POP UP GIRLS!  vol. 13

Interview

アイドル・ポップスの名門レーベルへ移籍したWHY@DOLLが進む未来への一歩

アイドル・ポップスの名門レーベルへ移籍したWHY@DOLLが進む未来への一歩

洗練されたサウンド、息の合った歌声、スタイリッシュなダンスで魅了する二人組、WHY@DOLL(ホワイドール)がネクスト・ステップを踏み出した。
11月15日にリリースされたT-Palette Records移籍第1弾シングル「菫アイオライト」は、彼女たちの新たな出発と決意をパワーストーン“アイオライト”に例えたナンバー。前向きな歌詞とディスコ調の音作り、そして楽曲全体に溢れる疾走感には、新規リスナーをも大いに引き込む強い力がある。「この曲は未来への第一歩」「絶対の自信作」と意気込む二人の声に耳を傾けてみよう。

取材・文 / 原田和典 撮影 / 荻原大志


ニュー・シングル「菫アイオライト」がついに発売されました。おふたりにとっても、ファンにとっても、待ちに待ったリリースだと思います。

青木千春 最初に曲を聴いたとき、すぐ「これはライブで盛り上がるな」と感じました。ちょっとテンポの速いディスコ・チューンで、初めてラップにも取り組んで、WHY@DOLLの新しい一面を見せた曲になっています。歌詞もT-Palette Recordsへの移籍やファンとの関係性ということを踏まえた、第2の出発にふさわしい内容です。

浦谷はるな 私たちのアップテンポなディスコ・チューンには「Magic Motion No.5」(2014年リリース)があるんですけど、それとはまた違ったタイプの曲ですね。レコーディングのときも「これはライブで歌ったらどういうふうになるのかな」とすごい楽しみで、わくわくしていました。

作詞の、つのだゆみこさんは「曖昧MOON」(2015年リリース)にも携わっていらっしゃいました。

浦谷 「曖昧MOON」を録音した頃は、まだお会いしていなかったんです。その後、何回もライブにお越しいただいて、今回、この歌詞を書いていただきました。

青木 つのださんは私たちにアイオライトのブレスレットを作ってくれたんですよ。それをつけてレコーディングしました。

左:浦谷はるな 右:青木千春

左:浦谷はるな 右:青木千春

「アイオライト」という言葉を、この曲で初めて知ったひとも多いのではないでしょうか。

浦谷 私たちも今回、初めてアイオライトという言葉を知ったんです。もともとはバイキングの時代に羅針盤として使われていたと云われるパワーストーンで、T-Palette Recordsに移っての第1弾シングルということで、つのださんが私たちの「これからの道しるべ」というか「未来への第一歩」を、アイオライトに例えて書いてくださったんです。それに、アイオライトは光にかざすと色が変わるんですよ。もともとは紫っぽい色なんですけど、かざすとグレーとか黄が混ざった色にもなるんです。「いろいろな見せ方ができるグループに」という意味でも、アイオライトという言葉を使ってくださったのかなと思います。

今、おふたりが着ていらっしゃるヴァイオレットを基調にした衣装も、以前のWHY@DOLLにはないものです。

青木 初めてライブでこの衣装を着たのは「@JAM×ナタリー EXPO 2016」でした。(9月24日と25日、幕張メッセで開催)

浦谷 最初、この衣装でステージに上がった時の(ファンの)反応が微妙な感じがしたんです。

青木 「うわっ」みたいな顔をされたような気がして、私達からしたら不安になって。

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すごく大人っぽいというか妖艶な雰囲気に、照れてしまったのかもしれません。

浦谷 一瞬、ひかれたのかなと感じました。そのあと、特典会でファンの方とお話ししたら「すごくいいね」という声が多くて安心したんですけど。私はこの衣装が大好きだし、いままでのWHY@DOLLにない雰囲気だからたくさん着たいですね。

そしてこの曲では先ほど青木さんがおっしゃったように、初めてラップにも取り組んでいます。

浦谷 まだまだ、へたくそなんでがんばりたいと思います。

青木 (浦谷を見つめて)うまいよ・・・・。

浦谷 最初に私がブースに入ってラップをしたんですが、次にちはるん(青木)がブースに入ったときに、「ラップはもういいんじゃない?」という雰囲気になって、私が(ラップ)担当みたいになったんです。

青木 私はガヤを入れる感じ(笑)。振りも最初は付いていたんですけど、最近はこうしています(手のひらを上下に動かす)。

浦谷 はるな、この前の定期公演で初めて気づいて。パッって見たときに、ちはるんがそれをやってた。ちはるんは普段、そういうキャラじゃないんですけど、「ラップだから煽ってるんだな。かわいい」と思いましたね。

しかもラップの箇所には、これまでおふたりが歌ってきた曲のタイトルが、いっぱい登場します。

青木 つのださんは“ラップを書くのは初めて”とおっしゃってたんですけど、そのラップのパートにWHY@DOLLの曲名をたくさん詰めてくれたところにすごい愛情を感じました。

浦谷 ラップには、13曲のタイトルが盛り込まれているんです。ライブのMCでも「当ててください」って言っているんですが、特典会の時に「曲名をメモしたんだけど、合ってる?」って答え合わせをしに来てくれるファンの方もいて、「みんな熱心に聴いてくれてるんだな」って嬉しくなりますね。

