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東京ゲームショウ2019 ゲームライター15人がチョイスしたベスト3+α

東京ゲームショウ2019 ゲームライター15人がチョイスしたベスト3+α

2019年9月12日から15日の4日間、千葉県・幕張メッセにて東京ゲームショウ2019が開催された(12日と13日は関係者のみのビジネスデー、14日と15日は一般を含めたパブリックデー)。国内外の大手ゲームメーカーをはじめ、中小規模のインディーズや専門学校・大学、そしてゲームに付随する関連企業がブースを出展し、その数は655もの数となった。また、4日間の開催中に訪れた来場者は26万2076人と公式で発表されており、これまでの最高記録を出した去年に比べて約3万人減となったが、それでも会場内は多くの人で賑わっていた。

大きなサプライズはなかったが、充実のタイトル群の試遊、期待を寄せざるを得ない新作の発表に満ち、今後のゲームライフが価値あるものと予感させてくれた。そんな東京ゲームショウで、ゲームライター・編集者たちは何に注目し、何に価値を見いだしたのか。昨年の記事に引き続き、オールジャンルで個人的に気になったものベスト3を順不同で挙げ、15人の選択を掲載する。今そして将来のゲームシーンで何を意識しておけばいいか参考になれば幸いだ。各文末には雑感もあるので、今年の東京ゲームショウを振り返ることもできるはず。

構成・文 / エンタメステーション編集部


①心を揺さぶられたwodnet

『モンスターハンターワールド:アイスボーン』

ただいま絶賛狩猟中の『モンスターハンターワールド:アイスボーン』。早くも10月10日に無料アップデート第1弾が予定されており、金獅子・ラージャンが登場するとのことで、ワクワクが……いえ、恐怖で震えが止まりません(笑)。見てください、この迫力と威圧感。ランスでがっちがちにガードを固めて挑む所存です!

『イースⅨ -モンストルム・ノクス-』

限定版を予約しているにも関わらず、発売が待ちきれなくて試遊台へ。ゲームショウ開場から30分ほどしか経っていなかった(しかもビジネスデーだった!)のに、すでに待ち時間60分と大盛況の試遊ブースでした。今作は複数のキャラクターが異能(ギフト)と呼ばれる固有アクションをそれぞれ持っていて、操作が複雑になるんじゃないかと心配していたのですが、PlayStation®4のコントローラーや操作方法にギフトがうまく配置されていて、かつ『イース』ならではの簡単爽快なアクションも繰り出せてひと安心。より一層期待感の膨らむ試遊になりました。

歴代アドル・クリスティン

今回のゲームショウにはもうひとつ『イース』の気配がっ! 2020年リリース予定の『イースⅧモバイル(仮)』の試遊ブースがその正体でした。ブース内には、歴代のアドル・クリスティンとヒロインの姿をまとめたパネルがあって、思わずじっくり鑑賞タイムに突入。こうしてキャラクターが並んでいると壮観だし、アドルという同一人物がこんなにも多彩に描き分けられてきたんだなぁと感慨深くもありました。ヒロインのほうのパネルには、「シリーズ歴代ヒロイン、あなたは誰が好きですか?」との問いかけも。うーん、悩むけどボクはやっぱりダーナかなっ! 新しもの好きとか言わないで(笑)

ビジネスデーにも関わらず、一般デーに匹敵するほど多くの人が訪れていたように感じた今年のゲームショウ。正確な理由は定かではありませんが、小島秀夫監督がプレイステーションブースで『デス・ストランディング』を紹介した際、画面表示は英語、音声は日本語でと言語が入り乱れてしまうことに配慮していたのが印象的でした。ここ数年で海外メディアの来場者数も激増している気がします。来場者あっての各ブース展開やイベントという側面もゲームショウにはあると思うので、今後のゲームショウの変化にも目が離せないですね。


②ワクワクした浦井アンナ(ウサギリス)

『VRカレシ』

2020年初頭にリリース予定の『VRカレシ』。ただシチュエーションを楽しむものかと思いきや、しっかり個々のストーリーが作り込んであるのが魅力です。喫茶店・はるかぜを舞台に4人のキャラクターとVR恋愛を楽しむことができるのです。

NINJYA RATMATのメタルマウスパッド

eスポーツ用に開発された金属製のメタルマウスパッド。めちゃくちゃ滑りが良くてとにかくカッコいい。重量は3kgとかなり重いので落としたら大変ですが、発売されたら購入したい……。10月から受注販売開始とのことです。

『ミニ四駆秒速グランプリ』

エアロアバンテ1/1が展示してあり、見るだけでものすごいワクワク感です。ミニ四駆、実は触ったことがなかったのですが、プレス用に頂いたものを今回初めて作ってみました。作りが凝っているうえ、ものすごいスピードが出ることに驚きました。自宅の部屋でふつうに走らせると壊れちゃいますね……やはり専用のコースが必要です。手軽に始めてみるなら、やはりこの『ミニ四駆秒速グランプリ』は最適ではないでしょうか。

チャイナジョイとの大きな違いは、音かもしれません。中国に比べ、日本は音がかなり控えめだったのが助かりました。チャイナジョイはときおり耳を塞ぎたくなるほどの轟音だったので……。全体的に見ると、やはりVRのブースが一気に増えて来場者も多くなってきたようです。今後もいろいろと新しい企画が出てきそうで楽しみですね。


③胸熱の吉田夏美(ウサギリス)

『ファイナルファンタジーⅦ リメイク』

スクウェア・エニックスのブースでは、いよいよ2020年3月3日発売予定の『ファイナルファンタジーⅦ リメイク』のムービーが映し出されていました。懐かしのあのキャラやこのキャラが、圧倒的なグラフィックと共に動き、喋っている姿を見るだけで胸熱でした。思い出が動きだす日が待ちきれない。

