LIVE SHUTTLE  vol. 96

Report

GReeeeNのライブにグリーンボーイズも登場!ファンが見たキセキ

GReeeeNのライブにグリーンボーイズも登場!ファンが見たキセキ

デビュー10周年を迎え、その記念すべき年の幕開けに自身最大規模となる、さいたまスーパーアリーナでワンマンライブ“あっ、リーナ、ども。はじめまして。『クリビツテンギョウ!?ル~デル~デ♪』”を開催したGReeeeN。 彼らは今も現役歯科医師として勤務しているため、顔を出さずに音楽活動を行ってきた。そのため、ライブではメンバーの動きをデータ化するモーションキャプチャーによって、会場に設置されたスクリーンにその姿が映し出されるという形式をとっている。

グリーンボーイズ

この日は、GReeeeNとそのプロデューサーであるJINが名曲「キセキ」を生み出すまでのストーリーを描いた映画『キセキ ―あの日のソビト―』に登場するグリーンボーイズが、オープニングアクトとして出演。菅田将暉(HIDE役)、横浜流星(navi役)、成田凌(92役)、杉野遥亮(SOH役)の4人がGReeeeNの曲をカバーした。

映画の予告編に続き、「GReeeeNさん、お先に失礼します。byグリーンボーイズ」という字幕が現れ、センターステージに登場したグリーンボーイズ。4人で「キセキ」を歌った後、「声」ではステージのコーナーに一人一人がポジションを取り、ジャンプしながら会場をあおる。ステージを終え、「こんなに喉ってカラカラになるんですね。人前で初めて歌ったのがこの会場なんですよ」と、菅田は興奮を隠せない様子だった。

さらに、ライブ終了後に行われた囲み取材で、菅田は「16000人のパワーを感じました。みなさんにGReeeeNさんの曲を届けるのが純粋に楽しくて、ついつい騒ぎ過ぎました(笑)。今後、歌手として歌う機会があれば、GReeeeNさんにとっての愛とか勇気のように、僕自身に歌いたいことがあればやりたいと思います。行くとすれば次は自力で行きたいですね。そうすると今日のGReeeeNさんのような景色が見れるんじゃないかな」と語った。

グリーンボーイズ

ステージが暗転するとこれまでのCDジャケットが次々に映し出され、その歩みをたどるような演出の後、いよいよGReeeeNの登場。ヴァーチャルな4人がスクリーンに現れ、「キセキ」でライブはスタートした。アッパーなビートの「パリピポ」からはキッズダンサーたちも加わり、ステージが華やかになる。その明るさのまま「weeeek」に繋ぎ、哀愁のあるメロディが印象的な「オレンジ」に至るまで、切れ目なく楽曲が連なって次々に押し寄せてくる。

「みなさん、ル~デル~デの国へようこそ。今日のこの楽しい時間はあっという間に終わっちゃいますよ。終わる前に僕たちと一緒に、後悔のない最高の今日を送ることを誓いますか!?」とHIDEが叫び、メンバーがそれぞれ自己紹介をしていく。

タオル回しで会場が盛り上がる「UNITY」、アニメタッチの映像が可愛い「ソラシド」、“未来を開ける鍵はいつもポケットの中にある”というHIDEのMCで始まる温かいメロディの「扉」と、多彩なナンバーを披露。
メンバー3人がMCをしている間、HIDEがジャンプをして1枚の紙をゲットすると、それは映画のポスター。「例の映画のやつか?」「全米が泣いたという?」とメンバー間でコミカルなやり取りを行い、そこから映画『キセキ ―あの日のソビトー』の主題歌「ソビト」へと結びつけ、美しいメロディに会場が聴き入っていた。

GReeeeN ライブ

ここで、観客のゲームによって次に歌う曲を決定するコーナー。4色の巨大なバルーンを場内に転がし、最初にセンターステージに到着した色で決まるというもので、この日は黄色が先着し、「僕らの物語」を歌うことに。力強いメッセージが込められた楽曲をまっすぐに会場に届けた。 この“運動会”に続いては“文化祭”ということで、92が“一緒に歌って踊ろう”と呼びかけ、「遠くの空 指さすんだ」の振り付けをnaviが担当し、観客との大きな一体感が生まれていく。

