Interview

竹ノ内大輔と中島拓人が明かす、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編での乾&海堂の絆

竹ノ内大輔と中島拓人が明かす、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編での乾&海堂の絆

現在、好評上演中のミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編。全国中学生テニストーナメントで都大会、関東大会を制してきた青学(せいがく)と、常勝・立海との決勝戦だ。「前編」では、シングルス3の手塚国光vs真田弦一郎、ダブルス2の乾 貞治・海堂 薫vs柳 蓮二・切原赤也、シングルス2の不二周助vs仁王雅治、そしてダブルス1の大石秀一郎・菊丸英二vs丸井ブン太・ジャッカル桑原の激闘が描かれる。
9月19日(木)に初日を迎える東京凱旋公演に向けて、乾 貞治 役・竹ノ内大輔と海堂 薫 役・中島拓人にインタビュー! 試合で熱い絆を見せるふたりが、実は大ゲンカ(!?)を経て変わったことや、「後編」に向けた意気込みなど。垣間見える素顔も含めてお届けする。

取材・文 / 片桐ユウ 撮影 / 冨田望


悪魔(デビル)化の片鱗が見えるところは演じていて楽しい

今日の服装、お揃いみたいですね。

中島拓人 はい! 揃えてきました!

竹ノ内大輔 事前に打ち合わせをして……(笑)って、実際のところはまったくの偶然です。僕たち、考えることが意外と似ているからね?

中島 そうですか!?(笑)

竹ノ内 たしかに。性格は真逆かもしれないね。

中島 うん、“真逆なふたり”です!(笑)

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編 竹ノ内大輔 エンタメステーションインタビュー

竹ノ内大輔

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編 中島拓人 エンタメステーションインタビュー

中島拓人

そんな真逆のおふたりが演じている乾・海堂ペアが、全国大会の決勝戦で白熱した試合を見せています。まずは「前編」の幕が開いてからのお気持ちをお聞かせください。

中島 稽古段階ではまだ不安要素が残っていたのですが、幕が開いてからはお互い影響し合って上がっていくことができて、今も常に上がっていけている気がしています。

竹ノ内 全試合が“濃い”んですけど、その中でも特に起伏が激しいというか。感情もそうですし、イベントが多いよね?

中島 うんうん。

竹ノ内 ボールを当てられたり、悪魔(デビル)化したり、新技が登場したり。盛りだくさんですけど、感動する試合でもあるので、最初は自分に「できるのかな?」というプレッシャーが大きかったんです。

中島 表現しやすいものが詰まっているので、それでしっかり見せられなかったらどうしようもないって思うからね。

竹ノ内 そう。試合の中でこれだけ見せ場があるのに、振り切れなかったらどうしよう、という不安がありました。でもお客様が入ってから得られるものもありましたし、対戦相手と綿密にコミュニケーションを取るようにはあえてしてこなかったのですが、その分、リアルな試合にできたなと思います。

中島 4人というより、2対2で話したりはしたよね。乾先輩と柳 蓮二(井澤巧麻)、切原赤也(前田隆太朗)と海堂という感じで。僕たちのほうは結構動き回るので、どうすればふたりのバチバチ感がお客様に伝わるのかという話をしていました。

竹ノ内 僕たちは、心の中でどう思っているのかという気持ちを打ち明けました。それと関東大会の立海公演を僕は演じていないので(※代替わり前のため)、加藤 将さんが演じていたときのことを巧麻くんに教えてもらってシミュレーションしました。そういうすり合わせをしたうえで全国大会の立海公演に臨みましたね。

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編 エンタメステーションインタビュー

おっしゃるとおり、濃くて様々な感情や展開が詰まった試合です。単純にかなり消耗しそうだな……と思ったのですが、疲労のほうは?

竹ノ内 拓人はカロリー使っているでしょ?

