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実践的ゲーム肉体論~愛を再現するコスプレイヤー RPG系②

実践的ゲーム肉体論~愛を再現するコスプレイヤー RPG系②

どうなってるの? コスプレイヤーの荷物

ところで、この豪華でかさばる衣装を皆さんどうやって会場まで運んでいるのか。非コスプレイヤーの疑問のひとつかもしれません。というわけで、お二人がイベントへ出向く際の荷物を見せてもらいました。

▲こちらはあみさんの荷物

▲そしてこちらは、悠樹巫子さんの荷物です

お二人とも大きいトランクに衣装を詰め、トランクに入らないもの、長いものなどは別に梱包して危険のないよう持っていきます。よく見ると、ちょっと何かはみ出ていますが!(笑) 当日、衣装を着る前の地道な輸送作業。持ち運ぶだけでもかなり疲れるであろう大きい荷物を抱え、駅などの階段をのぼったりもします。コスプレは体力勝負なところもありますね。

体力を使うのももちろんですが、長物を持ち運ぶときは、たとえ安全な素材であっても周囲に気を使います。長い小道具を中身が見えないようにビニール袋でぐるぐる巻いてみたり、かわいいキルト生地で収納袋を作ってみたりとひと工夫。私の場合、ぐるぐるビニール袋梱包は「かえって怪しい」と不評でしたが……。

長い小道具の場合は、構造上無理がなければいくつかのパーツに分解して持ち運べるようにする方も多いですね。持ち運びにも便利ですし、輸送中の危険も減ります。

コスプレは、リアルな素材を追求することももちろん素晴らしいことですが、イベントや撮影会に出かける時など、公共の場を輸送することや人の多い会場で衣装を着ることなどを考慮して、高い安全性が求められます。

トゲトゲの鎧や金属チェーンを体中に纏ったようなコスプレイヤーも、実はイベントの規定に合わせ素材も工夫し、念には念を入れた安全な衣装づくりに力を入れているのです。そしてそれは輸送中の梱包においても同じこと。人にケガをさせてはいけませんよね。

ゲームの世界を愛し、キャラクターを愛し、それを自分たちの目の前に再現する愛の表しかた。生みの苦しみ。仲間・出会った人と共有できる喜び。コスプレはとってもエキサイティングで面白い遊びです。

今回はRPG系のお二人のコスプレイヤーさんにお話を伺いましたが、コスプレ姿からは普段あまり見えない制作や表現へのこだわりを少しでも感じていただけたでしょうか。

「うーん、僕は直感的に面白そう! と思ってコスプレを始めたので、“表現”なんていう改まったことはあまり考えたことがありません。遊びに行ったイベントで、そのゲームを好きな人に向けて、多少なり賑やかしができればな、と今は思っています」と、悠樹巫子さん。コスプレに対する考えかたはコスプレイヤーの数だけあるんですね。あみさん、悠樹巫子さん、お話を聞かせて下さってありがとうございました!

次回は、アクション系のコスプレイヤーさんに突撃です。クラシカルなダークファンタジー鎧と近未来サイバースーツ、それぞれに興味深いこだわりと職人魂をもって制作をなさっているコスプレイヤーさんたちです。どうぞお楽しみに。

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