ジョーンズとかも好きで、自分で掘ってるうちに見つけました。

ファンクっぽいアレンジになってますね。クラシックソウル、エレクトロポップ、オルタナティブR&Bと時代とジャンルを幅広く横断してます。

もともと自分がどんな作品を作っていくのかと考えていたときも、ジャンルを決めずに、いろんな曲から影響を受けたEPを作っていきたいと思っていたんです。だから、いろんな色のある曲が揃っていますし、初めて自分の名前で作品ができたっていうことにも喜びを感じてます。

日々感じていることと私の音楽が重なったときにときめいてもらえたら

EPのタイトルはどうして「JUQCY(ジュクシ)」にしました?

つついたり、パンチしたりするときに沖縄の人がよく使う言葉なんですけど。理由がふたつあって、ひとつは、沖縄生まれなので、沖縄のカルチャーを入れたいっていう思いが大きくあったし、“ジュクシ”っていう音も可愛いなと思ったから。で、ふたつ目は、私のNaz(ナヅ)っていう名前の由来が、ナジー・モハメドっていうサウスポーのボクサーからきていて……。

女の子にボクサーの名前を付けるってすごいね。

父と母が好きで、小さい頃からビデオを観せられて(笑)、試合を観ていると、「ナズ! ナズ!」ってコールされてるんです。だから、ここにも“パンチ”っていう意味があるので“ジュクシ”にしました。本当に、ナジー・モハメド、カッコいいんですよ! リング上で踊って相手をバカにしたり挑発したりするんですけど、すごく強くて。最後に負けてしまった試合も、言い訳せずに「相手が強かったです」って言って辞めて。もう、ぜひ、映像も観て欲しいですね!!

あはは! なんの取材なんでしょう!? (笑)最後にデビューEPが完成した今後の予定を聞かせてください。

10月からロンドンに留学することになってます。コールドプレイとかレディオヘッドも聴いて育ったので、シンガーになりたいって思ったときからイギリスに行きたいっていうのは決めていて。高校を卒業してやっと行けるので、現地で音楽を体験できたらいいなって思ってます。そして、イギリスに限らず、世界中でいろんな音楽に触れて、いろんなところで音楽ができたらなって思ってます。

歌手としての本格的な旅が始まりますが、最終の目的地は決めてますか?

具体的な目標はないんですけど、自分が納得できる音楽を作って、その音楽を自分が影響を受けたアーティストさんが聞いて「いい」って思ってくれたら幸せです。私はやっぱり、憂さや悲しさを声で表現していきたい。そして、リスナーさんが日々感じていることと私の音楽が重なったときにときめいてもらえたら嬉しいです。それを目指して頑張っていきたいです。

SENT presents JUQCY NIGHT

2019年8月2日(金)20:00〜 hotel koé
-ACT-
Naz
冨田恵一(TOMITA LAB / Music Selector)
江﨑文武(WONK / Music Selector)
※入場無料のイベントになります。フードドリンクは通常通りの営業となります。
イベントに関するお問い合わせ

Naz “JUQCY“リリース記念インストア ミニライブ&サイン会

2019年8月5日(月)20:00~ 東京・代官山 蔦屋書店 3号館 2階 音楽フロア
*観覧フリー

Naz “JUQCY“リリース記念インストア ミニライブ&サイン会

2019年8月24日(土)14:00~ 沖縄・タワーレコード那覇リウボウ店 店内イベントスペース
*観覧フリー

Naz(ナヅ)

2000年、沖縄県沖縄市生まれ。現在19歳。独学で歌を学び、13歳の頃に沖縄で開催された世界的オーディション番組〈X FACTOR OKINAWA JAPAN〉に出場し、その後音楽活動の場を広げ、高校生のときにNABOWA「My Heatbeat(Belongs To You)」、冨田ラボ「OCEAN feat. Naz」でゲストボーカルを担当する。今後は沖縄とロンドンを活動の拠点とし、活動していく。

オフィシャルTwitter(@ymd_naz)
オフィシャルInstagram(@ymd_naz)

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