vol.3 Girls×Girls

Interview

Girls×Girls第3弾 コレサワと妄キャリの異色バトル。その結果は?

Girls×Girls第3弾 コレサワと妄キャリの異色バトル。その結果は?

異色の組み合わせが決定した。今注目の女性アーティストたちがジャンルの垣根を超えて対バンするイベント「Girls×Girls」、第3回目の出演者は、秋葉原ディアステージ発の妄想EDMを掲げる6人組アイドルグループ<妄想キャリブレーション>と、自身の“分身”とも言えるクマの女の子のキャラクター「れ子ちゃん」の身を借りて歌う女性シンガーソングライター<コレサワ>。どんな化学反応が起きるのかまだ想像もできないが、妄キャリメンバーと(この日双葉苗は欠席)、コレサワは初対面ながらも“女子”としてシンパシーを感じる部分は多いようで……。

取材・文 / 永堀アツオ 撮影 / 森崎純子


私の場合、絶対にピンクがいいので、かぶったときに喧嘩になるなと思って

対バンが決定した心境から聞かせてください。


胡桃沢 アイドルさん以外と対バンすることがほとんどないので、すごく楽しみです。

星野 対バンが決まってからコレサワさんの曲を聞かせていただいたんですけど、一番最初に「めっちゃ声が好き!」って思いました。

雨宮 「バックアップ」という曲が好きです! 

コレサワ ありがとう。でも、歌ってる声と地声が違うから、今日は低くて、すみません(笑)。

星野 いや、うちらも違うんで。

水城 本当に素敵な声ですよね。ファンの層が全然違うと思うので、コレサワさんのファンに私たちのパフォーマンスを受け入れてもらえるように頑張ります!

桜野 これが決まってから、めっちゃ調べさせてもらって(笑)。曲もほとんど聞いたんですけど、めっちゃかわいくて。仕事関係なしにめっちゃ好きになりました。

コレサワ よかった! 私は、昔、モー娘。が好きだったくらいで、アイドルの曲を聞いたりはしてなくて。だから、妄キャリのお客さんが私のライブを見たときにどんな感じになるのか。楽しみもあるし、ドキドキもあります。あと、アイドルの方と話すのは初めてなんですけど、今日はちょっと気になることもあって……。

気になることっていうのはなんですか?

コレサワ アイドルの方って、一人一人イメージカラーがあるじゃないですか。それは、会社から言われるのか、自分で私、この色がいいっていうのか。私の場合、絶対にピンクがいいので、かぶったときに喧嘩になるなと思って。みんな、被らないのかなって。

胡桃沢 私、ピンクなんですけど、もともとはピンクが好きな子が被ってて。最初は白だったんですけど。

雨宮&水城 そうなの? 初めて聞いた。

コレサワ 我慢してたってこと?

胡桃沢 そうです。我慢してました(笑)。でも、ピンクの子が辞めてしまったので、色が変わって、自分の好きなピンクになりました。

桜野 私が今、白なんですけど、実は白は嫌いで……。

星野 あはははは。コレサワさんが聞いちゃいけないこと聞いちゃったみたいな顔してる!

桜野 嫌いというか、本当は黒が良かったです。

コレサワ 「黒、あかん」って言われちゃった?

胡桃沢 黒だとサイリウムがないんですよ。

桜野 みんな、黒のマッキー振るしかなくなっちゃうから(笑)。

コレサワ そうか〜。いつか技術が進歩したら、黒のサイリウムもできたらいいね。

星野 私は黄色が好きで、「黄色!」って言ったら誰も被らなくて。

コレサワ そういう会議があったの?

星野 一番最初に、ラインで「何色がいい?」って聞かれました。まひるのピンクは決まってタンですけど、私は誰とも争うことなく、平和的に黄色に。

水城 私と伊織は、あとから入ったので、みんなが避けた色を選びましたね。私は最初、「オレンジはどうだ」ってマネージャーさんに言われたんですけど、オレンジは似合わないから嫌だなって。だから、緑になりました。本当はピンクが好きです!

