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“7ORDER project”本格始動! 歌ありダンスあり、バンドシーンまで、彼らの個性を輝かせた舞台『7ORDER』開幕

“7ORDER project”本格始動! 歌ありダンスあり、バンドシーンまで、彼らの個性を輝かせた舞台『7ORDER』開幕

安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の7人が「HAPPYをみんなで作りあげていく」をモットーに立ち上げたのが、“7ORDER project”だ。音楽、演劇、アート、ファッションなど、ひとりひとりがジャンルレスに様々なものに挑戦し、その経験や才能を活かしながら、それぞれを混ぜ合わせて、彼らにしか表現できないエンターテインメントを目指すプロジェクト。
そのプロジェクトのひとつとして、舞台『7ORDER』が8月22日(木)に東京・天王洲 銀河劇場で開幕した。初日開幕直前に行われたメンバー7人が登壇した初日会見とゲネプロのレポートをお届けする。

取材・文 / 松浦靖恵


7人の思いと“7ORDER project”の未来がしっかりと重なって見えた

“7ORDER project”として、安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央が、初めて7人揃って挑む舞台『7ORDER』。

舞台は、遺伝子検査によって全国民をAからZまでランク分けし、優劣をつけている優性遺伝保存法(通称“AZ法”)が施行されている“いつかの時代、どこかの国”。ランクを超えた恋愛や結婚を禁じ、音楽や演劇などの娯楽を自由に楽しむことも表現することもできない。そんななかで最低ランクの居住地“Z地区”に暮らしている7人の若者たちが、この物語の主人公だ。

舞台俳優を夢見るユウマ(真田佑馬)、踊ることが好きなミュート(森田美勇人)。お笑い芸人でサックス好きなショウキ(諸星翔希)、絵の才能を持つレオ(長妻怜央)、不良グループの一員で喧嘩っ早いアラン(阿部顕嵐)と寡黙なケイゴ(萩谷慧悟)。そして、この7人が集結する最初のきっかけを作る、レオの幼馴染みのリーダーのケンタロウ(安井謙太郎)。性格やキャラクターはそれぞれ異なっていても、自由のない法律や最低最悪の世の中を変えようと、7人は一致団結し、自分たちができることで革命を起こそうと決意する──。

今回の舞台で彼らが演じるキャラクター名は本名と同じ。役を演じているとはいえ、名前が同じというところで、彼ら自身も“素”の部分を役を通してより見せることができるかもしれないし、そのことで観客は彼らが演じる役をより身近に感じられるだろう。
それぞれが演じる役は、彼らがこれまでの経験の中で身につけたスキルや才能を活かしたキャラクターになっている。例えば、いくつものドラマや舞台に出演してきた真田が映画や演劇好きの青年という設定だったり、プライベートでも絵を描いているという長妻が実際に描いた絵や、真田が作曲した楽曲が劇中で使われていたり、舞台初挑戦の森田がソロでキレキレのダンスを披露する場面があったり。7人が初めて揃って立つ舞台であり、“7ORDER project”の本格始動を告げる舞台にふさわしい“役柄”と“役名”だと思う。とはいえ、不良グループという設定の萩谷と阿部、最年長(安井)と最年少(長妻)が幼馴染みという設定は普段とは異なる関係性でもあり、この物語ならではの距離感ややりとりに彼らを二倍楽しめる。

舞台『7ORDER』

“AZ法”のせいで、自分の好きなことを自由に表現できない法律や環境に理不尽さを感じてはいるが、Z地区のほかの住人と同じく、この世の中を変えることなんてできやしないと諦めている青年たちを、ケンタロウはひとり、ふたりと“仲間”に誘っていく。笑顔で手を差し伸べ、そのまっすぐに伸びた手のひらを、相手がぎゅっと握り返す。劇中に何度か登場するこのシーンには、現実の7人の絆の深さが重なり、胸が熱くなる。また、「俺たちが好きなことを自由にやるんだ」「何年かかるかわからないけれど、たくさんの人を巻き込んで、でっかいムーブメントを起こすんだ」という台詞にも、7人の思いと“7ORDER project”の未来がしっかりと重なって見えた。

7人が秘密基地とした “Zベース”は無機質な鉄骨で組まれたセットで回り舞台となっていて、場面によってくるくると回転する。その中で7人は階段を駆け上がったり駆け下りたりしながら、高い身体能力を活かした動きを見せ、揃ってダンスパフォーマンスを披露する場面では、そのシンクロ率の高いダンスに見惚れてしまう。
また、1幕の芝居パートが終わり、休憩を挟んで始まった2幕のLIVEパートでは、真っ白な衣裳に着替えた7人が登場し、華やかで、まぶしいくらいのカッコよさを見せるライヴを繰り広げた。この2幕では彼らの仲の良さも十分に伝わってくる楽しいトークも楽しみにして欲しい。

