Interview

ポンコツ手品&ちょっぴりHで話題…『手品先輩』にこの曲あり!の完成度。鈴木みのりが語る、「ダメハダメ」の楽しみかた

ポンコツ手品&ちょっぴりHで話題…『手品先輩』にこの曲あり!の完成度。鈴木みのりが語る、「ダメハダメ」の楽しみかた

2018年1月にソロデビューを果たし、それから約1年の間に2枚のシングルと1stアルバムを発表。年が明けて2019年の春には1stライブツアーも敢行し、アーティストとして、また声優としても成長著しい鈴木みのりが待望の3rdシングル「ダメハダメ」をリリース。TVアニメ『手品先輩』のEDテーマとなっているこの曲は、ちょっとエッチで笑えるアニメの内容にぴったりのキャッチーな1曲。“手品”にちなんで、あの伝説のマジシャンが出演したMVも話題の「ダメハダメ」の魅力をたっぷりと語ってもらった。

取材・文 / 仲上佳克


ポップだけど、ちょっとエッチにも聴こえる「ダメ」

3rdシングル「ダメハダメ」は、なかなかにインパクトのある曲になりましたね。

鈴木みのり 今回はタイアップということもあって、ディレクターさんが用意した3曲の候補を私も聴かせていただくことができました。『手品先輩』らしいワチャワチャして、ちょっとエッチな部分もありつつ、ギャグっぽいところが楽曲でも表現できたらなと思っていたので、その中でもいちばん耳に残る「ダメハダメ」を選ばせていただきました。

「ダメ」という言葉が曲の中にたくさん出てくるんですけど、決してマイナスな意味の「ダメ」ではなく、すごくポップで前向きですし、言い方によってはちょっとエッチに聴こえたりとかして、作品にぴったりなんじゃないかなと思いました。

そんなにエッチなところが、この歌の中でありましたっけ?

鈴木 「ダメダメ」ってささやいているところとか、「ちらっちらっちらっちらっ」って歌っているところとか。あと、メロディが今までよりも妖艶というか……。

たしかにちょっとセクシーな感じはしますね。ちなみに『手品先輩』のアニメはご覧になりましたか?

鈴木 はい、見ました。私の想像以上に肌の色がいっぱい出てくるエンディングになっていましたね(笑)。そこが面白くて“さすがだな!”と思って見ていました。]

肌色は本編でもかなり出てきますからね。

鈴木 常に水着とかおっぱいが出まくっているわけじゃないんですけど、あのアニメはきっと想像力が豊かな方には、余計にエッチに感じるというか(笑)。『手品先輩』をエッチだと感じる人こそがエッチ、みたいなところがあるのかなって。

手品に失敗して紐が絡まったりするのも、ただ紐が絡まっているだけですからね。それをエッチだと思うのは見る人の想像力次第だと(笑)。ところで、鈴木さんは手品とかってやったことありますか?

鈴木 私が小学校とか幼稚園の頃に見ていた『おはスタ』で、おはガールの女の子たちがマジックに挑戦していたことがあって、そのコラボグッズを買って自分もマジックをやってみたというのはありますね。あと、トランプで誰にでもできるような簡単なマジックをひとつ覚えて披露したりもしていました。今考えればタネも仕掛けもありありで、すぐにばれちゃうような、わかりやすい手品だったんですけど……。

MVに出演していただいたトランプマンさんに、撮影のときにその話をしたら、「ああ、そうやってやるんだね。なるほどね」と言って一度会話が終わって、5分後くらいに「さっきあなたが言っていたマジックを僕流にアレンジしてやってみるから見ていてください」って、目の前で実演してくださったんですよ。急にやってくださったにもかかわらず、すごいクオリティで、本当にタネも仕掛けもないようなマジックでびっくりしましたね。「プロってすごいな~」って。

いずれどこかで本格的なマジックを披露する機会もあるかもしれない?

