LIVE SHUTTLE  vol. 365

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藤木直人 20周年記念ツアー完走! いままでの感謝とLOVE!を河口湖で叫ぶ

藤木直人 20周年記念ツアー完走! いままでの感謝とLOVE!を河口湖で叫ぶ

Naohito Fujiki Live Tour ver12.0 ~20th-Grown Boy-みんなで叫ぼう!LOVE!!tour~
2019年8月31日 山梨県・河口湖ステラシアター

歌手デビュー20周年を迎えた藤木直人が8月31日(土)に山梨県・河口湖ステラシアターにて、全国ツアー「Naohito Fujiki Live Tour ver12.0 ~20th-Grown Boy-みんなで叫ぼう!LOVE!!tour~」のファイナル公演を迎えた。

1999年7月7日にシングル「世界の果て〜the end of the world〜」でメジャーデビューした藤木は、今年6月19日にフルアルバムとしては実に10年ぶりとなる通算8枚目のアルバム『20th -Grown Boy-』をリリースし、記念すべきデビュー日である7月7日の広島公演を皮切りに、全国10ヵ所11公演に及ぶツアーを開始。原点回帰を銘打った2017年のライヴハウスツアーを挟み、ホールツアーは2015年以来、4年ぶり。お馴染みのバックバンドに加え、ホーンセクション“オキアミホーンズ”とダンスユニット“カラマリ”が参加。20周年記念ツアーらしく、フルメンバーとなっていた。

“はじまり”をコンセプトにしたデビュー曲「世界の果て〜the end of the world〜」でライヴをスタートさせた藤木は「20年経った今もこうしてライヴができるのは、ライヴのたびにたくさん集まってくれるみんながいたからこそです。どうもありがとう!」と感謝の気持ちを伝え、クラップとフリが合わさったアップナンバー「コズミックライダー」やタオル回し曲「タイムトラベル」、観客全員での合唱が巻き起こった「パーフェクトワールド」と、冒頭から全員がひとつになって楽しめる曲を連発して会場を盛り上げた。

その後、開閉式の屋根が開き、心地いい風が吹き抜けるなかで、TAKURO(GLAY)による「WANDERLUST」、水野良樹(いきものがかり)が提供した「プライド」と、ニューアルバム収録曲をアコースティックギターを弾きながら歌唱。ここで、事務所の後輩でもある橋口洋平(wacci)がスペシャルゲストとして招かれ、橋口が楽曲提供した「夢の答え」のコラボレーションが実現。優しくも力強いハーモニーを響かせるなか、カラフルな風船が空に放たれ、フロアからは“ラララ”のシンガロングも沸き起こった。

 

さらに、進之助やぶちょう、ハカセ、凛太郎、近藤さん、剛男さん……と、これまでに出演してきたドラマの役柄を観客が連呼する「SPYDEE 2019」を含むメドレーでは、NHK連続テレビ小説『なつぞら』の主題歌であるスピッツ「優しいあの子」をカバー。MCで「20年ぶりに参加した朝ドラでした。長い長い夏が、この間、終わったんです」と自身の撮影が終了したことを報告すると、観客からは大きな拍手が起きた。また、自身が主演した音楽劇『魔都夜曲』のメインテーマ「オピウム・ラヴァーズ」を演奏、「僕の生きていた世界」と「月世界」ではピアノの弾き語りも披露。ウォーミーなバラッド「月世界」は、ステージ後方の壁が開く当会場だけの特別な選曲だったが、この日はなんと新月。藤木は「月の下で弾けたら素晴らしいなと思ったんですが、調べてみたら新月で、たとえ晴れていても月は見えないんです。みんなの心の中の月を想像しながら聴いてください」と苦笑した。

「今夜はファイナルだ! 盛り上がっていこうぜ!!」という雄叫びから後半へと突入。「恋のROCK’N’ROLL!DRIVE!」ではエレキギターを弾きまくって観客のツイストを誘い、「SAMURAI FUNK」ではペンライトを2本持ち、初のヲタ芸を全力でパフォーマンス。藤木のライヴ定番曲「愛のテーマ」では「いつまでもずっと君を愛してるぜー!」と客席のファンに向け叫んだ。ドラマ『ギャルサー』の主題歌としてヒットした「HEY! FRIENDS」では総勢22名のキッズダンサーと笑顔で踊り、銀テープも発射された。最後にデビュー時のプロデューサーである寺岡呼人からの<まだ終わりじゃない/新しい物語を始めよう>というエールにも似たメッセージが込められた「Never end」を熱唱。感極まって歌えなくなる箇所もあったが、観客一人ひとりの顔を見つめながら歌い切って本編を終えた。

