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アニメ『マギアレコード』は新たな魔法少女が登場し、原作ファンも新鮮な内容に! ゲーム2周年イベントで第1話がサプライズ上映

アニメ『マギアレコード』は新たな魔法少女が登場し、原作ファンも新鮮な内容に! ゲーム2周年イベントで第1話がサプライズ上映

『魔法少女まどか☆マギカ』を原作としたスマートフォン向けゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』(以下、マギレコ)の、2周年記念トーク&ライブイベント「Magia Day 2019」が、9月8日(日)に、東京ドームシティホールにて行われた。

その目玉となったのは、ちょうど1年前の「Magia Day 2018」にて発表されたテレビアニメ化の詳報開示。それまで「2019年放送予定」とだけ明らかにされていたのだが、今や残すは10月からの冬クールのみ。開場前の行列から聞こえてくる雑談からも、多くのファンがアニメ化についてやきもきしている様子がうかがえた。『マギレコ』アニメは一体どうなってしまうのか? ここでは、それらを含めた『マギレコ』の全最新情報をイベントレポートという形でお届けする。

取材・文 / 山下達也(ジアスワークス)


テレビアニメ『マギレコ』第1話先行上映というビッグサプライズ!!

『マギレコ』アニメは一体どうなってしまうのか? 「2019年放送予定」という告知は守られるのか?

……その詳細はイベント冒頭で明らかになる。開演に先立ち登壇したアニプレックス石川達也プロデューサーから「2020年1月よりの放送開始」が告知されたのだ。告知が遅れ、多くのファンに心配をかけてしまったことを謝罪する石川プロデューサー、しかしその後、まさかの一言を発する。

「おかげ様で制作は非常に順調です。そこでここでは放送に先駆けて、皆さんに新しいアニメの映像を見ていただきます。今日は第1話のスペシャル先行上映をやらせていただきたいと思っています!」

放送時期延期を予想(覚悟?)していた多くのファンも、このサプライズは全く予期していなかったようだ。石川プロデューサーの発言後、一拍おいてホールは大歓声に揺れる。開場の興奮は石川プロデューサーがステージを降りた後も大きなどよめきとして残り、そして、その空気感のままテレビアニメ『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』第1話先行上映が開始された。

ここではその詳細はあえて語らない。ぜひ、1月の放送開始を楽しみにしていてほしい。その上でいくつか期待を煽るようなことを言うと、まず物語はゲームのシナリオをそのままなぞるような内容ではなく、初見の人はもちろん、ゲームをしっかりやりこんでいる人にとっても新鮮な内容となっていた。もちろん映像面も素晴らしく、特にアクションシーンはクオリティ、ボリューム共に大満足の仕上がり。アニメオリジナル要素として新たなる魔法少女・黒江(CV:花澤香菜)も追加されている。気がつけばあっと言う間の30分だった……これは期待できる!!

と、開始早々ファンに大きな衝撃を与えた「Magia Day 2019」だが、そのファーストアタックはまだ終わらない。アニメ先行上映が終わるや否や、ファンおなじみの『魔法少女まどか☆マギカ』オープニング曲「コネクト」を歌いながら、純白の衣装に身を包んだClariSの2人がステージ上に現れたのだ。もちろん、これも開演前には明かされていなかったシークレット。しかも1曲では終わらず、ゲーム版『マギレコ』第Ⅱ部イメージソング「シグナル」、そして『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』主題歌「カラフル」の計3曲が披露されたというのだから、ファン冥利に尽きる。そして最後にはテレビアニメ『マギレコ』のエンディングテーマを彼女たちが担当することも発表された。

クララ&カレン 「曲がどのようにアニメにリンクしていくか、とても楽しみ」「楽曲でアニメを盛り上げていけるようにがんばりたいと思っています!」

全員が主役級という超豪華キャストが集結!! ……そしてカレー談義?

新作アニメの先行上映&ミニライブと、始まる前からクライマックスな「Magia Day 2019」だが、インターネット配信も行われる“本番”はようやくここからスタート。ゲーム版『マギレコ』第Ⅰ部イメージソング『かかわり』を入場曲に、主人公・環いろは役の麻倉もも、七海やちよ役の雨宮 天ら、豪華8名の主要キャスト陣がステージに集結した。これには去年からの続投でMCを務めたニッポン放送・吉田尚記アナも「ちょっとあり得ないくらいの豪華メンバー」と大興奮。そのイントロダクションでは、吉田アナが首都圏に迫っていた台風15号をワルプルギスの夜になぞらえたことを受け、「(台風が)来ちゃったものはしかたがない。帰りの心配なんて吹き飛ぶくらい楽しみましょう!」(雨宮)とファンを鼓舞するといった一幕もあった。

