future×feature  vol. 26

Interview

“初めて”を積み重ねて成長中の東宝シンデレラ出身の注目女優・福本莉子が『あらしのよるに』で“音楽劇”に挑む

“初めて”を積み重ねて成長中の東宝シンデレラ出身の注目女優・福本莉子が『あらしのよるに』で“音楽劇”に挑む

2016年の「第8回 東宝シンデレラオーディション」でグランプリとセブンティーン賞に輝いた福本莉子が、この夏、音楽劇『あらしのよるに』(立山ひろみ演出)で、ヤギのメイ役として舞台に立つ。同舞台は、1993年から始まった毎年夏休みに開かれる「日生劇場ファミリーフェスティヴァル」の四つの演目のうちの一つ。8月3日(土)~5日(月)に東京・日生劇場で上演される。

「ヤギのメイは、強いはずのオオカミの脆さにひかれていきます」と、種を越えた友情について、冷静に分析する福本。今年は、ドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』(テレビ朝日系)で連続ドラマ初出演を飾り、来年は、主要キャストを務めた『思い、思われ、ふり、ふられ』(2020年8月公開予定)と初の単独主演映画『しあわせのマスカット』(2020年初夏公開予定)の公開を控えている。「いまが一生懸命です!」と大きな目を輝かせる福本に、舞台のこと、これからのことなどについて聞いた。

取材・文 / 上村恭子 撮影 / 斎藤大嗣


身体表現の難しさを痛感。ヤギの画像を調べて、関節まで研究しました。

福本莉子 エンタメステーションインタビュー

舞台の上演まであともう少しです。いま、どんな心境ですか?

舞台稽古も終盤を迎えて、とても緊張しています。お芝居で腑に落ちないときは、何度も原作を読み返していたり、今日は衣装を着ての通しの稽古があるので、ようやく一幕と二幕を通して全体が見えてきたところです。

原作の絵本『あらしのよるに』はアニメーション映画になったりもしていますが、どんなところに魅力を感じますか?

やっぱりオオカミとヤギ、捕食する側とされる側が仲良くなるという展開が、このお話ならではなので、そこが好きですね。二人の友情関係が素敵だなあと思います。

役のメイの見どころは?

メイはか弱いヤギだけど、心は強いんです! ガブはオオカミだから力は強いけど、内面は少しネガティブで、落ち込むこともある。そんなとき、メイはガブを優しく包んであげることができるんですよね。メイは、オオカミなのに弱い面があるガブのギャップに魅かれています。

ガブ役の渡部豪太さんの印象はいかがでしょうか?

第一印象はワイルドな方かと思いましたが、とても柔らかい方でした。大先輩なので、ハッとさせられることばかりです。自由な雰囲気の中、みんなでアイデアを出し合ってつくっているのですが、渡部さんが率先して意見を出されていて、心強いです。

福本莉子 エンタメステーションインタビュー

今回は、音楽劇です。出演されていたCMで、福本さんの澄んだ歌声が素敵だったので、舞台上での歌に期待がかかります。

今回、歌の稽古をたくさん積みました。この作品は「秘密の友達」がキーワードになっていて、歌にもそのテーマが反映されているんです。前半は「あ~友達になっちゃった!」という喜びを歌ったフレッシュな歌。後半は、ふたりの関係が変わってから、ガブの葛藤やメイがガブを疑う複雑な気持ちを歌います。オオカミを恐ろしい存在だと思っていたのに、雷が怖くて、友達想いのガブの弱さやもろさに魅かれていく、メイの気持ちを表現できたらと思います。

TVアニメ『ひそねとまそたん』(TOKYO MX・BSフジ)の主題歌で昨年春に歌手デビューもされて、歌の仕事も多いですが、もともと歌をおやりになっていたのでしょうか? 

もともとカラオケで歌うぐらいでした(笑)。もっともっと稽古しなくてはならないと思っています。

昨年はミュージカル『魔女の宅急便』のキキ役で初舞台・初主演に挑戦されました。今回の初挑戦は何だったでしょうか?

