Interview

「4期は“学びの場”かもしれない」山下大輝 VS 津田健次郎、『僕のヒーローアカデミア』CV.スペシャル対談で明かす互いの胸中

「4期は“学びの場”かもしれない」山下大輝 VS 津田健次郎、『僕のヒーローアカデミア』CV.スペシャル対談で明かす互いの胸中

『週刊少年ジャンプ』にて連載中の堀越耕平による漫画『僕のヒーローアカデミア』。2016年にTVアニメ化され、その後2017年に第2期、2018年に第3期の放送が続き、いよいよ2019年10月からは第4期が放送開始となる。

緑谷出久(デク)という、ヒーローになるために必要な超常能力“個性”を持たずに生まれたひとりの少年が、憧れのプロヒーロー・オールマイトや、共に限界を超えようと努力を続け切磋琢磨する仲間たちと一緒に日々成長をしながらヒーローを目指す『僕のヒーローアカデミア』。これまでも目まぐるしくも熱い日々を過ごしたデクが、第4期では、ついに凶悪な敵・オーバーホールと対峙する。待望の4期放送を前に、主人公のデクを演じる山下大輝とオーバーホールとして新たに参加する津田健次郎に話を聞いた。

取材・文 / えびさわなち 撮影 / 小賀康子


「自分にも何か出来るかもしれない」と思わせてくれるものが変わらず根底にある、それが改めて魅力的な作品です(山下)

『僕のヒーローアカデミア』TVアニメ第4期より(先行カット)

おふたりが感じる『僕のヒーローアカデミア』(以下、『ヒロアカ』)という作品の魅力とはどんなところでしょうか。

山下大輝 『ヒロアカ』の魅力は見る人それぞれに感じるものがあると思うんですけど、僕は、やっぱり見ていて日常生活の中でも「もうちょっと頑張ってみようかな」とか「よし!」と強い想いを感じさせてくれるような作品である、というところですね。

デクをはじめ、それぞれのキャラクターが夢に向かってがむしゃらに頑張る、努力をする、そして何かを掴む、というのをワクワクしながら見ていると、やっぱり自分にも何かがあるかもしれないっていう夢を持たせてくれるんですよ。自分にも何か出来るかもしれないって思わせてくれるものが変わらず根底にあるのが、『ヒロアカ』の魅力だなと改めて思います。

津田健次郎 いわゆる日本の少年向け王道ヒーロー。少年たちが熱くなる物語を柱に、新しい要素として今までにない角度の要素がいっぱい詰まっていて。

だから魅力をひとことで「これ!」とはなかなか言えないんですけれども、たとえば自分が演じるオーバーホールを中心に見てしまうと、非常に現代的な要素とかも入っていて、「今」を描いているヒーロー漫画だなと感じます。それに“個性”という面白い要素も入っていたりもして、一筋縄ではいかないけれど、読めば誰しもに刺さって熱くなれる物語なんじゃないかと思います。

『僕のヒーローアカデミア』TVアニメ第4期より(先行カット)

では山下さんが演じている緑谷出久の魅力はどんなところだと思われますか?

山下 ブレないところ。本当に、ブレないんですよ。デクを導いてくれたオールマイトという絶対的な存在が彼の根幹にあって、3期で力を使い果たしてしまった今のオールマイトは、言ってしまえばものすごく脆いキャラなのかもしれないですけど、その存在がある限り、絶対にデクはブレない。たまに、ちょっと狂気じみているなって思うこともあるんですよね。

第3期の合宿でその狂気を感じる場面があったんですけど、この貫き方はちょっとやそっとじゃ普通の人は真似できないようなヤバさだなと思っていて。でもそれが彼の強さであり魅力なのかなと思いますし、天然が故の部分でもあります。

