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『SING/シング』豪華吹き替えキャスト結集!トレエン斎藤自前のギャグを入れるも「What is “Pe”?」

『SING/シング』豪華吹き替えキャスト結集!トレエン斎藤自前のギャグを入れるも「What is “Pe”?」

『ミニオンズ』(15)や『ペット』(16)など、大ヒット作を連発しているユニバーサル・スタジオ×イルミネーション・エンターテインメントよる新作アニメーション映画『SING/シング』。動物だけが暮らす世界を舞台に、劇場の再起をかけたコアラの支配人〈バスター・ムーン〉が歌のオーディションを開催するというストーリーで、ヒット曲や名曲が多数登場する。2月16日に、日本語吹替版の完成報告会見が行われ、〈バスター・ムーン〉役の内村光良をはじめ、長澤まさみ、斎藤司(トレンディエンジェル)、大地真央、山寺宏一、坂本真綾、宮野真守といった豪華キャストが出席。本編映像を鑑賞しながらアフレコ収録を振り返り、さらに作品にちなんで、人生の転機までを語った。

取材・文 / エンタメステーション編集部


会見では、本編の一部を映像で振り返りながら、アフレコ収録を回顧。パンクロックを愛するヤマアラシの〈アッシュ〉の声を担当した長澤とともに、カーリー・レイ・ジェプセンの「コール・ミー・メイビー」で歌声を披露した内村は、アフレコについて聞かれると、「恥ずかしいですね。私が歌っているときだけ、本人(カーリー)の声が、若干大きくなってて、カバーされてるような……」と冗談っぽく語りながら照れ笑いを浮かべ、「でも支配人は歌ができないという設定ですから。まさみちゃんはうまいです」と続けた。

内村光良

内村光良

長澤は、「大きな声でシャウトする、歌で声を伸ばすシーンがあって、そこはなかなか大変でした。でもちょうどいまミュージカルをやっていて、1年前くらいからボイストレーニングを受けていたから、良かったと思いました」と報告。しかし、英語の歌詞には苦労したようで、「発音の先生がいらっしゃったのですが、結構厳しく指導してくださって、なかなかOKが出なくて。英語で歌うにしても、言葉として英語を理解できないとダメだということで、ジャッジが厳しかったです……あまり思い出したくないくらい、大変でした」と笑顔で語り、会場を沸かせた。
また、強くて負けず嫌いな〈アッシュ〉については、「一方では彼氏に浮気されて、可愛い一面もあります。たぶん女性は〈アッシュ〉に共感して、感情移入して観てもらえると思います。興奮するとトゲが震えるところも可愛いです。ピリッとスパイスのきいた女の子、という感じ」と、キャラクターの魅力についても語った。

長澤まさみ

長澤まさみ

ブタの〈グンター〉役を務めた斎藤は、劇中でレディー・ガガの「バッド・ロマンス」を披露しており、「8時間の収録時間が2時間で終わるという天才ぶりを発揮した」と自画自賛。アフレコ収録時にも「ハリウッドへの第一歩を踏み出した」と語っていたというエピソードが暴露されると、ネズミの〈マイク〉を演じた山寺の歌唱映像を前に、「山寺さんの前ではその発言は撤回したいと思う」と苦い表情で恐縮気味。
さらに内村に、自分のギャグを盛り込んでいることをツッコまれると「スタッフさんに“ペ”を入れてほしいと言われて。入れてみたんですけど、アメリカのほうから『“ペ”ってなんだ』って戻ってきたみたいで。『What is “Pe”?』ですよね」と、斎藤のギャグに確認が入ったことを明かした。しかしその後、“ペ”にもOKが出たようで、ハリウッド進出に向けて「間違いなくコネクションは作れるかな」としたり顔で語った。

斎藤司(トレンディエンジェル)

斎藤司(トレンディエンジェル)

そして、劇中で名曲「マイ・ウェイ」を披露している山寺は、「(〈マイク〉役の)オリジナルのセス・マクファーレンが、監督で声優で、グラミー賞にもノミネートされている実力の持ち主。本当にシナトラの真似が上手くて、すごくプレッシャーだった」と、当時の意外な心境を語り、「毎日ずっとシナトラの曲と、加山雄三さん、布施明さん、尾崎紀世彦さんの『マイ・ウェイ』を聴いて研究しました。その成果がちょっとでも出たかなと思います」と、役作りの努力を明かした。