厚みのあるコーラスの「愛唄」に合わせて会場が大合唱に包まれた後、SOHが次の「暁の君に」に関連して、“暁の意味は夜明けから朝が生まれる時間帯。だったら生まれたままの姿になりませんか?”と提案し、メンバーの顔が赤ん坊へと変化。これもヴァーチャルなライブならではの遊び心だ。もちろん、歌う時には元の姿に戻し、深みのある歌詞の「暁の君に」をていねいに歌い上げる。
ラストにかけては「虹」から「笑顔」まで、ここでも切れ目なく連なる構成でオーディエンスを圧倒。ぶっ通しで歌いながら、果てしなく高揚していく熱気とともに最高潮を迎えた。
残り2曲だということを伝え、それまでの勢いを落とすことなく「卒業の唄」を披露。「遥か」では頭上からハート型の紙吹雪が舞い散り、“想いが風に舞う”という歌詞とリンクした、きれいなエンディングを迎えた。

そして、アンコールではこれまでにない驚きの場面を目撃することになる。バンドの演奏をバックに、スクリーンの前に4人が姿を現すという、意表を突いた演出に会場がどよめいた。紗幕越しのため顔の表情までは分からないが、4人が生身の姿でステージに上がったのはこれが初。
「BE FREE」「キセキ」を歌い、この10年の活動を振り返りながらメンバーがコメントを述べる。

「「キセキ」ができた時、まさかこんなに大勢の人と一緒に歌えると思ってなくて、僕たちの宝物になったと思います。これからもみなさんの日常の中で僕らの音楽が聴こえてきたり、心のどこかで寄り添えたりできるよう頑張っていくのでよろしくお願いします」(92)

「デビューして10年間、ほんとにありがとうございます。最初の頃は歯医者とアーティストの両立なんてできないという厳しい意見を言われた時もありましたが、ここまで続けられて、このステージに立っていられるのもみなさんのおかげです。これからもみなさんに愛と勇気をたくさんもらいながら、一歩一歩前へ4人で突き進んでいきますので、応援よろしくお願いします」(SOH)

「いつもみなさんの温かい応援に励まされてここまで走り続けることができたと思っています。これからもこの4人で前に進んでGReeeeNとして続けていきますので、今後とも応援のほどをよろしくお願いします」(navi)

「僕らはそれぞれ歩いてきた道がありまして。それぞれの道が合わさって一本の太い道として見ていただけるように、この10年走ってきました。これから先もこの道は続いていきます。人生という真っ直ぐな道を歩いていく時、交差したり、一緒になったり、その進むべき道の先には未来とか希望という光が当たっていると思うんですけど。僕らGReeeeNはみなさんが照らした希望が影を作るように、いつも一緒にいる影でありたいと思っています。みなさんが道を見失い、希望の光がみなさんの後ろにある時には目の前に影として表れて、こっちだよと先に歩きます。そうやってこれからも一緒に歩いていけたらと思います」(HIDE)

そして、ラストでは“この曲をすべての人に捧げます”とHIDEが力を込めて叫び、デビューシングルの「道」を噛みしめるように歌った4人。

彼らの集大成でありながら、生身の姿を披露するというサプライズまで見られたライブ。10周年というメモリアルイヤーだからこそ実現した“キセキ”だった。

取材・文 / 岡本明

“あっ、リーナ、ども。はじめまして。『クリビツテンギョウ!?ル~デル~デ♪』”
2017年1月7日(土)@さいたまスーパーアリーナ セットリスト

【グリーンボーイズ】
01.キセキ
02.声

【GReeeeN】
01.キセキ
02.パリピポ
03.weeeek
04.あいうえおんがく
05.オレンジ
06.UNITY
07.ソラシド
08.扉
09.ソビト
10.僕らの物語
11.遠くの空 指さすんだ
12.愛唄
13.暁の君に
14.Green boys
15.虹
16.花唄
17.イカロス
18.旅人
19.笑顔
20.卒業の唄
21.遥か
<アンコール>
En1.BE FREE
En2.キセキ
En3.道

グリーンボーイズ(菅田将暉、横浜流星、成田凌、杉野遥亮)

グリーンボーイズ(初回生産限定盤)

グリーンボーイズ
2017年1月24日発売

初回生産限定盤(CD+DVD)
ESCL-4807~8 ¥1,800+税
通常盤(初回仕様限定盤)(CD)
ESCL-4809 ¥1,300+税
※初回生産限定盤・初回仕様限定盤にはプレイパス封入となります。

映画「キセキ ―あの日のソビト―」

2017年1月28日公開

出演:松坂桃李、菅田将暉、忽那汐里、平祐奈、横浜流星、成田凌、杉野遥亮、早織、奥野瑛太、野間口徹/麻生祐未、小林薫

監督:兼重淳
脚本:斉藤ひろし
音楽:GReeeeN
プロデューサー:小池賢太郎
音楽プロデューサー:JIN

©2017「キセキ −あの日のソビト−」製作委員会

vol.95
vol.96
vol.97