Interview

milet これまで以上に“素”のまま作れたという自信作。4枚目のEPについてたっぷりと訊く。

milet これまで以上に“素”のまま作れたという自信作。4枚目のEPについてたっぷりと訊く。

シンガーソングライターのmilet(ミレイ)が、TVアニメ『ヴィンランド・サガ』第2クールのEDテーマと花王「フレア フレグランス &SPORTS」のCMソングをコンパイルした4th EP「Drown/You & I」をリリースした。今年3月にリリースされたデビューEP「inside you EP」から約8ヶ月で通算4枚目のEPにして、ドラマ『偽装不倫』の主題歌を収録した前作「us」からはわずか2ヶ月という短いタームでリリースされる本作。出し惜しみせずに怒涛のリリースラッシュを繰り広げる彼女の制作過程や発想の出発地点をたっぷりと聞いた。

取材・文 / 永堀アツオ


モノクロの漫画から、色と匂いと温度と湿度が伝わってきたので、そこが曲作りの手がかりになりましたね

デビューから8ヶ月で早くも4枚目のEPになります。

はい。EP芸人ですね(笑)。このまま永遠にEPしか……いやいや、そんなことはないです。もちろんアルバムも出したいんですけど、3ヶ月に一度くらいのペースで出していくと、「この人、たくさん出してるな」って分かりやすいし、シングルよりもたくさん聴いて欲しいので、4曲入りのEPっていうボリュームはちょうど良くて。でも、急いでる感じもないし、自分のペースにはあってるなって思います。

ハイペースだなっていう感じではないんですね。

他の人のペースをあまり知らないので比べてないですけど、暇が好きじゃないので、私はうれしいです。このくらい忙しいほうが。

今回のEPは両A面仕様で、1曲目はアニメ『ヴィンランド・サガ』のエンディングテーマになってます。

まず、いい曲はできたなって思います。アニメにもピッタリ合う曲が作れて、自分の曲としても他の曲の中でも浮かず、音も自分らしくできたと思うし、肩の力を抜いて作れた気がしてます。

アニメサイドからのリクエストはありましたか。

細かなリクエストはなかったので、改めて原作をしっかり読み込んでから作りました。私はアイスランドに行ったことはないので、実際のことはわからなかったですけど、モノクロの漫画から、色と匂いと温度と湿度が伝わってきたので、そこが曲作りの手がかりになりましたね。

どんな色、匂い、温度を感じました?

この漫画を読んで、同時に曲を作るってなった時に、私の中でアナザーストーリーみたいなものが浮かんできて。深い海の中に浮かぶ親子がいて、お父さんが息子に口づけして、最後の息を託して水面に押し上げていくっていう映像が浮かんだんですね。まさに今回の4th EPのジャケットの青さ。私の中では、冬の透明度の高い、真っ青に透き通ってて、すごく冷たくてちょっと潮の匂いがする海の中。だけど、地上に行くとカラッとして草の匂いもするし、雨の匂いもする、みたいな映像にすごくリアルにかき立てられたんですよね。

この歌も、声はすごくドライに加工してるし、音域も低めにまとめて、ちょっと突き放すような歌い方をしてるけど、突き放すのは愛ゆえであって。そういうところで人間の温かさみたいなものを表現したかった

どうしてその絵が浮かんだんでしょう。アニメの大きなテーマとしては、“復讐”や“憎しみ”があります。

その感情がどこから来てるかっていうと、主人公のトルフィンの復讐心は、お父さんとの間に大きな愛があったからだなって思ったんですよね。復讐っていうとすごく冷たくて硬いイメージだけど、その奥にはきっとすごく大きな愛があって、それは、とても熱くて。だからこの歌も、声はすごくドライに加工してるし、音域も低めにまとめて、ちょっと突き放すような歌い方をしてるけど、突き放すのは愛ゆえであって。そういうところで人間の温かさみたいなものを表現したかったんです。

歌声やサウンドからはいろんな絵が浮かびますよね。凍えた大地を力強く歩いている感もあるし、美しいコーラスからは吹雪が舞い散ってるようにも感じますし。

コーラスの役割はけっこう大きいと思っていて。メロディを1つの声だけにしたことで、何声もあるコーラスがすごく映えたんです。主旋のメロディは得意な音域で全部地声で歌えたので、あえてコーラスは地声で出さずにファルセットで出したんですね。ファルセットの神秘的な響きってあるじゃないですか。自分の声が神秘的だっていうわけじゃなくて、全然地声と違うなって思うんですよ。だから、サビの、ハッハッハッっていうファルセットのコーラスのところが好きなんですよ。白い息が出てる感じ。でも、ザクザクとテンポを保ったままずっと歩いていくっていう。

〈錆びたナイフ〉っていうフレーズと〈その息を吸って泳ぐ〉っていうフレーズが一番にできたから、そこから全部できたと思うんです

タイトルにはどんな思いを込めましたか?

