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ゲームショウとはここが違う!闘会議2017潜入レポート

ゲームショウとはここが違う!闘会議2017潜入レポート

初対面どうしでアナログゲームを楽しむコーナーも

ファミリーコンピュータやPCエンジン、メガドライブなどの家庭用ゲーム機や、一世を風靡したアーケードゲーム『ゼビウス』などの筐体が展示されていたレトロゲームエリア。実際にプレイすることも可能で、懐かしさに思いをはせる大人やその古さに逆に新鮮さを感じている子どもまで、実に多くの人たちがプレイを楽しんでいた。どのゲームにも操作方法の説明書があったが、最近の複雑なゲームに慣れているからか、一瞥もせずプレイを始めていた参加者が多かった。今回はJAEPOとの合同開催ということもあり、新旧のアーケードゲームが楽しめる、ゲームファンにとって非常に有意義なイベントになっていたのではないかと感じられた。

▲ファミリーコンピュータやスーパーファミコンのソフトが巨大なコントローラでプレイ可能に。大型のゲーム年表がゲーム雑誌のファミ通の歴史とともに貼り出されていた

▲プレイ可能なアーケードゲームは12種類。家庭用ゲーム機でも有名なネオジオは、各筐体に4本のタイトルが収録。家庭用ゲーム機のコーナーにはアメリカのアタリから発売されたAtari 2600で『KABOOM!』も遊ぶことができた

デジタルゲームのほか、カードゲームやボードゲームといったアナログゲームのプレイエリアも用意されていた。『フラムルルイエ』や『カタンの開拓者たち』などルールが難しいボードゲームも多かったが、すべての机にはルールの説明やゲーム進行を誘導してくれるスタッフがついており、初心者でも気兼ねなくプレイに参加できるようになっていた。

バックギャモンやテキサスホールデム、ボードゲームなどは多人数でプレイを行うため、その場で初めて顔を合わせるメンバーだったが、すでに長い友人であるかのように笑いあう姿を見て、人と繋がって遊べるアナログゲームの効果を改めて感じさせられた。

▲遊べたゲームは20種類以上。ボードゲームはルールの難度によって初級、中級、上級に分けられていたので初めて遊ぶ人でも安心して参加できた

取材NG多数の“まるなげ広場”

ニコニコユーザーに企画から準備、運営までのすべてを丸投げしている“まるなげ広場”。この場所には個人やサークルによる作品の展示や発表などが行われていた。こちらは取材NGの方が多く詳細を伝えることができないが、闘会議だけでなくニコニコ超会議やニコニコ本社のイベントスペースでも開催されることがあるので、ニコニコ動画の“エンターテインメント”や“ニコニコ技術部”、“演奏してみた”が好きな人はきっと楽しめただろう。同人展示や即売会に近い感じのブースだが、コミックマーケットやワンダーフェスティバルとは違い、ニコニコの雰囲気やネタ色が濃く出ているように感じられた。

 “ゲームのセンター試験”のブースでは、学校での勉強はさておき、「ゲームの知識なら誰にも負けない!」といった人たちに向けた試験が実施。設問は20種類のジャンルから100問が用意され、制限時間30分でマークシート方式の解答を行う形。試験を受けるには予め受験票を受け取っておく必要があったが、配布のタイミングではつねに多くの人が並んでいた。点数は試験終了後に即採点されて順位が発表、全試験中何位であったのかが確認できるようになっていた。筆者はブースを訪れたタイミングが悪く試験を受けることができなかったが、ゲーム業界に身を置くものとして次回は必ず参加してみようと思う。

▲まるなげ広場は狭いエリアながら20以上の出展があった。ゲームのセンター試験は昨年の闘会議2016でも好評だったため再度実施された。ニコニコ超会議のゲームコーナーでも実施してほしい

インディー系など日本のゲーム文化の未来を体験できる!

会場の一角にはコスプレエリアと専用のクロークが用意されており、コスプレ登録をすることでゲームやアニメのキャラクター姿でイベントに参加することが可能だった。また、一部のコスプレイヤーが作成した武器や小物などのコスプレアイテムの展示も行われており、コスプレイヤー以外もそれらを手にしての撮影が可能になっていた。コスプレイヤーの撮影を目的とした参加者も多く、撮影可能エリアでは各コスプレイヤーたちの前に撮影待ちの長い行列が発生していた。東京ゲームショウやワンダーフェスティバル、ニコニコ超会議と違い、各ホールを繋ぐ“いこいのモール”と“安らぎのモール”、建物外にあるフリースペースが使用できなかったため手狭な感じがし、照明も撮影には若干不向きな配置になっていたところが残念だったが、煌びやかな衣装を纏うコスプレイヤーを見ていると、その不満も解消された。

▲会場で見かけたコスプレイヤーたち。コスプレはジャンルによる規制などはなかったが、“闘”会議ということもあり格闘ゲームのキャラクターが多く見られた

▲コスプレイヤーの中には11日と12日で別の衣装を用意している方もいた。男性のコスプレイヤーも多く、かっこいいものから面白おかしいネタものまで多彩な姿を披露していた

“闘う”をテーマにしているだけあって、対決系のイベントが多く、テンションが高まる気がした。ただ、多くのイベントに参加し終えて感じたことは、「イベントとして楽しい」が、「ニコニコ動画やその中で配信されているゲーム系動画を視聴していたらもっと楽しめたはず」といった点。そのため、濃く深く楽しむためにはそれなりの知識を持ってから参加したほうがいいかもしれない。ほか、リポートはしていないが、インディ系ブースは驚きの出展で、これは行った人だけの楽しみ。未来のクリエイターたちによる奇抜なアイディアの作品群は、メーカープロダクトが並ぶ東京ゲームショウでは体験できない面白さだった。

 なお、今年の4月29日と30日にはゲーム以外のジャンルも扱った“ニコニコ超会議2017”が開催されるが、こちらはニコニコ動画を知っている人も知らない人もお祭り感覚で楽しめるイベントになっているので、気になる人は足を運んでみるといいだろう。

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