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ゲームファンと斉藤工が感涙。『アサシン クリード』映画化、マイケル・ファスベンダーがゲームとの親和性を告白

ゲームファンと斉藤工が感涙。『アサシン クリード』映画化、マイケル・ファスベンダーがゲームとの親和性を告白

遺伝子操作によってアサシンとして活躍した祖先の記憶を呼び覚まされた男〈カラム・リンチ〉が、歴史に隠された真実に挑むミステリーアクション『アサシン クリード』。全世界で圧倒的な支持を誇る人気ゲームの世界観をもとに、新たなキャラクターとストーリーで映画化した本作が、3月3日に日本公開となる。公開を目前に、記憶をなくした主人公〈カラム・リンチ〉と、彼の祖先である伝説のアサシンの2役を演じ、プロデューサーも務めた主演のマイケル・ファスベンダーが来日。映画のプロモーションとしては初来日となるファスベンダーと、〈カラム・リンチ〉の日本語版声優を務めた斎藤工が、2月15日に都内で開催されたスペシャル・スクリーニングの舞台挨拶に登場。終始、笑顔を絶やさず本作の魅力を語り、日本のファンを熱狂させた。

取材・文 / エンタメステーション編集部


ファンの熱気が高まるなか、ステージにファスベンダーが笑顔で登場。客席に大きく手を振りながら登壇して、客席に向かって「コンバンハ! トウキョウ!」と挨拶すると、会場は大歓声に包まれた。

映画のプロモーションとしては、今回が初来日となるファスベンダー。「実は去年の10月以来、2度目です。とにかく日本をすごく気に入ってしまいました。日本食は、イタリア料理と並んで好きな料理です。日本のデザインや建築物も好きですし、人は敬意を払い、規律を重んじていて、優しくてフレンドリー。前回、とても日本が気に入って、帰国後も『早く日本に行きたい!』という気持ちでした」と、念願の再来日の喜びを語った。

そして、これから本編を観る日本のファンに向けて「6年前にゲーム会社と話を始めて映画化の企画がスタートしたんですが、6年かかって、ようやくたどり着けました。ぜひ楽しんでいただきたいです。この映画は愛の結晶です。本当に愛を注いだ映画です」と本作への熱い想いを語った。

感極まって泣いてしまうファンもいるなか、「今回の映画では“追体験”が登場しますが、ゲームにはない、映画だけの新しいものになっています。そしてゲームファンのみなさんには、ゲームに登場する武器が映画にもかなり出てきますので、それも楽しみにしていただきたいです。それに、“アニムス”という機械が、映画のなかでは新たに生まれ変わっています。ゲーム会社は、今度は映画の要素をゲームに取り入れるという話も聞いています」と、本作とゲームの魅力をアピールすると、ゲームの大ファンだというMCも思わず大興奮。

また、本作で共演した豪華俳優陣について質問されると、「ジェレミー・アイアンズは伝説的な俳優。代表的な俳優であって、声も素晴らしく、言葉の使い方も素晴らしいんです」と名優を絶賛。さらに『マクベス』(15)以来、2度目の共演となるマリオン・コティヤールについては、「素晴らしいものを持ち込んでくれた。彼女とのチームワークはすでにできていたので、参加してくれてこの映画の質が高められたと思う」と語った。

ここで、ファスベンダー演じる〈カラム・リンチ〉の日本語版声優を務めた斎藤工が登壇。斎藤は、「あまりにも魅力的な笑顔で、悩殺されそうです。堪らないです」と、ファスベンダーと見つめ合いながら、開口一番に冗談交じりにコメント。さらに、「“お前、邪魔だ感”が半端ないですが、私が一番そう思っております。そして僕が来たことによって、アテンドの方も、ファスベンダーさん側と僕側に分かれて、僕の担当の方は完全に外れクジだと思い、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と自虐的にコメントして、会場の笑いを誘った。