見えない感情に沈んでいくっていう感じでとらえてて。見えてるものだったら言葉にしやすいんですけど、見えない感情なので言葉を探るのが、最初の一手が難しかったんですけど。この曲だったら〈錆びたナイフ〉っていうフレーズと〈その息を吸って泳ぐ〉っていうフレーズが一番にできたから、そこから全部できたと思うんです。その2行が手探りで見えないものを探る感じだったので、そこに一番手間取りましたね。

最初に浮かんだイメージのまま歌えました?

うん。でも、私としては『ヴィンランド・サガ』のための1曲、いわばトルフィンにささげた曲だったんだけど、歌ったら私のものになった気がして。トルフィンの意思を受け継ぎました(笑)。

どんな意思を受け継ぎましたか。憎しみじゃないですよね。

憎しみはもちろん持ってるんだけど、すごく過去を振り返ってた気がします。そこには、自分が守れなかった弱さっていうか、後悔もあって。仕方ないことなんだけど、小さい時に誰かを守れなかったっていう経験があって。その後悔と、そこから復讐に走った自分を振り返って、愚かだったって気づく瞬間もあって。そこかな。そこに対する後悔かな。

この曲の主人公はもう次の地に向かってますよね。

どこに向かってるんだろう、トルフィンミレイは(笑)。復讐の気持ちはたぶんなくならないって思う。そういう惨い感情は持ってて。たとえば、これをやったらこの嫌な気持ちが消えるんじゃないかと思ってやってみても、それはたぶん消えないんですよね。私は作曲をしててすごく思うんですけど。

べつに形にしたからといってデトックスできるわけではなくて。ただ、すごく整理はできるんで、そういう意味では、作曲ってすごく良くて

曲にしたことで昇華されるわけではない?

そうなんですよ。べつに形にしたからといってデトックスできるわけではなくて。ただ、すごく整理はできるんで、そういう意味では、作曲ってすごく良くて。私はべつに復讐のために生きてきたわけではないけど、誰も憎んでないと言ったら嘘になる。でも、この歌を言葉にしたことで、そういう気持ちをある程度、整理はできたなって思いました。もしかしたら美化してるだけかもしれないけど、それでも、復讐や憎悪のために生きるよりはいいかなって思う。だから、トルフィンミレイは、どこに行ってもいいんじゃないですかね、健康だったら。

(笑)ツイッターでつぶやいていましたが、アニメで流れたのを見てどう感じました?

うれしかったです! やっぱりあの瞬間が一番感動する。オンエアするまで見てなかったんで、あんなに激しい感じだとは思ってなかったんですけど、ちょうど軍隊が歩いてるところのリズムが「Drown」のビートにピッタリ合ってて。で、ずっとセピアだったのが最後にカラーになるので、そこも私のイメージとすごく合ってました。それでも歩き出すっていうのが色使いに出てたなって。

ゴツゴツの岩が多いアラバマヒルズというところで、オオカミと撮ったんです

アニメのED映像とは別にご自身のMVも製作されたんですか。

アメリカで撮ってきました。ジャケはすごく冬感あるけど、MVはバリ夏感です。

え、そうなんですか? アイスランドとか、デンマークとかで撮るかと思ってました。

ギャップをお楽しみくださいって感じですね。初めて完全に海外のチームと撮ったんですけど、ヨセミテの近くの砂漠。ゴツゴツの岩が多いアラバマヒルズというところで、オオカミと撮ったんです。すごかった! 紫外線浴びまくってきました(笑)。

(笑)全然イメージと違ってて、まだ想像できません。

本物のオオカミだったので、すごいカッコ良かったですよ。私が孤立してる感じが、孤高のオオカミとマッチしてると思います。あとはアメリカの大自然。スケールがすごいですよ。引きの絵がめちゃくちゃキレイで。撮影以外で3万歩くらい歩きましたね。楽しかった! また行きたい。けっこうギュウギュウのスケジュールでしたが、しっかり楽しんじゃいました。

空港の端っこでマネージャーのスーツケースに入れてもらって(笑)。私、いつもそうなんです

何が楽しかったですか?