ちなみに吉田アナ曰く、この豪華メンバーが楽屋でそろってカレーを食べていたのがとても面白かったとのこと。ファンの間では食いしん坊としても知られる竹達彩奈(アリナ・グレイ役)が言うには、カレーはイベント直前までコラボしていたCoCo壱番屋のカレーなのだとか。この相変わらずの食べ物へのチェックの厳しさを吉田アナが指摘すると、小倉 唯(二葉さな役)が「竹達さん、カレー食べた後にお弁当も食べてましたよ!」と暴露。するとすかさず石原夏織(水波レナ役)が「唯ちゃんもお弁当食べながらカレー食べてたよね!」と被せるように暴露し、ファンを大いに沸かせていた。

『マギレコ』の物語へのこだわりは「ゲームの域を超えている」(麻倉)

イントロダクション終了後、キャスト陣8名がそのまま参加するかたちでメインコーナーのひとつ「マギカトーク Part 1」がスタート。これは、3月でゲーム版『マギレコ』の第I部(全10章)が完結したことを受け、このイベントのために作成した特別映像を見ながら、キャスト陣が収録当時をふり返るというもの。まだ最後までプレイしていない人にはややネタバレになってしまうのだが、実は本作、Live2Dベースで描かれてた物語が最終章(第10章『浅き夢の暁』)で一転、アニメーションによる本格的なムービー演出に切りかわるというサプライズがあったのだ。

「キャストの皆さんは、第10章がアニメになることはご存じだったんですか?」という吉田アナの問いかけに、一様に首を振るキャスト陣。

由比鶴乃役/夏川椎菜 「いつものゲームの感じで収録していました」
雨宮 「だからちょっとびっくりしましたね。こんなことになっているんだ、って」

主演の麻倉ですらこのことについては知らされていなかったとのこと。ただ「セリフを先に録って、そこに映像を合わせてくれた」ことには大きな喜びがあったようだ。熱心なアニメファンならピンと来たと思うが(ステージ上でも吉田アナが指摘していたが)、これは、劇場映画など潤沢な予算をもったごく一部のアニメ作品でのみ採用されている「プレスコ(プレスコアリング)」という手法。役者の演技(声)に合わせて映像が作られるため、より自然な芝居を表現することができるメリットがある。「ゲームの域を超えているなって、感激しました」(麻倉

また、全10章をかけて描かれてきた各キャラクターの成長についても、それぞれがその思いの丈を吐露した。例えば、序盤ではコメディリリーフという立ち位置だった鶴乃が、第6章、第7章で起きた事件を経て成長していくさまについては、演者の夏川よりも先に麻倉・雨宮が“鶴乃愛”を爆発。
麻倉 「TrySailのLINEグループで鶴乃いい子じゃーーんって(笑)。鶴乃にも真剣に考えている面があるんだって知って感動しましたね」
雨宮 「鶴乃の株が爆上がり。台本を読んで、泣きながら鶴乃~~ッ!って投稿しました(笑)」

もちろん、演じる夏川にとっても大きな手応えのあるシーンだったようで「(1人だけみかづき荘に住んでいないなど、若干、疎外感もあった鶴乃が)ちゃんと仲間入りできた瞬間だったと思います。鶴乃の本当の気持ちをみかづき荘のみんなに分かってもらえた」と語っている。

ほか、それぞれのキャストが自らのキャラの成長を感慨深げに回想。
小倉 「さなについては、我が子のような気持ちで成長を見守っていた」
秋野かえで役/大橋彩香 「序盤は大丈夫かと思うくらいケンカしていたかえでとレナが、最後は一心同体みたいな……」
石原 「それまではかえでとケンカするときに変身能力を使っていたレナが、第10章ではかえでに変身して、かえでと一緒に戦っているところがうれしかったですね」

そしてここで忘れてはならないのが、全10章をかけた成長という点で、最も大きな変化のあった、主人公・いろはの妹、ういの存在。それまで沈黙を守っていた石見舞菜香が、吉田アナから「よかったですね……」と水を向けられると、堰を切ったかのようにその思いを語り始めた。「ういはお姉ちゃんのために、お姉ちゃんはういを見つけるために、ずっとお互いが頑張ってきて……」「ういが目覚めてくれるか、すごく不安だったんですけど、最後にこうして目を開けて、『お姉ちゃん』と直接言えたところにはグッと来てしまいましたね」「(目覚めて抱き合うシーンの)映像も美しくて……」(石見)、「語彙力なさすぎて、『めっっちゃ良い!』としか言えません(笑)」(麻倉)。

本編の核心に関わる部分のため、これ以上の言及は避けるが、来年1月からのアニメでこの感動の名シーンがどのように描かれるか、楽しみにしておきたい。 

「マギカトーク Part 1」では、その後も、雨宮が身を乗り出しながら、やちよの“いろは愛”を語ったり、作中で最もエキセントリックな芸術家キャラクターであるアリナを竹達がどのように演じたのかなど、興味深いエピソードが続々と披露された。それぞれ作品の大きなネタバレを含むため、興味のある人はYouTubeで配信中のアーカイブ映像を確認してほしい。(※2019年10月7日まで視聴可能)

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