『ホライゾン ゼロ・ドーン』が一新する洋ゲーの事実  vol. 4

Report

『ホライゾン ゼロ・ドーン』DLCが待ちきれない魅力とは?

『ホライゾン ゼロ・ドーン』DLCが待ちきれない魅力とは?

珍品を求めて世界を巡る!

クエスト、アクティビティに続き、さらなる寄り道要素として存在するのが、収集アイテムと呼ばれる世界各地に散らばった珍品です。収集アイテムには、特定のセットを集めることで報酬アイテムと交換できる“バヌークの像”、“鉄の花”、“古い器”と、文明崩壊以前の景色を垣間見ることのできる“ヴァンテージ”が存在します。

これらはほかの寄り道要素と比べてもおまけ色が強く、集めても集めなくてもほぼ影響はないのですが、序盤は簡単に見つかる場所に配置されているのと、商人から地図を買えばマップ上に大まかな所在地が示されることで、つい探したくなってしまうのです。

▲鉄の花は作中でもかなり謎の存在ですが、その奇妙な姿には不思議な魅力があります

どれも世界に点在するものを探すという点では同じですが、バヌークの像は山などの断崖にあることが多く、鉄の花はやや開けた場所に、古い器はかつての文明の跡地の近くにあるなど、所在地の傾向がそれぞれに変わっています。鉄の花や古い器は近くに機械獣がいて戦闘になることが多いのですが、バヌークの像は所在地の特殊性もあり、回収に行く際に戦闘を心配する必要はありません。しかし、山などの非常に高い位置にあります。ロッククライミングのように岸壁を登っていく必要があり、戦闘とは違ったスリルを味わうことができます。

▲崖登りやロープ渡りにはアシストが入るので操作は簡単ですが、なかなか落ちないとわかっていてもはらはらします

交換可能な収集アイテムは、それらを集めている特殊な商人に渡していくことになります。彼らとの会話ではそれぞれが集めているアイテムについての話を聞くことができるのですが、古い器についての会話はちょっと笑えるので、商人たちの話を聞いてみるのもオススメです。

▲古い器の中には本作を開発したゲリラゲームズの代表作『キルゾーン』を思わせるデザインのものも

▲アーロイと古い器を集める商人・パラスが古い器の正体について話し合うシーンはなかなかに笑えます。パラスは否定していますが、どこをどう見てもマグカップです

また、ヴァンテージはアイテムなどとの交換もない、完全なおまけ要素ですが、崩壊前の世界がどのような姿をしていたか見ることができるため、本作の世界を想像する材料としては非常に貴重です。

▲廃墟が広がる目の前の景色にかつての風景が投影される演出も、過去の文明が同じ大地に栄えていたことを実感させてくれます

サブクエストやアクティビティ、収集アイテムなどは、攻略上追求する必要はない要素です。しかし、これらの要素がプレイヤーに広大な世界のあちらこちらに向かうきっかけを与えてくれ、そのおかげでプレイヤーは超絶ハイクオリティで描かれた大自然の中を冒険し、その光景に感激するとともに、多様なアクションを楽しむことができるのです。

正直なところ、本作『ホライゾン ゼロ・ドーン』は“機械の獣VS原始的装備の人間”という構図を持ち出した時点で100点満点もいいところです。しかしそこに加えて、変態的とも言える徹底したグラフィックのこだわり、オープンワールドの常識を覆す爽快感あるアクション、そしてプレイヤーを世界各地へと導く寄り道要素などが備わっているのです。これはもはや100点では足りない名作、神ゲーと言うよりほかにはないでしょう!


< 1 2 3 4 >
vol.3
vol.4