アンコールの1曲目「anon」では2人目のスペシャルゲストとして、楽曲制作を長年共にしているシライシ紗トリが登場し、ふたりで向き合ってギターを弾き、声を合わせた。そして、15年前の富士急ハイランド コニファーフォレストでの野外ライヴで演奏トラブルでやり直ししたことを悔やんでいたという「サンクフル★エブリナイ」で15年越しのリベンジを果たし、ファンからもらった言葉で作った「LOVE!」ではこの日一番の大合唱が巻き起こり、藤木の「とっても楽しかったです。みんな、ありががとう。愛してます。みんなで叫ぼう」という合図で観客全員で愛を叫ぶと、場内には金テープが舞い散った。

さらに、「せっかくファイナルなので、このまま終わるわけにはいかないよね。もう一曲やろう」と呼びかけると、「OH! BORTHER」では屋根に加えて、ステージ後方の壁も開き、約100発の花火が打ち上げられるなか、計25曲で3時間を超えた20周年記念ツアーのファイナルは大きな歓声とともに大団円を迎えた。最後に藤木は再び「とっても楽しかったです。みんなありがとう」と感謝の気持ちを伝え、「これからもいろんな仕事を頑張って、必ずまたステージに戻ってきたいと思います」と再会の約束をしてステージを後にした。

なお、この日の詳細なライヴレポートは10月11日に配信されるオフィシャルツアーパンフレット・デジタル版「コンプリートセット」の予約特典「ライブドキュメント・ミニブック」に収録予定となっている。

ご予約はコチラ。

文 / 永堀アツオ

Naohito Fujiki Live Tour ver12.0 ~20th-Grown Boy-みんなで叫ぼう!LOVE!!tour~
2019年8月31日@山梨県・河口湖ステラシアター SET LIST

M01. 世界の果て~the end of the world~
M02. 20th-Grown Boy-
M03. コズミックライダー
M04. タイムトラベル
M05. パーフェクトワールド
M06. WANDERLUST
M07. プライド
M08. 夢の答え(GUEST:橋口洋平/wacci)
M09. 2019NF JAZZメドレー(サンクフル☆エブリナイ〜sweet〜星屑の海〜涙のいろ〜SPYDER 2019〜優しいあの子(スピッツcover)〜Little Wing)
M10. オピウム・ラヴァーズ
M11. 僕の生きていたい世界
M12. パズル
M13. Getting Started
M14. Speed★Star
M15. 恋のROCK ‘N’ ROLL! DRIVE!
M16. SAMURAI FUNK
M17. 愛のテーマ
M18. Go For It!
M19. レゾナンス・レジスタンス
M20. HEY! FRIENDS
M21. Never end
〈ENCORE〉
EN01. anon(GUEST:シライ紗トリ)
EN02. サンクフル★エブリナイ
EN03. LOVE!
EN04. OH! BOROTHER!

藤木直人(ふじき・なおひと)

1972年7月19日生まれ。早稲田大学理工学部情報学科卒。在学中に映画『花より男子』花沢 類 役に抜擢され、1995年に俳優デビュー。その後も、連続テレビ小説『あすか』や『ナースのお仕事』シリーズ、『Love Revolution』、『ホタルノヒカリ』をはじめ、映画『g@me』、『20世紀少年(第2,3章)』など数多くの話題作へ出演し注目を集める。役者活動と並行して音楽活動を本格的に開始し、1999年7月7日「世界の果て~the end of the world~」でCDデビュー。2006年、2007年には2年連続で日本武道館での単独ライヴを開催。そして2019年6月19日、メジャーデビュー20周年を記念したオリジナルアルバム『20th-Grown Boy-』をリリース。直後からスタートした全国10都市11公演のツアーも大盛況のなか終了した。近年の出演作は、ドラマ『グッド・ドクター』、『イノセンス 冤罪弁護士』、連続テレビ小説『なつぞら』、映画『リメンバー・ミー』(日本語吹き替え版)など。10月からスタートするドラマ『ハル~総合商社の女~』への出演が決まっている。また『おしゃれイズム』(NTV)レギュラーパーソナリティも務める。

オフィシャルサイト
オフィシャルTwitter(@fujiki_official)

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