今回は“身体表現”に挑戦しました。あと、人間ではない役も初めてです(笑)。演出家の方と話し合いながら、身体を通して、さまざまな表現に挑戦しています。たとえばヤギの寝姿や立ち止まったときの姿勢などにも、ヤギっぽさを出していく。自分でヤギの画像を調べて「関節はこうなっているのか~」と研究もしましたが、だからといって、リアル過ぎても芝居ではなくなるので難しいですよね。私の中で“挑戦”でした。

ポスタービジュアルの衣装もヤギのやさしさがあって、モコモコでかわいいです。

舞台の衣装はポスターとは同じではないですが、やっぱりヤギらしいモコモコした衣装でとてもかわいいです。でも。肌を見せないように手袋もはめているので、着ると少し暑いですね(笑)。

楽しそうな舞台になりそうですね。

そうですね。アンサンブルの方々が、嵐や風吹や、洞窟に至るまで、物を使わず身体で表現していたり、とにかく身体表現と音楽が見どころの舞台になってます。楽士の方々の生演奏もあって、シーンの冒頭の語りが歌なんですよ。きっと楽しい舞台になると思いますし、私自身も楽しみです!

音楽が大好きで、芸能界に入る前は音楽に携わる仕事がしたいと思っていた。

福本莉子 エンタメステーションインタビュー

では、ここからは少し福本さんご自身について教えてください! まずはデビューのきっかけになったオーディション、「東宝シンデレラ」を受けた理由を教えてください。

友達の推薦です。芸能界に少し興味もあったので「人生一度きり。挑戦してみよう」と思って、オーディションに挑みました。

その頃、芸能界とは別に、将来の夢はありましたか?

音楽が好きだったので、レコード店とか、ラジオ局とか、フェスとか音楽に携わる人になりたいと漠然と思っていました。バンド系が好きで、いろんなフェスによく行ったりもします。

へぇ! お気に入りのアーティストさんはいますか?

「雨のパレード」さんが好きです。ラジオで「好きです」と言ったら、それがきっかけとなってMV(「MARCH」)に出させてもらいました。ホントにうれしかったです! ユーチューブで曲を探すと、自分が出ているなんて、こんなにうれしいことはありません! 

それは嬉しいですね。では、いま、何をしているときが一番楽しいですか?

ひとり暮らしを始めたので、自炊なのですが、家で何をつくろうかなあと考えるのが楽しいです。まだ、道具や調味料をそろえている最中なので、つくるものが限られているんですが……。

その限られた道具で何を?

サラダとかお味噌汁です。おばあちゃんから自家製の味噌を送ってもらっています。暑い季節なので、みょうがを入れたお味噌汁をつくりました。道具をそろえて、これからもっとチャレンジしていきたいです。

大阪のご出身だから、関西の味が恋しくなりませんか?

大阪の、関西だしのうどんが食べたくなりますね。私、高校の学食で、ずーっとうどんばかり食べていたんですよ。知らない後輩が「あの先輩、ずっとうどんばかり食べてる」って言っていた……ということを人づてに聞いたことがあるくらい(笑)。でも、まだ、関東のうどんを食べたことがないので、そちらも食べてみたいです。

来年は初主演映画が公開。まだまだ「初めて」がたくさん。

福本莉子 エンタメステーションインタビュー

来年は、主演映画が2作も公開されますね。若手俳優4人が主演することで注目の『思い、思われ、ふり、ふられ』は人気の少女漫画が原作です。

漫画原作の作品に出させてもらうのは楽しいですが、人気作なので、演じる側としてはプレッシャーや不安も大きかったです。

でも、『センセイ君主』(18)で共演された事務所の先輩・浜辺美波さんと再共演で、心強かったのでは?

そうですね。美波さんと一緒だったことは、うれしかったし、心強かったです! 先輩だけど同い年なんです。たくさんお話して、撮影がオフのとき一緒に映画を観に行ったことが楽しかったです!