胡桃沢 ごめんね〜(苦笑)。

雨宮 私もピンクが好きだったんですよ。ディアステージは被りとか気にせずに自由に選べるので、そっちはピンクなんです。でも、妄キャリでは、サイリウムがある色で余ってたのが、オレンジと緑と青しかなくて。でもさ、好きな色と似合う色って違うじゃないですか。

星野 昔、もっと色がはっきり分かれてた頃に、衣装のフィッティングで、まひるのピンクの衣装をみんなで着たことがあったんですよ。まひる以外、ピンクの似合わなさってなかったんですよ。人、それぞれ似合う色ってあるんだなって。

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色がなくても見分けてもらえるようにはなってきていたので。色に頼ることがなくなったというか

ソニーに所属して以降、妄キャリはゴレンジャー的な色分けをしなくなってますよね。

桜野 パッと見て覚えてもらえる色分けの大事さもわかりつつ、年相応にしていきたいなっていう思いもあって。ソニーさんに所属するのを機に、思い切って、色分けなくてもいいんじゃないかっていう話になって。

雨宮 サイリウムは今も色分けがあるので、それはすごく嬉しいんですけど。

桜野 衣装では等身大で、そのまんまのやりたいことをやりたいなっていうことですね。

水城 ソニーにやってくる前に、色が浸透してきて。色がなくても見分けてもらえるようにはなってきていたので。色に頼ることがなくなったというか。

コレサワ なんかすごいね。アイドルって、プロデュースする人がいて、男の大人が操ってんのかなって思ったけど、みんなは色1つのことをとってもちゃんと考えてて。

胡桃沢 秋葉原ディアステージって、セルフプロデュースするっていう考え方が根強くあって。例えば、ご飯イベントをやる時は、自分で企画して、自分で材料を選んで、発注から何から全部やるので、自分たちのアイドル像は自分たちで作るっていう気持ちが強いんですね。先輩であるでんぱ組さんも、セルフプロデュース能力が高いし、私たちもそれを受け継いでいるので、自分のやりたいことを貫き通すっていう気持ちは強く出てるかなって思いますね。

コレサワ なるほど。シンガーソングライターも事務所がつかないときは自分でライブのブッキングして、自分でノルマを払って、自分でCDを作って、自分でプレスしてってやるから。みんなも同じ段階を踏んできてるんだなって思って、なんか親近感が湧きましたね。

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曲と歌詞で勝負したいって思ったのもあるし、アートディレクターをやってるウチボリシンペの絵が好きやから

逆に妄キャリのメンバーからコレサワさんに質問はありますか?

雨宮 なんで、そんなに可愛いのに、お顔を出してらっしゃらないんですか。(きになるよね)

コレサワ いろいろな理由があるんですけど、まず、トラウマなのは、路上ライブしたときに、すごいブッサイクな写真をSNSにあげられたの。なんで、こんなブッサイクな写真を全国に拡散するんやろうってムカついたし、どっから撮っても、可愛い顔の女優さんとかじゃないっていう現実を突きつけられて、心が折れて(笑)。ジャケットも、自分の一番可愛い角度で一番可愛い表情で写りたいやん。でも、それを他人に任せられへんなって思ったのと、自分の顔がジャケットになったときに、そんなに需要はないだろうなって思ったのが1つ。あと、シンガーソングライターって、ギターを持って歌ってるとすぐにギタ女って言われるねんけど、ギタ女って言われて並べられたときに、ビジュアルの華やかさとや独特さで勝負したら負けるって思ったから、それ以外の曲と歌詞で勝負したいって思ったのもあるし、アートディレクターをやってるウチボリシンペの絵が好きやから、一緒にジャケットとかPVで関わっていきたいなっていうのもあったり。あと、顔の表情筋が豊かじゃないので、写真も苦手なんですよ。隠したらもう笑わなくていいから楽だなっていう感じ。

桜野 めっちゃ羨ましい。

コレサワ なんかさ、むくんでる日とかあるし、前の日に泣いちゃった日とかもあるし。

水城 めっちゃわかります!

コレサワ わかるよね! そういう日に、やめてって言われへんやん。仕事が入ってたら。だから、もう排除しました。

水城 常に私たちも写真を撮られるんですけど、ライブ中のすごい下からの角度のやつとか、すっごいブサイクなやつが載ってることもあって。

雨宮 私、自分がすっごいブサイクな写真のニュース記事、リツイートしませんもん。やばいと思って。

星野 あははははは。

桜野 私、アイドルじゃなく、歌手がやりたくって。顔を出さなくてもいいから、歌いたかったので、コレサワさんを調べたときに、これだ!と思って、めっちゃ理想郷です。

コレサワ でも、やっぱり顔が出てた方が、いいよ。

胡桃沢 苦労しますか? 顔が出てないことで。

コレサワ やっぱり、写真撮る時もさ、隠さなあかんから、今日みたいに一緒に写真を撮るときに申し訳ない気持ちになる。あと、自分的には思い出として残しておきたいときでも、やっぱり着ぐるみで写ってたりもして。テレビでも、顔を出ししてる人の方が使いやすいしね。

