『PIXELS』を10倍楽しく見る方法  vol. 2

Review

『PIXELS』を10倍楽しく見る方法 (その2)

『PIXELS』を10倍楽しく見る方法 (その2)
83s

Qバート(Gottlieb)

作中に登場!!

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変な顔だけど米国では大人気!!

 タコのようなキャラクター「Qバート」を操作して、疑似3Dで表現された三角すい型のフィールドを踏破(通過した床は色が変わる)するとステージクリア。見た目は大きく異なるが『パックマン』などと同じ「ドットイートゲーム」の一種とされている。後発作品ということもあって、ゲーム性はやや複雑になっており、2回通過しないと色が変わらない床や、通過するたびに色がループする床など、それまでの作品になかったパズル性も追加されていた。

 国内ではほとんど流通しなかったため、日本での認知度はさほどだが、海外では時代を代表するほどのヒット作。2013年にはその最高スコアが更新(米国のゲームファンが約85時間プレイして3716万3080点をマーク)されるなど、いまだ現役の作品として(?)愛されている。作中でマスコットキャラとして扱われるのも、これなら納得?

ゼビウス(ナムコ)

隠しキャラ&コマンドブームの仕掛け人

 後に多くの傑作ビデオゲームを手掛けることになるゲームクリエイター・遠藤雅伸のデビュー作。謎の知性体「ガンプ」が操るゼビウス軍に支配された南アメリカ(作中、画面いっぱいにナスカの地上絵が表示されるシーンがある)を取り戻すべく銀翼の戦闘機・ソルバルウで出撃するという内容。作品自体はオーソドックスなシューティングゲームなのだが、それまでの作品とは比較にならないほど世界観を作り込んでおり(ただし、ゲーム性への影響はほぼ皆無)、そこに魅了されるファンも多かった。

 何もないフィールドの特定位置に対地攻撃武器を打ち込むと謎のモニュメント「ソル」が出現するなど「隠しキャラ」をメジャーにしたことでも有名。後に発売されたファミコン版では自機が無敵になるなどの「隠しコマンド」が仕込まれており、これもまた大いに話題となった。


1983年 ●東京ディズニーランド開演
●大塚製薬が「カロリーメイト」を発売
●NHK朝の連続テレビ小説『おしん』が視聴率62.9%を記録(シリーズ最高)


+ column

ファミコンが空前の大ヒット!!
『家庭用ゲーム機』の時代が到来

 1983年7月15日は、国内ビデオゲーム産業において最も重要な1日と言えるだろう。任天堂が家庭用ゲーム機の決定版『ファミリーコンピュータ』を発売した記念すべき日だからだ。奇しくも同日、セガも『SG-1000』を発売。この日をもって家庭用ゲーム機は新たな時代(ゲーム史的には第3世代ゲーム機と定義)へと突入していく。

 旧世代製品と異なり、高度なアーケードゲームも、さほど品質を落とさず移植できるようになったほか(『ファミリーコンピュータ』は『ドンキーコング』を忠実に移植できるスペックを目指し開発された)、家庭用ゲームならではのオリジナル作品も多数生み出していったのが新世代ゲーム機の特長。それまで「ビデオゲーム」と言えばアーケードゲームのことを示していたのが、この時期からはビデオゲーム=家庭用ゲーム機のことを示すようになっていく。

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ファミリーコンピュータ (任天堂)

全てを変えた伝説のゲーム機

任天堂が『ゲーム&ウォッチ』の成功を受けて開発した、同社初の家庭用据え置きゲーム機。当時としては驚異的なスペックを備えており、美しいグラフィック、滑らかな動き、豊かなサウンドを表現することができた。さまざまなゲームに対応できる十字キーという発明も画期的。同時発売タイトルは『ドンキーコング』、『ドンキーコングJr.』『ポパイ』の3本だが、約1ヵ月後に『五目ならべ』『麻雀』が追加され、子供から大人まで楽しめる、文字通りファミリーで楽しめるラインナップを完成させた。米国では『Nintendo Entertainment System(NES)』として1985年10月に発売(下写真)。

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SG-1000 (セガ・エンタープライゼス)

こちらもまた歴史的一台

当時、アーケードゲーム市場で大きな実績を誇っていたセガが家庭用ゲーム機市場制覇に向けて開発。こちらもまた同社の予想を上回る成功を収めたが(国内外合わせ初年度の販売台数が20万台を突破)『ファミリーコンピュータ』の大成功(国内だけで初年度300万台)には遠く及ばなかった。しかしこれ以降、家庭用ゲーム機市場は任天堂とセガの2強体制に。

84s

ペーパーボーイ(ATARI)

作中に登場!!

