Interview

Jewel 新作「夢が夢じゃなくなる日まで」。ストレートなメッセージに背中を押される“Wリーグ”公式応援ソングについて訊く。

Jewel 新作「夢が夢じゃなくなる日まで」。ストレートなメッセージに背中を押される“Wリーグ”公式応援ソングについて訊く。

結成10年目の記念日である2019年6月13日にJ☆Dee’Zから改名し、新しいスタートを切ったJewelが、通算11枚目となるニューシングル「夢が夢じゃなくなる日まで」をリリースした。
イメチェンをキーワードにした前作「前へ」から4ヶ月ぶりとなる本作の表題曲は、「あと一歩」「Jewel」に続き、バスケットボール女子日本リーグ“Wリーグ”公式応援ソング第三弾として制作された、夢を追いかける全ての人の背中を押す応援ソングとなっている。Wリーグの選手たちへのアンケートを参考にして書かれたという楽曲に、三年連続で公式応援アーティストを務めるメンバーが込めた熱気や思いとは——。

取材・文 / 永堀アツオ 撮影 / 荻原大志


歌詞の面では、リアルさを出したいなと思って、選手の皆さんにアンケートをとって(MOMOKA)

Jewel エンタメステーションインタビュー

改名後、第二弾となるシングルはどんなものにしたいと考えてました?

ami J☆Dee’Zの頃からやらせてもらっているWリーグのタイアップの第三弾ということで、今まで積み上げてきたものと、Jewelとして新しく進化した部分をしっかり両方見せたいという気持ちがありました。

Nono いろんな曲をプリプロして、この曲に決めました。Wリーグの青春感や汗、爽やかなイメージと、今のJewelのサウンド感を融合させた、良いところをいっぱいとった楽曲なんじゃないかなって思います。

MOMOKA 「前へ」のようなカッコよさは残しつつ、熱さを加えたかったんですよね。歌詞の面では、リアルさを出したいなと思って、選手の皆さんにアンケートをとって。

どんなアンケートを取ったんですか?

ami いくつか質問させて頂いた中で、「仲間からかけられて嬉しかった言葉はなんですか?」っていうことを聞いたんですけど、「あなたならできる」とか、「あなたなら大丈夫」という言葉が多かったんですね。私たちもメンバー同士で言い合ったりするので、すごく共感しました。初披露の前とか、不安な時に「大丈夫。私たちならできる」って言い合ったりしてて。この言葉は歌詞にも入っています。

Nono やってるジャンルは違うけど、仲間がいるチーム、グループだっていうのは同じじゃないですか。あ、一緒なんだなって思いました。

MOMOKA 他にも結構、細かく聞いたんですけど、試合はなんども見てても、直接、お話しすることはあんまりなくて。アンケートを通して、初めて聞ける話もあったので、こんな風に考えてるんだなって知ることができて、すごく新鮮でしたね。

ちなみに皆さんは「誰かに言われて勇気づけられた言葉」はありますか?

ami 私は「続けることが力になるよ」ですね。デビューしてすぐくらいにスタッフさんに言われたんですけど、その時はよくわかってなくて。ピンときてなかったんですけど、今年、グループとして10年目を迎えた時に、その言葉をすごく思い出しました。10年間続けてきたからこそ身についたものがあるし、メンバーとの信頼関係もできた。何か特別なことじゃなくても、コツコツ続けることが大切なんだなって思いました。

Nono 私は、5thシングル「Answer」を出した中3の頃、受験生で学校とグループの活動の両立がうまくいってなくて苦戦していて。活動もネガティブに考えてしまってる時期があったんですけど、その時にスタッフさんから「お前が必要だ」っていう言葉をかけられて、グサって胸に刺さって。そうやって言葉をかけられたことがなかったので、「続けよう」って思ったし、「私はこのグループで一生頑張って行こう!」って思えました。

MOMOKA 私は「見てる人は絶対にいるよ」っていう言葉ですね。家族や友達に言われるんですけど、今、すぐに結果が出なかったりとか、あまりうまくいかなかったんだよねという日があっても、「大丈夫だよ。絶対に見てる人はいるから」って言ってくれて。練習してる姿は表に出ないけど、それでも見てる人は絶対にいるからって言われて、頑張ろうと思いました。

みんなで武道館に立つっていう夢があるし、それだけじゃなくて、目の前にあるリリースとか、ツアーの成功とか。こうなったらいいなっていう夢が現実になるように!っていつも思っている(ami)

Jewel ami エンタメステーションインタビュー

歌詞にもJewelの今の心境と重なる部分は多いですか?