『モンスターハンターワールド:アイスボーン』

カプコンブースには、ド迫力のモンスターたちが出現。今にも動き出しそうだと感じるほど精巧に作られたモンスターやハンター装備の周りにはたくさんの人が集まっており、その人気の高さがうかがえました。私も早くアイスボーンの世界に狩りに行きたい。

『 JACKJEANNE (ジャックジャンヌ)』

今年のゲームショウで個人的に目を引かれた作品。石田スイ先生とブロッコリーがタッグを組んだ『歌劇学校青春物語』は、Nintendo Switch™で2020年に発売予定とのこと。石田スイ先生の美麗なイラストでどんな青春が描かれるのか、今から楽しみです。

去年のゲームショウには不参加だったため、なんだか懐かしい感じがしました。やっぱり大きなモニターで映像を見たり、試遊したりするとテンション上がります。発売まえのタイトルについては、今後の情報が気になるので追っていきたいと思いました。刺激的な時間を過ごした1日でした。


④期待を込めた清水花歩(ウサギリス)

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』

会場に入ってすぐ目に飛び込んできたのはアトラスのブース。着ぐるみモルガナと新作から登場のキャラクター・芳澤かすみのコスプレイヤーさんが人気でした。試遊待機のあいだ、モニターで流れていたPVの種類の多さにも驚きです。

Google Playスタンプラリー

iPhoneユーザーだけどスタンプラリーと聞くとついつい参加してしまいます。専用アプリのダウンロード等もなくすぐに参加できたのが良かったです。会場の巨大ガラポンはテンションが上がりますね。

『スペースチャンネル5VR あらかた★ダンシングショー』

PlayStation®2で遊んだ『スペチャン5』の完全新作! うららちゃんのデザインは今見てもおしゃれだし、黄色のコスチュームもかわいいですね。新キャラクターのルーとキーは今どきな色使いだけど馴染んでいて、発売が楽しみです。

ゲームショウに来るとVRが盛り上がっているという印象を受けますが、実際に家庭にはどれくらい浸透しているのか……。VRならではの魅力的なゲームがどんどん出れば変わってくるのかなと期待しています。ソシャゲでは、色々とクセの強い『メギド72』が日本ゲーム大賞で優秀賞を受賞。ソシャゲの勢いもまだまだ続くような気がする良い結果だと個人的に思いました!


⑤いろいろなものが見えた市野ルギア

カプコンブースの”ラージャン”

会場に入るなり、知人とすれ違うたびに彼らが口にした言葉が「ラージャン見た!?」。ん? ……ラージャン? ……と、説明されなくてもすぐその姿が浮かんでくる。そう、間違いなく『モンスターハンター』シリーズのラージャンのことだ。ヤツには何度泣かされたことだろう……。『モンスターハンターポータブル 2nd G』の2頭のラージャンクエストをクリアーしたときには、思わず「うぉー!」と吠えた。そんなラージャン。挨拶もそこそこに、そんな話題を口にすると言うことはよほどヤバいに違いないと、ほかのブースを後回しにしてカプコンブースへ直行! 圧巻! 「うわ! いる!」」と興奮しながら近づく。毛の質感、躍動感あふれるポージング、どれをとっても間違いなく今回の展示物の私的ナンバーワン! ついつい、一緒に回っていた自分の音楽ユニットのボーカルを誘って記念写真を撮ってしまうほど。

セガゲームスブースの”マリオとソニック”

この並び、ファミコン時代からのオジサンゲーマーなら格別のごちそうさまショット。もともとマリオとソニックが共演するなんてことは考えられなかったわけで……。旧スクウェアと旧エニックスが合併して『FF』と『DQ』のコラボ作品が出たときは、時代の流れを感じたのだけども。今回、ゲーム業界の象徴たる2大キャラクターの共演を見たときも「あぁ、この時代に生きてて良かった」としみじみ思った。マリオの恰好をして登場した安部総理の記憶もあるなか、2020年は日本で開催されるオリンピックイヤーだからこそ、この共演はもはや日本の象徴とも言えるのではないか。少々大げさだが、このサイズの立体造形物で並ばれるとおのずと興奮して、写真に納めてしまうのである。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントブースの”クリフ”

「クリフ? はて?」と思う方も多いかと。それもそうだと思う。このキャラはゲームとしてまだ世に出ていない。露出だけが先行している。どういった役割のキャラなのかすらよくわかってない。このキャラが出る作品は『デス・ストランディング』。そう、言わずと知れた小島秀夫監督の次回作である。小島監督がKONAMIを退社されたときは業界に激震が走ったが、個人的に『メタルギア』シリーズが小島監督の手によって継承できなくなったことのショックのほうが大きい。そんななか、発表された本作への期待はおのずと高くなる。主人公に俳優のノーマン・リーダスを起用。残念ながら完成版が世に出ることはなかった小島監督の作品『P.T.』のエンディングで衝撃的に彼が映ってから作品は立ち消え。「こっちで起用するんだ!」との発表に期待が膨らみ、待ちに待って……待ち望んだ作品が11月に登場する。そんなクリフ。この造形物はさほど大きくないのだが、クォリティーが生々しく、写真に納めざるを得なかった。

3時間ほどの駈け足だったけど、今年も行けたゲームショウ。短い時間なので観るポイントを絞って大急ぎで回った。観たポイントは各ブースの看板ではない展示物。近年の傾向として、巨大な造形物をブースのシンボル的に展示しているのがひときわ目につく。かなり精巧に造られていて、「いったいコストはどれだけかかっているの!?」と思う。こんなにコストをかけてまで展示するのは、やはりそのメーカーが自信を持っているタイトルであり、最推しタイトルなはず。そんなポイントを気にしながら観て回ると、いろいろと見えてくるものがある。


