Interview

2.5次元とアニメ声優、両方を演じた決定的な違いとは? 美しき高校ラグビーアニメ『トライナイツ』主演・阪本奨悟の“なりきり方”

2.5次元とアニメ声優、両方を演じた決定的な違いとは? 美しき高校ラグビーアニメ『トライナイツ』主演・阪本奨悟の“なりきり方”

初の自国開催となるラグビーワールドカップ2019を9月に控え、ラグビーに対する世間の関心も高まるなか、高校ラグビーをテーマにしたTVアニメ『トライナイツ』の放送が日本テレビ他にてスタートする。

本作は、体格に恵まれず一度はラグビーを諦めた“頭脳派”遥馬理久と、優れた身体能力を持つ“肉体派”狩矢光を中心とした青春群像劇。雄々しいイメージが強いラグビーの熱さ・躍動感を繊細なタッチで美しく描き出す。アニメ放送に先がけて『月刊コミックジーン』(KADOKAWA)にて漫画版も展開されており、今後はさらなるメディアミックスにも期待がかかる作品だ。きらびやかな少年たちの “ひたむきさ”は、これまでラグビーと縁のなかった女性をも振り向かせることだろう。

主人公のひとり・理久を演じるのは、アーティストとして、役者として、2.5次元の舞台でも活躍する阪本奨悟。今年2月公開の『劇場版 王室教師ハイネ』に続き、今度は地上波アニメ主役キャラクターの声優に初挑戦する。ここでは2話目のアフレコを録り終えたばかりという阪本に、役に挑む気持ちや手ごたえを聞いた。

取材・文 / 逆井マリ 撮影 / 増永彩子


「この人たちが汗をかいたらすごくキレイなんだろうな」って思うような美しい世界です

TVアニメ『トライナイツ』

『トライナイツ』の舞台は高校ラグビーですが、ラグビーという題材に関してはどういう印象がありましたか?

阪本奨悟 ラグビーは経験がなく、きちんと試合を見たことがなかったので全く分からない状態でした。最初は「屈強な人たちが出てくるのかな? 僕が演じて大丈夫かな?」と少し不安に思ったんですが、いざ原作を読んでみると全然そんなことはなくて。ラグビーという激しいスポーツを綺麗な絵で描いていて、さらに美しさがある……というのがこのアニメの面白いところなのかなと思っています。距離の近いスポーツという印象に変わりましたね。

『トライナイツ』の特色はどんなところにあるでしょうか。

阪本 この作品の“スタイリッシュ高校ラグビー青春群像劇”というテーマそのものが特徴かなと思っています。普通のスポーツアニメとは違う気がするんですよ。熱いところはすごく熱いんですけど、「この人たちが汗をかいたらすごくキレイなんだろうな」って思うような美しい世界で(笑)。そういった二面性を持っている作品です。女性が読んでも楽しめる作品ですね。

TVアニメ『トライナイツ』

阪本さんが特にスタイリッシュさを感じるポイントとは?

阪本 キャラクターですかね。それぞれが本当にイケメンで(笑)。『トライナイツ』はキャラクターの髪の毛がみんなキレイなんです。理久の先輩たちである冬原灯利さん(CV:寺島拓篤)、灘誠一郎さん(CV:中島ヨシキ)の髪型は特にキレイで。高校ラグビーの場合は本来髪型もここまで自由ではないでしょうし、ルールとしてヘルメットもつけなきゃいけないそうなんです。でもこの作品内ではヘルメットはあえてつけていなくて、それぞれのカッコよさが際立っています。一人ひとりの個性が際立っているところが、見ていて面白いです。

個性豊かな登場人物たちが話数を重ねることにどう成長していくかが楽しみですね。

阪本 そうですね。理久と光以外のキャラクターもプレイヤーとしての個性が立っています。ラグビーはチームプレイなので、このチームがチームとして動いたときに一人ひとりがどう光っていくかは見どころだと思います。

阪本奨悟 エンタメステーションインタビュー

ラグビーはチームプレイっていい言葉ですね。アフレコ現場でもチームプレイ感というのはありますか。

阪本 まだアフレコが始まったばかりなので、“これからみんなで一緒に作っていこうね”という段階ではあるんですが……僕がまだ不慣れなので、一通り録り終わったあと「理久のセリフだけ録り直させてください」とお願いすることが多々あるんです。自分ひとりで録るつもりが先輩方も付き合ってくれて。嬉しいし助かりますし、頑張ろうって思えます。自分以外のところを誰かが録り直しているときは、僕も積極的に混じっていきたいなと思っています。気兼ねなく支え合うようになっていけたらいいなと思いますね。

理久のパートナー・光を演じるKENNさんとは舞台でも共演されていますが、阪本さんにとってKENNさんはどんな存在でしょうか?

阪本 頼もしいです! KENNさんは現場のムードメイカー的存在で「KENNさんがいるから大丈夫」といいますか。本当に助けられているんです。僕は声優としては新人なので、緊張してしまうことが多いんですが……KENNさんはそんな自分を温かく見守ってくれているような感覚があります。

現在は2話目のアフレコが終わったところとのことですが、先輩たちからアドバイスをもらうこともあるんでしょうか。

阪本 いただいています。例えば寺島拓篤さんはリハーサルの段階で、台本に“どの人がどのマイクに入ったか”を全部書き込んでおくそうなんです。そうすると本番でも“ここに立とう”とスッと動けるよって教えてもらって、確かに!って。それからは台本に書き込むようにしています。

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