山寺宏一

山寺宏一

ブタの〈ロジータ〉の声を担当した坂本は、長澤と同様に、「英語の歌だったのでなかなかOKが出なくて苦労しました。日本語吹替なのに、そんなに発音を直されると思っていなかった」と、英語の歌詞に苦労したことを報告。また〈ロジータ〉については、「25匹の子供がいるお母さんで、すごく可愛らしいブタなんです。お母さんというより女の子らしい。キュートなところが伝わればいいなと思いました」と役の魅力をアピールした。

坂本真綾

坂本真綾

そして〈バスター〉の親友であるヒツジの〈エディ〉を演じた宮野は、「今回の話をいただいたとき、何よりも嬉しかったのが、内村さんと親友同士の役をできるということ。僕は普段“マモ”って呼ばれているんですけど、まさか“マモー”(内村がかつて演じたコントのキャラクター)と“マモ”が親友役で共演できる日が来るなんて」と興奮気味に述懐。
また、〈エディ〉役については、「ボンボンで働いてもいなくて、親のすねをかじってるんです。でも、〈バスター〉のことはよくわかっていて、いつも相談に乗っている。本当に良いやつなんです。二人で頑張るシーンが後半にありますが、それは〈エディ〉にとっても前に進めたシーン。人生にやる気を見出していく様は、とても素敵だなと思いながら演じました」と振り返った。 また宮野が、内村と同じジムに通っていることを明かし「パーソナル・トレーナーを介して内村さんの情報を聞いているんです。だから僕は一方的に、内村さんがどこを鍛えているのか、知ってるんですよ」と笑顔で報告。すると内村も「僕もトレーナーを介して、宮野くんがどこを鍛えてるのか、聞いてますよ。ジムではなかなか会わないんですよね。でもこの仕事で会えましたね」と返していた。

宮野真守

宮野真守

ヒツジの〈ナナ〉の声を担当した大地は、「(〈ナナ〉は)90歳を超えているおばあさんですが、元大歌手ということで、毅然と、背筋もピンと伸びていて、パワフルでオーラを感じる。喋るテンポやトーンは、年齢は意識せず、やらせていただきました」と、久しぶりのアフレコに臨んだ姿勢を語った。

大地真央

大地真央

また、動物たちが人生を変えるためにオーディションに参加するという本作のストーリーにちなんで、「人生が変わったと思った瞬間」を聞かれたキャスト陣。内村は「デビュー時の『お笑いスター誕生!!』で、ぎりぎり1回戦突破したとき」、長澤は「東宝シンデレラオーディションに受かったとき」、大地は「宝塚に入ったときと、トップスターになったとき」と、それぞれが転機を思い出深そうに振り返っるなか、斎藤は「M-1と言いたいところなんですけど……23歳のころに禿げてきた、あのときですね。あのときに人生と頭皮が切り開けました。『頭だけ親不孝』とか言われて」と語り、会場の爆笑を誘った。

最後に内村は「本当に豪華な出演者です。吹替版も字幕版も楽しめますので、2度、映画館に行けるんじゃないかなと思います。私はこういう弱者が一致団結するという物語が本当に好きですし、ラストは圧巻だと思います。ぜひご覧いただきたいと思います」と作品の魅力を熱くアピールして、会見を締めくくった。

映画『SING/シング』

2017年3月17日公開

動物だけが暮らすどこか人間世界と似た世界。取り壊し寸前の劇場の支配人〈バスター・ムーン〉(コアラ)は、かつての栄光を取り戻すため、世界最高の歌のオーディションを開催することに。主要候補は6名。極度のアガリ症のシャイなティーンエイジャーの〈ミーナ〉(ゾウ)、ギャングファミリーを抜け出し歌手を夢見る〈ジョニー〉(ゴリラ)、我が道を貫くパンクロックなティーンエイジャーの〈アッシュ〉(ヤマアラシ)、25 匹の子ブタたちの育児に追われる主婦の〈ロジータ〉(ブタ)、貪欲で高慢な自己中の〈マイク〉(ネズミ)、常にパーティー気分の陽気な〈グンター〉(ブタ)。人生を変えるチャンスを掴むため、彼らはオーディションに参加する!

【監督・脚本】ガース・ジェニングス
【声の出演(字幕版)】
マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、セス・マクファーレン、スカーレット・ヨハンソン、ジョン・C・ライリー、タロン・エガートン、トリー・ケリー 他

【声の出演(吹替版)】
内村光良、長澤まさみ、大橋卓弥(スキマスイッチ)、斎藤司(トレンディエンジェル)、山寺宏一、坂本真綾、田中真弓、宮野真守、谷山紀章、水樹奈々、大地真央
【日本語吹替え版音楽プロデューサー】蔦谷好位置
【日本語歌詞監修】いしわたり淳治

オフィシャルサイトhttp://sing-movie.jp/
【配給】東宝東和

©Universal Studios.