Interview

Dream Ami  初の関西弁のラブソングの新作。倖田來未のカバーを自分らしく仕上げたその手応えを訊く

Dream Ami  初の関西弁のラブソングの新作。倖田來未のカバーを自分らしく仕上げたその手応えを訊く

Dream Amiが劇場版「えいがのおそ松さん」主題歌であり、E.G.family初の全国ホールツアー「E.G.POWER 2019 ~POWER to the DOME~」のキックオフナンバーとしてリリースされた前作「Good Goodbye」以来、半年ぶりの新曲の配信をスタートした。
配信シングルとしてリリースの新曲は倖田來未が2006年5月に発表した31枚目のシングル「恋のつぼみ」のカバーで、同じく13年ぶりのリメイク放送が決定しているFODオリジナルドラマ『ブスの瞳に恋してる2019』の主題歌に決定。Dream Amiとしては初の日本語カバー、初の関西弁のラブソングにどんなアプローチで臨んだのか。初のツアーの話から始めた。

取材・文 / 永堀アツオ 撮影 / 荻原大志


J-POPをカバーするのは初めてだったので、洋楽をカバーするのとは全然違う感覚がありました

Dream Ami エンタメステーションインタビュー

春の全国ツアーからふりかえっていただけますか? 初の全国ホールツアーでした。

今回は、E.G.familyとしてのグループ感が強い内容になっていて、ツアーの空き時間や移動中もE-girlsにいた時と同じような感覚だったので、どこか懐かしい感じでしたね。ファンの皆さんと今までにない近い距離で、一緒に同じ空間で楽しめた感覚でした。

9月17日に新曲が配信リリースされますが、まず、ドラマ主題歌ということに関してはどう感じましたか?

ありがたいなと思いますね。鈴木おさむさん原作のオリジナルのドラマシリーズがやっていた時のことも覚えていますし、今回は原作を基に新たな設定で書き下ろした13年ぶりのドラマ化ということで、どうなるんだろうっていうワクワクもあります。そんな作品に声をかけてもらえたことが嬉しいです。

オリジナルのドラマ主題歌である「恋のつぼみ」をカバーすることは?

新たな挑戦かなと思ってます。今まで洋楽のカバーはありましたが、J-POPをカバーするのは初めてだったので、洋楽をカバーするのとは全然違う感覚がありました。

その違いというのは?

私の場合、洋楽を日本語歌詞にしてカバーすることが多かったので、全く別の新しい曲として歌うことができていましたが、今回は自分の中でもすごく原曲のイメージがとても強く染み込んでる曲で、さらに同じ歌詞のままだったので、プレッシャーというか、ちゃんと自分のものにできるかなという不安もありました。あとは、Dream Amiがカバーする意味を、聴いてくださる方にどのように伝えていくかをすごい考えました。

倖田さんが歌ってる原曲の主人公と、自分が歌ってる曲の主人公が別人だったらいいのかなと思って

Dream Ami エンタメステーションインタビュー

その意味は見つかりましたか。

倖田さんが歌ってる原曲の主人公と、自分が歌ってる曲の主人公が別人だったらいいのかなと思って。主人公を別の人として捉えてもらえたらいいかなと思ったんですね。あとは皆さんがどう感じてくださるかですが、自分の中では精一杯そこを意識しました。

関西弁の曲が自分の曲の中に増えるという喜びがありました

Dream Ami エンタメステーションインタビュー

関西弁で歌うことに対しては?

関西弁の曲を今まで歌ったことはなかったので、関西弁の曲が自分の曲の中に増えるという喜びがありました。でも、やっぱり、オリジナルを歌っている倖田來未さんのイメージが私の中でもすごく強くて。どうしたら自分なりに歌えるかなというのはすごく考えましたね。

ちなみに当時は原曲聴いてました? 13年前になります。

13年前か……。TEAM Dreamとしてフットサルに明け暮れてた頃だと思いますが、コテコテの関西弁で歌うラブソングに衝撃を感じたのは覚えています。

その関西弁の歌詞はどう捉えました?