水城 隠すの勿体無いですよ。

雨宮 でも、ライブでは出してるんですよね。

コレサワ ステージはさ、可愛くうつるやん。化粧もバッチリする、服も可愛いのを着る、照明が当たるみたいな。可愛さが2〜3割くらい増されてると思ってるから堂々とできるけど、細くないしね。あと、最近はそんなに若い方がいいっていう風潮が昔みたいにはない気がするから、心置きなくやれてるけど、昔は、YUIさんとかもデビューが早かったから、年齢を気にしてて。今はシンガーソングライターはあんまり関係ないかなって思ってるけど、アイドルはどう? 年齢とか。

星野 私は昔からアイドルが好きで、アイドルになりたかったんですけど、宮崎県出身で、こっちに越してきたのが高校を卒業してからだったので19歳だったんですよ。19からアイドル目指すのどうなんだろう? って私も思ってて。年齢に対して、遅いんじゃないかなって悩んでたんですけど。そういうタイミングでこのオーディションがあって、ギリギリいけるだろうなと思って、最後のチャンスとしてやったのが妄キャリだったんです。結果的には、同い年の子も多いので、やってよかったなって思ってますね。

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同世代の女の子が発する言葉って、面白かったりするから。そういうので、はって思って書いたり

コレサワ 妄キャリの皆さんは作詞もやってるよね。アイドルの子が自分でやることってあんまりないよね。

桜野 ずっとやりたくって。2作連続で作詞をやらせてもらえてるし、どんどん自分たちのやりたいこと、等身大の自分たちをお届けすることができてるかなって思います。

星野 自分たちで書いた方が、伝えやすいしね。曲に対しての責任感も持てるから、歌うことの重要さや大切さも、作詞することですごい勉強になった気ががします。

コレサワ そうだよね。その責任感っていうのはすごくわかるな。歌詞はどうやって作ってるの?

桜野 共通のテーマを決めて。アニメとか、ドラマとかにできそうなくらいの設定を話し合って決めた後に、いったん持ち帰って、音に合うように全員が書いてきて。それを作詞家の方に提出してまとめてもらう感じですね。

コレサワ やっぱり女の子が書いてるから、要所要所にわかるってところがあっていいね。

星野 コレサワさんの曲はめっちゃ可愛いですよね。女の子特有のわがままなところとか、毒があるところとか、すごい可愛いくて。それがまた、コレサワさんの声で歌われるとめっちゃ可愛くて! 

桜野 <あたし>がめっちゃ可愛いんですよね。

コレサワ <私>だとちょっと大人かなって。わがままな女の子っていうテーマはずっと芯として持ってますね。

雨宮 どういうときに出てくるんですか?

コレサワ 体験したことが多いかな。「ショートカットに憧れて」は、好きな男の子に「ショートとロングどっちが好き?」って聞いたら、「ショートカット」って言われて。そのショックで書いた曲です。ロングの私が目の前で聞いてるのに、マジか? みたいな。ショックやった。

胡桃沢 でも、そんなの聞いちゃうところが可愛いよね〜。

コレサワ 聞いちゃった。あとは、友達とご飯に行ったりとか。同世代の女の子が発する言葉って、面白かったりするから。そういうので、はって思って書いたりとかは多いですね。

胡桃沢 最近、作曲をする仕事があって。今、まさに伊織と二人で産む苦しみを味わっております。

コレサワ 私は作曲の方が好きで。メロディ作れって言われたら、いくらでも作れるんだよね。もちろん、キャッチーなメロディをそんなにポンポン作れるわけじゃないけど。

雨宮 コレサワさんの曲って構成が独特だなと思って。サビが短めだったりしますよね。アイドルの曲って構成が似てるのが多いから、面白いなと思って。

桜野 聞いてて飽きないよね。

水城 すごく耳に残るし。

雨宮 キャッチーですよね。

コレサワ そうだね。キャッチーなものが好きだったの、小さい頃から。本当にテレビの中の音楽ばかり聴いてたから、キャッチーなものしか知らなくて。聞き流されちゃうのって一番辛いから、いい方向でも悪い方向でもその人の耳に引っかかった方が、名前とか覚えてくれるかな、みたいな。それは大事にしてますけど、アイドルの曲は、忙しいのとかあるよね。それを踊りながら歌えるのはすごいよ。YouTubeで「Youをチェックします」を観たんだけど、あのサビも早いよね。口、まわんないみたいな。

雨宮 大変ですね。最初に聞いた人は何を言ってるか聞き取れないですよね。

コレサワ でも、そういうコミカルな歌詞を、可愛い女の子が可愛い声で歌うのは、キュンときて。いいな、みたいな。みんなで踊って、楽しそうだなと思います。私はずっと一人だから。

胡桃沢 グループでやりたいって思ったことありますか?

