Interview

高野 洸があなたを泣かせる。朗読劇『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』で垣間見せる役者としての成長

高野 洸があなたを泣かせる。朗読劇『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』で垣間見せる役者としての成長

今年2月に初演したばかりの朗読劇『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』(僕魔法)が大ヒットを受け、12月10日(火)から品川プリンスホテル クラブeXにて早くも再演される。前作同様、鈴乃音が脚本・演出を手がけ、初演に出演した高野 洸、眞嶋秀斗、松村 優、近藤 廉、遠藤史也、しゅはまはるみが続投と、初演に感動したファンも楽しみは尽きない。
また本作は、主人公のアキト 役とその友達であるハルヒ 役を上演回によって役を入れ替えるため、前作でアキトを演じた高野 洸、ハルヒ 役の眞嶋秀斗が交互にアキトとハルヒを演じることも話題になっている。
日本のとある町の森の奥にある小さな村で「この村で生まれた男の子は、20歳になるまでの間、人生で一度だけ魔法を使うことができる」というファンタジックな本作で主演を務める高野 洸に話を聞いた。

取材・文 / 竹下力 撮影 / 冨田望


これまでとは違った“僕魔法”になる

つい先ほど、ビジュアル撮影を終えられたそうですね。

初演を経たあとの撮影だったので、前回のビジュアル撮影とは気持ちが違いましたが、今回は、前作で演じたアキトだけではなくハルヒも演じるので、役どころの違いを意識しながら臨みました。舞台上であればいろいろな表現ができますが、ビジュアル撮影は静止画だけで僕の想いを伝えなくてはならないのでなかなか難しいのですが、いつも勉強になります。

高野 洸 エンタメステーションインタビュー

今年2月に初演された舞台の再演が早くも決まりました。とても好評を得た証拠だと思うのですが、今のお気持ちはいかがですか。

おっしゃっていただいたように、初演が多くの人に愛されたから再演が決まったと思っていますし、そんな作品で主演を演じられることもあって、素直に嬉しいです。もちろん再演といっても、新しい試みとして役替えをすることにもなりましたし、上演する劇場も変わるので、これまでとは違った“僕魔法”になると思います。

朗読劇ですが、ストレートプレイやミュージカルとは違いますか。

まず、普段の舞台と違うのは稽古時間です。それから本番では脚本を手に持って演じなければいけないし、声だけでお客様に想いを伝えることに難しさや楽しさを感じます。ご覧になっている方に声だけで想いを伝えないといけないので、いつもより声に抑揚をつけたり、音程にも気を遣いながら、物語をお客様に伝えるということを意識しています。

高野 洸 エンタメステーションインタビュー

ファンタジーの要素がふんだんに盛り込まれた物語だと思いますが、前作を経験してみた物語の印象について聞かせてください。

初演のときは思わず泣いてしまいましたし、あの世界観が好きでずっと演じ続けたいと思ったほどでしたが、気をつけたいのは激情的なお芝居にならないようにすることですね。

激情的なお芝居と言いますと?

起伏が激しいストーリーを描くので、それに慣れてしまって無理やり感情を高ぶらせたりすると、役に対する新鮮な気持ちが薄れてしまうので、できるだけ毎回、物語に初めて触れたようなお芝居をしようと思っています。

高野 洸 エンタメステーションインタビュー

今まで演じてきた役の中でもとても好きなキャラクター

高野さんが演じるアキトはどんな役だと思いますか。

アキトはカッコよくて正義感があって、家族想いで友情を大事にしている、まさに真ん中の人間というイメージです。素晴らしいキャラクターで、アキトがいるから彼の周りに友達が集まってくるし、今まで演じてきた役の中でもとても好きなキャラクターです。

今作では役替わりで、ハルヒも演じますがこちらの役はいかがですか?

