Review

MOVIE REVIEW『キングスマン』

MOVIE REVIEW『キングスマン』

 

『キック・アス』のマシュー・ボーン監督が
“スパイ映画復刻”に挑戦

 

本家「007」シリーズですら、時代の洗礼を受けて本来のスパイ映画としてのエッセンスを作品に注入し辛くなっている今、『キック・アス』(’10年公開)でヒーロー映画に革命をもたらしたマシュー・ボーン監督が“スパイ映画復刻”に挑戦。ロンドンのサヴィル・ロウで高級紳士服の仕立て職人として知られながら、裏では国際諜報機関“キングズマン”の敏腕エージェントとして長年暗躍してきたベテラン・スパイが、1人のストリートキッズを一人前のスパイに育てるべく試練を課していく。その過程で、マシンガンに早変わりする傘やナイフが仕込まれた靴など、スパイ映画ファン垂涎の昔懐かしいガジェットや、濃い口のキャラが次々と現れて、少年の成長記にスリル&サスペンスが並走。いかにも英国紳士然としたベテラン・スパイ役のコリン・ファースと、相手役の新米をヒップホップ乗りで演じる新人、タロン・エガートンとが、最初は水と油のようでありながら、次第に混じり合っていくケミストリーも一興の懐古的で新鮮なスパイ映画。バックで流れるブリットポップも耳に懐かしい。(清藤秀人)

©2014 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.


映画

『キングスマン』

オフィシャルサイト

配給 KADOKAWA
公開 9月11日(金)全国ロードショー
監督 マシュー・ボーン
出演 コリン・ファース、マイケル・ケイン、タロン・エガートン、サミュエル・L・ジャクソン マーク・ストロングほか