Interview

私立恵比寿中学 結成10周年。集大成ではなくこれからの先を見据えた最新アルバムについて、星名美怜と中山莉子に訊く。

私立恵比寿中学 結成10周年。集大成ではなくこれからの先を見据えた最新アルバムについて、星名美怜と中山莉子に訊く。

今年の8月に結成(開校)10周年を迎えた私立恵比寿中学が年内で2枚目となるニューアルバム『playlist』をリリースした。岡崎体育や吉澤嘉代子、Mrs.GREEN APPLEなどが参加した前作『MUSiC』から約9ヶ月という短いタームで届いた通算6枚目のアルバムには、12枚目のシングル「トレンディガール」を提供した川谷絵音(ゲスの極み乙女。)をはじめ、ビッケブランカやポルカドットスティングレイ、石崎ひゅーい、マカロニえんぴつ、iri、ポセイドン・石川など初顔合わせとなるフレッシュなアーティストとの多彩なコラボが実現。10年目にして、なお攻めの姿勢を貫くエビ中はレコーディングにどんな思いで挑んだのか。星名美怜と中山莉子の二人にアニバーサリーイヤーのクライマックスを飾るアルバムを中心に、これまでとこれからについての話を聞いた。

取材・文 / 永堀アツオ 撮影 / 荻原大志


ほんとに豪華な方々にいつも支えていただいているなって感じた10周年(星名)

今年はもう何度も聞かれているとは思うんですが、改めて結成10周年を迎えた心境から聞かせてください。

星名美怜 今年はいつものアルバムを発売するスパンよりも、ほんとに早くて。3月に『MUSiC』を出して、また12月に『playlist』を出させていただいて。レコーディングのスケジュールが詰め詰めだっただけじゃなく、ライブもずっとしていた1年だったんですね。6月には初めてエビ中が主催させていただいたフェス「『MUSiC』フェス~私立恵比寿中学開校10周年記念 in 赤レンガ倉庫~」をやらせていただいて。そこで、10周年をほんとに実感したし、前作も今作もエビ中はいろんなアーティストの皆さんに支えていただいてて。ほんとに豪華な方々にいつも支えていただいているなって感じた10周年でした。

中山莉子 たくさん「おめでとう」を言っていただけた1年でした。アイドルを10年も続けられるのは、応援してくれる人やスタッフさんたちがいるからこそだと思うので、そういう方々への感謝を感じた毎日だったなって思います。

この10年間で特に印象に残ってる出来事を1つ挙げるとすると?

星名 私は最初のさいたまスーパーアリーナ(2013年12月)ですね。当時、メジャーデビュー最速って言われたんですけど、それまで大きいハコでやったことがなかったですし、サイリウムの数を見てほんとにびっくりして。ほんとに嬉しくて、最初から泣きそうだったのを覚えてます。しかも、それ以降、毎年大学芸会をやらせていただいていて。あの時は9人でしたけど、そのメンバーでできたっていうことも大きいですし、体制が変わってからも、年末には毎年いつも大きいキャパでやらせていただいている。エビ中って、ファンの方が急に増えたり、急に減ったりしないグループだと思うんですけど、一定数の方々と毎年、「今年も1年、楽しかったね。ありがとう」っていう日が迎えられてるってほんとに素敵なことだなと思うし、感謝でいっぱいです。

中山 私は入ってから5年目なんですけど、自分が入った時が印象的でした。さいたまスーパーアリーナ公演も、エビ中に入るっていうのがわかってたうえで観に行ってて。もともとエビ中のファンだったんですよ。9人のエビ中が好きだったし、あんな大人数を集められるグループに後から入ることにはすごい不安がありましたね。今応援してくれてる人たちを敵に回しちゃうんじゃないかなって思ってました、ずっと。

その不安はすぐになくなった?

