Interview

生田絵梨花&神木隆之介の笑いの絶えない対談。ミュージカル『キレイ―神様と待ち合わせした女―』で生まれる奇跡のタッグ

生田絵梨花&神木隆之介の笑いの絶えない対談。ミュージカル『キレイ―神様と待ち合わせした女―』で生まれる奇跡のタッグ

今やミュージカル界になくてはならない存在の生田絵梨花、そして今作で初舞台、初ミュージカルとなる神木隆之介。ふたりが出演するBunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019+大人計画『キレイ―神様と待ち合わせした女―』が、12月4日(水)からBunkamuraシアターコクーンにて上演される。
本作は、2000年に大人計画の主宰である松尾スズキが初の本格的なミュージカルとして書き下ろし、シアターコクーンにて初演。“生と死”“絶望と希望”“大人と子供”などディープなテーマを松尾ならではの視点で描き、演劇界に大きな衝撃を与え、2005年に再演、2014年に再再演され、4度目を迎える今回はBunkamuraの30周年を祝う記念碑的な作品となる。
そんな舞台に出演する生田絵梨花と神木隆之介にインタビューをした。

取材・文 / 竹下力 撮影 / 冨田望


とても感動した作品に出演できるのでびっくりしている

今作で4演目となる歴史あるミュージカル『キレイ―神様と待ち合わせした女―』に出演する気持ちを聞かせてください。

生田絵梨花 私は前回の2014年版を拝見してとても感動しました。そんな作品に出演できるのでびっくりしているし、嬉しいです。これまでミュージカルの経験はありますが、大人計画の皆さんとご一緒するのは初めてなのでこれからが楽しみです。

神木隆之介 初舞台なので緊張しています(笑)。とはいえ、映像で共演した方もいらっしゃって安心できるところもあるので、皆さんを頼りつつ頑張りたいと思っていますし、なにより声をかけていただいて光栄です。この舞台は役者の友達から「すごい作品だ」と教えてもらっていたし、出演すると決まったときは驚かれたりもしたので、誇らしい気持ちもありますね。

キレイ―神様と待ち合わせした女― 生田絵梨花 エンタメステーションステージインタビュー

生田絵梨花

神木さんは松尾スズキさんのシアターコクーンの芸術監督就任会見で、小池徹平さんと阿部サダヲさんと今作のナンバー「俺よりバカがいた」を披露されましたね。松尾さんの印象はいかがでしたか。

神木 松尾さんとはあのイベントでお会いしたのが初めてですが、優しい方でした。2016年に出演した映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』で監督と脚本を務めた宮藤官九郎さんも大人計画なので、「笑いの表現は同じかな」といろいろな想像を巡らせていましたが、イベントのリハーサルで、どういう演出をしたら面白くなるのかを真剣に考えていらっしゃって、エンターテインメントの作品をつくることへの熱量を感じました。たくさんのことを学んでいけたら嬉しいです。

生田 勝手に破天荒な方だと想像していたのですが(笑)、実際にお会いしたらおだやかで、時間がゆっくり流れていそうなイメージで、落ち着いてお話をすることができました。松尾さんも人見知りらしくて、私も最初の一歩が踏み出せないタイプなので、だんだん心を開きながら接していけたら嬉しいです。

キレイ―神様と待ち合わせした女― 神木隆之介 エンタメステーションステージインタビュー

神木隆之介

最後には希望を胸にしまうことができる作品

これまでに上演された舞台をご覧になった印象はいかがですか。

神木 笑えるところがふんだんにあるのに、同時に寂しさも感じました。それぞれのキャラクターはとても個性的でいろいろな表情をしますが、みんな心に傷を負っているからだと思います。作品はエンターテインメントとして楽しめるのに、寂しさも兼ね備えつつ、最後には希望を胸にしまうことができる作品だと思いました。

生田 私が演じるケガレのテーマ曲が最初と最後に流れるのですが、最初は高揚感がありつつ、最後になるといろいろな意味合いが生まれて、どんな“汚れ”もすべてが綺麗になっていくことがあの曲で表現されている気がして胸にグッときました。

キレイ―神様と待ち合わせした女― エンタメステーションステージインタビュー

神木さんは初舞台になりますが、舞台に立とうと決意したきっかけはありますか。

神木 舞台はお客様の反応がリアルタイムに感じられるので、台詞を忘れてしまったり、ウケを狙ったのに全然ウケないのはショックだろうと思うと怖かった。でも、僕も26歳になって、これまで演じてこなかったジャンルにチャレンジしたいと感じるようになりました。映像と舞台は違いますが、大人計画の方や、麻生(久美子)さんも、(鈴木)杏さんも共演したことがありますし、今作がミュージカルでもお芝居をすることに変わりはないと思っているので、がむしゃらに挑戦したいです。

キレイ―神様と待ち合わせした女― 生田絵梨花 エンタメステーションステージインタビュー

すでに様々な舞台に出演されている生田さんからアドバイスはありますか。

生田 いやいや、ないです(笑)。

神木 謙遜しないでください(笑)。

生田 だって大先輩ですから(笑)。私は子供の頃に神木さんが出演していたテレビドラマの『探偵学園Q』を観て育ったので、今、こうして共演することに驚いています。

神木 ちなみに、舞台の台詞はどうやって覚えたらいいんですか?

