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“若きサムライ”が京都に集結! 18名が高い志を持って新たな試みに挑むKYOTO SAMURAI BOYS公開稽古

“若きサムライ”が京都に集結! 18名が高い志を持って新たな試みに挑むKYOTO SAMURAI BOYS公開稽古

海外からの観光客数が過去最高を更新し、内外問わず多くの観光客が訪れる、歴史的文化都市・京都。観光名所としても名高い平安神宮の敷地内にある京都・時代祭館十二十二(トニトニ)に、この夏、KYOTO SAMURAI THEATERがオープン、新たなエンターテインメントショーKYOTO SAMURAI BOYSが上演される。(8月10日(土)〜プレオープン、9月グランドオープン予定)。
オープンに向けた7月24日に都内のスタジオでKYOTO SAMURAI BOYSのMEMBER17名(※1名は怪我で欠席)と演出・構成を手がける植木 豪が登壇した囲み取材が行われ、公開稽古も披露された。その模様をレポートする。

取材・文 / 松浦靖恵 撮影 / 青木早霞


KYOTO SAMURAI BOYSは絶対にブレイクする!

最初に今回の新プロジェクトのプロデュースを手がけるネルケプランニングからプロジェクト説明に立った代表取締役会長・松田 誠が開口一番、「KYOTO SAMURAI BOYSのこの子たちは絶対にブレイクすると思います! (新プロジェクトだけに)ゼロからのスタートになります。毎日毎日、演出の植木 豪さんを中心にMEMBERたちが、今、手探りで頑張っています。KYOTO SAMURAI BOYSは絶対に成功すると思います!」と、作品にかける熱い思いを口にした。

KYOTO SAMURAI BOYS

KYOTO SAMURAI THEATERでロングラン公演を予定しているKYOTO SAMURAI BOYSには、オーディションで選抜された18名の“若きサムライ”たちが出演する。「椿」「桔梗」「若葉」の3チームにMEMBERは分かれているが、公演には3チームの中からシャッフルで各回9名が出演、プレビュー公演期間中の8月は一日2回公演を行う予定だ。

KYOTO SAMURAI BOYS

オフィシャルサイトには「侍魂、結集。志という名の刀を握りしめ、世界に跳べ。」というキャッチフレーズがあり、“京都”、“侍”、“刀”といったワードからは時代劇を想像しがちだが、本作は、現代を生きる若者がある日ゲームの世界に入り込んでしまい、さらに、同じくゲームの世界に取り込まれた人たちを元の世界に戻すという使命を課せられ、強大な敵とぶつかり、修行を経て、“サムライの心”を思い出していくという物語で、プロジェクションマッピングなど最新技術を融合させたステージとなる。

公開稽古では、物語の序盤、ゲームの世界に入り込んでしまったときのバトルシーン「SAMURAI BATTLE」と、ショー終盤で展開されるライブシーンから「侍Brotherhood」が、福澤 侑、山縣悠己、里中将道、Lil Noah、泰江和明、下田壮良、RANMA、竹迫祐貴、R-NEの9名によって披露された。

KYOTO SAMURAI BOYS

まず、本編のバトルシーン「SAMURAI BATTLE」がスタート。力強いキレキレのダンス、素早く替わるフォーメーション、そして、高いジャンプやバク転、アクロバットなど、各自が得意としている動きを見せ場として取り入れたパフォーマンスは迫力があり、全員の身体能力の高さを十分に感じることができた。KYOTO SAMURAI BOYSのために集結した彼らは、まだそれぞれが出会ってから日が浅いはずなのだが、すでにチーム感も滲み、若者たちが一丸となってこの舞台に立ち向かっている姿に触れて胸が熱くなった。

KYOTO SAMURAI BOYS

稽古場には花道に見立てた何本もの白いラインが床に引かれていたが、KYOTO SAMURAI THEATERには客席の後ろにも花道があり、MEMBERが観客のまわりをぐるぐると回りながらパフォーマンスを行うとのこと。公開稽古でも取材陣の真横や後ろを全速力で走り回り、劇場では花道が客席を360度囲む。つまり、どの客席もMEMBERの汗が飛んできそうなくらい近い距離にあり、観客は至近距離で彼らの熱いパフォーマンスを体感できるだろう。

