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国民総勇者化!?『ドラゴンクエストウォーク』目覚めよ! そして歩くのだ!

国民総勇者化!?『ドラゴンクエストウォーク』目覚めよ! そして歩くのだ!

『ドラゴンクエスト』(『DQ』とも呼称する場合があります)の世界と化した現実世界を、自らが主人公となって実際に歩き冒険するスマートフォン向け位置情報ゲーム『ドラゴンクエストウォーク』。2019年6月の発表からリリースされる日をずっと楽しみに待っていたプレイヤーも多かったのではないでしょうか。実際、9月12日のサービス開始から2週間以上経った現在も、AppStoreのセールスランキング1位を独走中という人気ぶり。本稿は筆者が本作を遊び、ユーザーの反応なども観察しつつ4回にわたって紹介していくという企画の第1回目です。普通の家庭に育ってきたけれど本当は勇者の血筋で、16歳になったら王様から城へと呼び出され、冒険に出ることを命じられる……。そんな妄想にふける子供時代を過ごした筆者、いよいよリアルの世界で勇者になる日がやってきました。さあ、勇んで世界を救いに行きますよ!

文 / 内藤ハサミ


勇者になって『DQ』と現実が入り混じった世界へ!

女神の力によって導かれた勇者の素質を持つ主人公(=プレイヤー)は、世界を平和に導くのが使命です。実際の世界を歩きまわり、身近なモンスターを倒してレベルアップしながらストーリーを進めることになります。そのためにはまず、主人公を決めないと始まりません。キャラクターメイクからスタートしましょう。性別、髪形、髪色、顔、肌、目を何種類か用意されたパーツから選択して、オリジナルのキャラクターを作り出すことができます。パーツの違いで受ける印象はかなり変わるので、それほど選べるパーツは多くないものの、変化を楽しめるはずです。職業も選びましょう。

ドラゴンクエストウォーク エンタメステーションゲームレビュー

▲このイラストのテイストが『ドラゴンクエスト』らしさのひとつですよね

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▲髪形、肌の色、顔のタイプなどが変わると別人に。筆者は一番右の、ボブカットでおっとりした雰囲気の女性に決めました。主人公の容姿にこだわりがない方には、ランダムにパーツを組み合わせてくれる“おまかせ”ボタンもありますよ

本作の基本は、現実世界のマップに反映された『ドラゴンクエスト』の世界を歩き回り、任意で設定した目的地に到達してストーリーを進めること。道中、出てくるモンスターをタップして戦い経験値を得たり、点在する回復スポットをタップして体力回復しアイテムを得たりなどをしながら冒険を進めていくことになります。ストーリーを進めるには現実世界での移動が必須ということで、最近すっかりPCまえが定位置となっている運動不足の筆者も、外に出る前向きなきっかけができました。まずは無理せず楽しく歩いて遊ぶことを目標にして、ハードなウォーキングは避ける方針です。

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▲東京から横浜方面に出かけた際、東海道線の車内で起動。東海道線は駅間が長くハイスピードでの運行が続くので、モンスターや回復ポイントが見つかってもほとんどは触れるまえに通り過ぎてしまいます。各駅停車であればかなり充実したプレイができるでしょう

実は徒歩でなくても、モンスター、回復スポット、他人の自宅などへは、自分のいる地点からある程度近くであればアクセスできてしまうんですよね。回復スポットの場所は固定ですし、移動していればモンスターは絶えず出現するので、通勤・通学で毎日電車に乗る人などは歩かずとも結構稼げるのではないでしょうか。毎日の移動は大変だけれど、本作をプレイする面においては、ちょっと羨ましいかも。「会社に行くのダルイ」とこぼしながら電車通勤をしている筆者の家族、そういえば本作をプレイし始めてからというもの、毎日キリッと家を出るようになりました。公式のキャッチコピーに「日常が冒険に変わる」とありますが、まさにそのとおりになっていますね……!

実際に冒険に出発だ!

さて、まずは外に出てアプリを起動してみました。物語の流れで仲間が次々加入し、最大4人のパーティを組めるようなのでストーリーを進めていくことにします。最初は1話のみが解放されていて、2話以降は直前の話をクリアしたのちに“導きのかけら”を指定数使うことで解放されます。

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▲導きのかけらは、モンスターを倒す、目的地に到達する、クエストやデイリーミッションをクリアすることなどで手に入ります

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▲道中に出現するモンスターを倒しつつ、事前に設定しておいた目的地に向かう筆者こと”勇者どくまむし”。職業は戦士です

戦闘はコマンド入力型の、いわゆる『ドラゴンクエスト』タイプです。オートバトルも選べるので、戦闘が始まったらボタンひとつ押して終わるのを待つ、でもかまいません。筆者はここぞというときだけ手動でコマンドを選択しますが、通常はほぼオートバトルですね。モンスターを倒すと、経験値や導きのかけらのほかにも手に入るものがあります。次回以降の記事で詳しく触れていきますが、“モンスターのこころ”も手に入るもののひとつ。本作では、女神の使いであるナビゲーター役の“スラミチ”以外に仲間になるモンスターはいませんが、ドロップしたモンスターのこころを装備することで、ステータスアップの効果を得られるのです。

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▲1話は、指定した目的地に到着することでクリア。チュートリアルですね

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▲その後もコツコツとモンスターを倒すなどして集めた導きのかけらでストーリーを解放し、ミッションの依頼である行方不明の娘さんを探します。ここのマップは、現実だと大きいバス通りです。のこり87mという表記は、リアルに約87m歩くとストーリーを進めるオブジェクトがタップできるということです

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▲あらくれに頼まれてモンスター退治などをしているうちに……

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▲はじめての仲間、僧侶が加入してくれました。ワーイ!

