Interview

北村 諒の体内細胞も活発化!? 学んで一緒に楽しめる体内活劇「はたらく細胞」II 上演目前インタビュー

北村 諒の体内細胞も活発化!? 学んで一緒に楽しめる体内活劇「はたらく細胞」II 上演目前インタビュー

白血球、赤血球、血小板、キラーT細胞…etc。人間の体内におよそ37兆個あるといわれている細胞たちを擬人化して、それぞれの“はたらき”をコメディタッチに描き出した人気コミック「はたらく細胞」。その初舞台化となった昨年の“体内活劇”は、劇場全体を“体内”に見立てた演出で大好評を得た。そんな初演に続き、待望の第2弾作品である体内活劇「はたらく細胞」II が、9月27日(金)より東京・シアター1010にて開幕する。
そこで、今作で白血球(好中球)を演じる主演・北村 諒にインタビュー。白血球を演じるにあたっての苦労点や見どころ、“活動をもっと頑張って欲しい細胞は?”という質問から「すがすがしいくらい健康的な生活を送っています」と明かした最近のライフスタイルについてなど。はたらく細胞と北村 諒について詳しくなれる(?)インタビューをチェックして、いざ、“体内=劇場”へ!

取材・文 / 片桐ユウ
撮影 / 青木早霞(PROGRESS-M)


今回もお客様を巻き込めたらなと思います

“体内の仕組みが楽しく学べる!”と支持を得ている人気作ですが、北村さんは作品のことをご存知でしたか?

漫画を読んでいました。舞台化初演では、まーしー(和田雅成)と、かのん(七木奏音)が白血球(好中球)と赤血球を演じていることは知っていたので、今回のお話がきたときには「俺が白血球をやるんだ!?」と、ちょっと意外な気持ちがありました。まーしーと自分はかぶっていない気がしていたので、同じ役を演じるイメージが最初は湧かなくて。

北村 諒 エンタメステーションインタビュー

いざ、白血球のビジュアルになったご自身を見た感想は?

「俺って細いんだ……」と思いました、やっと(笑)。今まで人から「細いね」と言われることがあっても、自分ではあまり思っていなかったんですよ。でも、まーしーの白血球の印象が自分の中にあったので、比べてみたことでようやく自覚したんでしょうね。初演の映像も観返したいなという気持ちはあるのですが、今のところは台詞を覚えるのにいっぱいいっぱいなので(苦笑)、まずは台本の暗記が先です。

北村 諒 エンタメステーションインタビュー

細胞名や体内の名称がたくさん出てきて、大変そうです。

僕の台詞はどうしても解説する内容が多いので。白血球は、赤血球や一般細胞に説明してあげるポジションなんですよね。ボリュームもありますし、「体内細胞が~」「悪玉菌と善玉菌が~」とか、台詞を覚えるのに知恵熱が出そうです(笑)。原作漫画を読み返して「こういう景色の中で、この菌の説明をしているんだな」と、イメージを手助けしてもらいながらやっています。

北村 諒 エンタメステーションインタビュー

単語だけを聞くと、まるで先生か研究者のような……。

そうですね(笑)。原作を学校の授業で使いたいという声もあると聞きましたし、それくらい勉強になるお話なので、そこはキッチリやれたらと思っています。原作者の清水 茜先生の発想、マジで天才だと思います! 擬人化の中に、医学としての筋がちゃんと通っているというか。人体の仕組みに沿ったお話になっているので、日常でも「ああ、こういうことは身体に悪いんだろうな~」と、ヒシヒシ感じたりもしています(笑)。スピンオフ漫画「はたらく細胞BLACK」のほうの生活習慣病をメインに描いたストーリーを読んでいると、「生活をあらためようかな……」って考えたりもして。って、実際に実行できるかどうかは別問題なんですけど(苦笑)、そういうことを理解しているだけでも違うなと思うところがあります。

北村 諒 エンタメステーションインタビュー

前作は「肺炎球菌」に始まり、「インフルエンザ」「すり傷」「がん細胞」についてのエピソードが披露されましたが、第2弾となる今作では、どんなことが学べそうですか?

全部言ってしまうとネタバレになってしまうのですが、僕が今回「そうなんだ!」と思ったのは「予防接種」についてですね。弱っている菌を体内に入れることによって細胞がその菌のことを覚えるので、またその菌が身体に入ってきたときに対処が可能になる……という仕組みが、すごくわかりやすく描かれているんです。血小板が傷を治す役割を持っていることや、赤血球のことを「ああ、ヘモグロビンね」とか、そういった簡単な知識はありましたけど、記憶細胞についてはそういった細胞自体がいることも知らなかったので、すごく新鮮でしたし、わかりやすく勉強になりました。今回、「がん細胞」も再び登場するんですけど、再発の仕組みなど、舞台で人が演じることで皆さんにもすんなり入りやすい情報になっていると思います。

北村 諒 エンタメステーションインタビュー

健康はすべての方に関わることですし、老若男女問わず観ていただきたいですね。

観るべきです! 原作ももちろん、アニメもオススメです。ナレーションも入りますし、よりわかりやすいと思います。そしてステージはステージで、 “活劇”としてお客様と一緒に楽しめるステージにできたらと思っていますので、お客様も細胞として、時にはウイルスとして、そして時にはイジられたりもして(笑)、そうやって今回もお客様を巻き込めたらなと思います!

北村 諒 エンタメステーションインタビュー

キャストは初演からの続投と今回からの方が半々くらいの割合で参加されていますが、カンパニーの雰囲気はいかがですか?

前回出ていた方の安心感はやっぱりありますね。「『はたらく細胞』はこうでしょ!」っていう“わかっている感”があるので、それを初参加の僕たちが見て、ついて行っている感じがあります。まず各々がすべきことをしている段階というか、今のところ僕自身も自分のことで精一杯になっちゃっているので、残りの稽古期間でもっと深めていけたらと思っています。みんなで力を合わせないといけないので。

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脚本・演出の川尻恵太(SUGARBOY)さんからは、どのようなリクエストがありますか?

川尻さんはわりと自由にやらせてくださるので、細かく言われたりとかは……あんまりないかも(笑)。でも良くするためには僕からも提案したりしますし、川尻さんもすごく相談にのってくださる方ですね。どちらかと言うと、役者が提案することに対して「これもいいんじゃない?」「こっちはどうかな?」と広げていくタイプの演出家さんなので、自分からどんどん向かって生み出さないと、という面もありますね。

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