Nono そうですね。サビの最後に必ず出てくる<何度でも自分を信じて/Try Again & Again>は、amiが言ってたように、続ける大切さを歌ってて。10年目だからこそ、ずしっとくるなって感じますね。

MOMOKA 私は<無理に笑って 涙を拭いて/何度も言い聞かせてた>っていうところに共感して。私はネガティブに考えがちなタイプなんですけど、表には出せないなとか、一回、自分の中に秘めておかないといけないなって思うようなことが多いので、自分の気持ちと重なるなと思っています。

ami 私はタイトルにもなってるサビ頭ですかね。<夢が 夢じゃ なくなる日へ>。まさに自分は今、ずっと憧れのままじゃ嫌だなって思ってて。結成した時から、みんなで武道館に立つっていう夢があるし、それだけじゃなくて、目の前にあるリリースとか、ツアーの成功とか。こうなったらいいなっていう夢が現実になるように!っていつも思っているので、特に気持ちを込めて歌っています。

「Jewel」という曲でも<夢は夢のまま 終わらせたりしない>と歌ってました。夢はまだ叶ってないですか?

ami 叶っていません。叶っているものもあるけど、乗り越えたらまた次が出てくるから。

MOMOKA 一生終わらなそう。

Nono うん、一生追い続けるのがいいと思う。

ami ね、どんどん出てくる。

MOMOKA 一番はもっと多くの人に知ってもらいたい。

Nono 武道館につながる小さな夢がたくさんありますね。「夢が夢じゃなくなる日まで」というタイトルは、amiが言ってたみたいに、私たちが常に思ってる気持ちなので、ぴったりのタイトルだなって思っています。

MOMOKA 一番伝えたいことをタイトルにすべきだねって話して、このタイトルにしました。

特にサビの部分ではバスケコートで歌ってることを意識して歌いました。それを意識することで、選手の声とか、サポーターの皆さんの声援とかが頭の中で聞こえてくる感じがして(Nono)

Jewel Nono エンタメステーションインタビュー

先ほど、amiさんが「気持ちを込めて歌っている」とありましたが、レコーディングにはどんな思いで臨みましたか?

ami すごい覚えてるな。何回もプリプロをしてきて選んだ曲だから、もう体には染み込んでる状態で本レコーディングに挑んで。だけど、やればやるほど、もっとこう歌いたいって出てきて。主メロの日とハモの日に分けてたんですけど、ハモの日に、「昨日録った自分のAメロの部分をもう1回録り直していいですか?」って頼んで、もう1回録ったりして。自分たちで自信をもって良いって思えるものを作りたいから、時間が無い中だったんですけど、もっとああしたいこうしたいって言いながら作ってましたね。

Nono 今回の曲は声を張り上げる部分も多かったので、たくさん歌うと、気持ちの強さと声の調子がマッチングしなくなって。だから、私も落ちサビは2日目に録らせてもらって。ちょっと苦しい、葛藤の部分を声で表現するのにこだわりました。

MOMOKA 結構、体力が必要だったかなって思う。

Nono うん、汗かいたね!

MOMOKA 主メロの部分もパワーは必要だし、AメロBメロも落ち着いて聴こえるんですけど、メッセージ性が強いので、そこの1行にどれだけ気持ちを込められるかが勝負になってて。ハモも、普段は3人組だから、主メロを合わせて3声っていう枠に当てはめて作るんですけど、この曲はもともと5声あったので、5声録って。それを録るのもめちゃめちゃ苦戦したし、改めてハモの難しさを感じましたね。

Nono 私は全部を通して言えるんですけど、特にサビの部分ではバスケコートで歌ってることを意識して歌いました。それを意識することで、選手の声とか、サポーターの皆さんの声援とかが頭の中で聞こえてくる感じがして。その中で、私たちが歌う意味をすごく考えながらレコーディングに挑みました。

一緒に夢に向かって頑張っているからこそ分かり合えるものがあるなって、共感してもらえるような歌が歌えるんじゃないかと思います(Nono)

歌う意味とはなんでしたか?