生田 えっ? 神木さんは映像ではしっかり覚えていらっしゃる気がしますけど(笑)。

神木 教えてください、ついて行きます(笑)。僕は舞台と映像の台詞の覚え方は違うと思っていて。映像はカットで出来上がるので単発的に台詞を覚えていきますが、舞台はすべての台詞を覚えなければいけない。先日、いくちゃん(生田絵梨花)の出演しているミュージカル『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』(2019)を拝見して、ト書きまで歌っていたので感動しました。

生田 ありがとうございます。でも、ト書きを歌うのはあのミュージカルぐらいかも(笑)。むしろ、私は映像のことを知らないし、先輩なのでついて行きたいのですが、「ついて行きます」と言われたのでどうしようかと……(笑)。

神木 初舞台ですから、それはそうですよ!(笑)。

キレイ―神様と待ち合わせした女― 神木隆之介 エンタメステーションステージインタビュー

(笑)。おっしゃるように神木さんは舞台の稽古も初めてになりますね。

神木 いくちゃんは不思議な子だと聞いていて……。

生田 誰にですか!?

神木 内緒です(笑)。とにかく稽古場でどういう人か知りたいです。それから阿部さんには「皆川猿時の近くにいるな」と言われて……どうしてかと言うと、『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019)の撮影現場で、撮影のないときにそばにいると知らないうちにちょっかいを出してくるそうなんです(笑)。

生田 あはは。

神木 阿部さんや皆川さんを含めていろいろな方に教わりたいですし、稽古場では、岩井秀人さんに頼ることになる気もしています。映画『桐島、部活やめるってよ』(2012)、『バクマン。』(2016)で共演して、2作品とも担任の先生を演じていらっしゃって、僕も自然と“先生”と呼ぶほどの方なので……なんだか、いくちゃん含めこの座組みはいろいろなことを教えてもらう先生ばかりになりそうですね(笑)。

キレイ―神様と待ち合わせした女― エンタメステーションステージインタビュー

(笑)。おふたりは初共演になるんですね。

神木 実は共演しているんです。TBS日曜劇場『集団左遷!!』(2019)で銀行のポスターのイメージキャラクターをされていたので……。

生田 たしかに!(笑)そんな共演の仕方があるんだと驚きました。

キレイ―神様と待ち合わせした女― 生田絵梨花 エンタメステーションステージインタビュー

そうでしたね(笑)。生田さんのケガレ役、神木さんのハリコナ役はどんなキャラクターだと思いますか。

生田 ケガレは地下に監禁されて記憶が消えているので、いろいろなことに敏感に反応するし、純粋そうに見えるけれど、彼女の行動が卑しく見えるときもあるので、たくさんの要素を持ったキャラクターです。過去に捨てた記憶と結びついていくと、天真爛漫なところに影の部分があって、誰しもが抱えている闇があると思ったので、私もそんな部分を探っていきたいと思います。

神木 ハリコナはとても正直で、誰よりも他人を信じる力を持っています。だからハリコナという存在自体が、ある種の希望になっていくと思っていて。それでも、物語が進んでいくとただの正直者ではなくて、次第に変わっていくので、そんな姿もお客様に気づいてもらえるようにしたいです。

キレイ―神様と待ち合わせした女― 神木隆之介 エンタメステーションステージインタビュー

松尾さんやほかの共演者に委ねる気持ちで飛び込んでいきたい

演じるうえで気をつけようと思っていることはありますか。

生田 今作にも出演する橋本じゅんさんとミュージカル『レ・ミゼラブル』(2019)で共演したときに「初めてのカンパニーに入るときはどうしたらいいですか?」と聞いたら、「ヘンにつくり込まないほうがいい」とおっしゃってくれて。なので、とにかく決めつけずに、松尾さんやほかの共演者の方に委ねる気持ちで飛び込んでいきたいです。

神木 僕は自分が台詞で言ったことをひたすら信じようと思っています。少しでも打算的になってしまったら、正直者のハリコナではなくなってしまうので、彼が言ったことがすべてだと思って舞台に立ちたいです。

キレイ―神様と待ち合わせした女― 生田絵梨花 エンタメステーションステージインタビュー

今作ではこれまでに比べ、音楽性を強調したいと松尾さんはおっしゃっていましたね。どのように歌っていこうと思っていますか。

神木 ミュージカルが初めてなのでいくちゃんに聞きたいんですけど、台詞からすんなり曲を歌うときはどうしますか?

