Interview

名古屋拠点に活動のアイドル・グループ“チームしゃちほこ”。豪華な作家陣が参加した待望の新作を5人が語る

名古屋拠点に活動のアイドル・グループ“チームしゃちほこ”。豪華な作家陣が参加した待望の新作を5人が語る

2016年春から、5年目5公演5万人という大きな目標を掲げた「VICTORY YEAR」を駆け抜けてきた、名古屋を拠点に活動するアイドル・グループ=チームしゃちほこ。グループ史上最大級となる日本ガイシホールでの初ワンマンが迫る中、チームしゃちほこにとって約2年半ぶりのフル・アルバムとなる『おわりとはじまり』がリリースされた。BLUE ENCOUNT、高橋優、MICRO(HOME MADE家族)、浅野尚志など豪華なソングライター陣が参加した待望のアルバムについて、メンバー5人にたっぷり語ってもらった。

取材・文 / 宮内健


チームしゃちほこにとって2枚目のフル・アルバムとなる『おわりとはじまり』がついに発売になりました! どんな作品に仕上がったと思いますか?

大黒 私たちが前回のアルバム『ひまつぶし』を出したのが2年半前なんですけど、歌の内容がちょっと年齢が上がった感じ。しゃちほこの楽しい部分も残しつつ、恋愛のことを歌ったり、大人っぽく聴かせる曲もあるし、もちろん名古屋愛がさらに増した曲もあったりね。

咲良 13曲中9曲が今回のために作られた新曲なんですけど、今までのしゃちと同じようなアゲ方をするっていう新曲がないんです。曲によっていろんな感情を出せるように、今までにはない新しい表現を求められてる感じがしました。

坂本 それに今まで出たシングルにしても、たとえば「シャンプーハット」なんかは、ソロパートを新しく歌い直してて。私の声も元の音源とは全然違う大人の声になってるって言われて。シングル曲はもう知ってるからイイやじゃなくて(笑)、成長した私たちの声とかいろんな違いにも注目してほしいです。なんかさ、今回のアルバムってしゃちほこのファンに限らず、いろんな人でも好きになってもらえるようないい歌が揃ってるって印象ない?

伊藤 わかる! アルバムとしても、すごくバランスがいいんですよ。ちょっと大人になった私たちだからこそ歌える曲も入ってるし、今までのチームしゃちほこと、これからのチームしゃちほこが全部入ってる一枚だなって思う。

秋本 本当に『おわりとはじまり』ってタイトルがぴったりだよね!

秋本帆華

では、アルバム収録曲からいくつか話を訊いていきたいと思います。まずは、オープニングを飾る「プロフェッショナル思春期」から。

秋本 こんな曲、初めて! 一人ずつのソロ・パートが長いし、それもメンバーそれぞれのキャラクターにあったような曲調が用意されてて。最初聴いた時「おーー!」って思った。

伊藤 しゃちほこのちょっとした自己紹介曲というか、メンバーそれぞれの個性を出せる曲だなって思ってて。一人一人が順番に登場してきて、5人集まって最強のチームしゃちほこになる!みたいな。

咲良 そうそう! お互いが持ち合わせてるパワーをあわせた瞬間が、まさに〈はじまり〉みたいなね。曲自体もただただ盛り上げるってだけじゃなくて、五感で楽しむ感覚というか。次々に展開していって、ショーの幕開けを感じさせる曲になってると思います。

大黒 最初のほうで今までの5年間を歌ってて、それ以降は未来に向かって進むこれからの私たちを歌う前向きな歌詞になってて。5年目の節目に出るアルバムを象徴した曲ですね。

MVも作られた「START」は、BLUE ENCOUNTの田邊駿一さんが楽曲を提供して、演奏/アレンジもBLUE ENCOUNT自身が担当した1曲ですね。

秋本 私とちゆ(伊藤)はサウンドのレコーディングの現場を見学に行かせてもらったんですけど、ブル兄(注:しゃちのメンバーは、BLUE ENCOUNTを親しみを込めてこう呼んでいる)はめっちゃフレンドリーな人たちなの! しかもブル兄が他のアーティストに楽曲提供するのは初めてだったそうで、それがしゃちだったっていうのもうれしい!

