黒選!メディアコンテンツ研究家・黒川文雄がテーマで選ぶ 3+1  vol. 8

Column

サバイバルホラーの原点『バイオハザード』俺的ベスト3

サバイバルホラーの原点『バイオハザード』俺的ベスト3

1996年にプレイステーション向けタイトルとして発売された、バイオハザード。
以降シリーズ化され、様々なハード向けに展開、リメイクも多く作られて現在に至ります。

バイオハザードの世界はゲームに留まらず、ドラマCD、実写映画、舞台にも広がっています。そして2017年5月27日にはCGアニメーション映画「バイオハザード:ヴェンデッタ」の封切りも予定されています。

いつの時代もモンスター・ホラー作品は定番ですが、その代名詞といえば、ドラキュラ、フランケンシュタイン、ジェイソン、といったところでしょうか。それぞれの時代を代表するモンスターが主役級で存在していました。
登場人物がモンスターから逃げるような映画はたくさん作られましたが、追いかけるモンスター側のインパクトが強い為なのか、追いかけられた登場人物達の印象はどうしても薄くなりがちだったように思います。

一方で、バイオハザードはウイルスによって感染した人々が、ゾンビ化してプレイヤーに襲い掛かってくるという設定です。ゲームですので、プレイヤーは「視聴者」ではなく「体験者」になります。逃げられない恐怖や、どこからともなく聞こえてくる不気味な音や声を耳にするといった体験は、プレイヤー自身の行動から生まれることになります。主役はモンスターというよりも、「体験者」である自分自身です。

初回作発売から20年が経過しても、色あせる事無く今もシリーズが続き、さらに映画や小説などほかの作品へ世界を広げる事が出来たのは、「体験者」であるプレイヤーとしての恐怖体験が色濃く印象付けられているからなのかもしれません。

今回の黒選!では、数多くあるバイオハザードシリーズの中から、プレイヤーとしての体験が特に秀でている3作品をランキングしたいと思います。

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