鈴木 やりたいですね! 仕掛けられる側でもいいですけど。

箱の中に入って切断されるとか?

鈴木 あれはちょっと怖いですけどね。いつか“プリンセスみの功”の姿をお見せしたいと思います(笑)。

あの方との共演で、家族がびっくりしていました

昨年12月にリリースされた1stアルバム『見る前に飛べ!』のリード曲「ヘンなことがしたい!」のMVでは坊主頭という衝撃的な姿を見せてくれましたが、今回のMVではちゃんと髪の毛があって安心しました。

鈴木 よかったです(笑)。でも、監督は最初のMVから4作品連続で東海(広宜)監督にお願いしているんです。アルバムでひと区切りで、次作はどうしようかと考えていたのですが、「ダメハダメ」の楽曲が出来上がってみると、「この曲は東海さんじゃないと……」となって、「東海監督のためにある!」くらいの勢いでお願いしました。

そうしたら、何故か“快傑”という役どころが来て今のMVになったんですけど、ちょうど撮影したのが『名探偵コナン』の映画をやっている時期だったので、私も『コナン』が好きだから「怪盗キッドみを感じる……!」と思いながら撮影していました(笑)。

やっぱり怪盗とか快傑とかって憧れるものですか?

鈴木 憧れます。最初に「今までのみのりちゃんよりは、ちょっとセクシーめな衣装でいきましょう」と提案していただいて。「なら『キャッツ・アイ』やりたい!」と言ったら、さすがに『キャッツ・アイ』はダメだと(笑)。「でも空は飛びたいです」と言ったんですけど「危ないから、やめましょう」と。

また、既に先ほどのお話の中に出てきていましたが、トランプマンさんの登場には驚かされました。

鈴木 そうなんですよね。「トランプマンさんにオファーします」となったときに、周りのスタッフの皆さんが「あのトランプマンが!」と言っていて。

世代ですよね。

鈴木 私はトランプマンさんがバラエティ番組で活躍されているときはまだ生まれていなかったので、知らなくて。でも、お母さんに「トランプマンさんが出てくれることになった」と言ったら、すごい勢いで驚いていました。今回のMVがYouTubeで公開されたときも、お母さんが私のおじいちゃん、おばあちゃんに見せたらしいんですけど、もちろん私のことも褒めてくれつつ、一番はトランプマンさんにびっくりしていて。「すごい! あの有名人とうちの孫が……」って、ある意味おじいちゃんおばあちゃん孝行になったみたいで、うれしかったですね。

やっぱりトランプマンさんの活躍をリアルタイムで見ていた世代にとっては、テンションが上がるものですよ。

鈴木 そんなすごい方に脚立に乗ってもらって、トランプをばら撒いてもらうって、何だか申し訳ないことをしました……。ご本人はすごく心の広い、優しい方でしたけど。

そんなすごい方のマジックを、目の前で見られたわけですよね。

鈴木 しかも教えてもらったりもして、でも私は不器用なほうなので、なかなかできなくて。苦笑いされたりもして、本当に申し訳ないなと思いました。

久しぶりのお休みで、ダメな3日間を過ごしました

今回の衣装はどんなイメージで?

鈴木 ジャケットとアー写は、いつもと同じアートディレクターさんが担当してくださっているんですけど、そろそろ「みのりちゃんはここまでがOK」というボーダーラインがわかってきたのか「武士が×(バツ)の旗を斬っている」という案を提案されて。それも素敵だったんですけど、1回坊主になって“日本の古き良き”はやっているから、2回連続で“古き良き”をやってしまうと、そっちでイメージが固まってしまうなと(笑)。まして、歴史の歌をうたっているわけでもないのに武士になるのもおかしいなって。

ただ、×を斬るアイデアは利用したいなと思って悩んだときに「洋風にして『リボンの騎士』とかいかがですか?」と提案したら、採用してくださって。私も手塚治虫さんの作品はいくつか読んだことがあって、世界観が好きだったので、衣装さんにも「こんな感じで」とお願いして実現しました。

×の旗を切り裂くというのは、まさにこの歌のメッセージですね。

鈴木 それがジャケットでわかりやすく表現できているかなと思います。

ベタな質問になりますが、「最近ダメだなあと思ったこと」とかありますか?