KYOTO SAMURAI BOYS

呼吸を整える間もなく彼らは汗だくのまま、ライブシーン「侍Brotherhood」へ。「SAMURAI BATTLE」は台詞がないノンバーバルの演技でストーリーを表現していたが、ライブパートでは、“現代の刀=マイク”(この日はマイクに模した木片を手にしていた)を握ったMEMBERたちが、歌とダンスをノンストップで繰り広げる。観る者の身体を揺さぶり続けるリズム、重低音が響くダンスナンバーの中で、ポッピン、ヒップホップ、ブレイキンといった様々なダンススタイルやアクロバットを披露したりと、より個々のスキルを前に押し出した見せ場や、ハンズアップなども取り入れ、本番ではキャストと観客が一体になれる場面もつくられていた。

KYOTO SAMURAI BOYS

18名の若者たちが繰り広げるステージは、ノンバーバルな表現ということを差し置いても、国境を越えて、世代を超えて、誰もが楽しめる空間になるだろう。
松田は、公開稽古後にもこんなことを言っていた。
「“サムライ”というのは仕事や役割ではなくて、“スピリット”なんじゃないかと。海外から来た人に『京都に本当にサムライがいたよ! 平安神宮にはサムライがいた!』と言ってもらえるように、MEMBERには“サムライの心”を自分の中にちゃんと持とうと言っています。行動するときに「それはサムライなのか?」と自分に問え、と。(プライベートでも)自分の行動に責任を持って、この1年間、人間として成長しようと、みんなに言っています。なので、ひとつのチームとしても成長していく姿を見てもらえたら」。

KYOTO SAMURAI BOYS

最新技術と若者たちの熱量が詰め込まれたKYOTO SAMURAI BOYS。このプロジェクトが踏み出す最初の一歩は、そして“若きサムライ”たちの挑戦は、未来へと繋がっている。彼らが稽古を重ねていくなかで、そして1年間にわたる公演のなかで、ひとりひとりがどんな“サムライ”へと成長していくのか。京都から発信するKYOTO SAMURAI BOYSが今後どんな可能性を広げていくのか。ぜひ、皆さんの目で確かめてみて欲しい。

本当のサムライになっていく、心の汗と体の汗をかくMEMBERを応援して欲しい

囲み取材では、急遽、衣裳の一部が仮縫いの段階で稽古場にあるということで、チームリーダーの3名(福澤 侑・里中将道・泰江和明)が、白を基調にした舞台衣裳を着用し、象徴となる刀を持って登壇した。ちなみに、チームカラーをアクセントにした白い衣裳は、それぞれのMEMBERのイメージに合わせて18バージョンつくられているそうだ。
怪我をして欠席している山口晃生以外の17名が自己紹介をしたあと、囲み取材がスタートした。

KYOTO SAMURAI BOYS

MEMBERを代表して、公演への意気込みを聞かせてください。

福澤 侑 まだ稽古の最中ですが、演出の植木 豪さんをはじめ、スタッフの皆さんのおかげでとても面白い作品になっていると思います。早くお客さんの前で披露したいですし、いろんな方に観ていただきたい作品です。まだまだ僕たちも頑張って、一日でもより成長できたらと思い、稽古をしています。皆さまに後悔はさせませんので、楽しみにしていただけたらと思います。

里中将道 自分にとっても、みんなにとっても、この1年はかけがえのないものになるのは間違いないなと確信しています。毎日、みんなができないことを必死に頑張って稽古している姿を見ていると、本当に素敵なMEMBERが集まったなと思っていて。豪さんを筆頭に、スタッフの皆さん、この舞台に関わってくださる多くの皆さんに、ひとりひとりが感謝しているので、悔いのないよう、素晴らしい作品に仕上げて、次のステップにみんなで進んでいけたらなと思います。

泰江和明 20日間あまり稽古が進んできて、このMEMBERでやれていることが本当に楽しくて。今、観ていただいたとおり、めっちゃ汗をかきながら、大変な思いをしながら、できないことをできるように頑張っているところです。豪さんをはじめ、このカンパニー自体がすごく大きなプロジェクトなので、僕らは1年かけてそこに追いつくというか。京都に行って、お客さんに観ていただいて、僕たちもお客さんもみんなで盛り上げていけたら嬉しいです。