ご飯ですね。トマホークステーキを食べました。斧みたいな、漫画みたいな肉が出てきて。それがおいしかった! あとメキシコが近いから、メキシカン料理があって。それもおいしかったですね。野菜も大量に食べられるのがうれしかったですね。毎晩スーパー行ってました。

miletさん、そんなに食べなさそうですが。

行くと食べちゃうんです。で、お土産をいっぱい買って、空港で重量オーバーして(笑)。

そんなに何を買ったんですか? 洋服?

洋服なんて買ってないですよ(笑)。食べ物系が多くて。容器が重いものをたくさん買っちゃったから重量オーバーしちゃって。空港の端っこでマネージャーのスーツケースに入れてもらって(笑)。私、いつもそうなんです。ピクルスとかジャムとか買いすぎちゃったから。ほんとにパンパンで恥ずかしかった(笑)。

フランスに続き海外撮影は2回目ですね。

フランスでもプロデューサーのトランクを開けてもらって、荷物を移しました(笑)。フランスでもジャムとかいっぱい買ってた。ケーキも買ったし、クロワッサンまでトランクに入れたから(笑)。ぺちゃんこになったけどおいしかった。ちょっと温めたらもう向こうの味になる(笑)。

(笑)意外な一面が知れた気がします。もう一方の「You & I」は花王「フレアフレグランス &SPORTS」のCMソングになってます。

これも書き下ろしです。〈&SPORTS〉の〈&〉をこの曲でもキーワードとして推していきたいなっていうのがあったので、歌詞にも〈&〉をたくさん使って。そこから作っていったような感じでした。

「us」の時は自分の中の相手に対する気持ちだったけど、「You & I」は2人の距離感を見つめて、そこからの曲な感じがしますね

miletさんの楽曲の主人公はずっと“ひとり”でしたけど、前作「us」で、初めて“私とあなた”になりましたよね。

そうですね。この曲は「us」を一緒に作ったTomoLowくんとまた一緒に作ったので、音感も同じようにして。疾走感はあるけど、そんなにBPMが速いわけではなくて。なので、聴いてても急かされてるような感じというよりは、心地いいような、流れるような感じで作ることができたなって思いますね。ちょっと「us」を引き継いでみました。歌詞も、この中では、まあ2人ですよね。「us」の時は自分の中の相手に対する気持ちだったけど、「You & I」は2人の距離感を見つめて、そこからの曲な感じがしますね。もうすぐくっつくし、くっつくことをわかってる2人がいざくっついた瞬間の話ですね。

ラブソングですよね?

ラブソングかなぁ~。わかんない(笑)。

ラブソングだと思います。<最後の一瞬はあなたと二人で/息を止めFalling down>って歌ってますし。

落ちる瞬間というか、終わるまで一緒にいるっていうか。そうなんですよ、私、重いんですよね、たぶん。だから、死ぬまで一緒にいてくれよ、みたいな(笑)。だから落ちる瞬間も一緒にいたいっていうのはある。

その“落ちる”っていうのはmiletさんの曲にモチーフとしてよく出てきますよね。

私、落ちるの好きなんですよ。飛び込み台とか、物理的に落ちるのが好きで。

“飛び込むための勇気”と歌う「Again and Again」とか、滝に飛び込むようなイメージの「Waterfall」とか。「Runway」も“飛んで”ますし、「Diving Board」も“飛び込むだけ”って歌っていて。

うんうん。今思うのは、相手に、ついてこいって言ってるのかもしれない。私は覚悟できてるけど、あなたはできてるの? っていう。そういう目線のフォーリンダウンかも。ついてこれるなら一緒にいようっていう。一緒に落ちて死ぬのではなく、その覚悟を見たい。ずっと一緒にいられる覚悟を教えてほしいっていう。だから重いっちゃ重いんですけど。

私を助けてくれるより、いっそのこと一緒に落ちてしまおうっていう、そっちの覚悟のほうが大きいから

滝の前に一緒に立って、ちゃんとついてくるか試してるのかな。

そう! 私、ついてきてほしい(笑)。相手のことは知りたいけど、一番最後に一緒にいられるかっていうのは、その土壇場での行動だと思うから。私を助けてくれるより、いっそのこと一緒に落ちてしまおうっていう、そっちの覚悟のほうが大きいから。そんな人が出てくるといいですけどね(笑)。