ハルヒはアキトとは違った側面があって、優しくて思いやりがあって、カッコいいです。人に迷惑をかけたくないというのが行動原則になっているし、彼の一挙手一投足が物語の切なさを誘ってくれます。

高野 洸 エンタメステーションインタビュー

声だけでどのように演じ分けていこうと思いますか。

具体的な演じ分けは稽古に入ってから考えようと思っていますが、初演ではアキトは僕の素が出ても大丈夫なぐらいの気持ちで演じました。ハルヒは初演と同じお芝居をマネしてしまうと絶対に違うので、可愛くて、それでいて穏やかに演じようと思っています。

朗読劇を経験して感動したことはありますか。

初演のときは、僕らの声だけでこんなにもお客様に想いが伝わることに感動しました。お客様がストーリーをちゃんと理解してくださって、あらためて耳のすごさを感じましたね(笑)。そして、この作品はキャストも何人もいますし、いろいろな人の声を楽しむことができるので、新感覚の朗読劇だと思ってもらえれば嬉しいです。

高野 洸 エンタメステーションインタビュー

朗読劇の稽古で心がけることはありますか。

初演のときは僕が思っていたよりも、声の表現を大きくしないといけなかったので、稽古では声の出し方をいろいろ試しながら、それを録音したりして何度も繰り返していたのが、結果的に良かったと思っています。もちろん、どの舞台もそうですが、ステージに立つと感覚が違いますし、ストレートプレイやミュージカルの場合は、相手から受け取る気持ちが強く影響する会話劇でもあるので、台詞の読み方はあえて本番まで決め打ちせずに演じることもあるのですが、朗読劇では決めるところは決めて演じるようにしています。つまり、独白をしたり、ひとりで日記を読んだりするシーンがあるので、会話ではない部分でも、何が起こっているのか理解できるように演じようと心がけています。

舞台である日本のとある小さな村の景色がくっきり見える

脚本・演出の鈴乃音さんの印象を聞かせてください。

本当に丁寧につくり込まれている脚本で、お話のつくり方が素敵ですね。キャラクター同士の関係性だったり、裏の設定も緻密に描かれていて、脚本を読むだけで、舞台である日本のとある小さな村の景色がくっきり見えてきます。演出は、細かいところよりも全体的な部分を気にしてくださるので、伸び伸びと演じることができました。自由度があって、僕なりにつくりたい役をつくることができたので、役者にはありがたい存在です。

高野 洸 エンタメステーションインタビュー

眞嶋秀斗さんも高野さんと同じように初演に続きの出演になりますね。

初演で演じていたこともあって、ハルヒと言ったらみなさん(眞嶋)秀斗くんを思い浮かべると思うので、そんなハルヒを演じることはハードルが高くてプレッシャーではありますが、本番までに乗り越えて、みんなの足を引っ張らないように、世界観を崩さないようにしたいです。

ほかの共演者も続投が決まっていますが、このカンパニーの面白さはありますか。

ホーム感がありますね。“僕魔法”の座組みは“仲間感”があるので、みんなでつくっている気がして楽しいです。再演ということで少し余裕があるかなと思っていたのですが、もうひとつ新しい役を演じるわけですから、新しい舞台と言ってもよく……おそらくいっぱいいっぱいになるので(笑)、それを見せないように頑張りたいです。

高野 洸 エンタメステーションインタビュー

高野さんは若くして様々な舞台を踏んでいる印象がありますが、舞台の面白さにどういうところで気づいたりしますか。

人間の感情が最も生に伝わるジャンルだと思います。直にお客様のエネルギーが伝わってきますし、僕らもそれ以上のエネルギーを出さないといけない。リアルなエネルギーのぶつかり合いにお客様がお金を払って劇場に足を運んでくださることは嬉しいことですし、それが舞台の面白さでもあると思います。だからこそ、役者は板の上にいることの大切さを追求するのですが、追いかければ追いかけるほど難しくもある難儀なお仕事でありながら、演じているとつねに新しい発見があるのでやりがいがあります。