中山 いや、3年くらいは同じ気持ちでしたね。ただただメンバーについていくっていう感じで、自分しか見えてなかったと思います。グループというよりも、まず自分を成長させないと追いつけないっていう思いでずっとやってましたね。

小さいときから “ふざけたい英才教育”を受けているので(笑)、そういう気持ちは変わらないなと思うし、二面性を持ってるグループになっていけたら(星名)

私立恵比寿中学 星名美怜 エンタメステーションインタビュー

この10年で変わったこと、変わってないことは何かありますか? まず、変わってないことからだと。

星名 なんだろうな〜。どこかしらふざけたいっていう気持ちがあるのは変わらないかな。最近、ほんとに真面目な楽曲をたくさんいただいてて。それに対して、どっかでふざけたいなっていう思いがあったりして。昔は白塗りしてステージに出たりしてたんですよ。小さいときから “ふざけたい英才教育”を受けているので(笑)、そういう気持ちは変わらないなと思うし、二面性を持ってるグループになっていけたらいいかなって思います。

中山 ふふふふ。逆に私は、白塗りとか、おふざけをやってないんですよ。

星名 確かに。エビ中が5年経って、ちょうど落ち着き始めてた頃だもんね。

中山 私もそういう教育を受けておかないとエビ中じゃないなと思うので、1回はやっておきたいなと思ってます。

年齢も14歳から19歳になって。ライブ1つやるうえでの気持ちは変わったと思います(中山)

私立恵比寿中学 中山莉子 エンタメステーションインタビュー

(笑)では、変わったことは?

中山 自分自身でいうと、入った時は8人で、人数がどんどん変わっていって。年齢も14歳から19歳になって。ライブ1つやるうえでの気持ちは変わったと思います。今はライブ終わりにみんなでフィードバックする時間があって。「今日の公演、こうだったよね」って言い合えるようになったのも、グループとして成長してるんじゃないかなって思います。

星名 10年やってきて、一番変わったなって思うのは楽曲ですね。最初は「キレのないダンスと不安定な歌唱力」っていうことを打ち出してて。

今、10年やってきた積み重ねとして、『playlist』ができたのかなって思います(星名)

そうなんですよね。デビュー当時の青年館のライブでは、いい意味でやる気のないダンスをしてました。あの頃はこんなに音楽、ライブに特化するグループになるとは想像もしてなかったです。

星名 あはははは。私たちも想像してなかったんですけど、いろんなスタッフさんや先生、ファンの皆さんに出会って、自分たちのライブや歌というものへの意識が変わって。周りの影響がすごく大きいと思いますね。そのときのエビ中だったら、『playlist』に入ってる曲は1曲も歌えなかったと思う。ふざけた曲もあるけど、アプローチの仕方もすごく変わったなと思うんですね。アイドルとして、方向性を何か1つに決めずに、目の前にあるものに対してどう戦っていくかっていうスタンスでずっとやってきてるからこそ、今、10年やってきた積み重ねとして、『playlist』ができたのかなって思います。

アルバムが完成してどう感じました?

星名 急ピッチで進めたアルバムだったんですけど、アーティストの方がエビ中に寄せるのではなく、その人のカラーを出していただいている曲が多くて。だから、全部が勉強でした。レコーディングのときも、ほんとに必死に楽曲のニュアンスだったり、リズムの取り方とかを学ばせてもらって。これだけいろいろ歌わせてもらってきたけど、まだ全然知らない音楽がどんどん出てくる。毎回、勉強だなって思うのと、今のサブスク世代の方に刺さるアルバムになったんじゃないかなって思います。

中山 今年2作目のアルバムで、毎回、いろんな挑戦をさせていただくんですけど、まだ挑戦してないことがあったんだっていう、初めて出会う曲ばかりでした。何曲かは秋冬ツアーでもうやってるんですけど、レコーディングを終えて、音源になっても、ライブでやるたびにどんどん成長していく。ほんとに課題ですよね。今回、ラップの曲もたくさんあって。

星名 ラップ多いよね。

中山 レコーディングは終わっているので、ライブでやっていくごとにもっといろんな表現を出せていけたらいいなと思います。

私、いつも思いっきり歌うんですね(笑)。だから、この曲をどう歌えばいいかわからなくて(中山)

それぞれがアルバムの中で特に挑戦したなって感じるのはどの曲ですか?

