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1周じゃ味わい尽くせない『ドラゴンクエストXI S』進化した楽しみどころ3選

1周じゃ味わい尽くせない『ドラゴンクエストXI S』進化した楽しみどころ3選

『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』(以下、『DQXI』)が登場し、世界中のファンがプレイしてから2年! 進化して帰ってきた『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』(以下、『DQXI S』)の楽しみどころを今回も個人的感想満載でお届けする。前回の記事に引き続き、本作で追加された新要素からおもしろさを感じた部分3つをチョイスして紹介! それではどうぞ!

文 / 大部美智子


キャラクターに踏み込んだ追加ストーリー

発売まえから話題になっていたけれど、『DQXI』で語られていなかったストーリーが今作に追加された。ロトゼタシアの世界に大きな異変が起こったあと、離れ離れになっていた仲間たちが再会するまでの期間……そこが明らかになるストーリーだ。追加ストーリーと言うとムービーを鑑賞するだけのイメージを持ちがちだけど、プレイヤーがじっくりと操作して物語は進行していく。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S エンタメステーションレビュー

▲度肝を抜かれたプレイヤーも多い、シルビアねえさんの旅

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▲どんどん旅の仲間が増えていく

ちなみにシルビアねえさんは登場時から3,000G持っているので、道具屋などで買い物をすることができる。ただし、“まほうのカギ”や“ふしぎな鍛冶セット”は主人公が持っているらしく、使うことはできない。ダーハルーネにまだ開いていないまほうのカギのトビラがあって悔しい思いをした……。

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▲旅の仲間は5人まで戦闘に参加してくれる。メンバーを変えたいときはキャンプ時に話しかけると変更できる

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▲筆者が設定したしばりプレイの“超はずかしい呪い”は健在

悩みながらも前に進み、答えを探していくシルビアねえさん。芯に宿る熱い信念や、持ち前の性格からくり出される行動のひとつひとつにカリスマを感じ、物語のキャラクターたちだけではなくプレイヤーの多くも元気づけられたのではないかと思う。可愛さとかっこよさ、そして頼もしさも併せ持つシルビアねえさんの旅は、相方のアリスちゃんも大活躍。いつも船の管理をしてくれている彼の意外な一面も見られるのだ。

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▲グロッタの町に着いたマルティナ。町を支配するブギーに戦いを挑む

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▲い、挑む……。ちなみにブギーの声は中村悠一氏

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▲みんなが大好きなハンフリー(CV:杉田智和氏)も登場

ハンフリー以外にも、これまでに登場したキャラクターたちと再会する。マルティナの気高さに惚れ惚れするが、ブギーの大暴れっぷりに困惑の色を隠せない。いや、ブギーだけではなく、今回登場する敵モンスターと対峙するときに頭をガツンと殴られるような衝撃が走るので、大勢にぜひ同じ体験をしてほしい……。

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▲魔物のアジトから脱出を試みるカミュと、そこで出会ったホイミスライムのホミリン(CV:尾崎由香氏)

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▲のびるホミリン。可愛すぎでは?

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▲かっこいいカミュもてんこもり。好き

仲間たちがどんな冒険をくり広げていたのか、キャラクターごとに章が分かれていてそれぞれ体験することができる。その内容は絶対にプレイして味わう価値がある。自信を持って言えるのは、「それぞれのキャラクターたちのことがもっと好きになる!」ということ。プレイするまえは、失礼ながら簡単な追加ストーリーかと思っていた。「こういうことがありましたよ~」のようなダイジェストのムービーが追加されるのだと。もちろんそれでも十分すぎるぐらい満足なのだけど、ところがどっこい。プレイしてみたら予想の25倍ぐらいのボリュームで、キャラクターを自ら操作できるという仕様やキャラクターの内面を深く掘り下げているストーリーがよかった。さらに、すでに描かれていた物語の点とこの追加ストーリーの点を繋いだとき、すごく綺麗な軌跡を描く……そんな内容だった。しかも音声も付いているんですよ? このうれしい誤算は『DQXI』をプレイ済みの人は絶対に確認してほしいし、これからプレイする人にも体験してほしい!

勇者の旅を快適にする新システム! 

