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崎山つばさ 独占インタビュー! 「新しい仕掛け」があるという2nd LIVE直前の抱負を語る。リハーサル現場もレポート!

崎山つばさ 独占インタビュー! 「新しい仕掛け」があるという2nd LIVE直前の抱負を語る。リハーサル現場もレポート!

俳優・ミュージシャンでもある崎山つばさの2nd LIVE「TSUBASA SAKIYAMA PREMIUM LIVE 2019 -Flow*er-(フローアール)」が、10月1日(火)東京・新木場STUDIO COAST、10月4日(金)大阪・Zepp Nambaにて行われる。昨年12月に1stアルバム『UTOPIA』を発表、クリスマスには初ワンマンライブ「崎山つばさ Premium Christmas Night ~UTOPIA~」を開催。2017年11月の「崎山つばさ with 桜men」としてのCDデビューから約2年、様々な経験を経て、ソロアーティストとしてどのような進化を遂げているのか。2nd LIVEを数日後に控えた崎山つばさにインタビュー。合わせてリハーサル現場のレポートも!

取材・文 / 竹下力 撮影 / 冨田望


前回のライブを振り返りながら新しい挑戦をしている段階

すでにライブのリハーサルに入っていますが、ここまでの手応えはいかがですか。

昨年のクリスマスの初ワンマンライブと同じバンドメンバーなので、僕もすんなりと溶け込むことができました。今回は8月にリリースした「Salvia」と「太陽系デスコ」という新曲も加わりましたし、前回のライブを振り返りながら新しい挑戦をしている段階です。なにより、凄腕のメンバーが完璧に楽曲の音を再現しているのでゾクゾクしますね。

崎山つばさ エンタメステーションゲームインタビュー

昨年末のライブを振り返ってみていかがでしょうか。

アルバム『UTOPIA』からの選曲を中心に初披露の曲が多かったので、リリースイベントにいらっしゃったお客様にも新鮮に感じていただくことができたのではないかと思います。そして、舞台で僕を観たことがあってもライブは初めての方もいらっしゃったので、“崎山つばさのライブはどんなものだろう”と思いながらいらしたと思うのですが、一緒に楽しめる空間をつくろうとしてくれていたのを肌で感じられて嬉しかったです。アルバムタイトルの“UTOPIA”ではないですが、“崎山つばさ”でしか表現できない世界に連れて行きたいと思っていましたし、お客様の気持ちと共鳴した瞬間を味わうことができて、本当にあっという間に過ぎ去った幸せな時間でした。

初ワンマンライブを経て、心境の変化はありましたか。

前回は初めてのワンマンということで、初めてでしか味わえない気持ちの高ぶりがありました。今回はまた違うベクトルの喜びを感じると思うので、前回よりもお客様を楽しませることを大切にした、僕らしいライブにしたいです。そこから、“崎山つばさ”という音楽ジャンルが生まれるようにアーティストとしてもっと成長していきたいですね。これまではリリースイベントやライブを通してだけ音楽というものに携わってきましたが、俳優が音楽活動をすることで生まれる意味がいろいろあると感じるようになったので、役者である僕が音楽に挑むことの面白さを追求したいと思います。

崎山つばさ エンタメステーションゲームインタビュー

今回の「TSUBASA SAKIYAMA PREMIUM LIVE 2019 -Flow*er- (フローアール)」はタイトルからいろいろな意味に取れる印象的なライブになりそうですね。

おっしゃるとおりです(笑)。まずは、“Flower”という花のイメージがありました。『UTOPIA』には「キンモクセイ」と「frost flower」という曲がありますし、「Salvia」という花をモチーフにした曲をシングルとしてリリースしたばかりでもあったので。そこから“flow”には“流れる”という意味があるので、ライブで音が“流れる”時間を楽しむ人、つまり“er”という言葉を取り出して、タイトルから想像を膨らませていろいろな解釈をしてもらって、僕の音楽をとにかく楽しんでいただきたい想いで付けました。

ありきたりな言葉ではなくて、僕の頭で生まれた言葉を伝えること

先日リリースされたシングルの話をさせてください。歌詞が素晴らしい「Salvia」は、崎山さんの作詞された楽曲になりますね。どのようなお気持ちで作詞をしましたか。

まず、そう言っていただいてありがとうございます。「Salvia」は僕の想いがダイレクトに聴き手に届く歌詞でありながら、僕が書くことの意味を持たせようと、ありきたりな言葉ではなくて、僕の頭で生まれた言葉を伝えることにこだわりました。すでに出来上がっていたメロディーに合わせて夏の終わりの歌詞を書こうとしたのですが、ただ季節の終わりを描くだけではなくて、いろいろな局面での人生の終わりを表現して、そこから新しい出発を描く、前向きになれる曲にしようと、言葉選びに気をつけながら作詞をしました。