中島 使っていますね(笑)。乾先輩がデータを読まれてしまい「その分、海堂が頑張るぞ!」と動き回る展開なので。こんなに動くことはもうないんじゃないかってくらい動いていますけど、「これをやりきれたら、もう大丈夫だ!」という気持ちでやっています。それに、僕、海堂以外だったら切原を演じてみたかったんです。キレたときに豹変するというキャラをやってみたかったので、悪魔(デビル)化の片鱗が見えるところは演じていてめちゃくちゃ楽しいです!(笑)

竹ノ内 僕は海堂ほど動いてはいないのですが、メンタル面での消耗はあります(笑)。これまでアクションもあまりやったことがなかったので、ボールをぶつけられて倒れるときも最初は受け身がうまく取れなくて……。自分で試行錯誤して今の出来栄えに至ります。その積み重ねていく楽しさや、やり甲斐を感じられたことは、今回得られたものだなと思います。

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編 エンタメステーションインタビュー

ケンカをした理由はちょっとしたこと。そのことを経ての本番は出来が良かった

おふたりの絆に関してはいかがですか?

中島 実は、僕たち、本番に入ってから一回ケンカしたんですよ。

竹ノ内 初出の情報です、コレ(笑)。

中島 今まで稽古中にもケンカしたことはなかったんですけど、ここにきて(笑)。でもそのことによって深まった仲はあるなと思います。

竹ノ内 僕も。

中島 このふたりがケンカしたことを知らない人から、ケンカのあとに「(乾と海堂の関係性が)もっと見えるようになった」と言われて。演出の上島雪夫さんにもそうおっしゃっていただけまして。

竹ノ内 稽古段階から「愛が足りない」「絆が足りない」と言われていたんですよね。ケンカをした理由はちょっとしたことだったんです……。そもそもお互いに考えもちゃんと持っていましたし、それを話すこともあったんですけど、ふたりとも相手に対して気を遣いすぎて強く出るタイプでもなかったので、本当にひょんなことだったよね?

中島 うん、ひょんすぎる(笑)。東京公演の千秋楽でケンカをして、大阪公演の場当たりで話し合って……。

竹ノ内 だから場当たり中は微妙な空気感で、なんとなく「わかっているでしょ?」というアイコンタクトを取り合っていたよね?(笑)

中島 そう、ケンカをしているのは竹ノ内と中島であって、舞台上の乾と海堂には関係がないから、ちゃんとしなきゃいけないぞ、と。

竹ノ内 しかも、そのことを経ての本番は出来が良かったんです(笑)。

中島 お互いに「やってやるぞ!」感もあったしね。

竹ノ内 ふたりが改めて向き合える機会となって、今となっては、それがあって良かったと思えます。

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編 エンタメステーションインタビュー

青春ですね……! 現青学(せいがく)メンバーとしては「TEAM Party」やイベントを含めて5作品目となりますが、チームの結び付きはいかがですか?

竹ノ内 チームで大きなケンカはしたことはないですね。優しい人が多いですし。

中島 青学(せいがく)は12人いるんですけど、ガーッと行く人って少ないかもしれないね。自分としては、もっと「やれやれー!」って思うところもあるけど(笑)。みんな気配りの人だから、ハッキリ言ったときに「やりすぎちゃったかな……」と気にしちゃうんですよ。でも、時にはそういうことも必要だと思うし、結束感も増していけると思う。

竹ノ内 そうだね。それぞれの役割がある気がします。最終的には部長(手塚国光 役の青木 瞭)が現場を監督しているので、何かがあったら部長が止めるだろうし、まとめてくれるだろうなって安心感があります(笑)。

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編 エンタメステーションインタビュー

チームみんなで、どこかに出かけたりは?

中島 ちょうど今、樹(桃城 武 役の大久保 樹)の実家に青学(せいがく)メンバー全員で遊びに行く計画をしています!

竹ノ内 『田舎に泊まろう』的な感じで(笑)。

中島 お庭がすごく広いらしいので、そこでバーベキューと花火をしたいねって話しているんです。

竹ノ内 夏が終わらないうちにやれたらいいね~!

中島 うん、この公演の間に! 青学(せいがく)みんなで何かをやりたいなという気持ちもあるので、実現したいですね。スケジュールを揃えるのがなかなか大変だと思いますけど(笑)。

1 2 >