⑥息巻く浅葉たいが

バンダイナムコエンターテインメントブース

バンダイナムコエンターテインメントブースの雰囲気がとても良かった。『コードヴェイン』、『ドラゴンボールZ KAKAROT(カカロット)』、『ソードアート・オンライン Alicization Lycoris』、『ONE PIECE 海賊無双4』、『SDガンダムジージェネレーションクロスレイズ』などの試遊台がずらり。ブースは広大だが、ゲームは所狭しと詰め込まれている。勝手な想像で申し訳ないが、「我々はゲームメーカーである。素晴らしい作品を用意したから見てくれ」という意思が、ビリビリと伝わってくるようだった。試遊までの案内もスムーズで、「ちょっと見ていこう」と立ち寄ったつもりが、ついいろいろなゲームを触ってしまった。そしてそのどれからも素晴らしい作り込みを感じた。今後のバンダイナムコエンターテインメント、凄そうですよ!

『サイバーパンク2077』

プレスで入場してこの作品を観ないわけにはいかないということで、一番に駆けつけたのがこのブース。試遊での出展はなく実機でのプレイを実況するという形だったが、40分以上に渡る濃密な時間は、本作のクールな世界設定と個性的なプレイフィールを十分に示してくれた。広大なサイバーパンク世界を駆け抜け、プレイヤーの選んだ生きかたで謎を解き、敵を倒していく。実況では銃撃戦が始まる場面もあったが、ハッキングやステルスを駆使すれば”ひとりも敵を殺さずにクリアーすることも可能”というのだから驚きだ。オープンワールドゲームの自由度で駆け抜ける近未来は、きっと今までにない体験をもたらしてくれるはず。日本では限定版があまりにも品薄なので、再生産してもらえないでしょうか。

『ラブプラス EVERY』

ここ数年KONAMIブースの”華”となっている『ラブプラスEVERY』。今年はキャラクター別のトレーディング缶バッジが当たるリアルガチャがブースに設置され、多くのファンが駆けつけた。複数回ガチャに並んでもいいとのことだったので目当てのものが出るまで回していたところ、ついに本作の配信情報がステージで公開されて大変驚いた。発表から随分日にちが経ち、東京ゲームショウにイベント出展だけし続けるタイトルになるのでは? とちょっと本気で思っていたからだ。初出では2017年冬配信予定だったのです、このゲーム。
ニンテンドーDS版と3DS版は、毎日ハードを持ち運ぶほどハマった。ソーシャルゲームとしてリリースされた『ラブプラス コレクション』もほどほどに遊んだが、この作品には生活とのリンクがほとんどなく、ハマりきれなかった。いまだに『ラブプラス』モデルの3DSは”専用機”としてたまに起動して”カノジョ”の様子を伺ったりしている。僕にとってはただのゲームではなく、人生をより楽しくしてくれる作品だった『ラブプラス』。新作はどうだろう。この冬が楽しみだ。

気になったもの3つということだが、全然足りない。おそらく多くのライターや編集者が足を運んでいるであろう『ファイナルファンタジーⅦ リメイク』も、短いバトル中心の体験ながらとても良かった。「クラウドってこんなに格好よかったっけ?」と思うほど、イベントシーンはもちろん探索やバトル中のアクションひとつひとつがスタイリッシュ。発売が今から楽しみだ。4つのプラットフォーム(PlayStation®4、Nintendo Switch™、iOS、Andoroid)でクロスプレイができるという変態的な仕様を備えた『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』はブースこそ控えめだが、もっともっと注目されてもいいタイトルだと感じる。リメイクでやることではない力の入れようが、公開されている情報からもひしひし伝わってくるから、発売まえなのに「マルチプレイやろうよ」なんて友人たちに声をかけて備えている。
『デス・ストランディング』もきっとこの記事内で多くの人が挙げているだろう。小島秀夫監督最新作というのはもちろんのこと、大好きな海外ドラマ『HANNIBAL』の主演であるマッツ・ミケルセン氏をモデルにしたキャラクターが登場するというのだから最高である。物販ブースで販売されているスタイリッシュなグッズもいくつか購入してしまった。『ライザのアトリエ 常闇の女王と秘密の隠れ家』や『仁王2』も絶対に買う! ……と、タイトルを挙げていくだけできりがないのでこのへんで……。


⑦泣いた小泉お梅

『ライザのアトリエ』のライザフィギュア

『アトリエ』シリーズ最新作の『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』のブースには主人公のライザの等身大フィギュアが展示されていました。ライザちゃんは、ムッチムチの太ももで話題となっていますが、このフィギュアはそのムチ度を120%再現! わかりますか、この内ももにできた三角形の隙間、パーフェクト・デルタ。後ろに回って見られるのも立体造形物のありがたいトコロで、杖の柄でハラリと舞い上がった上着がまたニクイ。モデリングした方、わかってるう! 生身のコスプレイヤーさんの撮影会みたいに、ローアングルカメコの方もいらっしゃるほどでした。ゲームでもライザはそのハツラツとした魅力を振りまいていましたよ。調合もバトルもわかりやすく、スムーズに遊べるように進化していますので、ライザちゃんきっかけで『アトリエ』シリーズに飛び込むのもアリだと思います。

『Kingdom: Two Crowns』

インディーゲームコーナーのNOIOブースに出展されていた『Kingdom: Two Crowns』。美しいドット絵で描かれた、わかればハマるストラテジーゲームです。本作はすでにリリースされていますが、最近アップデートでよりハードな3つのチャレンジアイランドが配信されたばかり。このチャレンジアイランドではないですが、東京ゲームショウではいろいろな要素が体験できるよう調整されたステージで遊べました。ただ、もともと最小限の説明のみの作品なので、どれほどの方が仕組みをわかったのかなあ……。それはさておき、今回は開発者の方も現場にいらしたので、「めっちゃファンです」と伝えられたので満足。作者と直接お話ができる機会でもあるので、インディーコーナーは今後ももっと盛り上がるといいですね。