崎山つばさ エンタメステーションゲームインタビュー

これまで作詞を手がけてきた「Re:quest」や「スノーギフト」のときと書き方に心境の違いはありますか。

僕から生まれたオリジナルの言葉を大切にするようになりましたね。「Salvia」では俳優だからこそ書くことができる言葉を念頭に置いて、語りかけるような台詞風の歌詞にしたかったんです。「Re:quest」や「スノーギフト」はメッセージ性を強く押し出しましたが、「Salvia」では誰かに優しく語りかけるような歌詞にしたいと思いました。

作詞をするときに心がけていることはありますか。

やはりどの方もそうだと思いますが、僕の書く歌詞は、生活の中にある、どこかで耳にした言葉が根づいています。そこから、どれだけオリジナルな言葉で歌詞を組み立てることができるのかを心がけています。ただ、自分が伝えたいメッセージや、情景を思い浮かべやすい言葉の組み合せには毎回苦労しています。

そこを乗り越える瞬間はありますか。

僕は歌詞を書こうと意識するとなかなか言葉が出てこなくて(苦笑)、普通に生活をしていて、移動中の新幹線であったり、寝る前のちょっとした時間といった、気合いを入れていないときに自分でもびっくりするようなフレーズを思い浮かぶことが多いですね。その瞬間に携帯電話にメモをして、その後曲に合わせて言葉を選んでいく作業をしています。僕にとっては何気ない瞬間に歌詞を書くことが向いている気がします。

崎山つばさ エンタメステーションゲームインタビュー

バラード風の「Salvia」から一転して、「太陽系デスコ」は「ダンシング☆サムライ」に引き続きアッパーなチューンですね。

ありがたいことに「ダンシング☆サムライ」は多くの方に気に入っていただいて、同時にボカロの曲を歌うことが楽しいと気づかせてもらった曲で。「太陽系デスコ」も初めて聴いたときから素敵だなと思いました。ボカロ独特の世界観は僕がなかなか触れてこなかったジャンルですし、だからこそ歌ってみたいという想いと、ボカロの機械音と僕の生身の感情的な声のトーンをミックスさせて、僕にしか歌えない曲にしたいと思いました。

“崎山つばさ”の音楽とは?

1stアルバムを挟んで、4thシングルまでリリースして、ご自身の中でアーティストとして変わったことはありますか。

アップテンポやバラードといった様々なタイプの曲を歌わせてもらって、少しずつ自分ならではの音楽を見つける瞬間が増えてきて、「崎山つばさの音楽とは?」と聞かれたときに、僕自身がちゃんと答えられるようになってきました。もちろん、まだまだ課題はありますし、最初はアーティストとしての迷いもあったのですが、これからはそんな迷いを新しい課題として見つめながら克服して、僕にしかできない音楽をつくっていきたいと思います。俳優やアーティストとして表現をしているとつねに新しいものをお客様に見せたい想いが強くなってくるし、性格的にワクワクすることが好きなので、歌手としては“崎山つばさ”らしい楽曲をこれからも歌っていきたいです。

崎山つばさ エンタメステーションゲームインタビュー

たとえば、崎山さんにとって、役者としてミュージカルで歌うことと、アーティストとして歌うことの違いは明確になっていますか。

お客様の前で僕の曲を歌い始めたときは、ミュージカルの歌と素の僕が歌う歌は違うと思っていましたが、最近ではジャンルは違うかもしれないけれど、必ず通じるものがあると感じるようになっています。アーティストの活動をして、特に自分で書いた歌詞を歌うことに対しての意識が変わってきたこともあって、次第にミュージカルの曲でも、僕の曲だろうと、歌をしっかりとお客様に伝えることが大切だと思うようになりました。

僕たちのライブを心から楽しんで

それでは、最後にお客様に向けてメッセージをお願いいたします。

今回のライブでは、“崎山つばさがライブをするとこうなる”という皆さんの想像の斜め上を行くチャレンジをしたいと思っています。新しい仕掛けがふたつほどあって、ひとつは、役者がライブをすることを意識した演出になっていますし、もうひとつは、サプライズゲストとして、これまでお世話になった方が登場します。どんなサプライズが待っているのか楽しみにしていてください。今回のライブは東京と大阪と1日ずつしかないので、皆さんが満足できる素敵な時間をしっかりつくって、楽しんで帰っていただけるようにしたいと思っています。もちろん、僕も思う存分楽しみますし(笑)、踊るところは踊って、聴くところは聴いていただいて、とにかく僕たちのライブを心から楽しんでください!