(笑)まだ音源化されてないけど、ライブでは歌ってる「Parachute」という曲もありますし。

「Parachute」はまさにそうですね。フォロミーって感じですよね。

それ以上は言わないっていう。

態度で見せろっていう(笑)。あはははは。なんか男らしいですね、この人(笑)。あ、そういえば、「You & I」のMVにも落ちる絵があります。

カラフルでポップな感じを映像化している感じですか。

そうですね。でも音的にも重心低く、そんなに高いギリギリの声で出すというよりも、感情を込められるくらいの余裕はあるような音域で歌ってるので、ちょっと大人っぽいというか、精神年齢が「us」よりは上がったかなっていう歌になっていて。その世界観はちょっと出てると思います。色味はすごくきれいです。キャストの方が演技をするシーンもあるんですけど、それとは別に、私のシーンはピンクっぽい、ちょっと光沢のある衣装なんですけど、その動きがすごくきれいで。水の中にいるみたいな。その生地が波みたいで。恋愛のような、ちょっとラブな色味の中で私が泳いでるような感じに見えると思います。すごくきれい。風と遊んでる感じ。

どこで撮ったんですか。

実は「us」と同じスタジオで撮影しました。監督も同じ人で。そういう意味でもちょっと引き継いでいる感はあると思います。

他の曲に比べてまだ明るいっていうか、一緒に頑張ろうって感じはあると思う

また、本作にはさらにカップリング曲が2曲入ってます。

「Fine Line」と「Imaginary Love」は去年、デビュー前に作った曲ですね。「Fine Line」は「Waterfall」の次くらいに作ったと思います。「Waterfall」が暗かったから、明るい曲を作ろうと思って作った曲ですね。この曲も友達のために作った曲でしたね。

前作に収録されていて、友達のために作ったと言っていた「Diving Board」と「Rewrite」の子と同じ方ですか?

同じです(笑)。なかなか数少ない大事な友達なんで、どうしても背中を押したかったんですよね。この曲の時は、まだ背中を押すというよりは一緒に頑張ろうって感じだったんだけど、そのあとから『いや、お前もっと頑張れ』っていう感じになっていって、<Rewrite>とかができて。だから、他の曲に比べてまだ明るいっていうか、一緒に頑張ろうって感じはあると思う。あとの2曲は背中をグングン押してる感じ。

でもこの曲も、戦ってるあなたを傍で見守ってるからねっていう立ち位置ですよね。

そう。人生は戦いだからね。どの世界にも戦わずして得るものはないと思ってて。彼女もアーティストで、舞台女優なんですけど、まあ戦いじゃないですか。それは詳しいこと聞かなくても全然わかることだし。これを作った時はまだ私はデビューも決まってなかったけど、私もいつか表に立つであろうって思ってて。そういう意味では同じ世界だと思ってたんで、私は私で戦ってるからねっていう感じになってますね。

ちなみにその方は、一歩を踏み出せたんですか?

それが……もちろん、頑張ってはいるんですけど、まだ葛藤してます(苦笑)。

(笑)じゃあ、まだ続編ができそうですね。

また明るい曲ができたらその子のことかも(笑)。

これは好きな人の細胞の中に入り込んで、その人を内側から見てるよっていう曲ですね(笑)

楽しみにしてます。もう1曲、「Imaginary Love」はどういう曲ですか。

これは好きな人の細胞の中に入り込んで、その人を内側から見てるよっていう曲ですね(笑)。

すごい視点ですね(笑)。やっぱり、重いのかな、miletさん。

そうなんですよ。べつにそうしたい相手がいたわけじゃないんですけど、それこそ〈Imaginary Love〉、想像上の愛で。私が妄想で疑似恋愛をしてたんですよ、この当時。特定の相手じゃないんですけど、それを続けててもどうしようもないなっていう気持ちはあって。それにいったん区切りをつけて整理したいっていう気持ちも含め、〈Imaginary Love〉っていうのを排出しておこうっていうのはありました。それで〈Imaginary Love〉っていう曲を作りたいって、タイトルだけ先行してて。あまりないんですけどね、タイトルはいつも悩むので。で、〈Imaginary Love〉っていう曲作りたいって言ったら、スタッフのみんなに「お前ほんと変態だな!」って言われながら作りました(笑)。

その話を聞くと、<私の中の知らない私>という意味であった「inside you」も違う聞こえ方がしてきます。あなたの細胞の中に入って内側からあなたを見たいっていうことですか?