鈴木 最近はジムに行っていて、食事も気をつけたりしているんですけど、1回スイッチが入っちゃうと、つい食べてしまうんです。この前、久々に3日間くらいのお休みがあって、いつもだったら休みがあればアクティブに、いろんなところに出かけるんですけど、今回ばかりは3日間一歩も家を出ずに、何をするわけでもなくずっと布団の上でYouTubeを見るという生活をしてしまって……。

今、ジムの先生に「今日、何を食べました」とか報告しているんですけど、3日間Uber Eats祭りの生活をしていたら、さすがの優しい先生も怒るだろうと。そう思うと怖くなっちゃって、ウソの食事内容を書いて送ってしまいました。

それはダメですね。

鈴木 先生がこの記事を読んでいないことを祈ります(笑)。いや、YouTuberの人たちがいろいろご飯を食べている動画を見ると、私も同じものを食べたくなっちゃうんですよね。最近だとタピオカがよく動画に現れるので「無性にタピオカが飲みたい。よし、Uber Eats!」って(笑)。で、タピオカもイモ類だから「あー!! 一食分のカロリーをおやつで摂取してるー!!」となって。

しかも、タピオカミルクティーなんか飲んだ日には……。

鈴木 砂糖がたくさんですし、タピオカも黒糖なんて選んだらもう大変です(笑)。

でも“たまに”であればダメな生活を送っても許されると思いますよ。

鈴木 本当に地に足をつけないといけないなと思いましたね。物理的に(笑)。ずっと寝ているから、足が床を踏んでいないんですよ。さすがにご飯を食べるときは立つんですけど、本当に必要最低限でした。

バースデーイベント「みのりんご収穫祭2019」の開催が決定していますね。今年で3回目となり、お誕生日当日になるのは今年が初めてということで。

鈴木 そうなんです。東名阪で開催するのも初めてで。1回目のときはまだソロデビューしていなかったので、ワルキューレの曲やカバーを歌って、去年は自分の曲をいっぱい歌ったんですけど、今年は1stライブツアーをやったということもありますし“自分の好きなように”というのを強く出していこうかなと思っています。それこそ、カバーも多めでやっていけたらなと。

カバーで何を歌うかは、当日までのお楽しみですかね。

鈴木 1stツアーで1曲だけのカバーコーナーを日替わりでやったのが好評だったので、今回も東名阪ということで、そういう試みがあってもいいのかなと思います。全部が日替わりだと歌詞を覚えられないから大変ですけど(笑)、1曲2曲あっても面白いなって。

東京がお誕生日当日の10月1日ですが、平日ということで。

鈴木 何とか皆さんが来られるといいなと思っています。

ライブ情報

みのりんご収穫祭2019

9月28日(土)umeda TRAD(大阪)
開場16:00/開演17:00
9月29日(日)名古屋Electric Lady Land(愛知)
開場16:00/開演17:00
10月1日(火)山野ホール(東京)
開場18:00/開演19:00

チケット代:5,000円(税込)
※大阪・名古屋はドリンク代別

TVアニメ『手品先輩』

放送中

【STAFF】
監督:臼井文明
シリーズ構成:池田臨太郎
キャラクターデザイン:伊藤依織子
音響監督:鶴岡陽太
音楽:はまたけし
アニメーション制作:ライデンフィルム
制作:NAS

©アズ・講談社/手品先輩製作委員会

鈴木みのりオフィシャルサイト
アニメ『手品先輩』オフィシャルサイト

原作コミック『手品先輩』

著:アズ 出版社:講談社