中山 私はポセイドン・石川さんの「シングルTONEでお願い」ですね。一番最後にレコーディングした曲なんですけど、初めての歌い方だったんですよ。私、いつも思いっきり歌うんですね(笑)。だから、この曲をどう歌えばいいかわからなくて。小声というか、大人しく歌うのは自分の中ではダメだと思っちゃうんですけど、初めてそういう感じで歌って、「いいよ」って言ってもらえて。新しい発見をしました。でも、難しかったです。

星名 「寝てるくらいの感じで歌っていいよ」って言われたんだよね(笑)。私たちもぎゅうぎゅうの状態でレコーディングしてて、最後にほっとして終わるっていう。すごくナチュラルな感じで、一番最後に録ったのが相応しかったというか。私はすごく楽しかったです。

美怜さんが難しかったのは?

星名 iriさんの「I’ll be here」ですね。iriさんはよく聴いてたし、自分がいつも聴いてる音楽に近いんですけど、いざ、自分で歌うとなると難しくて。家で練習してたら、お父さんがエビ中の曲だと思わなかったみたいで。「生誕祭で歌うの?」って言われて(笑)。それくらい意外性のある曲なんだなって思いました。

中山 この曲も、難しかった! 今回のアルバム……本当に思いっきり歌える曲が少ないんですよね。エビ中、どんどん年齢が上がってるなって感じさせられるアルバムなので、私はただただお姉さん方に食らいついていくだけでした。

独特のグルーヴ感がある曲ですもんね。トロピカルハウスやオルタナティヴR&Bの要素もあって、ラップもあるっていう。

星名 iriさんのカラーが全面的に出てて。この曲は柏木(ひなた)がメインで歌ってるんですけど、アイドルがこれを歌うっていうのがほんとに意外だなって。最初にデモを頂いたときは、iriさんの楽曲として完成しすぎちゃってて。これを自分たちが歌って、エビ中の曲になるっていうのが、全然想像つかなくて。でも、いざ、完成したのを聴いてみたら、それぞれがこの曲に対して、同じビジョンを描きながらも違うところからアプローチをしているので、エビ中の実年齢というか、今のエビ中が出てるのかなって思います。ただ、まだライブでどうなるかは想像がつかないですけど。

中山 一番はどうするだろう。バックダンサーだよね。ひなたちゃんのソロステージになる。

星名 うちらはけとく? でも、ライブでは、時を止められるというか、圧倒できる曲になったらいいなって思います。

これからのフェスとか、対外試合向けの強みになる曲になったらいいなと思う(星名)

私立恵比寿中学 星名美怜 中山莉子 エンタメステーションインタビュー

PABLO(Pay money To My Pain)によるラウドなメタルロック「PANDORA」は美怜さん曲ですよね。

星名 絶対に高音くるなと思って、覚悟を持って、気合を入れてレコーディングしました。今、実際にライブでも回数やってるんですけど、ほんとにこのアルバムの中でも、お客さんが声を出して盛り上がれる、ファンの方との一体になれる曲だなって思ってて。これからのフェスとか、対外試合向けの強みになる曲になったらいいなと思うし、1回聴いたら、頭の中でグルグルするので、覚えてもらえる曲になったらいいなと思います。

中山 美怜ちゃん、あるライブのときに、あんまり声が出ない日があって。でも、この曲をやると、高音が絶対に出るんですよ。

星名 あはははは。

中山 それに毎回、驚かされてます。美怜ちゃんにしか歌えない曲だと思う。しかも、初めて披露したときも、いきなりイントロでコールが入ってて。初めて聴いたとは思えないくらい完璧で。コール入れやすい曲だから、みんな待ってたんだと思います。

このアルバムの中だったら、唯一のアイドルソングだなって思ってて。アイドルフェスに出させていただく機会があったら、ぜひ、この曲をやっていきたいなと(中山)

中山さん曲は「オメカシ・フィーバー」でしょうか。

中山 最近のエビ中は大人っぽい曲が多い中、自分がガヤを担当させていただいて。デモを聴いたときに、ステージを走り回って、ガヤをいうところが想像ついたので、大好きになりました。しかも、このアルバムの中だったら、唯一のアイドルソングだなって思ってて。アイドルフェスに出させていただく機会があったら、ぜひ、この曲をやっていきたいなと思います。