舞台『7ORDER』

今回の舞台で彼らは、芝居、歌、ダンス、バンド演奏と、自分たちが得意なこと、自分たちの好きなこと、自分たちがやりたいことを出し惜しむことなく披露していた。1幕に、「堅苦しくなくていい。あいつら、なんか楽しそうだなって」というケンタロウの台詞があるのだが、まさにその台詞どおり、7人はこの舞台を、そして、“7ORDER project”を、心から楽しんでいた。自分たちで動かしていくプロジェクトの原点となる本作は、彼らがこの先、何をやってくれるのか、どんなことを見せてくれるのか、ますます楽しみになる期待に満ちていた。

オープニングには「ここからやるぞ!」っていう7人の気持ちが入ってる

ゲネプロ前に行われた初日会見には、それぞれの個性を活かした白い衣裳に身を包んだ7人が登壇し、彼らが会見場所に登場した瞬間、華やかな雰囲気になる。“7ORDER project”の本格始動を告げる舞台であり、彼らの大きな一歩となる舞台『7ORDER』に向けた熱い思いを、7人は素直な言葉と笑顔で届けてくれた。また、彼らの仲の良さも伝わってくる楽しいやりとりに、取材陣から何度も笑いが起こった。その全貌をここにレポート。

舞台『7ORDER』

初日を直前に控えた今の気持ちと意気込みを教えてください。

安井謙太郎 僕らの“7ORDER project”を(緊急配信で)発表させていただいたのは5月22日ということで、ちょうど今からぴったり3ヵ月前なんです。このタイミングで演劇というものにチャレンジできることを本当に嬉しく思います。精一杯、今、持てるすべての力を出して頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします!

真田佑馬 昨日はワクワクして眠れませんでした!

安井 それ、嘘でしょう?(笑)。

真田 せっかくいい流れを作ろうと思ったのに~(笑)。こうして7人で舞台に立てることに対して、ホントにありがたい気持ちでいっぱいです。一生懸命頑張りますので、何卒応援よろしくお願いします。

諸星翔希 こんにちは! 昨日は緊張して、めちゃくちゃ眠れました(笑)。7人でやるこの舞台を、愛される舞台にしたいなと思っているので、応援よろしくお願いします!

森田美勇人 僕ら、初の7人での舞台なので、一生懸命やって、おじいちゃんになっても「あの頃楽しかったな」と思えるような思い出にしていきたいです。頑張ります!

萩谷慧悟 “7ORDER project”としてやっとスタートラインに立った、舞台の初日です。いいスタートが切れるように、フライングは……。ほら、フライングは2回までだったら大丈夫なので。(他のメンバーから「フライング?」「陸上のスタートのこと?」「あぁ、だから2回まで大丈夫って言ったんだ」「昨日から(このコメントを)用意してきたんだよな?」「ちゃんとしたこと、言ってよ~」と、萩谷にどんどんツッコミが入る)ウケると思ったんだけどな~(笑)。フライングはしないように頑張りたいと思います。よろしくお願いします!

阿部顕嵐 今の気持ちはワクワクと感謝の気持ちでいっぱいなので、みんなの前でパフォーマンスできることが、すごく楽しみです。本番よろしくお願いします!

長妻怜央 僕、(自分が出演する舞台の)稽古がいつもすごく楽しくて。ずっと稽古をやっていたいなって毎回思うんです。でも、初日はすごく緊張して、自分の中で失敗することが多いので、そういうときにみんなで支え合って、緊張を乗り越えて、本番も楽しめるようにやっていけたらいいなと思っています。千秋楽までよろしくお願いします!

阿部 すごい!

安井 ちゃんと普通のこと言ってる!(笑)。

長妻 全員が(自分が)変なことを言うんじゃないかなっていう空気を察して、ちゃんと言いました(笑)。

稽古場の雰囲気やどのように稽古が進んだかを教えてください。

安井 お芝居もあって、歌うシーンもあるので、お芝居をやったり、歌ったり、演奏したりと、ずっと飽きない稽古でした。毎日違うことをやっている感じだったので、変化のある楽しい稽古でした。

阿部 考えることもすごく多かったし、刺激もあったよね。

話せる範囲内で、今回の舞台の内容を教えてください。

安井 AからZまで、人間がランクをつけられている“AZ法”というのがあって。僕らは最下層のZの人間です。僕らZ階級の人間が手を取り合って、その法律そのものを変えよう、革命を起こそうっていう、カッコいいお話になっています。ひとりずつキャラクターが違って、それぞれ得意なことがあって。例えば、美勇人はダンスが好きなんだけど、Zの世界は娯楽が禁止されているので、人前では踊らない役なんです。

