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ゲーマーの宿題!? 夏休みにプレイしたいおすすめゲーム3選

ゲーマーの宿題!? 夏休みにプレイしたいおすすめゲーム3選

いつも仕事や勉強に追われて「ゲームする時間なんてない……」とお嘆きのあなた。今年の夏休みの予定はいかがでしょうか。1ヶ月以上休める方、あるいは1週間ほどだけどゆっくりできる方なら、ぜひプレイしてほしい3タイトルがあるのです。それは『ウィッチャー3 ワイルドハント ゲームオブザイヤーエディション』、『オーバークック2』、『大逆転裁判』シリーズ。ジャンルは違えどいずれも人気作であり、スリルあり笑いありの遊んで損はないタイトルです。ゲーマー人生において、この3タイトルを体験せずに過ごすのはもったいないという思いから、本稿を用意しました。個人的にも愛してやまない3タイトルの魅力とともに、どんなシチュエーションに向くかも併せてご案内します。

文 / 小泉お梅


1.ゲラルトという男に酔いしれる『ウィッチャー3』

スパイク・チュンソフト(開発:CD PROJEKT RED) / PlayStation®4、Xbox One / オープンワールドアクション RPG

オフィシャルサイト

【こんなとき&こんな方にオススメ】
・やり応えのあるゲームで遊びたいとき
・ちょっと長めの休暇が取れる方

怪物退治を生業とするウィッチャーのひとり、ゲラルトとなって諸国を巡る『ウィッチャー3 ワイルドハント』。こちらの本編にふたつの拡張パックを収録したものが『ゲームオブザイヤーエディション』です。
本作は中世ヨーロッパ風の世界が舞台のオープンワールドゲーム。ゲラルトは消息を絶った養女・シリラ(愛称シリ)を捜すため、各地で情報を集めることになります。彼は優れたウィッチャーであることから、シリの手がかりと引き換えに、厄介な頼まれ事をされることもしばしば……。依頼のやり取りのシーンでは、選んだ選択肢によって人々の運命が変わることもあります。また、情に厚い男にするのか、仕事にはドライなウィッチャーにするのか、と自分の想うゲラルト像を作り上げられることも魅力のひとつですね。

エンタメステーションゲームコラム
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▲選択肢には相手の生死を左右するもの、時間制限が設けられたものもあります

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▲幼いころからゲラルトが育ててきたシリ。彼女の身に何が……?

本作はシリの足跡を追うメインクエストを進めながら、旅の道中で発生するサブクエストや、市民から寄せられる依頼などを請け負っていくことになります。どのクエストから手をつけるかはプレイヤー次第ですが、小さな依頼もおもしろいので、できれば余すところなくプレイしていただきたいところ。
クエストは全般的に怪物退治や怪異の調査が中心になりますが、解決しても必ずしもハッピーエンドではないところが、『ウィッチャー』シリーズらしいというか、大人向け作品らしいと思います。ゲラルトが苦み走った酸いも甘いも知る男性であるのは、こういった後味の悪さを何度も経験しているからなのでしょうね。

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▲序盤のメインクエストの中心人物である“血まみれ男爵”。彼の依頼を進めるにつれ、家庭の事情が見えてきて……。結末が忘れられないクエストのひとつです

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▲血や匂いなどの痕跡がハイライトされる“ウィッチャーの感覚”は調査に大活躍。ボタンひとつで発動できるのも使い勝手がいいですね

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▲おどろおどろしい木の亡霊を救うのか、それとも……?

戦闘になれば、剣技や“印”と呼ばれる即時発動の呪文を駆使して戦うことになります。印は炎や衝撃波を出すもの、身を守るバリアや相手の精神を惑わせるものなどさまざま。アクションは複雑ではなく、剣を振るうだけでも十分戦えますが、慣れてくれば印を使いつつ、隙を狙って斬ってと立ち回りの楽しさが実感できるようになります。ゲラルトや敵にはレベルがありますが、少し格上の相手に勝てたときはうれしさもひとしお。
また、おのずと戦闘の下準備も楽しくなってきます。身体機能を強化する霊薬を揃えたり、対象の種族に効く、いわば毒の役割をするオイルを剣に塗っておいたり……。ますます自分が熟練のウィッチャーに近づけているような気がしてうれしくなります。

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▲攻撃はおもに弱攻撃と強攻撃のふたつでシンプル。印の切り替えもスティックで楽々です

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▲レベル差がある敵にはドクロマークが表示されます。散策中に遭遇したときは冷や汗モノ!