星名 一番何も考えずにレコーディングに臨めたし、めちゃくちゃ楽しかったですね。「やっぱこういう曲ないとな!」って思いました。アイドルだからこそ、いろんな曲を歌えてるなって感じた曲で、やっぱり落ち着きましたね。これで落ち着くってどういうことだって感じですけど(笑)。

あははは。一番ハイテンションの曲ですからね。このままアルバムに収録された新曲について聞かせてください。オープニングナンバー「ちがうの」は、ビッケブランカの提供曲です。

星名 すごく温かい空間になるんですよね。歌詞はいろんな捉え方ができるようにビッケブランカさんが作ってくれてて。例えば、男女の恋愛だっていう人もいるし。

浮気がバレた曲かなと思いました。

中山 そうそう。私たちも最初、そう思ってました。

星名 あとは、最近、会えなくなった友達とか、亡くなったペットのこととか。いろいろと考えられると思います。フリは可愛くて女性らしいダンスになっているのでライブで見ていただきたい曲になってます。

中山 私は最後のラップをしてて。

星名 しっとりきてるところからの急なラップがビッケさんぽい。

中山 ビッケさんが、ここのラップを教えるためだけにレコーディングに来てくれたんですけど、最後の<Wa>は言葉じゃなく、効果音だよって教えてもらって。直接教えてもらわなければ、私はわからないままやっていたと思うので。今もライブでやってるんですけど、最後の締めは、まだまだいろいろ研究中ですね。

私が一番苦戦したラップですね(中山)

私立恵比寿中学 星名美怜 中山莉子 エンタメステーションインタビュー

続く「SHAKE! SHAKE!」がポルカドットスティングレイの雫さんです。

星名 この曲、大好き! ふんわりとした感じだけど芯の強い女性像が描かれてて。これまでとはまた違ったコール&レスポンスができるというか。こういうアプローチで盛り上げて、高めていくやり方もあるんだって思ったのと、ラップの感じがめちゃくちゃ大好きでした。

中山 私が一番苦戦したラップですね。ラップも一人ずつテイストを変えてディレクションしてくださって。デモをもらった段階で、雫さんがやってた感じができなくて、自分らしく歌っちゃって。これでいいのかなと思ったんですけど……。

星名 しかも怒りのラップね。

中山 急に怒りだすっていう。どうなんだろう。まだライブでやってないけど、<はーい>って返事してくれたらいいなと思います。

星名 私はすごくスムーズにできて。ライブの感じを想像できたんですよね。レコーディングでマイクと向き合ってるのに、ライブが思い浮かぶ曲って、素敵だなと思って。そこからハマって、ポルカさんを聴くようになりました。

中山 ちょうど10代、私くらいの年代がみんな刺さる曲なんじゃないかなって思って。同い年の小林歌穂ちゃんが<スキップしてサヨナラ>について、すごい語ってて。10代最後になってきて、いろんなこともわかるようになってきて。高校を卒業して、大学に行って、新しい世界を見るようになって。悩むことも多いけど、そんなのスキップしてサヨナラしちゃえばいいんだよっていう。私もそうだなって思うし、みんな刺さる曲なんじゃないかと思います。

3曲目の「愛のレンタル」は4ピースのポップバンド、マカロニえんぴつの提供曲です。

中山 これも、愛って言ってるけど、受け取り方はそれぞれだよね。

星名 家族愛だったりもするかも。

中山 メンバーはみんな愛情だけど、(真山)りかちゃんはまた違う捉え方で歌ったりしてて。そういうのも面白いなって思ってました。私はお母さんをイメージしてました。

星名 私はちょっと、なよなよっとしてる男の子だと思って歌ってて。マカロニえんぴつのはっとりさんのデモの歌い方がすごく訴える感じがあって。エビ中もそうやって歌えたらいいなと思って歌いました。これも好きですね。