私、動物が好きだから、わかりあえない相手の内側を見たいってすごく思う。ハイエナの細胞の中に入って、どんな気持ちで何を見てるのかとか、私のことをどういう気持ちで見てるのかっていうのは気になるし、普通に人間でも、好きな人間になって私を見たいみたいなって思う。で、その人がべつに私のことを好きじゃなくてもいいんですよ。その人がどういう女の人を好きで、とか、もうそういうところでいいの。

わかるとは言い切れないですけど(笑)、相手になりたいってことではないんですよね。

そう。すべてを知りたいし、知ってるよっていうのを伝えたいっていうか……気持ち悪いね(笑)。

好きになられるより優越感があるかもしれない。あなた自身が知ってるよりもあなたのことを知ってるっていう

あはははは。急に言われたら怖いですよね。

「君のこと知ってるよ」って。ははははは! 怖い! でも、そういうことかもね。好きになられるより優越感があるかもしれない。あなた自身が知ってるよりもあなたのことを知ってるっていう。

それも愛の1つの形なんですかね。

愛なのかな〜。例えば、わかり合えない対象、動物とか生きてないものの気持ちも知りたいんですよ。そういう意味でも「Imaginary Love」ですよね。想像上の愛って、妄想っていう意味かもしれないし、本当はない愛のことかもしれない。後付けですけど。

これは作ったことでデトックスされたんですか。

今でもなくないんですけど、そういう気持ち悪い執着心みたいなのはなくなりましたね。でもね、すっごくお気に入りなんですよ、この曲。だから想像してたいろんなことよりも、こっちの曲のほうが気に入ったんで、そういう意味ではよかったかもしれないです。この歌を歌うのもすごく楽しくて。ちょっと囁いちゃったりしてるけど(笑)、ブリッジのところはちゃんとエモさを足しておこうって感じはあって。あそこを歌い始めると、いい歌を歌ってるなって気持ちになる。

私の素でも仕事の音楽として受け入れてもらえるんだっていうのは自信になったし、とにかくリラックスしてます

オルタナティブなサウンドなので、脳ミソがサイケに支配されてく感じがありますね。4曲そろって、4枚目のEPはご自身にとってどんな一枚になりましたか。

楽しかった思い出しかない。4曲とも、作ってる時にすごく楽しかったんですよね。自由。フリー演技だったから、遊んでる感覚で、いい意味で、すごく素のまま作れたし、それを受け入れてもらえたっていう嬉しさもあって。私の素でも仕事の音楽として受け入れてもらえるんだっていうのは自信になったし、とにかくリラックスしてます。作ってる最中もそうだったし、4枚目っていうこともあって、出す時の気持ちも『行ってこ~い』って言う気持ちになりました。今まではどうなるんだろう、このEPちゃんと聴いてもらえるかなっていうふうに思ってたけど、ショーケースライブや夏フェスをやって、聴いてくれてる人の顔もちゃんとわかって、「us」で聴いてくれる人も増えて。そこで、肩の荷が下りてすごくリラックスして作れたものたちが出せる。今までは聴いてほしい!って思ってたけど、ちょっとついてきてっていうくらいにはなってる。なんで、それこそフォロミー精神になれたかもしれないですね。

その他のmiletの作品はこちらへ。

ライブ情報

milet first live “eye”

11月07日(木)大阪公演:UMEDA CLUB QUATTRO
11月11日(月)東京公演:LIQUIDROOM

milet

ハスキーかつ重厚感のある独特の唄声と、グローバルな存在感を放つソングライティングを兼ね揃え た女性シンガーソングライター・milet(ミレイ)。思春期をカナダで過ごし、現在は東京都内に在住。
2018年より本格的に音楽活動をスタート。
2018年10月には、パリ、NY、ソウルをはじめ世界各国で開催されたイヴ・サンローランのグローバルイベント「YSL BEAUTY HOTEL」の東京・表参道ヒルズ会場にて、イヴ・サンローラン・ボーテがピックアップするアップカミングなアーティストとして大抜擢、ライブ出演を果たす。
2019年3月6日にメジャーデビュー。デビュー曲「inside you」はiTunesなど人気音楽配信サイト11サイトで1位を記録し、オリコン週間デジタルアルバムランキング(3/18付)でも初登場1位を記録。続く5月15日には、2nd EP『Wonderland EP』をリリースし、2作連続でiTunesアルバムチャートにて1位を記録。7月5日発表の「レコチョク上半期ランキング」では新人ランキング1位を獲得。
2019年夏にはROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019、SUMMER SONIC 2019に出演。SUMMER SONIC東京では午前10時のステージにもかかわらず1万人収容のSONIC STAGEは超満員に。8月21日にはTVドラマ『偽装不倫』主題歌を収録した3rd EP『us』をリリースし、オリコンデジタルランキング初登場1位を記録したほか、AWA・Spotify・dヒッツ・LINE MUSICなどでも1位を記録。
2019年11月6日には4th EP『Drown / You & I』をリリースする。
J-WAVE「SONAR MUSIC」(毎週月曜日~木曜日 21:00-24:00 OA)にて毎週木曜日・SONAR’S ROOMコーナーレギュラーも担当中。

オフィシャルサイト
https://www.milet.jp