あとはやっぱり、“無個性”から始まった彼が、どんどん何かを見つけ、何かに出会い、何かにぶつかって成長していく物語だからこそ、何かしら応援してしまうような要素もあって。「頑張れ!」って思わせてくれる人であることもデクの魅力なんじゃないかと思うんです。どんなときも立ちあがる。それを見て胸が熱くなる。「頑張れ!」って思わせてくれる。それはジャンプ王道作品の世界観だなと思いますし、デクのいいところなんじゃないかなとも思います。

日常生活でのほわんとした穏やかなところも相まって、ギャップがあって素敵だなとも思いますね。女の子としゃべるとドギマギしちゃうところも可愛いなと思いますし、憧れの人やプロヒーローに対してオタクになっちゃう部分も魅力だなと思います。デクの魅力って挙げていくとキリがないと思いますね。どんどんどんどん見つかるので。だからこそデクの魅力がこれからもっと出て来たらいいなと思いますし、見つけていけたらいいなと思います。

アニメ『僕のヒーローアカデミア』 山下大輝 エンタメステーションインタビュー

演じてこられて、印象に残っているシーンはどこですか?

山下 ありすぎて、選ぶのが難しいです。本当に印象的なシーンしかないから。どこも僕にとっては印象的なので、「ここ」というシーンを決めるとなると、この取材、あと5時間くらいは必要ですね(笑)。

他のキャストが楽しそうに現場へ向かう『ヒロアカ』、「いいなぁ」と思っていたんです(津田)

津田さんはそのデクと対峙するオーバーホールを演じていますが、敵対する緑谷出久についてはどのような印象をお持ちですか?

津田 すごくストレートですよね。とにかく前に前に進んでいく。もちろん、てんやわんやと色々とあって、へこんだりもするんですけど、それでも顔をあげて、とにかくまっすぐに突き進んでいくというところが本当の王道ヒーローの良さがありますよね。ああいうところは見ていて勇気づけられます。あそこまで人はなかなか強くはなれないので。そこはやっぱり非常にいいところですよね。ストレートでいい!

『僕のヒーローアカデミア』TVアニメ第4期より(先行カット)

そのデクと対峙されるオーバーホールはどんな人物だとお感じになっていらっしゃいますか?

津田 これがまたヤバい奴なんです。非常に暗くて、ダークサイドの人間でもあるんですが、そういった暗い人物って、僕すごく好きで。何か奥底に抱えていて、欝々としていて、会話をしても話をしているのかモノローグなのかっていうような、半径1メートルにしか声を飛ばしていなさそうな男で。体温があるんだかないんだかわからないような雰囲気もすごく好きです。

いきなりキレる感じとかもあるんですが、それは、奥にものすごく秘めている感情があるからで。そういうところで余計にヤバさを彷彿とさせますよね。そんな部分が非常に魅力的です。僕がオーバーホールをやらせていただくことになって、山下くんと現場でお会いするといつも「津田さん!オーバーホール、強いっす!」って何度も言ってくれるんです。「あれは強敵です!」って。

どうお答えになるんですか?

津田 「そうだね。強いね」って(笑)。実際すごく強くて、強敵ですよね。そこが面白いです。

アニメ『僕のヒーローアカデミア』 津田健次郎 エンタメステーションインタビュー

そのオーバーホールを演じると決まったときにはどのようなご心境でしたか?

津田 『ヒロアカ』は非常に人気作品ですし、マンガもアニメもとても支持されている作品で。しかもキャラクターもすごく多いので、他の現場で一緒だったキャストが、「今日、『ヒロアカ』のアフレコだ」って楽しそうに現場へ向かうんですよ。それを見ながら「いいなぁ」と思っていたんです。「『ヒロアカ』、出たいな」と。

山下 ふふふ(笑)。

津田 それが出演が決まったので「やったー!」でした。しかもオーバーホールという、すごく個性の強いキャラクターだった。ペストマスクつけてて、第一印象からキャラ立ちしているエネルギーの強い役をやらせていただけることになって。それも含めてすごく嬉しかったですし、原作ファンのみなさんのご期待に応えられるか、というプレッシャーもありますが、そういった感情も含めて非常に楽しみだな、と思いました。

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