生田 ミュージカルは“いきなり曲が始まる”と言われることもありますが、私はそこに違和感を感じなくて。イントロが鳴ったら徐々に心を変えていけば、自然と馴染んでいく気がします。ただ、私も喋っているときと歌っているときの声のポジションを変えてしまうことがあって、いきなり声質を変えてしまうとお客様には急に歌っていると思われるから、普通に喋っているようなトーンから歌いたいと思っています。でも、ハリコナは急に歌い出しますし、キーが高いですよね?

神木 そうだね。難しいと思いますが、阿部さんと小池さん、ハリコナの初代と2代目がいらっしゃるので心強いです。本格的なボイストレーニングも始めているのですが、これまで歌うことがなかったので必死に食らいついています。

生田 私の場合は、先に歌稽古をしながら、「このキャラクターはこうしていこう」と役をつくっていくことが多いのですが、今作では想いの丈が音に乗って歌っている気がするので、歌よりも先にキャラクターをつくっていく必要があるから、今の私の課題になる大切な作品だと思います。

キレイ―神様と待ち合わせした女― 神木隆之介 エンタメステーションステージインタビュー

少なからずキャリアがあるおふたりにとって俳優とはどんな存在になっていますか。

神木 僕は幼い頃からずっと他人の人生を歩んできたので、役者とは人生そのものだと思っています。

生田 難しい質問ですね(笑)。役から自分のことを教わることが多いです。そこから自分の実生活の見え方が変わるし、私の経験に繋がっています。

キレイ―神様と待ち合わせした女― エンタメステーションステージインタビュー

確実に楽しんでいただけるエンターテインメント作品

それでは、最後にお客様にメッセージをお願いします。

神木 とにかく精一杯頑張ります。確実に楽しんでいただけるエンターテインメント作品になると思うので、ぜひ劇場にいらっしゃってください。

生田 題材も素敵だし、芸達者な方と共演できるので、作品が面白くなるのは間違いないと思います。お客様にも今作の世界観を存分に楽しんで欲しいです。

生田絵梨花
ヘアメイク / 吉田真佐美
スタイリスト / 鬼束香奈子

神木隆之介
ヘアメイク / 佐鳥麻子
スタイリスト / 百瀬 豪


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Bunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019+大人計画
『キレイ―神様と待ち合わせした女―』

東京公演:2019年12月4日(水)~12月29日(日)Bunkamuraシアターコクーン
福岡公演:2020年1月13日(月・祝)~1月19日(日)博多座
大阪公演:2020年1月25日(土)~2月2日(日)フェスティバルホール

生田絵梨花告知動画

神木隆之介告知動画

作・演出:松尾スズキ
音楽:伊藤ヨタロウ

出演:
生田絵梨花
神木隆之介
小池徹平
鈴木 杏
皆川猿時
村杉蝉之介
荒川良々
伊勢志摩
猫背 椿
宮崎吐夢
近藤公園
乾 直樹
香月彩里
伊藤ヨタロウ
片岡正二郎
家納ジュンコ
岩井秀人
橋本じゅん
阿部サダヲ
麻生久美子

齋藤桐人
藍実 成
佐山太一
高瀬育海
西田健二
畑中 実
深堀景介
藤岡義樹
森山晶之
りんたろう
五島百花
エリザベス・マリー
中根百合香
飯嶋あやめ
植村理乃
古清水愛奈
原 梓

オフィシャルサイト
オフィシャルTwitter(@Bunkamura_info)

生田絵梨花(いくた・えりか)

1997年生まれ、ドイツ出身、5歳より東京で育つ。2011年に乃木坂46の第1期生メンバーに合格し、2012年2月に「ぐるぐるカーテン」にてCDデビュー。10thシングル「何度目の青空か?」ではセンターを務め、グループの中心メンバーとして活躍。2019年1月には2ndソロ写真集『インターミッション』を発売。女優としては、舞台『虹のプレリュード』、『リボンの騎士』、『ロミオ&ジュリエット』、『レ・ミゼラブル』、『モーツァルト!』、『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』をはじめ、映画『あさひなぐ』、ドラマ『残念な夫』などにも出演している。2019年に第44回菊田一夫演劇賞を受賞。2020年にはミュージカル『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド〜汚れなき瞳〜』『四月は君の嘘』の出演を控えている。

オフィシャルサイト
オフィシャルBlog

関連音楽:乃木坂46「Sing Out!」

神木隆之介(かみき・りゅうのすけ)

1993年5月19日生まれ、埼玉県出身。1999年、テレビドラマ『グッドニュース』でドラマデビュー。『千と千尋の神隠し』、『君の名は。』、『ハウルの動く城』『天気の子』では声優としても活躍。第14回日本映画批評家大賞新人賞、第10回コンフィデンスアワード・ドラマ賞助演男優賞などを受賞。主な出演作品に【映画】『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』、『妖怪大戦争』、『るろうに剣心』、『バクマン。』、『フォルトゥナの瞳』【テレビドラマ】『平清盛』、『どんど晴れ』、『集団左遷!!』、『いだてん〜東京オリムピック噺〜』などがある。映画『屍人荘の殺人』(2019年12月13日公開)、映画『Last Letter』(2020年公開)の出演を控えている。

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