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間宮祥太朗&渡辺大知&劇団ひとりが熱く語る!ドラマ『べしゃり暮らし』における3人のありさま

間宮祥太朗&渡辺大知&劇団ひとりが熱く語る!ドラマ『べしゃり暮らし』における3人のありさま

多くの人には『ROOKIES』で知られる青春マンガの巨匠・森田まさのり。その最新作『べしゃり暮らし』は、漫才に青春を懸ける高校生コンビを中心に、めくるめく人間模様をユーモラスに描いた群像劇だ。笑いを題材にしたこの巨編が、テレビ朝日の「土曜ナイトドラマ」枠で待望のドラマ化を果たした。

笑いのためならなんでもする学園の爆笑王こと主人公・上妻圭右役の間宮祥太朗、高校生にして元プロ漫才師の経歴を持ち、圭右の高校に転入してくる辻本潤役の渡辺大知をはじめ豪華キャストを束ねたのは、テレビドラマ初演出となる劇団ひとり。個性あふれる面々が織りなす笑いと人情の物語に没入する中で、彼らはそれぞれ何を見聞きして、何を感じたのか? 限られた時間ながら熱く交わされた談義の一部始終を、とくとご覧あれ。

取材・文 / 平田真人 撮影 / 増永彩子


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動物的な感覚で素速く芝居を体現する間宮祥太朗と、ロジカルかつエモーショナルな渡辺大知のコンビ感

べしゃり暮らし エンタメステーションインタビュー

間宮さんと渡辺さん演じる圭右と辻本のコンビ「きそばAT」の芸風に合わせて、むちゃぶり的にワンテーマで何かをアドリブでしゃべっていただく、というフリを考えてみたんですが…。

渡辺大知(以下、渡辺) それは…テーマによりますよね。

劇団ひとり(以下、ひとり) まぁ、インタビューはほとんどがアドリブですしね。少なくとも、僕は答えを用意しておいてしゃべる、みたいなことはしないので(笑)。

間宮祥太朗(以下、間宮) 大丈夫ですよ、何かテーマを設定してくだされば、しゃべりますので。

では…ご自身以外のお二方について、それぞれ掘り下げて語っていただくというのは、どうでしょうか?

間宮 僕は大知くんとひとりさんについて話す、っていうことですよね?

ひとり つまり、それぞれの印象を話してくれっていうことですね(笑)。

そういうことですね(笑)。

べしゃり暮らし エンタメステーションインタビュー

ひとり 渡辺さんはね…すっごく真面目でしたね。役者としてお仕事をしたのは初めてだったんですけど…一応、本職はミュージシャンなわけでしょ?

渡辺 そうですね(笑)。

ひとり それを忘れちゃうんですよ、現場にいると。

渡辺 や、それは現場では役者として向き合っているので!

ひとり ほらね、真面目でしょう(笑)。以前、僕のラジオにゲストで1回来てくれたんですけど、その時はミュージシャンとしてお迎えしたので、どのくらいの感覚で役者をやっているのかなと思っていたんですよ、正直なところ。そしたら、めちゃめちゃ役者としてのキャリアもスキルもあって。とにかくセリフを覚えてくればいいや、というレベルじゃなくて、すごくロジカルに役と芝居のことを考えてきてくれたので、辻本というキャラクターについてもたくさん話し合うことができました。そんなふうに一緒につくりあげていったんですけど、最終的に僕には辻本の気持ちがわからなくなるくらい、自分のキャラクターにされていて。だから、よく訊いていましたね、「今、辻本ってどういう気持ち?」って(笑)。

渡辺 最初の方の辻本はガムシャラな感じで、間宮くん演じる圭右ともケンカするシーンが多かったじゃないですか。でも、お互いにぶつかり合ってさらけ出して、後半になってくると、ちょっとナーバスな気持ちになったり、心が揺れ動いちゃったりもするんです。そういった中で、自分でも「どういうことなんだろう?」と思った時に、ひとりさんや間宮くんとすごく密にコミュニケーションをとって、役についてだったり、このドラマについて話し合って、「どう思ってもらうのが正解なんだろう?」って一緒に考えることができたのは、僕にとってすごく貴重な体験だったんですよね。そうさせてくれたのは、ひとりさんの存在が大きかったです。

間宮 本当、そう思うわ。

渡辺 僕ら、本当に助けていただいたんですよ。

間宮 大知くんに話を戻すと、僕よりも役に対する考察が深いというか、細かく分析しているなという印象があります。「このシーンでは、こうだから、こう言う」といった感じで、一つひとつ「あの時に言ったこと、あの時にした顔」を細やかに積み重ねていって…役者としての大知くんは辻本というキャラクターを自分のものにしていたように思います。今回、ひとりさんの演出は「こんなことを言ったら、こういうふうに返してみて」というニュアンスのものが多かったんですけど、ロジカルに組み立てて演技をする人だと、そういう感覚的な指示が来た時に「どうしたらいいのか、何を言ったらいいのかわからないから、教えてほしい」と軽くパニックを起こすことがあったりするんです。でも、大知くんはざっくりとした撮り方のシーンでも柔軟で、ロジックでもエモーションでも演技ができる──両方持ち合わせている人なんだなと、思いました。

渡辺 間宮くんと、こんなに真面目にお芝居のことを話すのは初めてかもしれないです(笑)。

ひとり 真面目な芝居の話はしてなかったの?