『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』スペシャルライブ

ゲームキューブで2003年に発売された『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』が、マルチプラットフォームでリマスター! スクウェア・エニックスのメインステージでは、主題歌を歌うYaeさんのライブが行われました。1曲目はオープニング曲の『カゼノネ』。民族楽器が使われたエキゾチックな曲で当時から好きだったのですが、生歌のパワーに圧倒されました。2曲目は『星月夜』。キーボードの伴奏のみで歌われたのですが、いつの間にか涙が……。静かな曲なのに、ゲームショウの喧噪がまるで耳に入ってこなかったのが不思議。客席のファンの方のなかにも、泣いている方が見られましたね。今回のリマスター版では、Yaeさんの歌もBGMも新録されているそうですが、生で聴くことができて本当によかった。

今年こそ『スペースチャンネル5 VR あらかた★ダンシングショー』で遊びたかったのに、整理券はすぐに配布終了……。人気どころは整理券争奪が激化の一途ですね。ただ、海外インディーメーカーのブースはまだ穴場な感じ。スタッフさんも適度に放っておいてくれるので、入っちゃえば気の済むまで遊べるという印象でした。もうひとつ気になったのが、今年は乙女ゲームの出展が減ってしまったこと。かつてはモデルさんと撮れるフォトスポットなどで賑わっていたのに……。乙女ゲーム市場もかなり成熟してきて、また新たな一手が必要な時期なのかなあとも感じました。来年はどうなるのか、見守っていきたいと思います。


⑧踊れなかった雲隠ドロン

『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック』

なぜか4年に1度やりたくなるオリンピックゲーム。しかも今回は東京開催なのでやらないわけにはいきません。セガゲームスブースではマリオとソニックのフィギュアがお出迎え。そして、ふたりに負けてない吉田沙保里さん(パネル)。ほかのブースよりもチビっ子が多めでした。

KAT WALK

自由に動き回れるVRはみんなの夢ですよね。さらにこれが一般発売するというから驚き。かなり小型化されていてスゴイけど、これでも狭い家には置けるスペースないな……。無理を承知で、さらなる小型化を求む!

『スペースチャンネル5 VR あらかた★ダンシングショー』

踊れなかった2018年。今年こそはと気合を入れて行きましたが、今年も整理券は瞬殺でした。今年も踊れませんでした。泣。ただ、発売日も年内ということで、盛り上がりを感じることができました。モロ星人も例年よりなんか得意げ。

今年も狙ったタイトルの試遊はあまりできなかったのですが、プレイしている人は楽しそうで、発売まえの盛り上がりを肌で感じることができました。特にVRはプレイしている人を見ているだけでもおもしろい。全体的にはPC向けのゲームも多く、サムソンのSSDなどの機材の展示もあり、取り扱うジャンルが幅広くなっているという印象でした。


⑨工夫を熱望するパインくん

Google Playブース

今年もGoogle Playブースには巨大ガチャが登場! 東京ゲームショウの会場内を回るついでに各所に設置されたQRコードをスマホで読み込んでポイントを集め、獲得したポイントで巨大ガチャを回して景品をゲットできるお得な企画である。今年は駅頭でGoogle Playロゴ入りの参加キットを大量配布するなど、去年より積極的にPRしていたからか、会場のあちこちで大人だけでなく子どももいっしょにポイントラリーを楽しむ姿が目についた。やはり子どもはポイントラリーやスタンプラリーが大好きなのだ。もちろんゲームの展示がいちばん大事ではあるのだが、今後もこのようなゲーム以外に楽しめる企画が増えていくと、東京ゲームショウがさらに魅力的なイベントになるはずだ。

『ウイニングイレブンAR』

コナミブースには毎年お馴染みの『ウイイレ』最新作の試遊台が並んでいたのだが、PlayStation®4やスマホのほかにタブレット端末が置いてあるのが目についた。どうやら『ウイニングイレブンAR』という新しいタイトルのようだ。早速タブレットを手に取り、カメラをテーブル中央部にあるエンブレムに向けてみると、小さなサッカー選手たちがテーブルの上に現れてちょこまかと動いているではないか! なるほど、このテーブルがサッカーのフィールドというわけか! 操作に慣れるのに時間はかかりそうだが、カメラを近づけたり傾けると視点が変わるのが新感覚で楽しい。もっと大きなフィールドでプレイヤー視点でプレイできたら楽しいだろうと夢想してしまう。グラフィック以外の進化を感じづらい昨今のサッカーゲームだが、ここから新たなサッカーゲームの楽しみかたが生まれるかもという予感を久しぶりに感じさせてくれたタイトルだった。現状ではリリース予定はないようだが、ぜひ制作を続けていって何らかの形で世に出してほしいものだ。

『ファイナルファンタジーVII リメイク』

今回の東京ゲームショウでもかなり注目度が高く、目玉の試遊台はもちろん激混みでプレイできるはずもなく、クラウドになりきって跨がれるバイク、実物大バスターソードをかまえて写真を撮ることができるフォトスポットも用意されていたが、これも長蛇の列により断念した。それでも、確かに感じることができたことがある。『ファイナルファンタジーVII リメイク』発売のXデーは間違いなく近づいている。そして、それを待ち望んでいる人たちがこんなにも大勢いるということだ。その熱気を肌で感じることができ、ますます発売日が楽しみになった。映像を見る限り、圧倒的にリアルになったムービーシーンだけでなく、ダイナミックでテンポのよいバトルシーンも魅力的で、決してファンの期待を裏切らない作品に仕上がっているように見えるが、はたしてどうなるか。その答えは間もなくわかる。