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▲怪物図鑑には弱点となるオイルや印が記されているので、準備に役立ちます

スリリングな荒事だけでなく、ユニークなクエストもたくさんあります。出会うキャラクターも人間に限らず、話せる怪物だったりすることも。

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▲成り行きで劇に本人役で出演することに!?

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▲ブタちゃんと会話。もとは人間で、魔法で姿を変えられてしまったらしいのですが……

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▲息抜きに馬でのレースに参加するのもいいですね

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▲ゴドリングのジョニーはおしゃべりで気のいいヤツ。ゲラルトのために交渉してくれます

変わったクエストとしては、ミニゲームの“グウェント”のカードをコンプリートするというものもあります。じつはこのカードゲーム・グウェントに、シリの捜索そっちのけで大ハマリしてしまいました。シンプルなルールなのに、奥が深くておもしろいんです。グウェントのスピンオフが2作品もリリースされていることも、そのおもしろさを裏付けていると言っていいでしょう。グウェントは各地の主要人物や商人と勝負でき、勝てばカードが1枚獲得できるのも燃える要素のひとつ。グウェントしたいがために、まだゲーム序盤なのに半ば強引に遠くの国へと足を運んだほどです。

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▲鍛冶屋から貴族まで、片っ端からカード勝負を持ちかけるゲラルト。渋さとのギャップがまたイイですね

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▲相手と交互にカードを1枚ずつ出し合い、最終的に自陣のカードの合計値が高いほうが勝ち。打ち止めとしてパスをするか、手札がなくなった時点で勝敗が決まります。試合は3回戦のうち2回勝てば勝利となるので、分が悪いときはあえて負けて手札を温存し、つぎの回に掛けるという手も

お楽しみ要素はまだまだ尽きません。シリを操作できるエピソードが挟まれたり、素敵な“女魔術師”たちとのロマンスを楽しんだり……。また、本作はグラフィックも美しく、野山を馬で駆けたり、街をブラりと歩くだけでもいろいろな発見があります。

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▲シリ編では彼女に起きた出来事が垣間見えるだけでなく、シリの特殊能力である高速移動が堪能できます

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▲恋人のイェネファーとの逢瀬。美女のイェネファーはもちろんですが、ゲラルトもまた色っぽい!

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▲ゲラルトに熱い想いを寄せるトリス。いじらしい彼女の気持ちに応えるのか、イェネファーとの絆を守るのか? モテる男はツラいですな

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▲序盤の村々は、戦時中ということもあり陰鬱な雰囲気ですが、世界には風光明媚な景色が広がっています

本作の膨大なボリュームに尻込みしていた方、あるいは時間がなくてプレイを一時中断していた方、夏休みこそチャンスです! 充実のシナリオ、精細なグラフィック、広大なマップにクールなサウンド、そして何よりカッコよすぎるゲラルトに出会わない理由はありません。日本語ローカライズもバッチリなので、不自由な思いもなし。あらゆるキャラクターに日本語ボイスがついているので、没入することも間違いなし。個人的にはゲラルトの吹き替えを声優・山路和弘さんが担当されたことを神に感謝するばかり……。ローカライズの本気は歌にまで及んでおり、ある歌姫が歌うシーンも日本語吹き替えでした。すばらしい歌に思わずホロリとしてしまいました。この歌のローカライズは各対応言語ごとになされているそうで、それがまとめられた動画がオフィシャルチャンネルで視聴できます。本作の雰囲気を知るうえでもオススメですよ。
また、本作は2019年中にNintendo Switch™版が発売予定とのこと。「空いた時間にワンクエスト!」といった具合に、どこでもサッとプレイできるようになるのはありがたいですね。ぜひこちらも併せてチェックしてみてください。

CD PROJEKTR, The Witcher® are registered trademarks of CD PROJEKT Capital Group. The Witcher game © CD PROJEKT S.A. Developed by CD PROJEKT S.A. All rights reserved. The Witcher game is based on the prose of Andrzej Sapkowski. All other copyrights and trademarks are the property of their respective owners.

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