彼らがどんな奇跡を起こすのか楽しみ

2nd LIVE「TSUBASA SAKIYAMA PREMIUM LIVE 2019 -Flow*er-(フローアール)」に向けてのインタビュー後に訪れた、崎山つばさのリハーサル現場。

崎山はスタジオの中央で声出しを行いながら、歌うための準備を整えていた。そこには不安な表情はうかがい知れず、むしろ落ち着き払ってクールでさえあった。

崎山は背筋を伸ばし、目を閉じて音が鳴るのを待っている。そして、ゆっくり目を開けると、バンドメンバーとアイコンタクトを取って音が放たれる。その瞬間から、それぞれの楽器の音が有機的に絡み合ったグルーヴが崎山の歌を押し出し、届いてくる。インタビューでも話していたが、ステージを一度共にしているメンバーなだけあって、信頼感が出来上がっているのだろう、安定した演奏だ。

崎山つばさ エンタメステーションゲームインタビュー

崎山はマイクをぎゅっと握り激しいロッキンなナンバーを歌い上げていた。いくつかの曲を歌え終えたあと、メンバーやスタッフと丁寧に打ち合わせをして、パフォーマンスをブラッシュアップしていく。このあたりは、舞台『幕末太陽傳 外伝』(2019)や『LOOSER~失い続けてしまうアルバム~』(2019)、『幽☆遊☆白書』(2019)で座長として培った役者としてのリーダーシップが発揮されているように感じた。

崎山つばさ エンタメステーションゲームインタビュー

リハの現場で見た数曲には、エレガントな曲、優しい曲、身を悶えさせるような狂おしい曲まであり、ライブ本番のセットリストに様々な色の楽曲が並ぶことを予感させてくれた。同時に、デビューから約2年の間に、アーティストとしての幅を広げてきたことも肌で感じることができた。すべての曲から彼のメッセージや人となりまでもが滲み、“崎山つばさ”でなければ歌えない、届けられない、“崎山つばさ”という音楽になっているような気がした。

曲の間には崎山は嬉しそうな顔をしてバンドメンバーとフランクに話をしていた。バンドメンバーも汗を拭きながら笑顔で応えていて、バンドの結束力がこれまでになく高まっているのが伝わってきた。ここでの手応えをもって迎えるライブ本番、彼らがどんな奇跡を起こすのか楽しみにして欲しい。

崎山つばさ エンタメステーションゲームインタビュー

崎山つばさ(さきやま・つばさ)

1989年11月3日生まれ、千葉県出身。ミュージカル『刀剣乱舞』(石切丸 役)、舞台『幽☆遊☆白書』(主演・浦飯幽助 役)をはじめ、数多くの人気作品に出演。2019年3月公開の映画『クロガラス1』と『クロガラス2』では映画初主演を務めている。俳優と並行して音楽活動も行っており、2017年に“崎山つばさ with 桜men”名義でシングル「月花夜」を発表、初登場4位を獲得してデビュー。2018年12月には1stアルバム『UTOPIA』を発表。2019年8月には4thシングル「Salvia / 太陽系デスコ -崎山つばさver.-」がリリースされた。近年の主な出演作には【舞台】『LOOSER~失い続けてしまうアルバム~』、舞台『幕末太陽傳 外伝』、『御茶ノ水ロック-THE LIVE STAGE-』、『クジラの子らは砂上に歌う』、舞台『煉獄に笑う』、『錆色のアーマ』【映画】映画『広告会社、男子寮のおかずくん』、『いつまでも忘れないよ』【テレビドラマ】『絶叫』、『広告会社、男子寮のおかずくん』、『御茶ノ水ロック』、『アルジャーノンに花束を』などがある。また、2nd写真集『THE RAW』(講談社)が発売中。ミュージカル『刀剣乱舞』歌合 乱舞狂乱 2019(2019年11月〜2020年1月上演)、WOWOWオリジナルドラマ×舞台プロジェクト『ワケあって火星に住みました~エラバレシ4ニン~』(2020年5月上演)への出演を控える。

オフィシャルサイト
オフィシャルTwitter(@sakiyama_staff)
オフィシャルBlog

2nd LIVE「TSUBASA SAKIYAMA PREMIUM LIVE 2019 -Flow*er-(フローアール)」

2019年10月1日(火)東京・新木場スタジオコースト
2019年10月4日(金)大阪・Zepp Namba

<特典キャンペーン>
東京・大阪の会場特設ブースにて(どちらの会場でも可)、両公演のチケットを提示すると“特製ブロマイド”をプレゼント。
※なお、交換の際にチケットの裏に済印等を押すことになります。

<グッズ先行販売情報>
詳細はこちらにて

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