最大3人加入することになる仲間は1章をクリアした時点で全員揃います。プレイヤーによって違ったキャラクターが来るわけではなく、僧侶、武闘家、魔法使いと固定されていて、容姿、デフォルトの名前も同じです。仲間の名前、性別、容姿、職業は変更可能ですから、好みに合わせてカスタムできます。仲間の入れ替えや追加の加入は、今のところありません。

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▲ストーリーやクエストの目的地候補は、自分のいる位置からある程度の距離までに複数現れます

これは、少し遠出して美味しいと噂のカレー屋に行った日のことです。設定した目的地は、クリアするとシナリオにも位置が記されるので、お出かけの記録も一緒にできますね。ちなみにカレーは絶品でした! クリア済みクエストの記録を後日見直していると、「1章5話の目的地が新習志野の某店になっている。これは東京ゲームショウに遊びに行った日だ。あの日はとても暑くて歩くのが大変だったな、リリース直後で本作のプレイヤーもたくさん見かけたな」とか、リアルの思い出とガッチリ結びつけて楽しめるんですよね。まさにここが、『DQ』世界とリアル世界の接点。現実世界を勇者として冒険している感覚です。それから、目的地候補に気になるお店を発見したので、特に用事はないけれど目的地に設定して見に行ってみる、ということもありました。おいしそうなレストランを発見したので、カレー屋の次はそこに行ってみようと思っています。

目的地を自分で設定できることはかなりありがたい仕様です。通る予定の道にあるポイントなど、都合のいい場所に目的地を設定しておけば、用のない場所に時間をかけて歩いていかなければいけないこともありません。もちろん、それこそが位置情報ゲームにおける楽しみかたのひとつではありますが、歩くこと自体にあまり時間を割けないプレイヤーにも嬉しく、無理なく続けやすい要素だと感じました。また、ボタンひとつで設定できる“ウォークモード”も同じく、使い勝手のいい便利な機能です。出現した敵と自動で戦闘を行い、回復スポットにも自動で触れてくれます。歩きながらスマートフォンを操作しなくていいので、安全面にも配慮がなされています。

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▲そんなこんなで仲間も4人揃い、レベルもそれなりにアップしましたよ。BGMももちろんですが、レベルアップのMEも『DQ』シリーズおなじみのものです。しかし、外では音を出さずにプレイしているので、ほとんど聞くことはないのが残念なところ……

外に出たときに起動して遊ぶこと1週間。コツコツとストーリーを進め、現在は2章の半ばまで到達しました。まだ低レベルということもあり、世界を救う感は低いストーリーの流れではありますが、女神に導かれ徐々に主人公の仲間が集まり、魔物に立ち向かう決意が固まっていく話の展開は今後どのように進んでいくのかが楽しみで、プレイに対するモチベーションのひとつとなっています。プレイヤーには早くも実装されているストーリーをすべて終え、レベルカンストを達成している人が出始めているようですが、筆者は今後もコツコツと自分のペースで遊んでいきたいと思います。

高性能のスマートフォンをほとんどの人が持つようになった現在までにはいくつもの大人気位置情報ゲームがリリースされており、この『ドラゴンクエストウォーク』はジャンルの括りだけで言えば後発作品と言えます。しかし、プレイを始めてみると、今の気分だからこそ楽しめるオリジナルの要素が的確に盛り込まれていることに驚きました。しかもモチーフは国民的RPG『ドラゴンクエスト』ということで、老若男女におすすめできるキャッチーな作品だという印象です。総務省が発表した平成30年版情報通信白書によると、スマートフォンの普及率は20代や30代において90%を超え、すべての年代平均でも60%を超えているとのこと。もしかしたら、初めてプレイした『ドラゴンクエスト』が本作だというプレイヤーがたくさんいるかもしれないですね。新しい『ドラゴンクエスト』の世界が広がり、ワクワクが止まらない筆者です。次回の記事では、プレイの進展具合も含め、筆者の目から見た『ドラゴンクエストウォーク』の世界をさらに紹介していきます。

フォトギャラリー
ドラゴンクエストウォーク

■タイトル:ドラゴンクエストウォーク
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応ハード:スマートフォンアプリ(iOS/Android)
■ジャンル:位置情報PRG
■対象年齢:全年齢
■発信日:配信中
■価格:アイテム課金型(基本プレイ無料)

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『ドラゴンクエストウォーク』オフィシャルサイト

『ドラゴンクエストウォーク』オフィシャルTwitter

プレイヤー向けガイドライン動画

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『ドラゴンクエストウォーク』は、Google Maps Platform gaming solutionを使用しています

※『ドラゴンクエストウォーク』を遊ぶ際は、周囲の環境に十分気を付けてプレイしましょう。
※『ドラゴンクエストウォーク』は安全に遊んで頂くための機能「ウォークモード」を搭載しております。「ウォークモード」に設定することでスマートフォンの画面を操作しなくても、周囲のモンスターと自動的にオートバトルが実行されます。また、モンスターとのバトル以外にも、近づいたかいふくスポットにも自動で触れるため、HPやMPの回復も自動的に行われます。