Nono 改名はしたんですけど、公式応援アーティストを3年目もやらせていただくっていうのは、すごく有り難いですし、その期待に答えないといけないなって思ってて。私たちも、たくさんの夢があるので、一緒に夢に向かって頑張っているからこそ分かり合えるものがあるなって、共感してもらえるような歌が歌えるんじゃないかと思います。

ami  そうだね。今、思い出したんですけど……狭い箱の中で自分の声をヘッドフォンで聴きながら歌ってると、いつの間にか、技術的なことばかり考えてしまうことがあって。自分で聴き返した時に、なんか気持ちがのってないなって思ったんです。休憩の時に、みんなで話してたら、「私たちはテクニック自慢をしたいわけじゃない。自分たちが伝えたいことを詰めるのが一番大切だから、1回、そのことを忘れて、本当に伝えたいんだっていう気持ちだけを持って歌ってみよう」ってなって。みんなでこの曲をスピーカーで流しながら、ワイワイ踊りながらリフレッシュした状態で、気を取り直してブースに入ったのが、自分の中ですっきりしたなって思います。

Nono amiが2回目に入った時に、私はディレクションブースの方にいて。「全然違う、いいじゃん!」って思った。

ami  気持ち次第でそんなに歌って変わるんだって思いました。

では、ダンスの方はどう考えてました?

ami 振付のKANATAさんと話し合いながら、私たちからは「体育館でみんなで盛り上がれるのがいいね」って提案して。今回は2番サビはごそっと全部踊らず、煽りに徹してるんですね。今まであまりしてこなかったことなんですけど、これまでの2年間でも体育館で披露する時はみんなが一緒にやってくれていたので、2番3番のサビはあおりで、1番はがっつりダンスを見せるっていう。

MOMOKA 1番サビだけハモりも少なくしてて、ダンスを見せるサビっていうのと、会場を盛り上げるサビ。見せ方を変えながらやってます。

Nono Jewelになって、女性らしいラインを見せる振り付けが多かったんですけど、今回はJ☆Dee’Z の時の青春感とは違うし、「前へ」の時のようなセクシーな感じとも違った、それこそスポーツを表現してるような振り付けだなって感じてます。スマートで洗練されてるけど、大胆でパワフルなダンスという印象ですね。

MVではアスリートとのダンスバトルを展開してます。

MOMOKA 不思議な感じだったな〜。

Nono 私はフリースタイルバスケのKAZさんとバトルさせていただいて。ボールを持ってはいるんですけど、昔、ダンスバトルに出ていた頃のことを思い出しました。目があって、お互いに技を出し合って。バトルだけどすごく楽しかったし、集中して、パワーを出せたかなって思います。

MOMOKA 私はスケボーの漢那真哉さんとバトルさせて頂きました。同じ空間で動いて、共存してる感じが、普段あまり無い新鮮さがありました。ちょっと高い場所だったので、ステージの上で踊ってる感覚もあって、すごい気持ちよかったです。

ami 私はBMX(バイシクルモトクロス)の山本悠さんとバトルさせて頂きました。最初、ちょっと怖かったんですけど、自転車が近くでくるくる回ってるのを見るのがテンションも上がって。本番は楽しくて、その場のノリで楽しくできました。

もともとは違う歌詞だったんです。今回リリースするにあたって、自分たちの心境と重なる歌詞にしようって話になって(MOMOKA)

Jewel MOMOKA エンタメステーションインタビュー

カップリングについても一言いただけますか。

MOMOKA 「I’m with You」は少し前からあった曲なんですけど、もともとは違う歌詞だったんです。今回リリースするにあたって、自分たちの心境と重なる歌詞にしようって話になって。

Nono 私たちも気に入っていた曲だったので、ようやく出せるのがすごく嬉しいですね。パンケーキ屋さんでみんなで、ステージの前に考えてることとか、いろんなことを話し合って、作詞家さんにお伝えして作った曲なので、気持ちが入りやすかったです。

どんなところが使われてます?