もともとファスベンダーのファンであり、「全作品を観ている」と言う斎藤。今回、初対面を果たし、「魅力が何層にもなっていて、言うならば、魅力のミルフィーユという感じ。僕は溶けかけのオブラートのような存在です」と伝えると、ファスベンダーも大爆笑。さらに「ただ、ウェブ情報によると、身長体重が同じなんです。あと、トム・ウェイツとチーフタンズが好きというのが事実だったら、それが唯一の共通点です」と述べると、ファスベンダーも満面の笑みで「トム・ウェイツは天才だよね!」と返答。さらに「トム・ウェイツを一緒に歌うかい?」と切り出す一幕もあった。
一方、斎藤の印象を聞かれたファスベンダーは「初めてのデートで、良い出だしのような感じ。このあと一緒にお食事でも行きますか?」と誘うと、「ぜひ、ディープでマニアックなゴールデン街に連れていきたい」と、斎藤も満足気な様子。

とはいえ、同じ俳優であり、製作者・監督として、映画の作り手であるという共通点がある二人。同じ作り手として、斎藤が本作の映画化を決めた理由を問うと、「このゲームが持つ遺伝子の記憶ということに興味を持ちました。我々のDNAには、祖先の体験や知識というものが含まれています。あとはテンプル騎士団とアサシン教団という、対立している組織というのが、映画として面白いテーマだと思ったんです」と語った。
また、本作で用いられているパルクールアクションについて、斎藤が「忍者スポーツと言われていたり、僕らのDNAにも関係があるものだと思った」と前置きしながら、パルクールアクションの準備と感想について質問すると、ファスベンダーは、「パルクールは38歳のときに練習を開始した。ちょっと遅かったかもしれないけど、子供の頃から走ったり木登りしたりするのが大好きだったから、とても僕に合ってると思ったんだ」と、アクションも楽しんでいたことを明かした。

舞台挨拶中、何度もアイコンタクトを交わしながら語り合っていた二人。MCがツッコミを入れると、斎藤は、「魅力的すぎて、目に吸い込まれそうなんです。ダイソンより吸引力あると思いますよ」とユーモアたっぷりに語り、その魅力に惚れ惚れした様子。

さらにMCから、同じ俳優として共演するならどういう役柄が良いかを聞かれると、ファスベンダーが「兄弟の役はどうだろう? 『アサシン クリード2』? 警官とか? 可能性は無限大にあると思います」と提案。すると斎藤は「身長体重は同じなので……。でも、この場だけというのもあると思うんですよ」と前置きしつつ、「具体的にどうすればそれが本当に実現するか。まずは日々、目の前にある仕事をがんばっていきたい」と真剣な眼差しで語ると、ファスベンダーが斎藤にハイタッチ。その後、斎藤は、「でも、監督、製作者の立場として、出演オファーだけしてみます」と冗談交じりに約束した。

そして、本作の鍵であり、人の心を操るとされる“エデンの果実”がファスベンダーから斎藤に贈呈された。「これはサッカーボール?」といたずらそうに笑いながら、斎藤に向けて笑顔で投げつけたファスベンダー。「いいキャッチだったね!」と称賛しつつ、「じゃあ次は、観客に投げてみようか!」とチャーミングに発言、MCが慌てて止める一幕もあった。
そのボールを受け取った斎藤は、「空前絶後の喜びです!」と、年末に放送された『ガキの使いやあらへんで!!笑ってはいけない科学博士』で自身が披露したサンシャイン池崎のネタを交えて、喜びを語った。

最後に「アリガトウゴザイマス!」と満面の笑みで観客に挨拶をしてステージから去ったファスベンダー。本作で描かれるテーマとアクションとは裏腹に、終始、笑いの絶えない穏やかな舞台挨拶だった。

映画『アサシン クリード』

2017年3月3日公開

遺伝子操作によって自らの祖先の記憶を追体験させられた、記憶を失った死刑囚の〈カラム・リンチ〉。彼の祖先は、ルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かう伝説のアサシンだった。それは、禁じられた秘宝“エデンの林檎”の在りかを知る、歴史上で最後の人物でもあった。現在と過去を行き来するなか、〈カラム〉は、彼自身の遺伝子にある、人類の歴史をも変える衝撃の秘密を知ることになる――。

【監督】ジャスティン・カーゼル
【出演】マイケル・ファスベンダー、マリオン・コティヤール、ジェレミー・アイアンズ
【配給】20 世紀フォックス映画

オフィシャルサイトhttp://www.foxmovies-jp.com/assassinscreed/

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アサシン クリード エツィオコレクション

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