Interview

亀梨和也が本格恋愛映画に初挑戦!『PとJK』は「幸せな気持ちになれる映画」

亀梨和也が本格恋愛映画に初挑戦!『PとJK』は「幸せな気持ちになれる映画」

P=POLICEとJK=女子高生が周囲に内緒で結婚するという、累計310万部を突破した大ヒットコミック『PとJK』が待望の映画化。ヒロイン〈本谷歌子(カコ)〉の同級生〈大神平助〉役を演じた高杉真宙に続き、今回は、警察官〈佐賀野功太〉を好演した主演の亀梨和也に本作についてたっぷりと話してもらった。普段はスマートでセクシーなイメージがありながら、本作では武骨なほど真っ直ぐに一人の女性を想い続け、守ろうとする大人の男性を演じた亀梨和也。本格的な恋愛映画で主演を務めるのは初めてであり、「こんなにピュアな恋愛映画に参加できるとはもう思っていなかった」と話す亀梨が、当時の心境や撮影秘話だけでなく、すごく充実していたと語る函館ロケでのキャストとのエピソードまで聞かせてくれた。

取材・文 / 吉田可奈


気負わず、胸キュンポイントにも身を委ねて意識せず演じるようにしていました

亀梨さんが演じた〈功太〉の魅力はどんなところにあると思いますか?

亀梨 とても純粋なキャラクターですよね。(土屋)太鳳ちゃんが演じる〈カコ〉ちゃんとも、「ただ好きだから結婚しよう」というのではなく、〈功太〉のバックボーンや立場を考えた末に、結婚を選んでいるんです。正義感が強いからこそ、半端な考えでは実行できない。“結婚”という答えを選ぶ姿は、男として純粋にカッコいいなと思いました。

©2017「PとJK」製作委員会

©2017「PとJK」製作委員会

出来上がった作品をご覧になって、どのような感想を抱きましたか?

亀梨 太鳳ちゃん演じる〈カコ〉が終始キラキラしているだけでなく、すべての登場人物が素敵なキャラクターだからこそ、観終わったあとにすごく幸せな気持ちになりました。さらに、物語の冒頭は〈カコ〉ちゃん目線で描かれているんですが、あることをきっかけに〈功太〉目線の話に切り替わるんです。その瞬間、二人に起きた出来事の捉え方が変わるんですよね。その手法は改めてすごいなと感じました。

©2017「PとJK」製作委員会

©2017「PとJK」製作委員会

警察官を演じるためにどんな役作りをしたのでしょうか?

亀梨 廣木(隆一)監督に「髪を切って、どこにでもいるお兄さんになってほしい」というリクエストをいただいたんです。その言葉通り、髪をバッサリ切ったのですが、最初は見慣れるまで時間がかかりました。でも、ヘアスタイルを変えて、制服を着ることも良いきっかけになり、役に入り込みやすかった気がします。それよりも苦労したのは、細かなディティールです。〈功太〉の〈カコ〉ちゃんに対するリアクションに、いやらしさが出ないように気をつけました。警察官と女子高生という禁断の恋に、“ニタニタ”は必要ないですからね(笑)。かといって、冷たくしすぎるのもダメなので、誠実さを表現することを一番に考えて演じていました。

©2017「PとJK」製作委員会

©2017「PとJK」製作委員会

映画の中で、〈功太〉は〈カコ〉ちゃんに「プライベートでも警察官が抜けない」と言われていましたが、亀梨さんがプライベートでも職業病が抜けないと思うことはありますか?

亀梨 う~ん……。僕が一歩外に出て気を抜いたとしても、周囲は気を抜いていないので、本当に気を休めることができるのは家の中だけかもしれません。でも、オンとオフはしっかりしているタイプだと思います。とはいえ、一度、役に入ってしまうと、そのスイッチがずっと入りっぱなしであることが多いので、家族にもなるべく会わないようにしているんです。今回、〈功太〉を演じている間はずっと函館で撮影をしていたので、集中して取り組めました。

劇中では激しいアクションも披露されていましたが、事前にトレーニングはされていたんですか?

亀梨 特にトレーニングをしたわけではなかったんですが、現場でアクション監督としっかり話して、どういう風に守ろうか、どう攻めようか、というのは何度も話し合いました。警察官のアクションは、殴るのではなく、“取り押さえる”もの。がっちりと相手に触れながら、本当の痛みは与えないようにしないといけないので難しかったですね。でも、アクション指導の方は、見本としてキャストに技をかけるんですが、手加減がなくてわざと痛くしていたみたいで(笑)。かけられるとみんな「いてててて!」って悶絶していました(笑)。

警察官としての振る舞いはどうやって学んだのですか?

亀梨 撮影現場に警察官の方がついてくださっていたんです。そこで連行するときのポジショニングや、距離感、容疑者の前の道を塞いではいけない、といった基本的な知識を教えてもらいました。初めて知る事ばかりだったので、すごく新鮮でしたね。

©2017「PとJK」製作委員会

©2017「PとJK」製作委員会

映画での“〈カコ〉ちゃん”という呼び方も、こだわりの一つのように感じました。

亀梨 そうですね。年の差がある禁断の恋だけど、純粋な恋愛をしている二人だから、呼び捨てにするのではなく、“〈功太〉くん”“〈カコ〉ちゃん”呼びなんです。この呼び方が変わるだけで、不思議と二人の関係性の見え方が変わってくるんですよね。なので、終始“〈カコ〉ちゃん”と呼んで、二人の純粋な関係性を表現することにしたんです。

〈カコ〉に危険が及んだときに見せる〈功太〉の怖い一面と、普段の姿のギャップにも驚きました。

亀梨 ちょっとやりすぎましたかね(笑)。〈カコ〉ちゃんがピンチの場面では、今までにないキレ方をしているんです。〈功太〉は過去にヤンチャをしていた高校生だったので、その設定を加味して、あのような演技になりました。実は台本のト書きに“あからさまに悪い感じ”と書いてあったので、僕としては台本通りに演じたんですが、結果としてすごく怖いと思ってもらえたので良かったかなって思っています(笑)。

演じるのにハードルが高かったシーンはありましたか?