植木さん、本公演の見どころを教えてください。

植木 豪 京都で“サムライ”を生まれさせるというこのプロジェクト。京都という場所であったり、サムライといったところでの日本の伝統文化もありますが、最新技術やテクノロジーなど、日本発祥のもので素晴らしいものがたくさんあるので、この公演に関しては、プロジェクションマッピング、レーザーを操るコンテンツ、そして、今はまだ舞台やライブでは観たことがないホロヘルメットという新しいホログラム映像などを使い、その中にMEMBERのフィジカルをどんどん入れていきたいと思っています。若者の汗を映像や最新技術の中に取り込んで見てもらおうというのが、今回の作品です。本当にMEMBERの作品に対する姿が真摯で、素晴らしいです。僕も、あと20年遅く生まれていたら、みんなと一緒に自分も出たかったなと思う作品になっています。彼らは日々成長していっているので、お客様にも彼らの成長を見続けていただいて、一緒に彼らをサムライにしていって欲しいです。ぜひ、応援してください。

KYOTO SAMURAI BOYS

植木さんにお聞きします。オーディションでMEMBERを選んだポイントは?

植木 今はまだ何もできないかもしれない若者でも、ここから“サムライ”になりそうな華があること。ここから一緒に戦っていけるメンバー、荒削りだけど応援したくなるメンバー、というのを大前提に選びました。そして、オーディションに対する態度もしっかり見させてもらいました。

各チームのリーダーに、それぞれのチームの魅力をお聞きしたいです。

福澤 まだ出会ってからそんなに日は経っていなくて、稽古に集中しているところなのでプライベートな話をする時間はまだそんなにとれていないんですが、「椿」は熱そうな人たちがたくさんいます。切磋琢磨しながら成長していけそうなチームです。いい仲間であり、ライバルです。

里中 「桔梗」はテンションの高い子が多いです(笑)。負けず嫌いなMEMBERが多く、練習が終わっても、みんなに追いつこうと、残って練習しているような子が多いし、芯のある子が多いチームです。

泰江 「若葉」は、名前のとおり爽やかで、稽古を見ていても、ひとりひとり取り組み方が真面目ですね。爽やかなイメージに合ったMEMBERだなと思います。これからどんなキャラになっていくのか楽しみですし、MEMBERもお客さんも笑顔にさせてくれるようなそれぞれの良さがあると思うので、楽しみにしていてください。

KYOTO SAMURAI BOYS

今後、どのような展望を予定されていますか?

植木 僕自身もノンバーバルで海外で公演してきましたが、今回、そのノンバーバルのスタイルを取ったのは、京都は海外からの観光客が多いというのがひとつありますが、まず一番に日本の皆さんに楽しんでもらえるようにしつつ、どこにでもこのパッケージを持っていけるようにつくっていますので、技術的なコンテンツを含めて、様々な場所でやりたいという展望は持っています。

最後に、植木さんから公演を楽しみにされている方たちにメッセージをお願いします。

植木 “男子三日会わざれば、刮目して見よ”という言葉があるとおり、稽古が始まって5日目くらいに“こんなに男って、人間って、変われるんだ”ということを、僕が目の当たりにしています。オーディションで見たときとは、まったくの別人で、今、彼らは本当のサムライになりかけています。皆さんの応援と、その応援からいただくパワーで、彼らは本当のサムライになっていくと思います。心の汗と体の汗をかいているみんなを、ぜひとも応援していただけたらいいなと思います。

会見の最後は、MEMBER全員で合わせた「KYOTO SAMURAI BOYS、よろしくお願いします!」の力強い声が、彼らの熱い思いを乗せ、稽古場に響いた。

KYOTO SAMURAI BOYS

KYOTO SAMURAI BOYS

2019年8月10日(土)〜プレオープン KYOTO SAMURAI THEATER
13:00開演/16:00開演 ※毎週火曜日は休演日
2019年9月 グランドオープン(予定)KYOTO SAMURAI THEATER

STORY
日々何気なく過ごしていた現代の若者たちが、ある日ゲームの世界に入りこんでしまう。
さらに、同じくゲームの世界に取り込まれた人達を、元の世界に戻す使命を課せられてしまった!
強大な敵とぶつかり、修行を経て、【侍の心】を思い出した若者たち。
使命を果たし、無事に元の世界に戻ることは出来るのか?

構成・演出:植木 豪

MEMBER
【椿】福澤 侑 飯塚大夢 NUY 山口晃生 山縣悠己 竹迫祐貴
【桔梗】里中将道 Lil Noah RANMA BISKE 神谷亮太 品川 翔
【若葉】泰江和明 Rayshy R-NE 飯田寅義 下田壮良 河島樹来

主催:SAMURAI BOYS PROJECT

オフィシャルサイト
オフィシャルTwitter(@samuraiboysPJT)

©SAMURAI BOYS PROJECT