今年の東京ゲームショウの来場者数は歴代最多だった去年よりは少し減ったようだが、それでも4日間で26万人! 参加者が多いのはとても喜ばしいことではあるのだが、とにかく近年は混みかたがえげつない印象だ。目玉タイトルの試遊台やイベントの整理券は朝10時の開場とともにあらかた配布終了。並んでプレイできるタイトルは2時間以上の待ち時間が当たりまえ。もう少し時間を分けて配布するとか、ファストパス的なものを導入するとか、何とか工夫してほしいものである。あぁ、『ファイナルファンタジーⅦ リメイク』とか『スペチャンVR』とかプレイしたかった……(心の声)。


⑩考察する長田雄太

『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』

毎年、ゲームショウの際は必ず行くと決めているコーエーテクモゲームスのブース。今回も『仁王2』と『三國志14』を試遊。ほかにも気になるタイトルが目白押しでしたが、主人公の等身大フィギュアに惹かれて『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』の試遊を楽しみました。設計図に素材を当てはめていきアイテムを生み出す、今までとはひと味違う“調合”システム、“リアルタイムタクティクスバトル”で疾走感マシマシになった戦闘など、毎回のことながら発売が待ちきれません。なお、本作はバトルの難易度選択やオートでの調合ができます。シリーズ初心者にとても優しい作りになっているので、ぜひ多くの人にプレイしてほしいです。

『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』

9月13日(金)~17日(火)、そして9月20日(金)~24日(火)にかけて、オープンベータが実施される『コールオブデューティー』。発売も近いため、盛り上がりを見せている本作はPlayStation®ブースに試遊スペースがあり、多くの来場者がプレイしていました。ちなみに、筆者は超が付くほどFPSが下手くそ。会場では「自分も上手くなりたい……」と思いながら、他の上手な方々のプレイを見ているだけでした。オープンベータでは、36vs36の大規模なマッチが楽しめるそうなので、足を引っ張って悪目立ちしないよう頑張らなければ……。

『デス・ストランディング』の実機プレイ

世界中のゲーマーが待ち望んでいる、11月8日(金)発売の小島秀夫監督最新作『デス・ストランディング(DS)』。実機プレイをついに拝むことができました。まだまだ謎が多い作品ですが、荷物を運びながらのアメリカ大陸横断、通常目には見えない“BT”と呼ばれる化物との戦いなど、得られた情報も盛りだくさん。特に小島監督が“ストランド”と言っていた、世界中のプレイヤーが残したさまざまな痕跡が共有され、自身のプレイに大きな影響を与えそうな“つながり”が感じられるシステムには、多くの人が高い関心を持ったはずです。そして個人的に気になるのが、“つながり”の意味を持つストランドのもうひとつの意味“座礁”。過去に公開された『DS』の映像には、座礁したクジラなどの海洋生物が描かれており、小島監督もTwitterで「『DS』世界に座礁してくるのはBT」とツイートしていますが、この“つながり”と“座礁”がゲームでどのように描かれていくのか……考察が尽きません。

今年は各ブースをじっくりと見て回ることができませんでしたが、コーエーテクモゲームスのブースを見られただけでも満足。今のところ4年連続でゲームショウには行けているので、このまま10年目を目指したいです。あと、ベセスダ・ソフトワークスは毎年デカい広告をたくさん出しているけど、広告費はどれくらいかかっているのだろうか……。


⑪進化を感じたコミヤアキラ

『ファイナルファンタジーVII リメイク』

『ファイナルファンタジー』シリーズでどのナンバリングタイトルが好きかという話は、『ファイナルファンタジー』をプレイしたことのある人なら一度はしたと思う。もしも私がこの質問をされたら間違いなく、『ファイナルファンタジー VII』と答えるだろう。その世界設定、”リミットブレイク”のかっこよさ、ヒロイン(私は当時ユフィ派だった)の可愛さ、どれもがいい思い出になっている。年々ゲームの技術が向上するにつれていつかフルリメイクが出ないかと想像したものだった。このたび最新映像が解禁された『ファイナルファンタジーVII リメイク』は、そんな当時の美化された思い出がそのまま現実になっているような妙な感動があった。クラウドのバスターソードはあの頃の自分に見せてあげたい。今回のゲームショウでも試遊の列は常に人がいて、他の試遊ブースと比べても人気が高かったように感じた。

『サイバーパンク 2077』

The Game Awardsでゲーム・オブ・ザ・イヤーにも選ばれている『ウィッチャー3 ワイルドハント』。その開発会社であるポーランドのCD Projekt REDが開発をしているのが『サイバーパンク 2077』だ。日本では『AKIRA』や『攻殻機動隊』に代表される”サイバーパンク”な世界設定は好きで、情報が出始めた頃から気になっていた。デモプレイが体験できる専用ブースは長蛇の列になっており、その注目度も相まって軽い興奮を覚えた。撮影をしようとカメラを向けたら、演者がこちらに決めポーズをしてくれた。

『デス・ストランディング』

新映像が公開された『デス・ストランディング』。個人的にこのゲームの全体像がいまいち掴めていなかったこともあり、公開された映像ではしっかりとしたシナリオを垣間見ることができたし、映像クオリティには素直に感激できた。とはいえ、まだまだ情報が欲しいので続報を楽しみにしたい。

個人的には実に23年ぶりの東京ゲームショウだったので、”気になったものを3つ選ぶ”という制約のなかではどうしても、いわゆるビッグタイトルが挙がってしまった。だが印象に残ったものは他にもあって、たとえばカプコンブースにあった『モンスターハンターワールド:アイスボーン』に登場するモンスター・イヴェルカーナを始めとする大型フィギュアや等身大フィギュア、多くのメーカーで体験することのできた試遊(昔は体験版が多く配られていた記憶……)、ゲームスクールコーナーにある学生たちの作品の高いクオリティなど時代の流れ……もっと言えば“進化”を肌で感じ楽しむことができるいい機会だった。