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次にカップリング曲「あなただけ今晩は」についてうかがいます。同名のアメリカ映画がありましたが・・・(ビリー・ワイルダー監督、原題「Irma la Douce」)

青木 これは2、3年つきあっているカップルのお話なんです。つきあってマンネリ化してきて、でも別れたいわけでもなくって、どっちかというともっと縛ってほしいという、ちょっと不安な乙女心を描いたストーリーですね。曲調も80年代っぽい感じでできていて、今までにない本当に大人っぽい曲になっています。

浦谷 ダンスもかなり今回、色っぽい感じになりました。振り入れしてもらったときのテーマが「けだるさ」だったんですよ。ポジションを移動するときも「足をひきずるぐらい、けだるそうにやって」って言われて、「曖昧MOON」とか「Tactics」(2016年2月リリースのアルバム『Gemini』に収録)とはまた違った大人の色気に取り組んでいます。ファンの方から「色っぽすぎて鼻血が出そうだ」と言われました(笑)

その鼻血をさらに増量させるのが、中盤に登場するウィスパー・ヴォイスです。

浦谷 これはなるべくしてなったというか・・・。より色っぽい雰囲気を出すためにウィスパーにしようという話になって。台湾から帰ってきた翌日にレコーディングしたんですが、まだ体調が完全復活じゃなくて、喉もちょっとかすれた状態で録ったら逆に雰囲気が出たんです。

青木 だから今、歌うと逆にすごい難しいんです。

よく寝てよく食べるほど歌いづらくなる曲というのも、よく考えてみると斬新です。お互いにそれぞれのウィスパー・ヴォイスを聴いてみて、どうですか?

青木 はーちゃん(浦谷)は「Tactics」の時からセクシー担当みたいになってるので・・・。

浦谷 そうだね、なぜかね。

青木 それよりもっと成長したセクシーが出ていて、聴いていてゾクッとしました。「ゾクゾクしてたあの頃に」という歌詞が出てくるんですが、本当に「ゾクゾクする」感じです。

浦谷 ちはるんは普段からめっちゃかわいい声ですけど、そのうえ、レコーディングのときはちょっと喉が荒れている状態で、かなりいいウィスパーになってるんですよ。聴いていて、「これはちはるんファン、もだえるな」って思いました。相方の私も、もだえそうになりました(笑)

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移籍先のT-Palette Recordsは、アップアップガールズ(仮)やNegiccoも所属するアイドル・ポップスの名門ですね。

青木 Negiccoさんとは日比谷野音のイベント(8月28日開催「夏のひな涼み2016」)でご一緒しました。まさか認知されていると思ってなかったのに、Negiccoさんから声をかけてくださって、「一緒に写真も撮ろう」って誘ってもらって嬉しかったです。アプガさんも、私たちのT-Palette移籍が決まった日に森咲樹さんがツイートしてくださったり、みんなから受け入れてもらっているのを実感しているところです。暖かいなと思います。

浦谷 T-Paletteファミリーの一員になったなあ、という実感が増しています。でも私たちはまだまだ新入りなので、これからコミュニケーションをたくさんとって、どんどんいろんな方とお友達になりたいですね。感謝祭にも初参戦なので楽しめたらいいなと思います(「「TOWER RECORDS presents ザ・感謝祭2017新春」 1月22日、品川ステラボールにて開催)

最後にもう一度、「菫アイオライト」についてコメントをいただけますか?

青木 すごくかっこいい曲なので、たくさん愛してくれると嬉しいです。本当に自信作だし、今後のWHY@DOLLの希望になる曲だと思います。よろしくお願いします。

浦谷 ジャケットやMV(ミュージック・ビデオ)や衣装も含めて、WHY@DOLLの新しい一面を見せたシングルになっています。「菫アイオライト」が、元気のない時や落ち込んだ時に支えになる曲になれたらと思っています。ぜひたくさん聴いていただいて、ライブにも遊びにきてもらえると嬉しいです。


WHY@DOLL

北海道札幌出身のオーガニックガールズユニット
2013年メジャーデビューを目指し、「1万枚CDを売る」ではなく「1万人にCDをお届けする」という目標を掲げ武者修行をスタートし札幌より上京。
2014年1月に発売された4枚目のシングル「サンライズ!~君がくれた希望~」では、オリコンシングル総合チャートで10位を達成!
2014年3月21日には、メジャーデビューの条件である“ライブ総動員数1万人”、“4thシングル「サンライズ!~ 君がくれた希望~」オリコンポイント1万ポイント”、“フライ ヤーを手渡しで各メンバー1万枚配布”の3つを達成し、2014年9月24日にシングル「Magic Motion No.5」でメジャーデビューを果たす。
そして2015年2月25日には初となるミニアルバム「NAMARA!!」、3月18日には待望のセカンドシングル「曖昧MOON」を発売し、 オーガニックサウンドをベースに70’~80’年代の洋楽エッセンスや90年代の渋谷系ポップサウンドなど様々なテイストをミクスチャーしている楽曲を基に近年のアイドル分野における新たなサウンドを届けるべく活動している。

青木千春(あおきちはる)
ニックネーム:ちはるん
生年月日:1993年1月21日
趣味/特技:お散歩、器械体操

浦谷はるな(うらたにはるな)
ニックネーム:はーちゃん
生年月日:1995年4月1日
趣味/特技:読書(ホラー系)動画鑑賞、Sax演奏

オフィシャルサイトhttp://www.whydoll.jp/

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