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「ドレス着て転ばないか、いまから心配」。『残穢』の竹内結子さんが東京国際映画祭ラインナップ発表に登場【TIFF2015】

「ドレス着て転ばないか、いまから心配」。『残穢』の竹内結子さんが東京国際映画祭ラインナップ発表に登場【TIFF2015】

日本を代表する女優のひとりである竹内結子さんが、9月29日に行われた第28回東京国際映画祭ラインナップ発表会に登場した。竹内さん主演の『残穢(ざんえ)ー住んではいけない部屋』は、コンペティション部門参加作品で、小野不由美さん原作、中村義洋監督が手掛ける“リアルミステリー”。

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『残穢』のリアルな怖さを語る竹内結子さん(中央) ©2015 TIFF

総合司会の羽鳥慎一アナウンサーと西尾由佳理アナウンサーが「怖くて部屋に帰れない」などと煽り、「(映像を撮っている側は)怖さを克服できるものですか?」と中村監督に聞くと、中村監督が「難しい原作で、読むのをやめたくなるほど。それでも、最終的には怖がりの自分を克服できた」と答えた。

さらに、中村監督が竹内さんが出演を引き受けていただいたのになかなか脚本を読んでもらえなかった、というエピソードを披露すると竹内さんは「(脚本の)帯がやばい!なかなかひとりでは読めなくて、事務所の人が多い中で、なんとか読みました。撮影中はなるべく早くうちに帰って、鍵かけて、なんなら塩まきたいぐらいでした。克服はできません!」と作品の怖さを一層強調していた。

残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋- / ©2016「残穢-住んではいけない部屋-」製作委員会

発表会には、ともに日本からの参加作品である画家レオナルド・フジタを描いたオダギリ・ジョーさん主演の『FOUJITA』の小栗康平監督、石黒浩大阪大学教授のアンドロイドが演ずる平田オリザさん原作のアンドロイド演劇を映画化した『さようなら』の深田晃司監督と主演のブライアリー・ロングさんも登場。

『FOUJITA』の主演にオダギリさんをキャスティングしたことについて小栗監督は「(オダギリさんは)犬か猫かで例えると、猫。フジタにも独特な身体感覚があって、そこが共通しているんです。多くの俳優は自己顕示欲が強いものですが、(オダギリさんは)監督に任せてくれる、そうゆうところがあるひと」と驚くほど似ているのは風貌だけではないことを裏付けた。

FOUJITA

FOUJITA / ©2015「FOUJITA」製作委員会/ユーロワイド・フィルム・プロダクション

アンドロイドとの共演について『さようなら』のブライアリー・ロングさんは「『あいちトリエンナーレ』での初演から、アンドロイドと共演する機会が多かったので」と答えると、羽鳥アナが「アンドロイドと共演する女優さんというのもなかなかいませんよね」と答え、会場の笑いを誘った。

さようなら / ©2015 「さようなら」製作委員会

 

最後にコンペティションへの参加ということで、受賞への自信をたずねると竹内さんは「映画“祭”というぐらいですから、まずはイベントとして楽しんでもらえれば。それより、ドレス着て転ばないか、いまから心配です」と答え、会場を沸かせた。

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左から小栗康平監督、中村義洋監督、竹内結子さん、ブライアリー・ロングさん、深田晃司監督

第28回東京国際映画祭オフィシャルサイト
http://2015.tiff-jp.net/ja/

取材・執筆 / 千葉英寿