渡辺 「僕はこういうタイプで、間宮くんはそういうタイプの役者だよね」みたいなことは、初めて話しました。

ひとり 確かに、「君って、こういうタイプの役者だよねぇ」なんて話はしないもんなぁ(笑)。

渡辺 でも…照れくさいですけど、「役者として、こんなふうに見てくれていたんだな」って思うと、うれしいですね。ただ、作品についてはめちゃくちゃ間宮くんと話しました。

間宮 個人的な芝居の組み立て方については、ふだんはあんまり話すことがなくて。

渡辺 「間宮くんって芝居している時、こういうことをする癖があるよね」みたいなことはまず言わないですよね(笑)。

べしゃり暮らし エンタメステーションインタビュー

渡辺さんからご覧になって、何か間宮さんの特徴に気づいたりしましたか?

渡辺 それこそ…間宮くんは動物的な──「何か違うな」っていうような感覚が鋭い人だと思いました。「何か今、こういう空気だから、これをやるのは違うな」とか「今、こうしたいな」と思ったら、それを体現する速度がはやいというか。そういう人だと思うんですけど、一緒に2ヶ月やってきた中で、実はしっかりと準備もして、ロジカルに組み立てているところもあるんじゃないかな…と何回か思ったりもしたんですよね。

間宮 自分では“結果論的な役者”だと思っていて。「あのシーンではこういう芝居だったから、このシーンでもこういう芝居をしないと成立しない」っていうことは、わりと意識しているんですよ。

渡辺 その前後のシーンの組み立てをパズルのように考えてもいるんだな、というか…。役者さんはみなさん、そうなのかもしれないですけど、すごく分析をしながら、ストーリーのドラマツルギーみたいなものを計算しつつ、その場その場の空気みたいなものを動物的に感じとって、素速くアプローチしていくという印象がありました。

べしゃり暮らし エンタメステーションインタビュー

ひとり 間宮さんは本当にレスポンスがいいんですよ。僕は、現場で気づいたり思いついたことを「ああじゃない、こうじゃない」と伝えるタイプなんですけど、それに対する反応がすこぶる良いというか。当然、頭の中で組み立てている時間なんてないはずなんですけど、身体が本能的に動いている感じなんでしょうね。表情とかもふくめて、1秒たりとも“素”を見せない──本当にずっと現場では上妻圭右だったし、めちゃめちゃ芝居がうまいですよね。ただ、うますぎるからダマされちゃいけないというのもあるんですよ(笑)。本当はベストと言えるかどうかというシーンも、そつなくできちゃうから、そこは冷静になってしっかりジャッジしないといけない部分もあったりしますけどね。

間宮 あぁ…(と腑に落ちた様子で)。それで言うと…脚本的に、もしくは演出的に破綻しているような現場も経験してきましたし、「役の気持ちとして成立していないんじゃないかな」と思うシーンも言葉を呑み込んで演じてきたので、仮に自分の中で成立していなくても、成立させようとする癖のようなものがついているんですよね。役者としては良い部分もあるんですけど、もっと妥協せずに戦わないといけない部分だったりもするのかな、と個人的には思ったりもしていて。でも、そういう部分が、大知くんやひとりさんが評してくださったことにつながっているのかなって思います。

ひとり 器用だから、うまくいっていない部分も自分で“パテ埋め”して、なだらかに見せてくれる役者さんなんだよね、間宮さんは。演出としては、そこに甘えちゃいけないんだけど。

“出役”の気持ちを掬いとりながら台本を読み解く。劇団ひとり演出ならではのキャラクターの掘り下げ方

べしゃり暮らし エンタメステーションインタビュー

役に思いきり没入するタイプの役者さんですと、「この役はこんなことを言うはずはない!」という主張が生まれてくるんでしょうけど、間宮さんは客観視できているから、そうならないということになるのかなと。

ひとり そういった主張もあまり多いと、「そこは話の都合上、お願いしますよ」ということにもなりますから(笑)。それを考えると、役者さんはバランスが大事なんでしょうね。こだわるところと、都合上仕方ないだろうというところでの折り合いのつけ方みたいなことで。「なんで、このセリフが入るんですか?」と訊かれた時、「や、ちょうどCMに入る前の煽りというか…」みたいなこともあるわけですし。