石崎ひゅーいさんによる「ジャンプ」はMVが公開されて話題となってます。

星名 安本(彩花)が大事なところを歌ってるんですけど、自分たちで聞いても鳥肌が立つ曲ですね。曲もダンスも壮大だけど、すごく情景が思い浮かぶ歌詞になってる。ちょっと孤独だったりする中の光の歌なので、いろんな人の心に思い切りぶつけに行くように歌ってるし、エビ中の新しい代表曲になったらいいなって思ってます。

中山 アイドルっていうジャンルでこれを歌うのはエビ中だからできることだと思いますね。

今まで1回もなかったアルバム会議が初めてあって。今回、箇条書きでも、文章でもいいから、好きな感じに送ってみようってことになったんです(星名)

そして、「HISTORY」ではメンバーが作詞に挑戦してます。

星名 今まで1回もなかったアルバム会議が初めてあって。今回、箇条書きでも、文章でもいいから、好きな感じに送ってみようってことになったんですね。メンバーが送った文章を元に歌詞を組み立てていただいて。自分たちだからこそ、誰がどこを描いたかわかるのも面白いって。

お二人はどんな思いを込めました?

中山 会話の中での記憶に残ってることを書いたりしました。2番の<年齢だって性格だって違う/クラスにいても仲良くならないタイプ>っていうのはよく楽屋で話してることですね。

星名 キャラクターが違いすぎて、絶対に同じグループにはいないよねって。

中山 それをそのまんま書きました(笑)。

星名 私は1番の自分のパートの<無理に笑ってカラ元気だとしても/それってなんでかバレてる>を書いて。メンバーにも、ファンの方にも、バレていたりするので、グループ内のことと、お客さんを入れたエビ中ファミリーの感じを歌詞に書けたらいいなと思って書きました。

自分たちで書いた言葉を歌ってみてどう感じました?

星名 プロの方が書く歌詞って、ちゃんと語呂があってるんだなって、改めて感じました。まじで文字の詰まり方がおかしすぎて。

中山 1番と2番ではメロも違っちゃってるしね。

星名 レコーディングのときに、みんな覚えられなくて。しかも、きっと、一人の方が書くからこそ、歌詞って綺麗にまとまるんだと思うですね。この曲は本当にバラバラだから。覚えるのにすごく苦戦して。でも、歌ってる途中で泣きそうになってきて。他の人から見たら何気ないことでも、一緒に過ごしてきてる自分たちからすると、言葉だけでグッときたりして。

中山 <声 汗 涙 笑顔>とか。斬新だけど、いろんな場面が浮かび上がるなって。

星名 その前の<嫌になることもあるけど/絶対に嫌いになれない>もすごく好き。そうだなって思いながら歌っていたし、サビの感じも歌ってて、いろんな思いが巡ってぐっときてました。

本当に集大成のアルバムじゃなくて、これからの先を見据えたアルバムになったなって思ってて(星名)

私立恵比寿中学 星名美怜 中山莉子 エンタメステーションインタビュー

この曲を含め、アルバム全体として、過去を振り返りつつも、視線は未来に向かってますよね。

星名 そうですね。本当に集大成のアルバムじゃなくて、これからの先を見据えたアルバムになったなって思ってて。新しい作家陣の皆さんと作ったし、曲調やテイストも新しかった。エビ中に求められているものを追求することも大事だけど、いろいろ挑戦していきたいっていう思いを前面に出してるアルバムなので、まずはこのアルバムを皆さんに聴いていただくのが楽しみです。

中山 早く届けたい。いつもは発売まであっという間なんですけど、今回は、レコーディングはつめつめでやったのに、長く感じてて。それは、本当に早く聴いてほしくてしょうがないからだと思うんですね。今回、たくさんの初めましての方と一緒にやらせていただいて、これからもいろんな方と出会えるといいなと思います。

エビ中には、いろんな武器の楽曲があるので、みんなで「これから海外でもライブができるようなグループになっていきたいね」って話してます(星名)