Nono 鏡の前で踊ってる時と、ステージで踊ってる時は違うよねっていう話をしたこととか。

ami <君となら 怖くはないから>とか。よく、「ステージに立つ時って緊張しないの?」とか、「怖くないの?」って聞かれるんですけど、改めて、気づくのは、やっぱり一人だったら怖いんですよ。この3人だからこそステージに立てる。ここには自分たちの気持ちが出てますね。

MOMOKA <動きや気持ち、syncする瞬間>もチームでやってるからこそ感じれることだったりするので、スポーツをやってる方にも共感してもらえるんじゃないかなと思います。あと、この曲はMVも撮影しているので、公開まで楽しみにしていてほしいです。

ami 昨日、撮ってきたので、めちゃめちゃ今、体がバキバキです(笑)。

Nono いつもと違う筋肉を使ったからね。

どんなMVが完成するのか楽しみです。さらに、手嶌葵さんの「明日への手紙」のカバーも収録されてます。

Nono 「未来飛行」をリリースした夏のツアーの時に、私がソロでカバーさせてもらって。ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」を見て知って、歌いたいなと思った曲です。ありがたいことに、とても好評だったので、シングルに入ることになりました。

ami ステージではNonoが一人で歌ってたんですけど、今回は2番から私たち二人も入って。ハモがない分、歌の表現にこだわりました。

MOMOKA ハモは1個も無いよね。

ami 今までハモをやってきたからこそ、逆に無いのが新鮮かもしれません(笑)。ある意味、挑戦だし、今までやってきたバラードとは違う見せ方をしているので、リリースされて聴いてくれた方がどんな反応をしてくれるのが気になりますね。

Jewelになって、今まで積み重ねてきたものを遂に出す時だなっていうことを感じていて(ami)

Jewel エンタメステーションインタビュー

最後に、その聴いてくれる方々にメッセージをお願いします。

Nono いろんな夢を追いかけてる方たちに聴いていただいて、夢が夢じゃなくなる日まで頑張ってる3人組のグループがいるんだな、私も頑張ろう!っていう風に思ってもらえたらいいなと思います。

MOMOKA  J☆Dee’Zの頃から応援ソングはたくさん歌ってきたんですけど、Jewelになった今の私たちが歌うからこそ伝えられるものがあると思うし、Wリーグ公式応援アーティストに就任してから三年目、公式応援ソング第三弾ということで、サポーターの皆さんともより近い目線で歌えるようになったんじゃないかなと思ってて。だから、選手はもちろん、サポーターの皆さんにも届いてほしい気持ちがありますし、何かに向かって頑張ってる人の背中を押せたらいいなって思います。そのうえで、また新しいJewelを感じ取ってほしいなって思います。

ami  Jewelになって、今まで積み重ねてきたものを遂に出す時だなっていうことを感じていて。今回のシングルはまさに、それぞれの楽曲をその楽曲に合った表情で歌いたいっていう目標が達成できた1枚だと思っているんですね。熱い青春の曲があり、仲間のことを歌った曲があり、バラードがあり、4曲目にはライブの音源がそのまま入ってる。1曲1曲違った表情を見せつつ、しかも、J☆Dee’Zの時とは違った面を出せた1枚なので本当にたくさんの方に聴いてほしいです。

その他のJewelの作品はこちらへ。

ライブ情報

Jewel First Tour ~Unveiling~ (ツアー残すは2箇所)

12月7日(土)   愛知  ボトムライン  
12月14日(土)  東京  品川インターシティホール

Jewel

圧倒的な歌唱力と迫力ダンスで注目度急上昇中!!
平均年齢18才・本格派ボーカル&ダンスグループJewel(ジュエル)。
2010年にキッズダンス雑誌より、全国各地からオーディションで集められたメンバーでダンスグループJ☆Dee’Zとして誕生。
多くのダンスバトルやコンテスト、ファッションモデル等の活動を経て、2012年にLOTTE Sony Music 歌のあるガムプロジェクト2012「NEXT」で、8,000組の中からグランプリを受賞し、2014年にソニーミュージックレコーズよりメジャーデビュー。
2016年からは、Nono・ami・MOMOKAの3人新体制で、口パク一切なしの生歌・コーラスも取り入れる実力派グループへと進化。
ダンスには、現代のタップダンスともいえる、新しいリズムを奏でながら踊る“ボディーパーカッション・ダンス”を取り入れ、ボーカル&ダンスグループとしては類を見ない、生歌・コーラス・ボディパを奏でる唯一無二のパフォーマンスを発信。
2019年6月13日、結成10年目の記念日に”Jewel”へと改名した。
そのエモーショナルなパフォーマンスと、メッセージ性の強い楽曲が話題を呼び、数々の高校野球中継テーマソングやバスケットボールリーグ女子日本リーグ ”Wリーグ”の公式応援アーティストを務める等、今、各界隈から高い注目を集めている。

オフィシャルサイト
https://www.jewelofficial.com