『ホライゾン ゼロ・ドーン』が一新する洋ゲーの事実  vol. 4

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『ホライゾン ゼロ・ドーン』DLCが待ちきれない魅力とは?

『ホライゾン ゼロ・ドーン』DLCが待ちきれない魅力とは?

好奇心を刺激する世界設定や機械の獣という奇怪かつリアリティ満載のビジュアル、そして緊張感溢れるアクションによって世界中のプレイヤーを魅了し、ダウンロードコンテンツ(以下、DLC)や続編の情報が待たれる『ホライゾン ゼロ・ドーン』。

本稿では、世界の謎に迫るストーリーや機械獣たちとのバトルをさらに面白くしてくれる、豊富で濃厚な寄り道要素の魅力を追求していく。オープンワールドと言えば寄り道の多さだが、単に数が多いだけでは終わらないのが本作のすごいところだ。

文 / 村田征二朗


Horizon Zero Dawn


“できること”でなく“遊びたくなる要素”がとにかく多い!

オープンワールドと言えば、広大で開けた世界、そしてサブクエストなどの豊富な寄り道要素が特徴です。このジャンルに対して食わず嫌いになっている人の中には、「要素が多いと逆に何をしたらいいかわからないから……」と感じている方も多いでしょう。確かに、筆者も以前はそのようなイメージを抱いていました。しかし、意外にもゲームの進行で迷うことはほとんどないのです。クエストなどの発生ポイントや進行方法はかなりわかりやすく示されており、「何をしたらいいかわからない」よりもむしろ「やりたいことが多すぎて何から始めるか迷う!」という嬉しい悲鳴を上げてしまうことでしょう。

▲マップ上に目的地への道筋が表示でき、広大な世界とはいえ迷子にはなりません

さて、本作における寄り道ですが、オープンワールドのご多分にもれず、多くのクエストや探索要素が散りばめられており、プレイヤーを長きに渡って楽しませてくれます。もちろん、あくまで寄り道ですので、それらの要素をプレイせずともゲームをクリアすることはできますが、本作の寄り道には単に報酬のアイテムや経験値といったゲーム内の利益があるだけではなく、作中で展開する数々の謎をより魅力的に見せ、機械獣たちとの戦いの面白さを一段と引き出してくれるのがポイントです。

各所で暮らす人々の依頼で機械獣の討伐や、失踪した人物などの捜索などを行うサブクエストやサイドクエストでは、人々と主人公アーロイとのやり取りでアーロイの知的好奇心の強さが浮き彫りにされたり、その精神的なタフさや優しさをもった一面などが見えたりと、さまざまなドラマを楽しむことができます。詳しく書いてしまうとネタバレになるので避けますが、クエストをこなして人々との絆を深めておくと、本編の最終決戦付近のイベントがかなりドラマティックかつアツくなるので、発生したクエストはなるべくクリアしておくことをオススメします!

▲サイドクエストでもさまざまなキャラクターが登場。出番は多くなくとも印象に残る人物ばかりです

また、クエスト中にもしばしば発生する人物捜索にはかなり本作らしさが出ており、筆者としてもお気に入りです。捜索と言えば、近くの人に聞き込みをして目撃情報を得、相手が残した痕跡から目標にたどり着くというのが一般的です。『ホライゾン ゼロ・ドーン』においてもそれは同様なのですが、本作ならではの演出が、痕跡探しをより印象深いものにしてくれています。

主人公アーロイは、人類が滅ぶ前の、高度に発達した技術で作られた“フォーカス”という装置を身に付けており、戦闘中はこれで機械獣の弱点をスキャンしたりします。そして、捜索中もこのフォーカスを使うことで、目に見えなかった足跡がビジョンとして浮かび上がり、目標の追跡が可能となります。足跡を追うというありふれた体験も“フォーカスによって足跡を可視化する”というSFめいた演出が加わることで、『ホライゾン ゼロ・ドーン』ならではの体験へと進化しているのです。

▲足跡の追跡中、断続的に現れる人型のビジョンもじつに未来的で興奮します

人物捜索以外にも、クエストではほかのキャラクターと協力しての戦いなど、アクション面においても普段の戦闘とは違った楽しみを味わうことができるので、サブクエストなどをクリアせずにメインクエストだけで満足してしまうのはあまりにももったいないというもの。物語の続きが気になってメインクエストを進めたくなるのはまったくもって当然のことですが、サブクエストの物語も『ホライゾン ゼロ・ドーン』の世界をより面白いものにしてくれますので、これをプレイしない手はありません!

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