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お客様に新聞を投げてお届け

 自動車や通行人、動物などの障害物を避けながら契約宅に新聞を投げ込んでいく(米国では一般的な配達スタイル)という一風変わった斜めスクロールのアクションゲーム。配達する新聞は武器としても利用でき、道中を妨害する犬などに投げつけてこれを撃退することもできる。ただし投げすぎると配達分がなくなってしまう(落ちている新聞紙を拾うことで補充可能)ほか、誤って契約宅の窓ガラスに新聞ぶつけてしまうと、窓ガラスが割れて契約を解除されてしまう、日曜日の新聞はページ数が多い=重いので飛ぶスピードが遅いなど、妙にリアルな面も。

ダックハント(任天堂)

作中に登場!!

上手く撃たないと「ウシシ」と笑われる

 ファミリーコンピュータ光線銃シリーズ第2弾として登場(専用筐体でアーケードゲームとしても展開)。別売の光線銃型コントローラーを接続してプレイする。ゲーム内容は画面内に現われたカモをタイミングよく撃ち落としていくという当時としてもシンプルなもの。プレイヤー1が銃を撃ち、プレイヤー2がカモを操作するという変則的な対戦プレイも楽しめた。映画『ピクセル』では、地球陣営勝利のトロフィーとして、ゲーム内でプレイヤーのパートナーとなる猟犬(カモを仕留め損なうとプレイヤーを馬鹿にするようなしぐさで笑う)が登場している。

テトリス(セガ、任天堂など)

作中に登場!!

世界レベルの社会的現象に!!

 ソ連(当時)の科学者、アレクセイ・パジトノフらが「ペントミノ」と呼ばれる箱詰めパズルをヒントに生み出した“落下型パズルゲーム(通称・落ちモノ)”の嚆矢はこの年に記念すべき第1弾が完成した(PC向け)。ただし、日本で本格的に普及するのは1988年にセガがリリースした(当時、『テトリス』はさまざまなメーカーにライセンスが発行され、世界中でさまざまなバージョンが発売されていた)アーケード版の登場以降。翌年には任天堂から対戦プレイに対応したゲームボーイ版が発売され、後者は国内出荷分だけで400万本、世界累計では何と3000万本を超える大ヒットを記録している。


1984年
●グリコ・森永事件発生
●新紙幣発行。一万円札が聖徳太子から福澤諭吉に
●マハラジャ麻布十番店がオープン(ディスコブームへ)


85s

スペースハリアー(セガ・エンタープライゼス)

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ゲームセンターだけのプレミアム体験

家庭用ゲーム機では再現不能なゲームを作ろうという発想から“体感ゲーム”という大型筐体作品が登場。『スペースハリアー』では、疑似3D表示と合わせ、異世界を飛び回るような浮遊感と興奮を味わうことができた。

グラディウス(コナミ)

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シューティングゲーム革命!

特定の敵を倒すと手に入る「パワーカプセル」を集めて、ユーザーが任意に自機をパワーアップできるという、画期的なアイデアを具現化したシューティングゲーム。噴火する火山や謎のモアイ像など凝った仕掛けも人気の秘訣。


1985年
●国際科学技術博覧会(つくば科学万博)開催
●日本電信電話公社が民営化、NTTに
●『夕やけニャンニャン』が放送開始、『8時だョ! 全員集合』が放送終了


+column
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『スーパーマリオブラザーズ』が
日本全体を巻き込む社会現象に

この年、任天堂が『スーパーマリオブラザーズ』を発売。子供たちだけでなく、それまでゲームに興味を持っていなかった層をも巻き込む大ヒット=社会現象となった。最終的な販売本数は全世界累計4024万本。これは単体で販売された作品としては断トツNo.1の数字だ。ほか、世界各国でゲームにまつわるさまざまな賞を受賞(ファミ通「読者が選ぶ未来に伝えたいゲーム」第1位など)。売上だけでなく内容の面でも史上最高と評価されている。なお、発売直後は品薄状態が続き、その結果、一部の店頭では不人気ソフトとの抱き合わせ販売も行なわれ、これもまた社会問題となっている。

86s

アルカノイド(タイトー)

作中に登場!!

