future×feature  vol. 3

Interview

大河“直虎”で「直親の娘」として登場した髙橋ひかるに注目!

大河“直虎”で「直親の娘」として登場した髙橋ひかるに注目!

「代々木ゼミナール」や「チオビタドリンク」のCMで、フレッシュであどけない笑顔に、目を奪われた人も多いのではないだろうか。2014年、12歳の若さで国民的アイドルの登竜門である全日本国民的美少女コンテストのグランプリを受賞。昨年より女優として活動の場を広げている、髙橋ひかる。
現在放映中のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』では「直親の娘」を名乗る謎の少女・高瀬役で今月よりレギュラー出演するなど、大きな注目を集める彼女に今回の役どころと見どころ、女優としての抱負や15歳の素顔について語ってもらった。 清純派美少女ーーと思いきや、意外とガッツの人のようで……。

取材・文 / 井口啓子 撮影 / 荻原大志


「直親の娘」を名乗る衝撃的な登場

先週(5/14放送)放映の『おんな城主 直虎』第19回「罪と罰」の最後で、ついに「直親の娘」として登場されたわけですが、見事に井伊に衝撃が走っていましたね。まさか、あの真面目そうな直親に…!? って(笑)

そうですよね。直親の娘を名乗って急にやってきたので、視聴者の方もびっくりされたんじゃないかと思うんですが、いい意味で井伊に波紋を起こすような役どころなので、私も高瀬がどうなっていくのか楽しみです。

髙橋さんは昨年に女優デビューされて、いきなり大河レギュラーとは大抜擢ですよね。

本当にありがたいです。今回はオーディションだったんですが、台本を3枚ほど渡されて、全部の役どころのセリフを憶えて、みんなでローテーションで演じてゆくようなオーディションで。 時代劇は初めてということもあって不安でよく憶えていないんですが、楽しかったなという記憶はあって。決まってから現場に入るまでも、共演の方のお名前を見ただけで、「ここに私が混ざるんだ!」 って、かなり緊張していたんですが、反面、私にとってすごくいい勉強ができるだろうなってワクワクする気持ちもあって。 先輩の吉本実憂さん(大河ドラマ『軍師勘兵衛』に出演)から以前に大河はすごく勉強になると聞いていたので、私も現場でたくさん吸収できたらいいなって。

なるほど、大河は美術も衣装も通常のドラマとはスケールが違うといいますし、時代劇ということで、言葉遣いや立ち振る舞いも特殊なものが要求されますよね。

そうなんです。最初の衣装合わせで、百姓の格好とお姫様の格好を用意していただいて、実際に着てみたら本当に『直虎』の世界にタイムスリップしたような気分になったんですけど、衣装さんに「これは仮で、実際に現場に入るときにはもっとすごいことになってるから驚かないでね」って言われて、いざ本番になって着てみると、使い込んで、泥とか色が染み込んだ感じが、すっごくリアルで。本当に高瀬が百姓として汗を流してがんばってきた様子が思い浮かぶようで。周りの方の衣装もそれぞれ素晴らしくて、美術や衣装の力に助けてもらった部分が大きかったです。 井伊の村のセットも土の感じとかすごくリアルで、屋敷の中にいるときの照明も実際に太陽の光が差し込んでるようでスタジオとは思えない…。本当にロケをしているような気分で感動しました。

今回、高瀬を演じるにあたって特に心掛けたことはありましたか?

私は演技のレッスンで、自分で役を作り込みすぎて、相手の演技を受け取れないところがあるーーとよく言われていたので、あまり自分の頭の中で役を作り込みすぎないように。自分が高瀬だったらどういう気持ちだろう?って考えはするんですけど、高瀬はこういう子だからこう演じよう!って決めつけないように心掛けて現場に入りました。 でも、大河は毎週リハがあって、そこで監督や共演者の皆さんからアドバイスをもらいながら高瀬をじっくり作っていけたので、すごくありがたい現場でした。大河って緊迫した雰囲気かなと思っていたんですけど、皆さんすごくあたたかくて楽しいです。

直虎役の柴咲コウさんはじめ、共演者の方の印象はいかがです?

皆さんオーラがすごくて。登場されただけで貫禄がすごくあって。特に柴咲コウさんは普段のお姿も素敵なんですが、直虎になられた時が本当に凛々しくてカッコよくて…。 私は今回、初ドラマ、初時代劇でなにもわからないまま現場に入ったので、ものすごくたくさんのことを共演者の方たちから教えていただいてるんですが、特に勉強になったのが、井伊の皆さんと対面するシーン。高瀬は百姓の娘として育ってきたので当然、皆さんとは身分の差があるんですけど、それがモニタで見るといまいち伝わってこない。百姓の格好はしてるんだけど、どうにも百姓に見えない。そこで悩んでいるときに、柴咲さんや財前(直見)さんに「目線ひとつで身分が変わる」ってことを教えていただいて。百姓からすると武家の方は身分が高いから普通だと目を合わせられない。だから胸元を見るといいって。演技って目線ひとつで変わるんだなって。 高瀬は信濃からやってきた子なので、方言も強くて難しいんですけど、それもまた楽しくて。大河って緊迫した雰囲気かなと思ってたんですけど、現場もすごくあたたかな雰囲気で。待ち時間もモニタを見て、こういう演じ方もあるんだって勉強してます。

今後の見どころを教えていただけますか?

高瀬としては、やはり直親さんを愛していた直虎さんとしのさんという二人の女性の心をかき乱す立場になるので、最初はちょっと辛い立場で…。高橋一生さん演じる、小野政次さんからはスパイ容疑をかけられたりもしつつ、皆さんに受け入れられるように、明るく一生懸命に頑張っています(笑)。 ドラマ全体としては、やはり直虎さんがどうやって井伊を取りまわしてゆくか…。歴史上でもあまりあかされていなかったお家で、視聴者でもよく知らない方が多いと思うので、ぜひ注目して見ていただきたいですね。

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