黒選!メディアコンテンツ研究家・黒川文雄がテーマで選ぶ 3+1  vol. 6

Column

話題の「オープンワールド」、新旧名作ゲーム3+1選

話題の「オープンワールド」、新旧名作ゲーム3+1選

黒選1:映画化もされた「アサシンクリード」の世界

プレイステーション3で発売された「アサシンクリード」。(海外は2007年11月/日本では2008年1月) シリーズ化され、世界的にも大ヒットを記録したゲームです。

ゲームはオープンワールドであるものの、主人公は祖先の記憶の中で活躍する。つまり、記憶の中のオープンワールド。記憶の舞台となるのは、シリーズによって異なる、十字軍時代の中東、ルネッサンス期のイタリア、16世紀のオスマン帝国、イギリス植民地時代のアメリカ、そしてその時代と現代を行き来します。

記憶の探索を終えると、主人公は現実世界へ戻って来る。この繰り返しで、物語が進み、次々と謎が解けていくという展開です。

「アサシンクリード」は単なるアクションゲームではなく、ステルス・アクション。群衆に紛れたり、物陰に隠れたり、壁をよじ登り、屋根の上を飛んで、そして忍者のように忍び寄って暗殺を遂行するのが特徴です。

どこからでも、どこへでもよじ登れるスパイダー・アクションを体験して遊びつくそう!というもの。

※ゲームのCERO区分はz指定(18歳以上のみ対象)

さて、2017年3月3日に全国公開された映画「アサシンクリード」も見逃せない作品です。主演はマイケル・ファスベンダー、アサシン(暗殺者)として活躍した祖先の記憶から、遺伝子操作により記憶を追体験させて、歴史に隠された謎を解くアクション映画です。

物語はゲームと同じく、祖先の記憶の中でアサシンとして戦う事だが。最大の見どころはCGに頼らず、スタントに徹したアクションとイーグルダイブです。

イーグルダイブは、高さ38メートル、落下速度98キロにも達する危険なスタントで、過去35年でこの高さからの落下スタントは行った事が無いというものでした。

他にもゲームと同じくアサシン達は壁をよじ登り、屋根を飛び越え、殺陣アクションを華麗にキメていきます。

ここまで徹底したアクションを、ゲームを原作として再現するのは過去に例が無いのではと思います。

ハイエンドゲーム機が作り出したオープンワールド・ゲームの世界を、実写で再現する時代に突入したと予感する作品です。


アサシン クリード エツィオコレクション

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