⑫想いを馳せる内藤ハサミ

『サイバーパンク 2077』

2020年4月発売予定の『サイバーパンク 2077』。現在、筆者が最も注目しているゲームのひとつです。ビビットな黄色が目を引くブース内は完全クローズドシアターになっており、開発者による日本語吹替版の実機デモプレイが行われていました。作中の重要キャラクターであるジョニー・シルヴァ―ハンドを演じるキアヌ・リーブス氏もブースを訪れ、“YAIBA KUSANAGI”の実物大レプリカバイクに跨りポーズをキメたり、ブースにサインを残したりなどのファンサービスもあり、早くもネット上の話題になっていましたね。多彩な選択肢で自分だけのストーリーを体験できるオープンワールドのゲームはもはや珍しくない時代ですが、巨大な未来都市を舞台に人間、機械、暴力が入り乱れる混沌の世界は、ムービーを見ているだけでも引き込まれるものがあります。早くプレイしたいです! そうそう、クローズドシアター体験者から抽選でレプリカバイクとの撮影ができたのですが、筆者は残念ながら乗ることができませんでした。それだけが少し心残りです。

『スペースチャンネル5VR あらかた★ダンシングショー』

祝『スペースチャンネル5 』20周年! ……って、あれっ、ホントですか!? そんなにまえのことでしたっけ? うららと踊りながら宇宙で活躍したあの日から、気がついたら20年も経っていたという衝撃の事実にクラクラめまいがしつつも訪れたブースでは、PlayStation®VR対応ソフト『スペースチャンネル5VR あらかた★ダンシングショー』の試遊が行われていました。オリジナルグッズの先行販売があったこともあり、ファンが絶えず訪れ賑わっていましたね。体験希望者が多く筆者はプレイをすることができなかったので、PlayStation®VRヘッドセットを装着した体験者の姿をブースで眺めるのみとなりましたが、体験している方々の動きがまさにうららそのもので、思わず声を上げてしまいました。ヘッドセットのデザインも見ようによっては宇宙的なので、まるで『スペースチャンネル5 』の登場人物のように見えるんです。周りで見ている人も雰囲気を楽しめる本作、発売がますます楽しみになりました。

物販コーナー

ここ数年、ゲームグッズ界はかなり盛り上がっていると思いませんか? 昔のゲームグッズといえば、ステッカー、Tシャツ、バッジ、文房具……みたいなラインアップがほとんどだったと記憶しているのですが、今やゲームグッズだけで日常雑貨が全て揃ってしまうほど、多様な種類が発売されています。年々ゲームショウでも、そんなバラエティに富んだグッズを取り扱うブースが盛り上がっているとのことで注目はしていたのですが、訪れてみれば思った以上の盛況ぶり。変わったところでは、『モンスターハンター』シリーズの肉をかたどったバウムクーヘンなんていうものも売られていました。ガラスのケーキ用ショーケースがドンと置かれている様子は、なんだかシュールで面白かったですね。筆者は家族と出かけたので、娘に『東方project』のイラスト色紙やバッヂなど、自分用としてクールなTAITOのTシャツなどを購入しました。通信販売でも買えるグッズは多いですが、ずらっと並べられた実際の商品に目移りしつつお気に入りを探すのは、かなり気分がアガりましたよ!

東京ゲームショウ2019で内藤ハサミが特に印象的だと感じた3ブースを紹介しました。全体的な入場者数は歴代最多を記録した前年に比べやや落ち着いたとのことですが、そのなかでファミリー層の割合は増えているそうです。確かに、会場ではゲームグッズに身を固めた子供たちをよく見かけましたね。体験版をダウンロードして気軽に最新ゲームを楽しめる昨今、ゲームショウは新作ゲームの発表・試遊会という役割だけではなく、撮影ブースの設置やグッズ販売、趣向を凝らしたブースの演出などもあり、”行けば楽しいゲームのお祭り”という認識が来場者の間にも広く浸透してきたのではないかと思います。当日は思うがままに会場を動き回ったので、この記事を書いている今はライター生活で衰えた全身の筋肉がピキピキと悲鳴を上げております。でも、棒のようになった足をさすりながら、「来年のゲームショウも楽しみだな」と、早くも来年の楽しいお祭りに想いを馳せているところなのです。


⑬気になったクドータクヤ

往年の名作が時代を超えて続々と復活!

例年に比べ、旧作タイトルの復刻が多く目立ったような印象がある東京ゲームショウ2019。シティコネクションのブースでは、ファミリーコンピュータで人気を博したジャレコの忍者アクションゲーム『じゃじゃ丸くん』シリーズの5タイトルと、完全新作の『じゃじゃ丸の妖怪大決戦』を一挙収録した『忍者じゃじゃ丸 コレクション』を今冬に発売予定としている(※機種は未定)。秋葉原にあるレトロPC・ゲーム専門店BEEPと、家庭用・PCゲーム開発を行うロケットエンジンの2社は、『コットン リブート!』(Nintendo Switch™、PlayStation®4、PC/Steam®)をインディーゲームフロアにて出展。コナミブースでは、2020年3月19日に発売を予定しているPCエンジンminiをプレイアブルで複数出展。PCエンジンをリアルタイムで遊んでいたと見られる多くのプレイヤーたちが、多くの列をなしていた。ほかにも往年のファンにはうれしい出展があちこちにあり、この傾向はとてもうれしい限りだ。