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往年の名作にあらたな息吹を吹き込みリブート

 1970年代後半にヒットした「ブロックくずし」に、新要素を追加して復活させたジャンルリメイク作品。ボールが3つに増える「ディスラプション」、ラケット(作中では「バウス」と呼ばれる)の幅が拡がる「エキスパンド」などのパワーアップ要素のほか、壊せないブロック(ウォール)の導入などによりゲーム性を飛躍的に高めている。その大ヒットにより第2次ブロックくずしブームを巻き起こしたほか、それ以外のさまざまなジャンルで現代風アレンジを施したリメイク版が乱発されるきっかけを作った。
 ちなみにテレビアニメ『ドラえもん』で先代ドラえもんを演じた声優・大山のぶ代はアーケード版筐体を個人で所有していたほどの熱心な『アルカノイド』ファンとして有名。その腕前も見事なもので、公式記録としては歴代2位となる120万点をマークしている。


1986年
●男女雇用機会均等法施行
●富士フイルムが使い捨てカメラ『写ルンです』を発売
●ビートたけし、フライデー襲撃事件


+column
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『ドラゴンクエスト』登場で
ゲームセンター冬の時代へ

『スーパーマリオブラザーズ』ら、『ファミリーコンピュータ』のオリジナル作品が徐々にゲームセンターから客を奪っていく中、1986年5月27日に家庭用ゲーム機初の本格ロールプレイングゲーム『ドラゴンクエスト』がデビュー。以降、長時間かけてじっくり楽しむスタイルのゲーム(シミュレーションゲームなど)が支持を集め始め、ますますゲームセンターは窮地に立たされていくことに。以降、1990年前後の『テトリス』ブームや、1990年代中頃の格闘ゲームブーム(『ストリートファイターII』など)といった、突発的な盛り上がりはあったものの、それらもまた家庭用ゲーム機に取り込まれていく。

ちなみに……1970’s は?

70s

スペースインベーダー(タイトー)

作中に登場!!

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日本中にゲームセンターが開店

 日本国内で最初のビデオゲームブームを巻き起こしたのがタイトーのシューティングゲーム『スペースインベーダー』(1978年稼働開始)。ゲームセンターのほか、喫茶店や駄菓子屋に設置され、サラリーマンを中心に爆発的ヒットとなった(この際「インベーダーハウス」と呼ばれる小規模ゲームセンターが乱立され、後の国内アーケードゲーム市場の拡大につながっていく)。そのあまりの人気から100円硬貨が不足し、日本銀行が慌てて増産したという真偽定かならぬ都市伝説も生まれたほど。ちなみに孫正義率いるソフトバンクはその創業直後に本作を米国で輸入販売・リースするという事業を手掛け、後の事業展開につながる資金を獲得することに成功している。

source:Wikipedia Author:Jordiferrer (CC3.0 表示/継承)

Dojo Quest(本作オリジナル)

作中に登場!!

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美しきレディーリサの大冒険!

クセモノ揃いの『ピクセル』登場人物の中でも、とりわけ奇人変人度の高い“神童”ラドロー(演じるのは『アナと雪の女王』でオラフの声を担当したことでも知られる怪優ジョシュ・ギャッド)が人生をかけるほどにハマったという作品がこちら。実は本作は実際には存在していない、映画『ピクセル』オリジナルのビデオゲーム。セクシーな女忍者レディー・リサが邪悪な盗賊ビディーと、彼の手によって開放されたドラゴンから道場を救うために闘うという内容だ。そして今、この“幻のゲーム”が、iOS/Androidスマホ向けに提供中。画面上のアイテムを集めてパワーアップし、迫り来る敵忍者やドラゴンをやっつけよう。80年代テイストのレトロなゲームシステムがたまらない!!

映画『ピクセル』

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オフィシャルサイトhttp://www.pixel-movie.jp/

Staff
監督:クリス・コロンバス 脚色:ティム・ハーリヒー、ティモシー・ダウリング プロデューサー:アダム・サンドラー、クリス・コロンバス、 マーク・ラドクリフ、アレン・コヴァート 撮影:アミール・モクリ プロダクションデザイナー:ピーター・ウエナム 音楽:ヘンリー・ジャックマン 視覚効果スーパーバイザー:マシュー・バトラー

Cast
ブレナー:アダム・サンドラー クーパー:ケヴィン・ジェームズ ヴァイオレット:ミシェル・モナハン エディ:ピーター・ディンクレイジ ラドロー:ジョシュ・ギャッド ポーター大将:ブライアン・コックス 1982年世界大会 MC:ダン・エイクロイド レディ・リサ:アシュレイ・ベンソン 岩谷教授:デニス・アキヤマ

9月12日(土)全国ロードショー

2015年アメリカ映画
スコープサイズ

本編上映時間:1時間45分
2D /3D / IMAX / MX4D /4DX
字幕翻訳:松崎広幸
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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