『DQXI S』をプレイしたとき、「こうだったっけ?」とか「こんなことできたんだ?」と、たびたび頭の上に疑問符が浮かんでいた。それもそのはず、さりげなくそして大胆に画期的な新システムが実装されていたのだ!

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▲ZRボタンでダッシュ! 広いロトゼタシアをはぐれメタルのごとく駆け抜けられる

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▲前回もチラッと紹介したけれど、記念撮影ができる“フォトモード”でパシャリ

主人公とカミュがホムラの里近くにいるシカと記念撮影! プリクラ風に「シカで来た」などの文字を書き込みたい衝動に駆られる。そして、そこはかとなく漂う修学旅行感……。そういえば主人公は16歳、カミュは19歳だった。重大な使命を背負った旅だけど、合間にこんな瞬間があってもいいよね!

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▲撮影時のキャラの並び直しやポーズの変更もスイスイ

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▲戦闘時のカメラワークの設定を“オートカメラバトル”にすると、行動に合わせてカメラアングルを調整してくれるのでシャッターチャンスが増えた。カメラさん、ありがとう

カメラ関連の新システムのおかげでスクリーンショットを撮ることが楽しい! また、カメラワークの設定を“フリー移動バトル”にした場合は、操作しているキャラクターを自由に移動させたり視点を変えることができ、仲間に近づくと相手がフキダシで喋る。調子に乗ってカミュにグイグイ近づいていたら「集中しろよ」と言われて距離をとられた。よくできてるなぁ、ぐぬぬ。

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▲ふしぎな鍛冶がキャンプ以外の場所でもできるように! 城でもダンジョンでもだれかの家のなかでも! 思い立ったらすぐにトンテンカン!

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▲+ボタンを押すと、よく使うであろうコマンドが表示される。ふしぎな鍛冶もササッと選べる。ちなみに文字が黄色いのは新しいレシピを覚えたとき

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▲バトルスピードを早くすることができ、サクサクと戦闘をこなしたい人におすすめ。私はしばりプレイの“超はずかしい呪い”のログを見落としたくないので“はやい”に留めておいた

余談だけれど、追加ストーリーでマルティナがひとりで戦っているときに“超はずかしい呪い”の効果で1ターン攻撃ができないことが何度かあって、あやうく死ぬところだった……。これだから呪いはおそろしい。しかし、気が抜けない戦闘になって集中力は高まるかな。

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▲一度装備すれば、性能はそのままで好みの見た目に変更できる“見た目装備”。これでセーニャはおどりこスタイルのままでいられるし、ベロニカはずっときぐるみのままだ……!

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▲フィールドで仲間が表示される。より“いっしょに冒険している感”が増した。道中、話しかけることもできる

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▲騎乗できるモンスターが増えた! ……って、んんっ!? スライムに乗るだけかと思ったら、思わぬオマケ(ライダー)が付いてきた。スライムはツルツルだからしがみつくのが大変そう

「不満はないけれど、こうだったらいいな」というプレイヤーの願望を実現! かゆいところに手が届くようなスッキリ感とともに、勇者の冒険を手厚くサポートしてくれているのだ。なかでも個人的にいちばんよかったのが“見た目装備”。冒険が進んで敵が手強くなっても好きな装備の見た目でいられる……こんなにうれしいことはない。お気に入りの見た目というだけでテンションが違う。冒険にもオシャレは必要なのだー!

新発見と再発見

厳密には新要素ではないけれど、『DQXI S』をプレイすることで気づいたことをぜひとも紹介したい! 見落としていた要素だったり、プレイしたはずなのに忘れていた部分だったり、一度クリアしたからこそ気づく伏線だったり……。さまざまな“気づき”の一部を紹介するよ! 「自分も見落としている部分があるかも?」と思った方はぜひもう1周プレイを! すでにご存じの方は「知らなかったの?w」と一笑に付していただければ……おほほ。
ということで、まずはサマディーで人気のウマレース。物語のなかで出場する大会とは別に、任意で出場することもできた。これは全くの盲点。『DQXI』では“虹色の枝”の行方を探すことに夢中で微塵も頭になかったんだけれど、物語の終盤でウマレースについて言及する場面があってやっと気づいた。なので、今回の『DQXI S』ではサマディーを発つまえに出場! 大会で優勝できなかった雪辱を晴らすため、そして優勝賞品を手に入れるためにウマを走らせた。ぶっちぎりで優勝。この段階で挑めるレースはブロンズ杯とシルバー杯。それぞれスライムピアスと聖騎士のよろいが賞品となっていて、これが長い期間使える逸品。ふしぎな鍛冶で打ち直して性能を上げれば、しばらくは主人公の鎧を買う必要はない。