『龍が如く7』

セガゲームスからは、2020年1月16日に発売を予定しているPlayStation®4ソフト『龍が如く7』をプレイアブルで出展。PC・スマホでサービス展開中の『龍が如くONLINE』に登場する春日一番を新たな主人公に抜擢しただけではなく、敵を蹴散らすバトルパートがアクションからターン制のRPGになり、これまでのシリーズから最も大きな変化を遂げた一作となっている。試遊し始めは違和感を覚えたが、バトルパートをこなしていくと独特のテンポ感と、『龍が如く』らしい突き抜けたド派手な攻撃演出はありだと思った。

『デス・ストランディング』

PlayStation®ブースに出展を果たした本作。残念ながら試遊台の設置はなかったが、ブース内の特設シアターでは、今夏にヨーロッパで開催されたゲームイベント“gamescom 2019”にて先行公開されたブリーフィング映像の日本語音声版を上映。また、メインステージでは実機出力によるゲームプレイを小島監督自らが解説するコーナーや、声優陣を招いたトークショーといったイベントも用意され、PlayStation®ブースは人、人、人の海と化した。

そもそも、いったいどんなゲームであるのか、どういったストーリーや目的なのか、いっさい明かされることのなかった本作だが、上映されたトレイラーや小島監督による解説からは各種情報を読み取ることができた。ただ、いろいろと考察も必要で、今回の発表を以ってしても『デス・ストランディング』という作品の全貌が明らかとなったわけではないが、小島監督が構想した核心に少しでも触れられたのではないだろうか。

今回気になったのは、音楽ゲームの『BEMANI』シリーズのスマホ用サービス”ULTIMATE MOBILE“を出展していたKONAMIブースにて、アーケード版の『beatmania IIDX』や『DanceDanceRevolution』の筐体が設置されていたのだが、文字どおり置かれているだけだったということだ。どういった事情があるのかは不明だが、こうしたケースだけを切り取ってみると、アーケードゲームだけが除外されているような印象を受けた。あくまでも個人的な印象だが、広くゲームを楽しめるゲームショウであることを願いたい。


⑭ありがたかったマンモス丸谷

『サイバーパンク 2077』のYAIBA KUSANAGI

今年の東京ゲームショウは、出展者側から“フォトスポット”と明言されている“SNS映え”ポイントが充実していた印象。そのなかでの個人的ベストは『サイバーパンク 2077』コーナーの1/1バイク、YAIBA KUSANAGI。『ライザのアトリエ』の等身大ライザちゃん、『ファイナルファンタジーVII リメイク』のハーディ=デイトナ(こちらも超かっこいい1/1バイク)も捨てがたかったものの、前者は激混みで満足いく写真が撮れず、後者はバイク単体で撮影できるタイミングがなかったため、かっこいいバイクだけを撮れたこちらを掲載。太ったおっさん(自己紹介)を一緒に写して写真のクオリティを落としたくない身としては、展示物単体を撮らせてくれる時間を作ってくれる『サイバーパンク 2077』のブースは非常にありがたかったっす。

Google Playブースの巨大ガチャ

会場で一番目立っていたと思われる超巨大オブジェ。自分はただ「でけぇ!」と思ってなんとなく撮っただけだったのですが、見た目がガチャなのはただのハッタリではなかったようで、東京ゲームショウ会場内のGoogle Playサテライトブース/協力出展社ブースを回ってラリーポイント貯めると、巨大ガチャを回して商品がゲットできた模様。仕事じゃなかったら参加したかった……。

AKRacingブースのゆるキャラ(?) AKRacingくん(仮)

一般公開日はお笑い芸人やグラビアアイドル、ケイン・コスギさんといった豪華ゲストで多くの観覧者を集めていたAKRacingブース。しかし自分が推したいのは、ビジネスデイに獅子奮迅の活躍を見せていた(?)、ゲーミングチェア型のゆるキャラ(?)・AKRacingくん(仮。正式名称不明)。視界ゼロなんじゃないかと思える作りでコンパニオンさんとともに愛想を振りまき、ときには来場者を自身の座(というか膝?)に座らせるなどして自社製品をアピールしておりました。ちなみに会場には写真の赤のAKRacingくんに加え、青のAKRacingくんも働いていらっしゃいました。

今年は、「もう4日間連続で幕張メッセを歩き回るのは嫌なんじゃあ……」とクライアント(エンタメステーションさんではないです)に要望をそれとなく伝えたところ、取材はほとんどeスポーツのイベント関連に絞られ、とくに3、4日目はe-sportsXステージや幕張メッセに隣接する国際会議場(『ストリートファイター5』や『鉄拳7』、『デッドオアアライブ6』の大会予選が行われていた)に張りつく結果に。賞金やらプロライセンスでいろいろ言われとるeスポーツですが(個人的にも“eスポーツ”という単語は大嫌い)、試合自体はハイレベルで掛け値なしにおもしろかったです。


⑮予想する松井ムネタツ

『Gang Beasts』

YouTubeなどのゲーム実況勢にとって、ここ1年くらいですっかり定番の一本となっている対戦アクションゲームで、粘土みたいなフニャフニャしたキャラクターを操作する。他のプレイヤーを全員蹴散らして生き残ったものが勝利というわかりやすさと、フニャフニャした脱力系ムーブが何とも言えない魅力を生み出している。海外では2017年から正式にリリースされているのだが、国内だとPC版とXbox One版が配信されているもののいずれもローカライズされていない状態(英語版のまま)だ。なので、ゲーム実況者はどうにかして海外PlayStation®4版を入手したり、Xbox One版やPC版でプレイしているのである。じつは本作を開発しているBoneloafは東京ゲームショウ2017から毎年出展しており、そのたびに注目を集めていた。メディアのインタビューでは、「ちゃんとローカライズして日本で出したい」と発言していたのだが、現状はローカライズされていない状態での配信。これはあらためて聞いてみるしかない。スタッフを捕まえてローカライズするのかどうなのか聞いてみたところ、

・日本語ローカライズはする
・PlayStation®4版も含めてまもなく配信する

とのことだった。じつは2年まえから言ってることがあまり変わらない気もするが、今年のブースはゲームにも登場するリングを設置するなど相当気合いが入っていたので(いままではモニターがポツンとあるだけだった)、今度こそ本当に”まもなく”なのだろう。英語版のままでも十分遊べるのだが、老若男女が楽しめるゲームなのでちゃんと”日本語”になった状態で遊べるほうがいいに決まっている。あー、早く日本語版をリリースしてくれー!