公開はまだまだ先ですが、どんな役柄なのか少し教えてください。

同じ高校の男の子(山本理央/演・北村匠海)を好きになる市原由奈役です。人見知りで自分に自信のない女の子ですが、恋をして成長していくところが見どころです。心の変化だけでなく、髪の毛を巻いたり、まつげも上げて、なんと制服もブカブカからジャストサイズに変わったり、少しずつあか抜けていくんです。そんな細かい外見の変化にも注目してもらいたいですね。

芝居の方も、繊細さが求められそうですね。

目線の芝居を意識しました。前半は相手と目を合わせられないほど人見知りなのですが、後半、自信を持つようになって前を向いていきます。心の変化、成長を大事に演じました。

福本莉子 エンタメステーションインタビュー

もう一作、『しあわせのマスカット』は、ヒロインの相馬春奈役で初の単独主演を飾りました。果物和菓子に出会った高校生が和菓子づくりの夢へ奮闘する物語で、岡山でオールロケだったそうですね。

主演ということで緊張もありましたが、岡山の大自然に囲まれて楽しく演じることができました。私、岡山に初めて行ったんです。岡山は「晴れの国」と言うだけあって、本当に晴天に恵まれました。実はまさかの雨の日もあったんですが(笑)、ほとんど晴れていました。

農家で撮影もされたとか?

ぶどう農家さんにお邪魔して、撮影しました。ぶどう畑に行ったのが初めてだったので、とっても新鮮でした! やっぱり人は、緑を見ると落ち着くんだなあと思って。あ、ちっちゃいカエルもつかまえました。素手で。危なかったんで、避難させました(笑)。

素手で!

きっと東京ではできないと思うんですよ。大自然の環境に適応したんだと思います(笑)

デビューして3年ですが、どんな日々でしたか?

3年、早かったです。3年、3年……。早いなあ。初めての映画、初めての舞台と目まぐるしく過ぎて、今年は初めての連続ドラマ出演もあって、まだまだ「初めて」がたくさんある中で、映画だったら映画の楽しさ、舞台だったら舞台の楽しさに、少しずつ気づき始めているところです。

将来はどんな女優さんになりたいですか?

将来……(しばし考えて)いつもその質問になかなか答えられないんです。いまやっていることで一生懸命なので。先のことはわからないので、いただいたお仕事を一生懸命やって、コツコツとやっていくという感じですね!


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※賞品はお選びいただけませんので予めご了承ください

応募期間

※募集期間は終了致しました。

8月2日(金)~8月12日(月・休)23:59


【応募に関する注意事項】
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・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
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福本莉子

2000年生まれ、大阪府出身。2016年に開催された第8回東宝「シンデレラ」オーディションでグランプリ、Seventeen賞をW受賞。主な出演作に、映画『センセイ君主』(18)、ミュージカル『魔女の宅急便』、ドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』(19)などがあり、多方面で活躍中。今後は映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(2020年8月)、『しあわせのマスカット』(2020年夏)公開が控える。

オフィシャルサイト
https://www.toho-ent.co.jp/actor/1104

オフィシャルInstagram
@riko_fukumoto_

フォトギャラリー

日生劇場ファミリーフェスティヴァル2019
音楽劇『あらしのよるに』(新制作)

公演日程:8月3日(土)、4日(日)、5日(月)

【STAFF】
原作:きむらゆういち作「あらしのよるに」(講談社刊)
演出・台本:立山ひろみ
音楽:鈴木光介(時々自動)
振付:山田うん
美術:池田ともゆき
照明:齋藤茂男
衣裳:太田雅公
音響:島 猛
学芸:大池容子(うさぎストライプ)
舞台監督:八木清市

【CAST】
渡部豪太
福本莉子
高田恵篤
平田敦子
飯嶋あやめ
川合ロン
木原浩太
小山まさし
酒井直之
島田惇平
滝本直子
笘篠ひとみ
長谷川 暢
早川一矢
平山トオル
福留麻里
古川和佳奈
三坂知絵子
三田瑶子
山口将太朗
山崎まゆ子
山根海音

【演奏】
鈴木光介(tp)
砂川佳代子(cl)
関根真理(per)
高橋 牧(acco)
日高和子(sax)

「日生劇場ファミリーフェスティヴァル」オフィシャルサイト
http://famifes.nissaytheatre.or.jp/

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