伊藤 で、私は一人でブル兄っていう素晴らしいバンドの生演奏と一緒に、しゃちほこを代表して歌わせてもらうという、贅沢な体験をさせてもらって。初めての経験だったけど、生演奏だとお互いの気持ちを通じ合わせる感じで、その時にしか生まれない空気もあるし、その時にしかできない曲になる。みんなで一緒に曲を作ってるって感覚が、すごく新鮮な驚きでした。

咲良 この曲の歌詞って、誰にでも当てはまるものだなって思って。新学期を迎える人や就職する人だけじゃなく、もっとこういう自分になりたいなって思った時に背中を押してくれるような曲なんですよね。

咲良菜緒

そういった新機軸を感じさせる楽曲がある一方で、チームしゃちほこがデビューから一貫してアピールしてきた名古屋愛にあふれた楽曲もさらにパワーアップしています。

坂本 きしめんって連発する「Kissy-麺」は、本当にクセになる曲で。頭の中でエンリピしちゃうぐらいに中毒性があるから、これはどこかのきしめん屋さんのBGMとかで流してほしい!(笑)。

咲良 「完全満足NGY」は、デビューからずっと私たちの楽曲を作ってきてくれた浅野くん(浅野尚志)の曲なんですけど、名古屋といえば?みたいな単語が並べられてるだけじゃなくて、音も手羽先が揚げたりする音とか、車の音とかいろんな名古屋っぽい音が散りばめられてて。ヘッドホンで聴いたら、臨場感あってさらに楽しいと思う。あと、この曲はGLAYのHISASHIさんがギターを弾いてくださってて、ギターの音を聴くたびに胸熱になっちゃいます♡

坂本 「ワタシノユウキ」は、HOME MADE家族のMICROさんが作ってくださった曲で。MICROさんは名古屋で音楽番組のMCも担当されてるんですけど、しゃちとの付き合いって長くて。「いつか曲を書いてよ」ってお願いしてたのが実現できて、すごくうれしくて。私自身、HOME MADE家族さんの家族愛にあふれてる曲が大好きなんですけど、この「ワタシノユウキ」にもそんな愛がすごく詰まってる。背伸びして大人ぶったりする私たち娘のこういう気持ちが、なんでわかるの!?って感じで、共感する部分ばっかりの曲ですね。

大黒 お父さんお母さんに向けての感謝を歌った曲なんですけど、しゃちほこをここまで成長させてくれたお客さんやスタッフさんも、言ってみれば私たちの「親」だから。そういう人たちに向けての感謝も歌ってる。自分が成長するために助けてくれる人ってたくさんいるけど、そういう人たちに「ありがとう」って言葉を言えてるようで言えてないと思うんです。この曲と出会って、あらためて「ありがとう」ってちゃんと伝えなきゃって思いました。

大黒柚姫

アルバムのラストを飾る「なくしもの」は、高橋優さんが楽曲提供したフォーキーなバラードですね。

坂本 私、優兄さんの「光の破片」って曲が好きで、その歌詞がチームしゃちほこのいろんなことと通じるなと思ってたんです。そんな優兄さんから、まさかこういう曲を作ってもらえるとは!

咲良 私のパートを歌録りをする時間に、ちょうど優兄さんが来てくださって。お忙しい方だから、ちょっと覗いて帰られるかと思ったんですけど、最初から最後までいてくれて歌のディレクションまでしてくださって。しゃちほことしてもこういう歌を歌うのは初めてだから、どう歌えばいいか自分なりに研究したんですけど、優兄さんは「この歌は字余りもしてるし、メロディーを意識するよりも、感情に乗せて訴えるような……だから気持ちや熱意が伝わればいいよ」って、アドバイスをしてくれて。

 伊藤 しゃちほこの曲にはほとんど全部振り付けがあるんですけど、「なくしもの」に関してはフリースタイルで、自分の思うがままに動きながら歌ってよくて。そういうのが初めてだったから、初めてライヴで披露した時も、歌い終わった後にお客さんから「しゃちこんな曲歌えるようになったんじゃん!」みたいな感じで拍手をもらえて。新たなしゃちほこを見せられたかなって思います。

秋本 「なくしもの」は、自分たちの5年間とリンクする部分もあるし、みんなが普通に生きてて感じることも当てはまりそうだから。しゃちのことじゃなくても、自分に当てはめて聴いてほしいですね。1行1行がグッときますから!