すごく共感できる部分がありましたね。自分の恋愛観と似ている気がしていて。

どんなところが似てます?

結構、恋愛体質っぽいところかな。私は恋愛のことになると、周りが見えなくなっちゃうし、相手の気持ちも考えずに「大好き! 大好き!」ってなっちゃうんですね(笑)。そういう意味では、自分の恋愛観とも似ているし、私が今までDream Amiとして歌ってきた楽曲の世界観の延長線上にもある曲だなと思って。このまま歌ったら普通にハマっちゃうだけっていうか、逆になんの意外性もなく歌えちゃう気がしたんです。それだと面白くないなと思ったので、今回はあえて、Dream Amiのパブリックイメージとは違うものにしたいなと思っていました。

BPMも少し落としつつ、アレンジもオーガニック寄りに、ナチュラルにしました

Dream Ami エンタメステーションインタビュー

先ほどの「違う主人公」と同じことかもしれないですが、その“違い”を具体的にはどう表現してますか?

まず、アレンジにおいて、たくさんの提案をさせていただきました。原曲はすごくキラキラ感が強めで、BPMも早くて、元気でパワフルな曲だったので、それとは違う女の子像で歌いたいなと思ったので、BPMも少し落としつつ、アレンジもオーガニック寄りに、ナチュラルにしました。あと、歌いかたも微妙なバランスで調整したりしましたね。

シンガーソングライター系の自然体な歌い方になってますね。微妙なバランスについてももう少し詳しく聞かせてください。

アレンジだけじゃなく、歌うときもキラキラしすぎない感じで歌いたいと思いつつも、悲しくて切ない歌ではないので、この曲が伝えたいことはちゃんと伝えたいから、暗くなりたくもなくて。でも、キャピキャピもしたくないっていう。アクセントはつけつつ、強くなりすぎないみたいな意識はしました。

真っ白な状態で曲を受け取った自分を想像して歌いました

Dream Ami エンタメステーションインタビュー

ゆったりしつつも、恋に夢中になっているトキメキは感じるっていう。実際に歌ってみてどう感じました?

自分の中に染み込んでいた倖田さんの歌いかたの癖やニュアンス、独特な強調の仕方がそのまま出ないように意識をして歌いました。そこが一番、大変だったかな。もしも倖田さんが歌ってるバージョンを聴かずに、このメロディとこの歌詞だけをもらったら自分はどう歌ってたかなと、真っ白な状態で曲を受け取った自分を想像して歌いました。

実際に関西弁のラブソングを歌ってみた感想も聞かせてください。

ちょっとむずがゆいところがありましたね。

どうしてですか? 普段は言わない言葉なんですかね。

はい、「好きやっちゃうねん」は普段は言わないですね(笑)。でも、そこが一番、この曲のキャッチーな部分で、強烈なインパクトを残すフレーズでもありますが、やっぱりちょっと恥ずかしい部分はありましたね。

でも、照れてる感があるのも新しい女性像になってていいと思います。完成したものをご自身で聞いてどう感じました?

いい感じに自分っぽくというか、Deam Amiバージョンとしてできたと思います。とにかく、恋する乙女の盛りあがってる気持ちを描いた可愛い歌なので、自分の恋愛に当てはめて聞いてもらえたら嬉しいですし、この曲を聴いて、恋する気持ちに拍車がかかればいいなって思います。

最近は積極的に野菜を食べるようにしてますね。お昼ご飯も、今、流行ってるサラダボウルを食べるようにしてて。野菜にはまってます

Dream Ami エンタメステーションインタビュー

ここから余談になりますが、Dream Amiさんが<めちゃくちゃ好きやっちゅーねん>っていうものをお伺いできますか。

最近は野菜! 

もうお肉じゃない?