これからもフレッシュに、同時に大人の渋さを身につけながら役者として変化していきたい

昨年はNHKの『紅白歌合戦』に出場しましたし、今年はアーティストとしてシングルも出しました。これからはどんな役者になっていきたいですか。

ついこの間、ミュージカル『刀剣乱舞』の一振りとして『紅白歌合戦』に出演していたと思ったのに、もう夏(取材時は8月)ですから、1年はあっという間ですね。“僕魔法”も初演は去年だと思っていたぐらいで(笑)。時が経つのは早いもので、一日一日を大事に生活しながら、僕は22歳なのですが、この年齢が最も体力があると聞いたので、これからもフレッシュに、同時に大人の渋さを身につけながら、役者として変化していきたいです。そして引き続き役者以外のお仕事にもできる限り挑戦していきたいです。

役者として心がけていることはありますか。

役者はスタッフが支えてくれるから存在できると思っているので、それを意識しながら演じることに集中しています。今後もみんなに支えてもらいながら、挑戦する気持ちを忘れず、たとえば映像のお芝居にもチャレンジしたり、どの分野でも活躍できる役者になれるように努力していきたいです。

高野 洸 エンタメステーションインタビュー

声を聴くだけではなく、観ても楽しめる朗読劇

本作の見どころをお願いいたします。

まず、脚本、物語に感動することができます。ファンタジーの要素がある舞台設定も、キャラクターも好きになってもらえるだろうし、家族への愛だったり、友情を感じていただけると思います。予想外の角度から泣かせにくるし、今回はステージが回転するので、僕らの声を聴くだけではなく、観ても楽しめる朗読劇になっています。ぜひ劇場にいらしてください。

最後に今作のポイントはありますか。

高木里代子さんのピアノです!(笑)


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朗読劇『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』

朗読劇『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』

2019年12月10日(火)~12月15日(日)品川プリンスホテル クラブeX

STORY
日本のとある町の森の奥にある小さな村。
この村の男の子達は、ある年齢になると村の一番の年寄りから、あることを伝えられる。
それは「この村で生まれた男の子は、20歳になるまでの間、人生で一度だけ魔法を使うことが出来る」と。
それを伝えられた男たちは、みんなで集まって話し合い、考える。どんなことに魔法を使おうかと。
過去、この村の男たちが、どんなことに魔法を使ったかは、村の一番の年寄りだけが持っている一冊の本に記されている。
ただし、各自、魔法を使った後でないと、それを見ることは出来ない。
アキトと仲間たちは、どんなことに魔法を使うか考えながら生きる人生が始まる……。

脚本・演出:鈴乃音
ピアノ演奏:高木里代子
主催:エイベックス・マネジメント株式会社
制作:エイベックス・エンタテインメント株式会社

出演:
アキト / ハルヒ 役:高野 洸
アキト / ハルヒ 役:眞嶋秀斗
ナツキ 役:松村 優(イケ家!)
ユキオ 役:遠藤史也
テツ爺 役:近藤 廉(イケ家!)
母 役:しゅはまはるみ

オフィシャルサイト
オフィシャルTwitter(@bokumahou)

高野 洸(たかの・あきら)

1997年7月22日生まれ、福岡県出身。2016年に『フライングパイレーツ〜ネバーランド漂流記〜featuring GUY’S』で初舞台。1月には1stシングル「LOVE STORY」をリリース。主な出演作品には【舞台】Live Performance Stage「チア男子!!」、ミュージカル「スタミュ」シリーズ、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ、『八王子ゾンビーズ』【映画】『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』【テレビドラマ】『タンブリング』、『わたし、定時で帰ります。』、『テレビ演劇 サクセス荘』などがある。2020年にはミュージカル『刀剣乱舞』 髭切膝丸 双騎出陣2019 ~SOGA~の再演も決定しているほか、出演映画『八王子ゾンビーズ』の公開を春に控える。

オフィシャルサイト
オフィシャルTwitter(@AKIRAT_official)

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