森田 翔希だったら、お笑いが好きで。Z階級に生まれたことを、お笑いをやることによって自分の中で昇華している。笑いに救われているキャラです。

真田 自分が演じる役は、お芝居が好きだけど、Zの人間はお芝居を観ることもできない。ひとりひとりが、自分の好きなものに対してアプローチできない葛藤があるんです。

萩谷 僕と顕嵐は不良のチームで。

阿部 僕、ちょっと野蛮な雰囲気の役のために、髪色を赤にしました。プライベートでこの髪色に似合う服がないんですよね(苦笑)。

長妻 僕は、襟足が長いキャラです(笑)。

諸星 どんなキャラ!?(笑)

一同 (爆笑)。

萩谷 安井と長妻は幼馴染みの関係ですね。

長妻 襟足の長い幼馴染みです!(笑)

安井 最年長(安井)と最年少(長妻)が幼馴染み役なので、なんか不思議な気持ちですね。

長妻 僕が演じるのは、絵を描くのが好きなんですけど、悲しい過去があって自分の殻に閉じこもっているという。

萩谷 長妻は普段から絵を描いているんですけど、それを今回の舞台の中で使っていただいてます。

長妻 公の場で、表現として(自分が描いた絵を)使ってもらうのって初めてなんです。

安井 僕、(長妻に)ちゃんとした絵の具をプレゼントしたんですよ。半年前にあげてから、何回使った?

長妻 2回くらい。

安井 おいっ!!(笑)

自分が思う一番の見どころはどこですか?

萩谷 普段、僕はメンバーから下の名前で呼ばれていないんですけど、(劇中では)下の名前を呼ばれるのが新鮮ですね。

森田 僕も、モロ(諸星)の下の名前って翔希だったんだ~って初めて知りました(笑)。

諸星 あはは! 僕は、みんなで手を重ねて「やっていこうぜ!」って円陣を組んで結託するところが、自分的にはすごくエモいです! みんなの目を見て、みんなに引っ張られて、気持ちがグッとくる。そこをぜひ観てください。

安井 僕はオープニング。お客様の前で7人揃ったオープニングから始めたいと提案をさせていただいたんですけど、幕が開いて7人が揃った姿が見えるオープニングの瞬間に、自分自身が今からワクワクしています。「ここからやるぞ!」っていう7人の気持ちが入ってます!

森田 ちなみに、説明映像の中にいる役も自分たちが担っています。

安井 キャストが7人しかいないので、全部僕らが担ってます。

諸星 (ある役は)稽古場でオーディションをやって決めたよね? 「誰が一番この役っぽい?」って。あと、萩ちゃんが(あるシーンのために)サバゲーの私物をめちゃくちゃ持ってきたよね? 誰も頼んでないのに(笑)。

萩谷 僕、サバゲーが好きなんです。

安井 小道具さんが用意してくれたのかなと思っていたら、全部、萩ちゃんの私物(笑)。

阿部 2幕はショーっぽい感じになっているし、1幕にもバンドシーンがあるので、お客さんとの温度感、距離感が近くなるのかなって思います。僕の好きなポイントです。

真田 僕が作った曲が劇中で使われているので、感慨深いです。リハをやっていくなかで、曲を作っていたときの気持ちを思い出したりもしました。みんなが練習している姿を見ながら、自分がゼロから作った曲が、みんなの手でどんどん良くなっていくんだっていうのも感じて。その様子にちょっと涙が出そうだったんですけど……、出なかったです(笑)。

阿部 歌割りも真田くんがやってくれたよね。

真田 この部分はこのメンバーに歌って欲しいっていう思いがあったので、ひとりひとり歌うところを作りたくて。

長妻 僕は……暗転のときに、真っ暗な舞台上でメンバーに当たらないように動くんですけど、たまに当たっちゃうのが見どころです(笑)。稽古中も何度も真田くんとぶつかってました。

真田 俺の背中、5回くらい蹴ってるもんね(笑)。

安井 そこが見どころって言っても、暗転中だからお客さんからも見えないから~(笑)。

長妻 暗闇に強い、夜型の人だったら見えるかもしれないよ(笑)。

では、最後に安井さんが代表して、みなさんにメッセージを。

安井 僕たちの一発目となる公演です。たくさんの方の協力があって、僕らは今日、ここまでこられたと思っています。もちろん、ファンのみなさんの力が大きいなと感じています。みなさんの期待に応えられるように、一歩ずつ、しっかりとした足取りで、7人が横一列に揃って進んでいきたいと思いますので、これからも応援をよろしくお願いいたします!

舞台『7ORDER』

舞台『7ORDER』

【東京公演】2019年8月22日(木)~9月1日(日)天王州 銀河劇場
【神戸公演】2019年9月5日(木)~9月8日(日)AiiA 2.5 Theater Kobe

演出:児玉明子
脚本:河西裕介

出演:
安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央

主催:7ORDER project

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オフィシャルTwitter(7order_official)
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