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▲見た目も変わって気分一新。走ったときのカチャカチャというよろいの音も心地良い

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▲同じく、サマディーの民家で見つけた1冊の本。物語の終盤までプレイしたときに「これのことか!」と膝を打つことになる(予言)

ナギムナー村周辺での気づきと言えば、なんと言ってもクラーゴン。ダーハルーネで襲われそうになった、あの巨大イカと対峙することになるのだけど……「あれれ? こんなに強かったかな?」と思った。本体を守る両手(両触腕?)が倒しても倒しても復活してしまう。そして全体攻撃が痛い。あまりの強さに「一度負けるイベントでしょ」とタカを括って戦っていたら、ナチュラルに全滅した。レベルを上げてリベンジしても強い。激戦の末になんとか勝ったけれど、そういえばダーハルーネでは“あるもの”を使ってクラーゴンを追い払っていた。そして、ナギムナー村には朝と晩に“あるもの”で時刻を知らせる人がいて……というところで思い出した、クラーゴンを効率よく倒す方法を……!

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▲これまで戦ってきたボスとは格が違う

ということで、その方法で倒すときに発せられるシルビアねえさんの名セリフ「スルメにおなり!!」を聞きそびれてしまった……! ぐぬぬ。小野坂昌也氏の声で聞きたいので、クリア後にもう1周する。絶対にだ! そして、ナギムナー村周辺でもうひとつ。『DQXI』で心残りだった部分があった。それは人魚・ロミアからの質問に対する選択肢。

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▲『DQXI』では“ウソをつかない”という選択をした。ではウソをついた場合はどうなるのか……

「ドラゴンクエスト」シリーズでは、相手の望む答えを選ばなければ会話がループするという場面がちょこちょこあるので、今回もそうだと思っていた。けれど「本当にそうなのか?」とずっと気になっていたので、『DQXI S』では逆の選択をしてみた。結果だけお伝えすると、もう一方の選択肢でも物語の答えが用意されていた。おそろしいゲームですよ。どちらの物語でも心にじんわりとした何かがずっしりと残るので、自分の心に従って選ぶといいと思う……。ちなみに、キナイ(CV:中村悠一氏)の声をたくさん聞きたかったので“ウソをつかない”の選択肢もひととおりプレイした。ボイス、大事。

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▲しばりプレイの“町の人にウソをつかれる”が発動。ぎゃふん

と、ここまで語ってきて、『DQXI』と『DQXI S』の密度の濃さに改めて驚く。1周プレイでクリアしただけでは味わい尽くせないエッセンスがそこかしこに散りばめられていて、噛めば噛むほど味が出る……まさにクラーゴンのよう……。
最近は会う人全員に『DQXI S』の良さを語り歩いている。ある人は「カミュは内山昂輝君なの!? それはすばらしいね……!」と言い、ある人は「やるしかない」と固い決意の目をしていた。『DQXI S』は、『DQXI』の対応ハードがNintendo Switch™に変わっただけじゃないのだ。それをぜひ、自身の目で確かめてほしいと思う。
そうそう、追加ストーリーという名前から「ダウンロード購入するコンテンツかな?」と思っているみなさん、安心してください。追加ストーリーは本編に入っております……! ロトゼタシアに異変が起きたあとこの追加ストーリーに突入する形になっているので、思う存分プレイしてください~!


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フォトギャラリー

■タイトル:ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応ハード:Nintendo Switch ™
■ジャンル:RPG
■対象年齢:全年齢
■発売日:発売中(2019年9月27日)
■価格:パッケージ版・ダウンロード版 各7,980円+税


『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』オフィシャルサイト

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