亀梨 〈功太〉のバックボーンが描かれるシーンを演じるときは難しさがありましたが、基本的には気負わず、胸キュンポイントにも身を委ねて意識せず演じるようにしていました。でも、〈カコ〉ちゃんに手を伸ばして「おいで」というシーンでは、普段のタレントとしての癖が出て、首をコテンとかしげてしまったんです(笑)。〈功太〉はピュアな警察官なので、そんなことはしちゃいけないと思って、やり直しました(笑)。

キュンキュンするシーンも、〈功太〉がクールだからこそより可愛らしく感じるのかなとも思いました。

亀梨 そうですね。かなりのギャップがありますよね(笑)。ぜひ、随所に散りばめられた〈功太〉のギャップを楽しんでもらえたらと思います。

©2017「PとJK」製作委員会

©2017「PとJK」製作委員会

映画やドラマの撮影時、座長として大事にしていることはどんなことですか?

亀梨 “自分の心を開くこと”かな。みんなが話しかけやすいように、座長である僕がオープンでいることが何よりも大事だと思うんですよね。同じ作品に愛を持って向かう人たちとは必然的に愛情が芽生えるし、同志なので、気を使わせないようにいたいと思っているんです。

本作では、同世代ではなく、一つ下の世代のフレッシュな俳優たちと共演していますが、そこではどんな刺激を受けましたか?

亀梨 彼らの持っているエネルギーは本当に若くてフレッシュで「懐かしいな」と思いました。なかでも(高杉)真宙は漫画が大好きらしくて、その話で盛り上がりました。しかも真宙は撮影中に20歳の誕生日を迎えたんですよ。これはめでたいということで、フレンチレストランに行って、お祝いしました。太鳳ちゃんとも、休み時間を利用してバスケやキャッチボールをしたり、ゲームセンターに行ったりもしましたね。

撮影時以外も、すごく充実した時間を過ごしていたんですね。

亀梨 そうですね。マネージャーさんとは五稜郭や函館山などにも行きました。地域を知ることで、『PとJK』の世界観の中にずっといられたのは、すごく良かったですね。

ありがとうございました。では改めて、本作を楽しみにしている方に向けて、メッセージをお願いします。

亀梨 女子高生と警察官の恋愛物語という一風変わった設定ですが、すごくピュアでキラキラした物語になっています。映画を観た後に幸せな気持ちになれる映画なので、純粋に楽しんでもらえたら嬉しいです。

亀梨和也

1986年生まれ、東京都出身。ドラマ『3年B組金八先生 第5シリーズ』(99/TBS)で連続ドラマに初出演。2006年にはKAT-TUNのメンバーとして「Real Face」でCDデビューを果たす。多くのドラマや映画、舞台、スポーツ番組と、幅広く活躍中。主な代表作に【ドラマ】『ごくせん 第2シリーズ』(05/NTV)、『野ブタ。をプロデュース』(05/NTV)、『サプリ』(06/CX)、『たったひとつの恋』(06/NTV)、『神の雫』(09/NTV)、『セカンド・ラブ』(15/EX)、『怪盗 山猫』(16/NTV)、【映画】『映画 妖怪人間ベム』(12/狩山俊輔 監督)、『俺俺』(13/三木聡 監督)、『バンクーバーの朝日』(14/石井裕也 監督)、『ジョーカー・ゲーム』(15/入江悠 監督)など。本作のほか、4月15日スタートの主演ドラマ『ボク、運命の人です。』(NTV)と、映画『美しい星』(5月26日公開/吉田大八 監督)が待機中。

映画『PとJK』

2017年3月25日公開

©2017「PとJK」製作委員会

ひょんなことから出会った女子高生の〈カコ〉と警察官の〈功太〉。すぐに〈功太〉に惹かれた〈カコ〉だが、〈功太〉は〈カコ〉が女子高生とわかると態度が冷たくなる。しかしその後、自分を庇ってケガをした〈カコ〉の真っ直ぐな内面に惹かれた〈功太〉は、突然プロポーズ。女子高生の〈カコ〉といい加減な気持ちで付き合うよりも、結婚することが警察官としての彼の真剣な気持ちだった。最初は反対していた〈カコ〉の両親も、〈功太〉の真面目さを理解、条件付きで結婚を認め、二人の秘密の“新婚生活”がスタートする。 そんなとき、〈カコ〉のクラスの不良生徒〈大神〉が久々に登校。〈カコ〉は、本当は孤独で繊細な〈大神〉と話すうちに友達として仲良くなっていく。 学校生活を送りながら、〈功太〉との楽しくてラブラブな新婚生活を夢見ていた〈カコ〉。しかし、警察官と女子高生という立場の違いから、次第に気持ちのすれ違いが出てきてしまい……。

【監督】廣木隆一
【原作】三次マキ(講談社「別冊フレンド」連載)
【脚本】吉川菜美
【音楽】大橋好規
【出演】
亀梨和也 土屋太鳳
高杉真宙 玉城ティナ 西畑大吾(関西ジャニーズ Jr.) 村上淳 ともさかりえ 大政絢 田口トモロヲ
【配給】松竹

オフィシャルサイトhttp://ptojk.jp/

©2017「PとJK」製作委員会

原作コミック『PとJK』

PとJK
PとJK 1巻

三次マキ(著)
講談社
別冊フレンド

編集部のおすすめ