なぜ人類は『グラビティデイズ 2』に惹かれるのか  vol. 5

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『グラビティデイズ 2』やり込み要素に見る重力的魅力

『グラビティデイズ 2』やり込み要素に見る重力的魅力

重力アクションという独特の動きと、バンドデシネのような柔らかさを持った色彩やデザインで多くのプレイヤーを魅了し、発売から時を経てなお多くのプレイヤーから支持を集める『グラビティデイズ 2』。最終回となる本稿では、『グラビティデイズ 2』の面白さをさらに引き出してくれる寄り道要素について、その魅力を追求していく。

文 / 村田征二朗


GRAVITY DAZE® 2 DEMO 体験版

カジュアルにもヘビーにも遊べるナイスな寄り道

スコアアタックや隠されたアイテム探しなどの、いわゆるやり込み要素。もはや最近ではほとんどのゲームに実装されており、『グラビティデイズ 2』も例外ではありません。

ゲームのやり込みと言えば、かつてはミニゲームのスコアをどこまで伸ばせるか、キャラクターのレベルや装備品をどれだけ抑えてゲームをクリアできるかなど、ゲーム内の要素というよりは、“いかにそのゲームを遊び尽くすか”という意味合いを持っていました。しかし最近では、高難度のダンジョンやかなりの時間をかけてゲットする超強力な装備品など、ゲーム側が用意したやり込み“要素”として、ほとんどのゲームに実装されています。これらの要素は、がっつりと遊び込むにはもってこいですが、一方で装備品などの報酬を得るために“クリアしなければならないもの”として感じてしまい、遊ぶ前からそのボリュームに軽い疲労感を覚えてしまう人も少なくはないでしょう。

しかし、本作におけるやり込み(あるいは寄り道)要素は、報酬を得るまでのハードルが低く、その後の記録更新はプレイヤーの工夫次第、という形になっています。報酬自体はそこまで苦労せずに獲得できるのでライトユーザーも満足できますし、オンラインにつないで世界のプレイヤーと記録を競おうとすればかなりがっつりと遊べるため、ヘビーユーザーも腕が鳴る、と両者のニーズをうまいこと満たしているのです。しかも、前回の記事で触れたトレジャーハンティング同様、本編を進めるうえで遊ぶ必要はないのに、始めてみるとなかなか止められず、ついつい遊んでしまうという中毒的な面白さがあるのです。

本稿では『グラビティデイズ 2』における二大やり込み要素、ハードな戦闘を楽しめる“デルヴール採掘海溝”と、多種多様なアクションを活かしたミニゲームを楽しむことができる各種ミッションの魅力について解説していきます。

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