『ブルっとパーティパック11』

今年の東京ゲームショウは、とにかくインディーズゲームコーナーが大盛況だった。1ブースあたりのスペースは決して広いわけではないのに、そこへワンサカ人が押し寄せているから、大手メーカーの人気タイトルコーナー並みに身動きとれないエリアもあるほどだった。そんなインディーズコーナーで、ちょっと気になったタイトルがあったので早速試遊してみた。ギフトテンインダストリの『Cheese Maze』だ。これは、音と振動で遊べるパーティゲームがたくさん詰まった『ブルっとパーティパック11』に収録される1本とのこと。ギフトテンインダストリは2018年10月にNintendo Switch™向け『マドリカ不動産』をリリース。これはアナログゲームとデジタルゲームを融合させて、リアル脱出ゲームをNintendo Switch™上でやるような内容となっている。ヒントをメモっていく必要があるので、紙とペンが必須というユニークな作りだ。同社はこれまでにスマ―トフォンを使用してVR/AR技術を利用したボードゲームをいくつか発売しており、そのころからゲームをリリースするたびにアナログデジタル問わずチェックしていたメーカーだったので、今回も結構楽しみにしていたのである。出展していた『Cheese Maze』は2ふたりで遊ぶ非対称対戦ゲームで、ねずみを操作するプレイヤーは猫に捕まらないようにチーズを食べて、猫を操作するプレイヤーはねずみを捕まえればオーケー。ただし、猫プレイヤーは画面を見てはいけない。目を閉じて、音と振動だけでねずみが今近くにいるかどうかを見極めて捕まなければならない。こんな感じで音や振動で遊べるゲームが11本収録予定なのだが、もしかしたら増えたり減ったりするかもしれない、とのこと。その場合は『ブルっとパーティパック11』というタイトルも数字の部分が変更になるかもしれない。ともあれ楽しみです!

『レインボーシックス シージ』

東京ゲームショウといえば、絶対にチェックしなければならないコーナーのひとつが物販だ。東京ゲームショウ会場先行発売だったり限定発売だったり、ここで買い逃したらトンデモなくがっかりすることだってある。幸い筆者はゲームメディアで仕事をしているので、ビジネスデーに物販へ出向くことができる。いろいろ見て回ったのだが、やはり今回は物販コーナー初出展のユービーアイソフトをチェックせねばなるまい。『アサシンクリード』シリーズや『ゴーストリコン』シリーズなどがアパレル関係を中心にアイテム展開されているが、なかでも個人的に注目だったのは『レインボーシックス シージ』だ。昨今のeスポーツシーンが盛り上がっていることもあり、とにかくたくさんのグッズが用意されていた。筆者は友人のぶんも含め各種グッズを買い漁った。そこそこ散財した気がするがもちろん大満足。まったく後悔していない。10月6日にUBIDAYというイベントがあって、ここでもまたグッズがね……朝イチで行くか……いやでも取材がありそうだしなあ(涙)。

さて、東京ゲームショウ2019の来場者数は26万2076人と発表された。2018年の29万8690人より3万人以上減ったことがちょと話題になっている。入場料が昨年までの1200円(前売り1000円)から2000円(前売り1500円)に値上がりしたのが要因とも言われているが、気になったのでもう少し遡って来場者数を見てみた。2014年は25万1832人、2015年は26万8446人、2016年は27万1224人、2017年は25万4311人。ここ5~6年は26万人前後の来場者数がベースとなっていたので、むしろ去年がとくに多かった、ということなのだろう。2018年時の会場混雑具合の印象が強かったのか、「今年は一般日でも会場が歩きやすい」という声も耳にしたほどだった。せっかくなので、来年の東京ゲームショウ2020の来場者数を予測してみよう。ポイントとなるのは、次世代家庭用ゲーム機だ。次世代Xboxは2020年冬に出すと明言しており(日本発売がいつなのかは明言されていないけど)、次世代PlayStation®も似たような時期に出すはずだ。そんな次世代家庭用ゲーム機が東京ゲームショウ2020で出展となれば、来場者はググッと増えるはず。たとえば、現世代機のPlayStation®4が初出展した2013年は来場者数27万197人で、これは前年2012年の22万3753人から大幅に増加している。ということで、次世代機が出展することを前提に、東京ゲームショウ2020の来場者数は30万人と予想! ……さて、当たるかな!?


以上、ゲームライター15人が注目し、気になったベスト3をお届けした。一本のタイトルを数人が挙げていたり、まったく逆向きの注目をしていたりとプロのチェックと個人の好みが混在しているが、この傾向がゲームショウという巨大展示会の内容をそのまま表しているのかもしれない。2019年はあと3ヶ月ほどで終了し、2020年のオリンピックイヤーを迎える。その過程で今年のゲームショウで話題のゲームが登場し、沸騰させてくる。それは断続的に訪れ、東京ゲームショウ2020まで途切れることがない。すぐ目のまえにある、飽きさせてくれないゲームシーンを心待ちにしよう。

東京ゲームショウ2019オフィシャルサイト

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