コレサワ 思ったことなくて。多分、メンバーにすごい嫌われて終わると思う。

水城 なんでなんで?

コレサワ 私の中で鳴ってる音をバンドメンバーにはそのまんま再現してほしい。でも、メンバーってなると、ギターやベース、ドラムの意見も尊重しないといけない。自分のわがままだけをつき通せへんから。多分、やっていけないと思う。

星野 うちらもそういう人たちの集まりですよ(笑)。

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妄想コレサワーションになるのか、コレサワキャリブレーションになるのか

(笑)イベント当日はどんなことを楽しみに?

星野 コレサワさんは作詞も作曲もしてて、私たちは作詞とダンスをやってるので、女の子が作り出す世界はすごいんだぞっていうのを、違う角度でみんなに見せつけていきたいなと思います。

水城 コレサワさんと妄キャリでしかできないライブをやりたいと思います。コレサワさんのライブも本当に楽しみにしてます。

桜野 コレサワさんのエネルギーをもらって、6人で負けじとすごいライブをしたいなと思います。あと、なんかコラボできたらいいな〜。

コレサワ 6人の女子パワーに負けないように、コレサワ、全力でやります! コラボもやりやいですね。

胡桃沢 一緒に「Youをチェックします」をやりますか?

コレサワ やりたい! あれ、好きだもん。でも、踊れないよ、私。

星野 私たちがバックダンサーやりますから!

水城 クマの着ぐるみ、あと6こお願いします! なければ、自分たちでダンボールで作ります!

雨宮 コレサワさんの曲でなんか一緒にやりたいな。私、「バックアップ」をやりたいです。

胡桃沢 風邪ひいたのに体重減ってないやんって、めっちゃわかるよね〜。

雨宮 しかも、この可愛い声で、たまに毒も吐いてるじゃないですか。クソとか言ってるギャップがすごい好きです。

桜野 「あたしを彼女にしたいなら」もめっちゃ可愛い。共感します。

星野 あの子、絶対に好きじゃん、男の子のこと。なのに、ああいう風に言ってて。なんか、抱きしめたくなるよね。

コレサワ 嬉しい! すごいわかってくれてる。なんかやりたいね。お願いします!

胡桃沢 妄想コレサワーションになるのか、コレサワキャリブレーションになるのかわからないけど、お客さんにも楽しみにしててほしいですね。

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音楽ジャンルの垣根を越えた女性アーティストのマッチアップライブイベント「Girls×Girls」 “新発見”をテーマに、毎回新鮮な興奮と感動を生み出すライブを開催。

オフィシャルサイトhttp://girlsgirls.jp/

Girls×Girls Vol.3

1月18日(水) 新宿ReNY
出演:コレサワ、妄想キャリブレーション
18:30開場 / 19:00開演

コレサワ

5月19日生まれ、大阪府摂津市出身。シンガーソングライター。2015年4月に初の全国流通盤「君のバンド」リリース。同年12月には2ndEP「女子、ジョーキョー」をリリースし、確実にファンを増しながら精力的に活動中。2016年9月に、3rd E.P.「ジエイポップ」をリリースし、東仙名阪福の5大都市でバンド編成による「J-POPしか歌えないっツアー 仲間編」を開催した。

■ライブ情報
コレサワ ワンマンショー「コレシアター03」(ゼロサン)
2017年2月5日(日) 渋谷WWW X

オフィシャルサイトhttp://koresawa.jp/

妄想キャリブレーション

胡桃沢まひる、双葉苗、桜野羽咲、星野にぁ、雨宮伊織、水城夢子からなる6人組アイドルユニット。秋葉原ディアステージから2013年にデビュー。2016年1月1日にZepp Tokyoにてライブツアーファイナル「LIVE TOUR2015/16元日~はじめてNIPPON♡ちゅYOUをちぇっくしました!~を実施。2016年6月にSony Music Recordsから第1弾シングル「ちちんぷいぷい♪」をリリース。同年12月には、最新シングル「Bang Bang No.1」をリリースしたばかり。来年3月8日発売の4thシングル『激ヤバ∞ボッカーン!!』がTVアニメ「タイムボカン24」エンディングテーマに決定。

■ライブ情報
全国ツアー「ULTRA MOSO ∞ PARTY!!!!!!」ツアーファイナル
12月25日 新木場STUDIO COAST
東京ジョイポリス カウントダウンパーティー 2017
2016年12月31日〜2017年1月1日 お台場・東京ジョイポリス

オフィシャルサイトhttp://mosoclbr.com

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