坂本遥奈

3月21日には、デビュー当初からの目標だった日本ガイシホールでの単独公演が控えています。

咲良 私たちが掲げてきた夢である「ROAD to 笠寺」のファイナルでもあるし、『おわりとはじまり』が発売されてから最初の大きなライヴになるんですよね。VICTORY YEARでスキルアップした私たちを見せる集大成ってこともあるけど、次につながる新たな一面を見せたい。本当にいろんな要素があると思うけど、とりあえず楽しいのは絶対ですね。とにかく余韻がすごいライヴにしたいな。

秋本 今までしゃちのCDをちょっとでも聞いたことあったり、ライヴに来てくれたことがある人が、ずっと夢だったからってことで来てくれるかもしれないし、今まで興味なかった人が初めて来てくれる人もいると思うから……みんなを、ぜ~んぶ楽しませたい! 

伊藤 私たちにとってガイシのワンマンを成功させるって、オリンピック選手だったら金メダル獲ったようなもの。その夢が叶ったという自信がついたら、もっと大きな夢だって見えてくると思うし。だから、ガイシが成功したら、しゃちほこはすごいことになるなって思う。先に広がる風景は、まだままだ無限だなって。

伊藤千由李

ライブ情報

「TEAM SYACHIHOKO THE LIVE ROAD to 笠寺 おわりとはじまり at 日本ガイシホール」

3月21日(火) 愛知県・日本ガイシホール


路上デビュー記念日の2017年4月7日(金)より、
全国12箇所20公演をまわる過去最大規模のALBUMツアー開催も決定!

4月7日(金)愛知県 : Zepp Nagoya
4月15日(土)沖縄県 : ナムラホール
4月30日(日)石川県 : 金沢 EIGHT HALL
5月4日(木・祝)福岡県 : DRUM LOGOS
5月5日(金・祝)広島県 : club QUATTRO
5月7日(日)愛媛県 : W studio RED
5月13日(土)長野県 : club JUNK BOX
5月14日(日)新潟県 : LOTS
5月28日(日)北海道 : PENNY LANE 24
6月10日(土)宮城県 : Rensa
6月18日(日)大阪府 : Zepp Namba
7月1日(土)東京都 : 新木場 STUDIO COAST
7月23日(日)愛知県 : Zepp Nagoya

チームしゃちほこ

秋本帆華(あきもとほのか)、咲良菜緒(さくらなお)、大黒柚姫(おおぐろゆずき)、坂本遥奈(さかもとはるな)、伊藤千由李(いとうちゆり)。名古屋発スターダスト芸能3部所属のアイドルグループ。2012年4月に名古屋城にて路上デビュー。
2013年6月19日「首都移転計画」で日本先行メジャーデビューを果たし、iTunes J-POPチャートとメキシコチャートでデイリー1位を獲得。2014年5月3rd Sg「いいくらし」がオリコン初登場2位を記録、1st AL「ひまつぶし」は初登場3位を記録。
8月28日には初の日本武道館公演を開催!2015年にはグラミー賞アーティストBasement Jaxxとコラボを果たし、楽曲提供も実現。 8月には過去最大の野外単独公演「しゃちサマ2015」を愛知県・蒲郡ラグーナビーチにて開催し約5,000人を動員。
路上デビュー5年目を控える2016年は、”VICTORY YEAR”を掲げ、二度目となる幕張メッセ2daysや武道館公演、さらに11月には初の横浜アリーナ公演を成功させた。4月リリースのシングル「Chérie!」は過去最高となるオリコンウイークリー2位を記録!2017年3月には、結成当時からの目標であったガイシホールでのワンマンライブが決定している。

オフィシャルサイトhttp://team-syachihoko.jp

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