LIVE SHUTTLE  vol. 141

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キュウソネコカミ 試練のTAIMAN TOUR東京2日目。グループ魂とのガチンコ・バトル、その結末とは?

キュウソネコカミ 試練のTAIMAN TOUR東京2日目。グループ魂とのガチンコ・バトル、その結末とは?

イマドキのイベントは、参加バンドが持ち時間をきっちりと守る。10分はみ出したら説教。それ以上、長いともう呼んでもらえなくなる。そんな世情を無視した“グループ魂”の最凶の試練に、キュウソネコカミは、本当に焦って後半のステージに登場したのだった

“グループ魂”先輩のおかげで、オーディエンスがいい感じで荒れている。普通の対バンの場合は、先に出る方が「あっためておきました」というのが常識だが、「荒れさせておきました」というのはどんなもんなのだろうか? とはいえ、そこはキュウソネコカミ。荒れた場をものともせず、「邪邪邪 VS ジャスティス」からパンチの効いたライブをスタート。続いて、スマッシュヒットの「MEGA SHAKE IT !」。“グループ魂”の禁じ手ワードにざわついていたフロアを、一瞬にして自分たちのものにする。♪ブログに書いちゃう欝日記! 弾けもしないのに楽器披露!♪と歌う「サブカル女子」は、“グループ魂”に通じるユーモアと皮肉が入り混じっていて、この日のタイマンの意味が見えてくる。

ヤマサキ セイヤ(vo&g)「“グループ魂”がどんだけ押したか、知ってる?笑」

ヨコタ シンノスケ(ky&vo)「大御所バンドだけど、15分押した。自分たちが面白けりゃいいんか?笑」

ヤマサキ「今日は下ネタ、ありなん?」

ヨコタ「俺たちの場合、下ネタやるとリアルになる~」

そんなボヤキから突入した新曲「NO MORE劣化実写化」が面白かった。好きな漫画が実写化されてガッカリすることは多い。そんなものを作ってしまう監督に対して、「監督は原作漫画のファンであれ」とチクリと意見を述べる歌なのだ。この突っ込み方も“グループ魂”と似ている。日常にあるちょっとした不満を見逃さず、グリグリ突き詰めていく。怒りを笑いに転化させ、さらにもう一度怒りに揺り戻す。そこにキュウソネコカミのロックが生まれる。この方程式は、やはり“グループ魂”と同じ土壌から生まれたものだろう。ただし、下ネタに関しては先輩のほうに「一日の長」があるけどね(笑)。

そんな“魂のタイマン”を感じて、オーディエンスはますます盛り上がっていく。この日のキュウソと“グループ魂”のファンの比率はたぶん7対3ぐらいのはずが、すでに見分けがつかず、全員が一緒になってライブを楽しんでいる。単なる人気者同士の組み合わせにはない会場の熱さが、実に爽快だ。 

ヤマサキ「ちょっと休憩!」

ヨコタ「やめろ~、押してんのや~。“グループ魂”の何が凄いって、あの人ら、大河ドラマに出てる~!」

ヤマサキ「でも電波に乗せれないこと、全部、言っちゃう。言い過ぎ~!」

キュウソネコカミの最後の盛り上がりパートは、「ウィーワーインディーズバンド!!」から。「DQNなりたい、40代で死にたい」では♪ヤンキーこわい♪のコール&レスポンスが炸裂し、「ビビった」で怒涛のライブが終わった。

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