間宮 そういう意味では、わりと都合上のセリフや行動って、どの現場に行っても指示されることが多いです。テレビドラマになると、なおのことで。しかも、各キャラクターのメイン回がわかりやすくローテーションとしてあると、役割が回ごとにまわっていったりもするんですよね。「あれ、先週はああ言っていたのに、今週は何でこの人があの人を責め出すんだろう?」みたいなことが、連続ドラマでは起こりがちなんですよ(笑)。そういった中で、今回の『べしゃり暮らし』では自分が主人公の圭右をやらせてもらったわけですが、いわゆる“都合上仕方ないなと思うこと”が、ほぼなかったんです。こんなに自分の役の感情線だけに没頭していい現場っていうのが──そうできないと感じることがあるぶん、めちゃくちゃ幸せに思えたんですよね。純粋に役の感情に身を任せられることが、こんなにうれしいことなんだという幸福感を、この現場では存分に味わえた気がしています。

それは先ほどもおっしゃっていたように、ひとりさんが演出だったことが大きいということですよね。

間宮渡辺 そうですね。

本職が芸人さんである劇団ひとりさんと、専業の演出家の方や監督さんとの決定的な違いは、どこにあるんでしょう?

間宮 芸人さんだから、というよりも…“出役”であることが大きいんじゃないかと思うんですよね。

渡辺 そう、それ!

間宮 ほかの取材でもお話したんですけど、ひとりさんはわりと圭右なり辻本なり子安(蒼太=矢本悠馬)なり、いったん内側から役のことを見ていると思うんですよ。専業で演出を手がけられている監督さんたちも、もちろん役の内側から見ていらっしゃるとは思うんですけど、“出役”の感覚とは若干ギャップがあるというか。だから、脚本を読んでいる時にひとりさんと僕たちは同じ箇所引っかかるんです。

渡辺 たぶん脳内で1回、セリフを口に出している感じがするんです。そういうところが、多くの監督さんたちと違うところじゃないかなっていう印象があります。

ひとり 確かに、僕が脚本を読む時…「このセリフ、言いづらいだろうな」とか「自分がこの役だったら、このシーンはやりづらいかもしれないな」と、演者さんたちの気持ちになります。でも、とりあえず現場では台本のまま演じてもらっていて。というのは、実際に演じてもらうことで発見があったりもするからなんですよ。「こういう言い方をすると、馴染むんだなぁ」と気づくパターンもあるので、まず実演してください、と。ただ、自分が抱いていた不安要素と役者さんのそれが一致した時は、「じゃあ、こうしてみましょうか」という擦り合わせをしていました。

べしゃり暮らし エンタメステーションインタビュー

ものすごく興味深いお話で、もっと掘り下げたいのですが…残念ながらリミットが来てしまいました。最後に、それぞれ「べしゃり暮らし」に対する熱い思いをお聞かせください。

間宮 手前味噌ですけど、面白いドラマになっているはずですし、こういった暑苦しいぐらいに熱くて、恥ずかしいくらい本音を言っているドラマって、あんまりないんじゃないかなと思うんです。それでいて人情も描いているので、熱くもなってほしいですし、温かみも感じていただけたらうれしいです。

渡辺 お笑いにかける人たちの青春ドラマなんですけど、お笑いに限らずいろいろなことに熱中している登場人物たちの姿は、たくさんの方に刺さるんじゃないかと僕は思っていて。悩んだり、もがいたり、ぶつかったり、でも、気にして本当の気持ちを言えなかったり…そういう、自分のやりたいことのために熱い思いがある人たちがぶつかり合っている様が、すごくキラキラと美しく見える作品になっていると思います。登場人物もみなさん魅力的で、誰もが主人公に見える群像劇のような側面もあるので、この夏一番アツいドラマで熱くなってほしいです。

ひとり 渡辺さんも言ってくれましたけど、お笑いに限らず…中高生ぐらいの年代で何か夢を追いかけている人が、このドラマを見て、次の日からその思いをさらに募らせる──そんなふうに背中を押せるという役割を果たせたら、僕らにとってそれ以上うれしいことはない、と思っています。


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ドラマ『べしゃり暮らし』

毎週土曜 午後 11:15 〜放送

原作:森⽥まさのり

キャスト
上妻圭右:間宮祥太朗
辻本 潤:渡辺⼤知
⼦安蒼太:⽮本悠⾺
⿃⾕静代:⼩芝⾵花
⼟屋奈々:堀⽥真由
⽵若明浩:⻑⽥成哉
梅垣望前:⽥航基
梵 健太:浅⾹航⼤
上原裕也:早⼄⼥友貴
根津孝介:⽥中幸太朗
花⽥稔駒:⽊根隆介
新井嘉男:⽯井智也
上妻美津⼦:篠原ゆき⼦
上妻しのぶ:徳永えり
上妻潔:寺島 進

脚本:徳永富彦
演出:劇団ひとり
音楽:髙見 優、信澤宣明
ゼネラルプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー:浜田壮瑛(テレビ朝日)、土田真通(東映)、髙木敬太(東映)
制作:テレビ朝日、東映

オフィシャルサイト
https://www.tv-asahi.co.jp/beshari/