11年目に向けて、何か具体的にやりたいことはありますか。今後の目標を聞かせてください。

星名 今年、番組の企画でトルコでライブをしたんですけど、トルコに行くことを発表したのが出発の2〜3日前だったんですね。でも、日本から20人くらいのファミリーの方が来てくださったことにびっくりして。現地でビラ配りをしたり、ずっとトルコの地で戦っていて。日本人の方が全然いなくて、すごく外国を感じる場所だったので、ファミリーに会った瞬間、自分から走って行っちゃうくらい嬉しくて(笑)。最終的に現地の方が1,000人くらい来てくださったんですけど、日本語も通じないし、言葉の壁もあるのに、エビ中の曲に合わせて携帯のライトを振ってくださったりして。トルコの曲を歌ったのも喜んでくれて、最後、謎にみんながステージの上に上がってきちゃって、みんなで大合唱になって。それがすごくいい経験だったんですね。エビ中には、いろんな武器の楽曲があるので、みんなで「これから海外でもライブができるようなグループになっていきたいね」って話してます。

中山 私はまた、エビ中の主催フェスをできるようにがんばりたいです。『MUSiC』フェスをやったときに、いろんな経験をさせてもらって。いつもお迎えしてもらう側だったのに、自分たちが主催ということで、出番が終わった方にご挨拶しに行ったりとかして。ずっと動いてたので大変だったんですけど、やればやるほど強くなれるし、フェスの主催もできちゃうグループになっていくぞって思ったので、大変だったけど、また挑戦したいです。

星名 毎年恒例くらいにしたいね。ファミえんも年末のライブも自分たちのルーティンみたいになってるし。

中山 今年はカウントダウンもあるから。

では、最後に初のカウントダウンライブへの意気込みをお願いします!

中山 最後の最後までライブが詰まってるのが嬉しいです。

星名 初めてなので、今、12時になにをやるかを話し合ってるんですけど、まだ一向にいい案が出てきてないです(笑)。

中山 ももクロちゃんだったら、えびぞりジャンプでしょ。エビ中はなんだろうね。

星名 出た案がしょうもなさすぎて。会場にボーリングのレーンを作って、みんなでボーリングしようとか。

中山 あははは。今、エビ中、ボーリングブームなんです。

星名 コタツを出して、普通に年越し蕎麦を食べようとか。

中山 曲じゃなくてトークで新年を迎えるのか。

星名 大事なことなんですけど、まだいい案が浮かんでないんですよね。でも、本当にカウントダウンライブまでできるとは思ってなかったので、本当に10周年らしい1年になったなって思いますね。

その他の私立恵比寿中学の作品はこちらへ。

ライブ、イベント情報

私立恵比寿中学 バンドのみんなと大学芸会2019 エビ中のフルバッテリー・サラウンド
12月20日(金)、21日(土) 幕張メッセ イベントホール

COUNTDOWN JAPAN 19/20
12月29日(日) 私立恵比寿中学は、15:15からASTRO ARENAに出演予定
http://countdownjapan.jp/

『第3回 ももいろ歌合戦』
2019年12月31日(火) 神奈川県・横浜アリーナ

私立恵比寿中学 カウントダウン学芸会「ねずみ年の幕開けはエビチュー」
2019年12月31日(火) パシフィコ横浜 国立大ホール

「ミューコミプラス」 presents スタプラアイドルフェスティバル~今宵、シンデレラが決まる~
2020年1月19日(日) 横浜アリーナ

詳細はオフィシャルサイトまで
https://www.shiritsuebichu.jp/official/pc/live_event/

私立恵比寿中学

2009年8月結成、現役中学生が1人もいない「永遠に中学生」6人組グループ。通称「エビ中」。アリーナコンサート・単独野外フェス・バラエティ・映画・舞台・モデルなど縦横無尽に活躍。結成10周年イヤーとなる2019年は3月に岡崎体育、吉澤嘉代子らのアーティストから10代の気鋭 ミュージシャンMega Shinnosukeに加え、V-Tuberとしても活躍する東雲めぐ、そして先輩であるももいろクローバーZなど多数アーティストとコラボを果たした5th Album『MUSiC』に続き、12月18日に6th Album『playlist』をリリース。6月22日にが横浜・赤レンガ倉庫で単独アイドルが主催する史上初の音楽フェス『MUSiC FES』を開催した。

オフィシャルサイト
https://www.shiritsuebichu.jp

フォトギャラリー