そうですね。一時期はお肉が超好きで、週に何回も焼き肉に行ったり、ハンバーガーやハンバーグを食べたり、鳥の唐揚げを食べたりしてましたが、今年の春のツアーの途中にすごい体調を壊してしまって。風邪が治った後も、ずっと体調不調が続いてて。どこかが悪いというわけでもないし、なんだろうなと思って。じゃあ、食を変えてみようと思って、野菜スープとか、体に良さそうなものだけを食べるようにしたら、すごい調子が良くなってきたんです。「あ、なんかお肉じゃないかも」と思い始めて。最近は積極的に野菜を食べるようにしてますね。お昼ご飯も、今、流行ってるサラダボウルを食べるようにしてて、野菜にはまってます。

特に好きな野菜料理はありますか?

きのこサラダです。今までえのき以外のキノコ類が苦手だったんですよ。しめじとか、しいたけとか好きじゃなかったのに、最近、キノコが好きになって。舞茸、えのき、しめじをサラダにトッピングするくらい好きですね。ただ、ドレッシングだけは健康じゃなくていいっていうルールがあって(笑)。ドレッシングだけは味の濃いドレッシングをかけてますね。

お肉は全然食べなくなった?

友達とか、誰かと一緒にご飯を食べに行くときは食べるんですけど、一人でご飯を食べるときはあまり食べないですね。おかげで体調が良くなった気がします。体が動きやすくなったなっていう感じがありますね。

常に仕事で輝いている自分がいて、仕事をしている自分をサポートするためのプライベートっていう感覚なんですね

Dream Ami エンタメステーションインタビュー

最後に今後の目標を聞かせてください。

ジャンルも含めて、いろんなことに挑戦したいなと思いますね。音楽活動、歌手としての軸はありつつ、なんでもやってみたいなって思います。今までもいろんなことやってきたけど、枝となる部分をもっと広げて、濃くしていきたいです。

プライベートの目標はありますか?

うーん……私は仕事人間というか、これさえあれば仕事なくてもいいやっていうのはなくて。常に仕事で輝いている自分がいて、仕事をしている自分をサポートするためのプライベートっていう感覚なんです。この先の人生設計も、仕事をしている自分を思い浮かべてるし、仕事を中心にしつつ、うまくバランスが取れるようなプライベートが過ごせればいいなって思いますね。人生はどうなるかはわからないけど、今の希望としては、歌い続けられたらいいなと思ってます。

衣装協力
ワンピース¥29,000(税抜) / tiit tokyo(THÉ PR)
ロングブラウス¥19,000(税抜) / tiit tokyo(THÉ PR)
サンダル参考商品

その他のDream Amiの作品はこちらへ。

Dream Ami

2002年、dreamに加入しデビュー。
2011年よりガールズ・エンタテインメント・プロジェクト “E-girls”の中心メンバーとしても活動。
2015年にはシングル「ドレスを脱いだシンデレラ」で、E-girlsでは初のソロデビューを果たす。音楽活動のみならず、テレビ出演や、ラジオのレギュラーパーソナリティを務めるなど幅広く活躍。
2016年4月公開 ディズニー映画「ズートピア」日本語吹替版 主題歌「トライ・エヴリシング」を担当。本作で同曲を歌うズートピアの美しき実力派ポップスター ガゼルの日本語吹替も担当している。
2017年E-girlsを卒業し、7月12日には5枚目のシングル「君のとなり」をリリース。同年10月4日、ファーストアルバム『Re: Dream』をリリースし、11月9日からは初のソロツアー「Dream Ami 1st. Live Tour 2017 ♡Re: Dream」を開催。
そして2018年4月18日、Dream Ami出演のブルボン「おいしいココナッツミルク」CMソング、ソロ6枚目のシングル「アマハル」をリリース。
E-girls / Dreamとはまた異なる、独自のアーティスティックなDream Amiの追求が、次の扉を華やかにひらいて行く。現在はソロ活動に専念している。

オフィシャルサイト
https://ami-ldh.jp

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